[過去ログ] 明治維新が無ければ日本は植民地になっていたか? [転載禁止]©2ch.net (598レス)
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(1): 2015/11/16(月)03:48 ID:4L5r52Ql0(1/2) AAS
リムランド理論は幾何学的な理論を提示してるわりには距離概念についてあいまいというかテキトーなんで
一見わかりやすそうな物語りにみえるんだけど詳細になれば何をどうあてはめればよいのか良くわかんなく
なるんよ。ワイはそういうのではなく、もっと素朴に自然国境に注目して、水域(大河・河川・海峡)を自然国境と
みなしたうえで、「その向こう岸」をおさえる戦略的原則に注目さえすればアジアの多くの紛争は簡単に解釈
できてしまうとおもう。水域の「むこう岸」に国境をひくことができれば、いざ紛争があれば水域がさいしょの
防壁になるし、水利・航行(運行)権をおさえれば関税収入等の現実の利得も得られる。中ソの黒竜江、中越の
カ・ロン川、日韓の朝鮮海峡、津軽海峡・日露の宗谷海峡、タタール海峡、そしてノモンハン。だいたいが
「水域の向こう岸」をめぐる紛争なわけで。

世界的にみても100年戦争は大陸にあるイングランド領をめぐってイギリス海峡で争われたわけだし
レコンキスタはジブラルダルの制海が最後に焦点になるしギリシャとトルコはボスポラス海峡の通行
省3
15: 2015/11/16(月)07:39 ID:4iDvEIYy0(1) AAS
地政学わ科学でわなく、ただのオカルト論
16: 2015/11/16(月)19:22 ID:MKaNODRb0(1/5) AAS
>>14
作戦レベルより抽象化させているから、あてはまらない例がでてくるのは当たり前だよ
細かくなればなるほど是々非々になる。

イギリスは地中海を内海化させて海洋国家としての覇権を確立したけど
ジブラルタルやエーゲ海の小島をイギリス領としただけ
圧倒的な海軍力を維持していれば、チャレンジャーとなる国の海軍力を抑えるために
沿海地域をまるまる奪う必要は必ずしもないのかもしれない。
コストとの関係になってくるんだろうけどね。
イギリスは陸軍を大陸に輸出しつづけるほどランドパワーをもっていなかったから
分割統治や間接統治といった方法をもちいて、旨味だけをリムランドから奪うスキーム
省21
17: 2015/11/16(月)19:26 ID:MKaNODRb0(2/5) AAS
中国が今行っている一帯一路というのは地政学を知っている人からすれば
あー、ランドパワーとシーパワーを両方とも選択するつもりだなって
ピンとくると思う。

NATOが東欧にまで拡大したことがロシアを刺激すると言われていたけど
(ウクライナ問題はその典型)
ヨーロッパが中国と友好を結び続けると確実にロシアの機嫌が悪くなっていくと思う。
18: 2015/11/16(月)20:07 ID:4L5r52Ql0(2/2) AAS
んー。ご説明は丁寧で痛み入るんだけど、やっぱりピンとこないんだよね。地理学の知識でいえば「ハートランド」はけっきょく20世紀初頭のカスピ海
油田を婉曲に表現してるだけで、20世紀初頭に世界の産油量の半分を産出したこの油田をおさえることが世界をおさえることになる、という文脈を
幾何学のレトリックをつかってきらびやかに表現してみせただけのような気がするんです。21世紀のいまどきカスピ海からゴビ砂漠にたるまでの
旧ソビエト分裂国家軍を勢力圏にくみこむことにどんな意味があるねんと言いたくなるわけで。
19: 2015/11/16(月)20:26 ID:MKaNODRb0(3/5) AAS
お、おう
ハートランドという概念は油田以前から存在するよ。

石油精製技術が高まるのは20世紀初頭だし
石炭から石油への転換は日露戦争後。
20: 2015/11/16(月)23:46 ID:MKaNODRb0(4/5) AAS
マッキンダ―の著作が1919年なのか
そろそろ石油の重要性について考慮されていてもおかしくない時期なんだな

フォードが自動車の大量生産したのが1908年らしいし
日本の戦艦が石炭から石油に変わったのはそれよりも早いくらい(日露戦争後だが)

第二次大戦期に、石油資源をもっていたのがアメリカとソ連だったことが
連合国に有利に働いていたことはたびたび指摘されているけど
マッキンダ―がシーパワーに対比させてランドパワーの重要性を指摘したころ
輸送手段としてのトラックも考慮に入れてただろうね、入れてたのかな?
中東が石油開発するの、戦後だから
戦争の背景に石油資源の奪いあいが表面化してきたのはかなり後代なのではないかな
省7
21: 2015/11/16(月)23:55 ID:MKaNODRb0(5/5) AAS
最近ではロシアの人口が減少し、経済も低迷してきているから、
ランドパワーの中心は中国やインドに移ってきているんだろうね
そういう意味では大陸の中心を意味するハートランドという概念がゆらいでいると
言ってよいだろうよ
地政学はリアリズムの中の基礎的土台であるから
結局はパワーの方に重心がうつってくるのは仕方ない。
22
(1): 2015/11/17(火)20:00 ID:S1VGVsZs0(1/3) AAS
ここ地政学スレなの?>>1とちゃんと関連したことを論じてね
日本史板でやり込められた返り討ちみたいなことをするなら有害無益
23
(1): 2015/11/17(火)20:13 ID:S1VGVsZs0(2/3) AAS
ここの地政学議論はよほど具体的な関連性を示さない限りスレ違い。

