【勉強会】The QABALISTIC TAROT【+雑談】Part4 (196レス)
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14: 2014/11/22(土)08:16 ID:gOj5iJfHP(1) AAS
「セフィロトの図案たち」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 54) ---
The interrelationship of symbols provides the best instruction, for each symbol
describes a specific aspect of a Sephira.
象徴たちの相互関係は、各々の象徴が「セフィラ」の特定の様相を記述するために、最良の
教授を提供する。

In Kether, these are the Crown, the Point and the Swastica.
「ケテル」においては、これらは「王冠」、「点」、そして「まんじ(卍)」である。

This latter is one of the oldest symbols of the Ultimate Godhead, unfortunately
attached to the positive evil of Nazism in an age past.
この後者は、「根本的な神格」の最も古い象徴の一つではあるが、不幸なことに、過去の
時代における「ナチズム」の明確な悪事に結び付けられた。
--- ここまで ---

基本的に、一つの「セフィラ」に対して、数多くの「象徴たち」が存在しています。
つまり、非言語的で非実在的な形而上の存在である各々の「セフィラ」は、その見方に
よって、色々なものに例えることが出来るということです。
そして、我々は、その「例え」である数々の「象徴たち」から、元の「セフィラ」の姿を
妄想していくというわけです。
つまり、一つ一つの「象徴」を詳しく見ていくだけでは、「木を見て森を見ず」という
ことになるよ、ということを言いたいわけですよね。

とはいえ、数多くの様相の「象徴」を無節操に取り入れているとキリがありませんので、
この本においては、「王冠」と「点」と「まんじ(卍)」をメインに考察してみましょう、
ということですよね。

さて、ここで話題に出ている「まんじ(卍)」ですが、現在の西欧世界では避けて通る
ことのできない歴史的なタブーが存在しているのは、皆さんご存じの通りです。
つまり、「まんじ(卍)」について公式に言及する場合には、必ず「ある種の断り書き」
が必要ということであり、それが3番目の文章となっているわけです。

ちなみに、ゴールデン・ドーンの時代は、第一次世界大戦以前であり、「ナチズム」の
姿はまだ無く、「まんじ(卍)」は本来の「幸運と成功の象徴」として、世界中の至る
ところで、自由に使用されていました。
もちろん、ユダヤ・キリスト教においても、重要な象徴であり、それゆえ「ケテル」を
表す象徴の一つにもなっているわけですよね。

でも、今では、その「幸運と成功の象徴」は、「unfortunately/不幸なことに」、一部の
人々にとっては、激しい反発と嫌悪の対象となっているわけです。
さらに不幸なことに、加害者である「ハーケンクロイツ(鉤十字)」だけでなく、被害者
サイドの「ダビデの星」も、同時に自粛対象となってしまっているのが現状です。
何か大きな事件があるたびに、こういう自粛対象が広がっていくのは、魔女狩りや言葉狩り
と同じ性質のものですので、あまり好ましいことではないのですが、どうしても政治的な
問題も絡むために、そういうことに触れるのも、タブーということになるわけでした。

つまり、いわゆる「表現の自由」というものには、オトナの事情により、実際には色々な
制限があるということですよね。←ワタシもオトナの事情で色々と自粛しています(?)
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