タグチメソッドからどんな結果が生まれるか (345レス)
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14
(4): 2010/10/13(水)20:37 AAS
>>13 に関連して、なぜ、孤立してまで、否定派か、少し、補足させてください。

否定派として、なぜ、タグチを信じないか?実は、数式というものを信じないからです。
完全気体の状態方程式、すなわち、ボイル・シャールの式はとても単純ですが、
実在気体の状態は表わしきれず、実データを測定して状態曲線図を描がきます。

そういう例をいろいろ見て、数式ほど、あてにならないものはない、と実感しています。
単純な数式を使う点で、タグチも、実在には合わないだろうな、と思うのです。

賛成派の皆様は、そういう御経験は少なく、逆に、数式を単純に信頼なさる、とくに、
タグチは数式のかたまりで信頼できるに決まってるとお考えの方が多いですね。

わからないから有難がる、材料系・化学系の御専門の方にそういう方が多く、品質工学の
厚い支持層=賛成派となっています。否定派の存在なんて信じられないでしょうね。
省3
15: 2010/10/13(水)20:52 AAS
ごめんなさい。>>14 の 「賛成派」 は >>12-13 に沿い 「肯定派」 とすべきですね。
16
(1): 2010/10/14(木)06:46 AAS
>>14 で 「数式」 というものを信じないと 「私」 が申し上げているのは、もちろん、
タグチの数式だけではなく、世間で使われている数式の全部についてのことです。

それから、「単純な数式を使う点で、タグチも、実在には」 と申し上げていますが、
では、複雑な数式だったら、実在に合うのか?もちろん、合いません!

しかも、合わないというのは、タグチであろうと、なかろうと、です。合うとしたら、
それは、複雑な実験条件を十分に制御し調節し安定させた上での話です。
QEと関係なくてもあてはまる事実の話ですが、これは Dr T. も言っています。

以上、 >>14 では誤解されそうな表現になっていますから、補足させてください。
17: 2010/10/14(木)22:04 AAS
孤立して、ただ一人、それでも 「私」 がタグチ否定派であるのはなぜかをお話しします。
数式は実在を模写/描写/説明する便利な道具の一つ。しかも 「私」 は数式を嫌いでなく、
むしろ、好きなほう。実は、だからこそ ((!)) 否定派 >>16 >>14 >>13 なのですが・・・

数式で実在を模写/描写/説明する場合、実在に合うこと(外部適合性)は重要ですが、
使っている数式の集まりの中で、ある式とほかの式とが矛盾していると、どちらが本当か、
疑問がおきます。集まり(体系)の内部で矛盾があってはいけません(内部整合性)。

タグチは外部の実在に数式をあてはめますが、さまざまの分野の課題につぎつぎに対応して
ゆくうち、その場しのぎになる傾向もあり、矛盾が発生しないよう、整理が必要です。
28
(1): 18=17=16=15=14=13 2010/10/18(月)20:37 AAS
>>14 > 完全気体の状態方程式、すなわち、ボイル・シャールの式はとても単純ですが、
.... > 実在気体の状態は表わしきれず、実データを測定して状態曲線図を描がきます。

ここのところですが、説明を追加します。材料・物性関係でよく使われる図面に
相図 (phase diagram) または状態図(material state diagram)があります。

横軸上に温度Tをとり、縦軸上に圧力pをとり、この図面の上の一つの点(T,p)で
温度Tと圧力pとの任意の組み合わせを表わして、たとえば、水が、温度Tと圧力pとの
組み合わせ(T,p)で、固体か、液体か、気体か、を図面の上のすべての点に書き込むと、
図面の上で、固体相、液体相、気体相、のそれぞれの範囲が描がき出されます。
その各々の相と相との境界線、すなわち、相転移の曲線もこの図の上に表わされます。

この結果を数式(=状態方程式)で書くのは大変。実用的には図面が全部、それで十分。
省5
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