【勉強会】The QABALISTIC TAROT【+雑談】Part4 (196レス)
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10: 2014/11/20(木)06:39 ID:GZlPumQdP(1) AAS
「セフィロトの図案たち」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 54) ---
It is impossible to know Kether, as it is said that man cannot look upon the face
of God and live.
人は「神」の顔を見て生きることができない、と言われているように、「ケテル」を知る
ことは不可能である。
--- ここまで ---

この部分は、『旧約聖書:出エジプト記34:20』にある、「And he said, Thou canst not
see my face: for there shall no man see me, and live./神は言われた。あなたは、
わたしの顔を見ることはできない。人はわたしを見て、なお生きていることはできないから
である。」が元ネタとなっています。

これはつまり、「神の前面」は見ることは出来ないけれども、「神の背面」であれば、
人間にも見ることが可能であるということになります。

要するに、「神」というものは、本質的に「二面性」のあるもの、すなわち、「高次元」
のものと「低次元」のものを併せ持ち、その内部で「高次元」から「低次元」のものへと
「次元変換」を行っているということを意味しています。
つまり、『旧約聖書:出エジプト記3:14』の「わたしはある」と自称した神は、すでに
「低次元」化した「神の背面」の姿でしかなく、もう一つの「神の前面」の姿ではないと
いうことでもあるわけなんですよね。

「生命の木」においては、この「神」の次元変換機能は、「ケテル」が担当しています。
つまり、「4つの世界」の次元変換の受信側に「ケテル」が位置しており、上位世界の
「マルクト」から流出したエネルギーが、下位世界の「ケテル」の次元変換装置を通じて
「ケテル」から以下の「セフィロト」へと流下してくという構図になっていますよね。

いずれにしろ、理論上は、我々人間の住む世界においては、我々の世界にある「ケテル=
神」の背面までしか見ることは出来ないということになっているわけです。
じゃあ、「ケテル=神の前面」って何?と聞かれれば、それは上位世界の「マルクト」に
繋がる部分であり、隠されてしまって見えないものということになるわけなんですよね。

つまり、理論的に言うと、「ケテル」とは「特異点」と呼ばれる存在なわけです。
そして、「特異点」そのものを見ることは不可能ですので、我々に見えている、というか
思い描く球状の「ケテル」の「セフィラ」のイメージは、しょせん「背面の姿」、つまり
間接的に観測できる虚像でしかないということなんですよね。

え、よくわかんないですか?

まあ、よくわかんなくても、生きていくには何の問題もありませんので、心配しなくても
全然大丈夫です。
というか、ここまでの説明だけで「わかった!」と納得されてしまう方が怖いですし。

要するに、「ケテル」というものは、あまりにも最先端で前人未踏の領域であるために、
客観的に提示できるようなシロモノではなくて、しょせん各自の勝手な妄想イメージで
しかないわけですので、各自で時間をかけて、それぞれ自分なりのイメージを構築して
いくしかない、というわけなんですよね。
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