[過去ログ] 【バッタ】コロナの裏で、中国に「4000億匹」のバッタの大群が襲ってきた…!中国は「10万羽のガチョウ」で迎撃…!? [5/3] [新種のホケモン★] (1002レス)
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(2): 新種のホケモン ★ 2020/05/03(日)11:04 ID:CAP_USER(3/3) AAS
その3(最後)

風に乗って1日に100km移動することも

 生物学者は、群生相のサバクトビバッタについて、翅(はね)のない「ホッパー」期の状態を「バンド(Band)」、翅の生えた「成虫」期の状態を「スワーム(Swarm)」と呼んで区別している。バンドの状態でも、1日200mから1700mも移動する。理由は定かでないが、同じ方角に進む習性がある。  スワーム状態では、翅があるため、さらに移動距離が長くなる。日の出とともに体を地面の熱で暖めてから飛び立ち、そのまま日が暮れるまで飛び続ける。しかも風に乗って一定の方向に飛ぶ習性があり、なんと1日で100km以上移動するケースもある。

 この長距離移動を、何百万、何千万という大群が、巨大な層を形成して一斉に移動する。日暮れになると着陸し、一晩かけてそこにある植物を食べ尽くしていく。この状態が、旱魃期が到来するまでずっと続く。これが蝗害となる。

 現在パキスタンまで到達したサバクトビバッタは、今後どこまで進むのだろうか。サバクトビバッタは、高度は海抜2,000mまで上昇することが出来るが、それ以上は気温が低すぎ、上昇できないとされている。そのため、山脈地帯より先には行かないと考えられている。

 世界気象機関の資料によると、サバクトビバッタの到達限界は、「Limit of invasion area」に書かれている線になる。なので、中国大陸や日本列島には到達することはなさそうだ。

コロナと蝗害のダブルパンチで食糧危機が加速

 だからと言って安心もしていられない。蝗害被害国では現在、新型コロナウイルスと蝗害抑止の二正面作戦を強いられている。新型コロナウイルスによる外出制限で農作物の生産は減少する中、サバクトビバッタによって作物が消失していっている。

 インドは、農業大国であり、輸出もしているが、インドでの被害は世界各国の食糧サプライチェーンにも影響を与えかねない。同様に東アフリカや中東では、食糧不足が政情不安や社会不安にもつながるおそれもある。

 蝗害被害の将来については、さらに悪い知らせがある。今回、アフリカ東部で巨大な群生相が発生した背景には、気候変動も関係していると言われている。アフリカ東部では、過去5年間、産業革命以来の気温に達した。さらに2019年10月から12月まで例年の4倍もの降水量を記録し、サバクトビバッタを繁殖させるのに最適な自然環境となってしまった。

 FAOによると、対応に追われる各国から1.5億ドル(約160億円)もの支援要請があったが、各国政府や企業、財団からの資金拠出が1.1億ドル(約120億円)集まり、なんとか殺虫剤を巻き続け、食糧支援物資を送り続けることができている。

 しかしアフリカ東部では3月にも大量の雨が降り、最悪のケースでは、殺虫剤対策を続けない限り、今から20倍にも個体数が増えるという予測もある。1平方キロメートル当たりの生息数は4,000万匹だったのが、今や8,000万匹にまで増えた。インドやイランに移った群れでも、群生相の個体が続々と生まれてくる可能性もある。

  人類はすでに、未曾有の事態が複数同時発生するという時代に突入している。

夫馬 賢治
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