まず>>2で指定された時期と、マッキンダーまでさかのぼっても理論を打ち立てた時点は基本的に違う。

第2にリムランド重視のスパイクマンは第2次大戦期の新大陸の安全保障から見た議論で、時代状況に制約されている。
その時代の鉄道や艦船の技術水準が前提だからその後の技術的進歩(航空戦力の発達、ミサイルの登場、情報通信革命など)
を無視してるし、経済的関係の深化や領土概念の比重低下、非対称的脅威の出現なども考慮されてない。

要するに時代に制約される学問を金科玉条にするのは無意味。参照する程度ならともかく型枠に嵌めて理解しても現実のほうがはみ出す。
24: 2015/11/17(火)20:31 ID:S1VGVsZs0(3/3) AAS
>>10
全部読んでないが一点だけ根本的な疑問
>樺太・千島交換条約はバルカン問題に目が向いていた隙になされた日本に有利な条約だったが これも不利な局面で結ばされることになる。
>つまり、樺太千島を両方もっていかれる。

露土戦争が発生した時期を動かすわけでもないのに「不利な時期に結ばされる」根拠が不明。
この時期のロシアは極東に大兵力を送る力もない
幕ロ間の交渉(樺太雑居仮条約)の段階でもロシア案は得撫島周辺までは領有を認めてるから「両方持って行かれる」根拠も不明。
またロシアが対トルコ戦争を決意するのは明治10年初めで、現実の交換条約の1年以上もあと。
25: 2015/11/17(火)22:43 ID:mohXiN4k0(1/4) AAS
>>23
時代状況に制約されてないよ
マハンの海上権力史論では、シーパワーの歴史的役割が言及され
マッキンダ―はシーパワーに対するランドパワーの要素を補完して
地球儀規模でその相剋を論じ、将来ランドパワーが増大してくることを予見し
ハートランドがシーパワーにとって脅威となってくることに警鐘をならした。
一方、スパイクマンはそのハートランド重視のマッキンダ―を批判的にとりいれて
リムランドの重要性を説いた。
なぜなら、歴史的にリムランドに富が集中し、争いの場となってきたと見たから。
これが英米系地政学の変遷。
省22
26: 2015/11/17(火)22:55 ID:mohXiN4k0(2/4) AAS
パワーを大国と訳すのは知ってるよね?
パワーズを列強と訳したり
スーパーパワーを超大国と訳したりされてるから自明だと思うけど。
27: 2015/11/17(火)23:22 ID:AbhqSsAU0(1) AAS
>>22
しばらくは傍観でいいんじゃね? 疲れたら双方止めるだろうし。
28: 2015/11/17(火)23:37 ID:mohXiN4k0(3/4) AAS
アメリカが日本、欧州、中東を強く指導していた時代は世界はほぼアメリカの一極体制であった。
しかし、アメリカが最近、オフショアバランシグに舵を切ったと言われているように
リムランド地域へのアメリカの影響力が低下し、多極構造の現出が予想されている。
このとき、日本がさしたる軍事的プレゼンスを発揮しなければ、東アジアは中国の覇権が確立してしまう。
実はそれがつい最近決まった安保法案の核心的な課題であった。
本来、アメリカが後退すれば日本が積極的に影響力を増大させようと動くのが国際政治の常道であった。
しかし、日本は憲法9条を信じて、これを精神的なよりどころとし、
GHQが意図した以上に精神的に骨抜きにされてしまっていた。
アメリカが国内事情から軍事費削減し、沖合に後退することは仕方ないとしても
日本が何も変わらないと、中国がアメリカにとって脅威になりすぎるので困る。
省2
29: 2015/11/17(火)23:58 ID:mohXiN4k0(4/4) AAS
二次大戦後において、注目されることになったのはエアパワー。
奇しくも日本の真珠湾攻撃やマレー作戦が、アメリカにその重要性を認識させてしまったのだが。
最近においては航空宇宙力やサイバーパワーなどの注目されている。
軍事力の面から言えば、シーパワーとランドパワーの重要性は後退したように思える。

しかし、国際政治において何をもって大国と定義するかといった時
軍事力は重要であるが、すべての要素であるというわけではない。
経済力、軍事力に含めるべきかもしれないが、国際的に特別その保有に神経質になる
戦略兵器核も重視される。
特にすべての軍事力、その技術開発の根源となっている経済力は人の生活に起因しているものである以上
その防衛という観点からしても、基本的な地理的な重要性は失われていないと言えるだろう。
省1
30: 2015/11/18(水)00:45 ID:qdQW7mRT0(1/2) AAS
しかし、日本軍が鉄道の重要性に気づいていたのは、モルトケの弟子メッケルの薫陶を受けていたからと
見ていいみたいだね。地政学から影響をうけたわけじゃないのか。
統帥権干犯問題もドイツの影響らしいけどね
31: 2015/11/18(水)13:05 ID:b1OA2NHK0(1/2) AAS
国際政治において地理だけが不変、という命題は非常に明晰なんだけど
その地理を相続し占有する「現代をいきる」人たちのほうは不変でもなんでも
ないんで、けっきょく地理が人間社会を拘束する意味合いは時代によって
かわってしまうとおもうねん。
32
(1): 2015/11/18(水)13:12 ID:b1OA2NHK0(2/2) AAS
で、けっきょくこの話しの主題は、「日本列島という地政学的存在が、植民地になるべき
位相にあったかなかったか」という話しになるんだとおもうが、わいの結論は「そんなもの
地政学から読み取ることは出来ない」
33
(1): 2015/11/18(水)15:15 ID:OTOYTNAs0(1) AAS
だって、地政学は所詮 疑似科学ですもん。
風水とか占星術と同じレベルですわな。
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