【勉強会】The QABALISTIC TAROT【+雑談】Part3 (551レス)
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19: 2013/09/13(金)06:47 ID:bvQIcqvBg(1) AAS
「カバラ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 19) ---
But more important, when a Christian mystic or Hermetic Qabalist will produce a
pictorial vision as a "stepping off" point for inner exploration, the Jewish mystic
seeks a direct experience of pure consciousness.
しかし、より重要なことは、キリスト教神秘主義者あるいはヘルメス主義的カバラ主義者が、
内部の調査のための「開始」点として、絵画的幻想を生産するであろう場合でも、ユダヤ教
神秘主義者は、純粋な意識の直接の経験を捜し求めるということである。
--- ここまで ---

要するに、レベルが違うということですよね。

例えば、瞑想を始める時は、レベル1の初心者のキリスト教徒であれば具体的な三次元の聖像や
二次元の聖画を、レベル2の中級者の魔術師であれば象徴的なタロットやタットワや魔術道具
などの、直接目に見えるものや触れるものをベースにして、ハァハァするわけです。
その一方で、レベル5の上級者であるユダヤ教カバラ主義者は、そのような一般人が頼るような
安っぽい俗物的なオカズ類などは一切使用せず、ひたすら『聖書』という文字ベースのものを
自由自在に脳内活用してハァハァするという、とても高度なことをやるわけです。

カバラという「聖なるもの」ものは、実は「俗なるもの」と非常に密接な関わりがあります。
実のところ、文字情報ばかりで堅苦しくて難解で重厚な『聖書』は、カバラの「エロ目線」
変換メカニズムによって、文章だけのエロ小説としてだけではなく、色付きの「薄い本」化
することさえも可能となっているのです。

なんか、これって、すごいことですよね。
この○○目線変換メカニズムのテクニックさえ取得しておけば、『聖書』をソースにして、
どのようなジャンルの文学作品、絵画作品、映像作品でも、自由自在に創作することが
出来るようになるのです。
これこそが『聖書』が『本/The Book』と呼ばれる由縁でもありますよね。

そして、この効率的な目線変換を行うために必要なテンプレートとなっているのが、ユダヤ
民族が生みだした「ヘブライ文字」でありユダヤ教カバラ主義者が生みだした「生命の木」
なのですよね。

魔術カバラは、このユダヤ教カバラの「聖なるヘブライ文字」と「聖なる生命の木」を
ベースにして、さらにルネサンスのイタリアの産物である「俗なるタロット」を取り込む
ことで、完成形となっていくのでした。
こういう聖と俗のコラボって、マーケティング的には、すごい相補的効果があるんですよね。

ワタシは「聖を知り俗を知る」ということこそが、究極の知恵であると思っているのでした。
でも、そういう八方美人的な態度は、「聖だけ」とか「俗だけ」に拘る偏屈な人々からは、
中途半端だと叩かれるMの運命にあるのでした。
そういえば、Sの字の形とMの字の形って、なんかそれっぽく見えてきたりしますよね。(^_^;;
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