【勉強会】The QABALISTIC TAROT【+雑談】Part3 (551レス)
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10: 2013/09/04(水)06:45 ID:5/mr/FFcz(1) AAS
「カバラ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 19) ---
But in the ancient world "Qabalah" had a more general meaning, that of The Law.
しかし、古代社会においては、「カバラ」は、「律法」として、より多くの意味を持っていた。
--- ここまで ---

現代においては、「カバラ」という言葉は、非常に限られた狭い領域の神秘主義思想体系を
指し、限られた人々の間で研究され実践されていますが、古代においては、もっと広い領域
の意味で、より一般的な人々(ユダヤ教徒)の間で、「お約束」とか「決まりごと」みたいな
感じで、普通に使われていたということですよね。

つまり、元々はユダヤ教徒の社会においては、古来より直々に伝わる「先人の知恵」のような
ものであって、普通に日々の生活の中に存在し、普通に実践されているものだったのでした。
そして、ユダヤ人社会が歴史的に変化していく中で、その教えの中にある神秘的なものが
抽出され、長い年月をかけて神秘的に熟成させて出来上がったのが、現代における「カバラ」
ということなのですよね。

こういう「分野の専門化」って、「進化」として割と普通に見られる現象ですよね。
古来より直々に伝わる「先人の知恵」というのは、様々な専門分野に分化し発展していきます。
例えば、「先人の知恵」である「いにしえの魔術」は、今では「科学(物理学、化学、医学、
薬学、天文学など)」そして「儀式魔術」という分野に分化しています。
1つの「根」から枝分かれして、様々な葉や花をつける「進化樹」みたいな感じですかね。

そういえば、人間も、幼い頃はみんな同じような教育を受けていますが、年齢が進むにつれ、
専門的な分野の教育に分化していき、仕事も様々に分化していきますよね。
そして、うまく分化できた人は、進化した専門的な仕事に就くことが出来ますが、うまく
分化できなかった人は、進化していない一般的な仕事に就くということになります。

ちなみに、占いの分野では、うまく進化できなかった人が多いような感じです。
他に専門的に出来ることが無くても、古来より伝わる口先だけの技術で商売できるのが、
占い業界の強みですからね。
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