【勉強会】The QABALISTIC TAROT【+雑談】Part4 (196レス)
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167: 2015/05/12(火)06:53 ID:TbV(1) AAS
「セフィロトの図案たち」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 69) ---
This same fruition is indicated by the corn (symbol of Isis-Ceres) in the foreground.
これと同様の成果は、前景にある穀物(イシス−ケレスの象徴)により示される。

It is clear that Mathers was a student of medieval bestiaries, where the animal
legends are collected.
マサース氏が、動物の伝説たちが集められている、中世の動物寓話集たちの研究家であった
ことは明らかである。
--- ここまで ---

「五芒貨の王」には、春の「再生」と共に、秋の「結実」の能力も割り当てられています。
この意味で、ゴールデン・ドーン版では「corn/トウモロコシ」が、トート版では「corn
/麦」が描かれています。
ちなみに、「トウモロコシ」はアメリカ大陸原産であり、ヨーロッパで生産されるように
なったのは16世紀になってからですので、古代エジプトの女神である「イシス」、および
古代ローマの女神「ケレス」の象徴となっている作物は、「トウモロコシ」ではなく「麦」
です。
つまり、ゴールデン・ドーン版のトウモロコシの絵は、おそらく勘違いであって、オカルト
的には「麦」が正解であるということになりますかね。

あと、ゴールデン・ドーンのコートカードには、それぞれ動物の象徴が付与されており、
大アルカナにも様々な動物が登場していますが、みんなそれぞれに元ネタがあります。
そして、このネタ元となっているものの多くは、中世の魔術や錬金術と同時期にブームと
なった、各種の「bestiary/中世の動物寓話集」にあります。
つまり、マサース氏は、純粋な「ケモナー」であったということではなく、魔術や錬金術の
研究の流れの中で、ここから派生している「動物寓話集」みたいなものにも興味を持ったの
ではないかと想像します。

ちなみにワタシは、二次元・三次元いずれであれ、ケモノ大好きです。
古くは手塚プロの不思議三匹アニメから、今ではサンリオの深夜商売アニメまで、
幅広くカバーしております。
あ、朝番組の御大様と通称様の2大巨頭対決も、大変面白うございました。

ケモノって、やっぱりいいよね〜。
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