ガロア第一論文と乗数イデアル他関連資料スレ18 (468レス)
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(2): 現代数学の系譜 雑談 ◆yH25M02vWFhP [] 06/04(水)15:53 ID:Vo5laslH(2/2)
>>120 追加
>なお、下記 ハテナブログ では 実数値関数を扱っているが
>複素数値関数 f:X→C (Cは複素数の集合)
>でも同様だな

 >>83より 再録
https://www.iwanami.co.jp/book/b265489.html
岩波 定本 解析概論 高木貞治 著 2010/09/15
詳しい目次
https://www.iwanami.co.jp/files/moreinfo/0052090/mokuji.pdf
第1章 基本的な概念
練習問題(1)

ここにある下記の問題だね
問(5)f(x),g(x)は[a,b]において連続とする.もし[a,b]内に稠密に分布されている点zにおいて(例
えばxが有理数なるとき)f(x)とg(x)とが相等しい値を取るならば,[a,b]のすべての点xにおいて
f(x)=g(x).
二次元以上でも同様である.

問(6)f(x)は或る区間[a,b]の有理数xに関してのみ定義されていて,かつ連続の条件を満足するとす
る.すなわちε-δ式でいえばlx−x'|<δなるとき, |f(x)-f(x')| < ε.そのとき,f(x)の定義を拡張し
て区間[a,b]において連続なる函数が得られるであろうか?(例:26頁に述べたα^xの拡張.)
[解]必要かつ十分なる条件は,上記の連続条件が一様性を有すること(εのみに関係してx,x',に関係
しないδが存在すること)である.26頁で,α^xに関しては単調性を用いたが,今度はCauchyの判定法
を用いる.
有理数というのは一例で,区間内において稠密なる点集合でもよい.また二次元以上でも同様である.
(引用終り)

ここ、”二次元以上でも同様である”を考えると
1変数複素関数論 C→C
でも、多変数複素関数論
C^n→C
でも 同様に ハテナブログ >>120 の命題 は、成り立つ

しかし、解析概論 第一版緒言 下記
”全書式”を避けて、少し工夫して 命題をグレードダウンしたってことでしょう (^^
2chスレ:math
解析概論 第一版緒言
全書式ともいうべきものは,約言すれば数学現状の展覧会で,精粗錯雑,玉石
同架である.それは玄人向きで,解析概論においてはまずは問題外であろう.解析概論におい
て,最も理想的な方法は,理論の大局においては講義式,細節においては教本式にのっとって,
なおその上に慾を言えば,全書式の各部門からなるべく多くのサンプルを取入れて,全体を具
合よく調合するのであろうが,具合よくというところに無限の要求がある.このような理想を
念頭に置きつつ,本書を書きは書いたが,もとより具合よくはいかないで校了の後・・・略す
(引用終り)
123: 信長 [sage] 06/04(水)17:57 ID:7pyPA4va(2/2)
>>121
>問(6)f(x)は或る区間[a,b]の有理数xに関してのみ定義されていて
>かつ連続の条件を満足するとする.
>すなわちε-δ式でいえばlx−x'|<δなるとき, |f(x)-f(x')| < ε.
>そのとき,f(x)の定義を拡張して区間[a,b]において連続なる函数が得られるであろうか?
>(例:26頁に述べたα^xの拡張.)
>[解]必要かつ十分なる条件は,上記の連続条件が一様性を有すること
>(εのみに関係してx,x',に関係しないδが存在すること)である.
>(中略)
>有理数というのは一例で,区間内において稠密なる点集合でもよい.
>また二次元以上でも同様である.

>ここ、”二次元以上でも同様である”を考えると
>1変数複素関数論 C→Cでも、
>多変数複素関数論 C^n→Cでも
>同様に問(6)の命題 は、成り立つ

アウト

二次元以上でも成り立つ、というのは
あくまで「R^nの有界閉集合」の稠密部分集合の点で、であって
「R^nそのもの」に関して一様連続が「必要かつ十分」がいえるわけではない
CやC^nについても同様、
あくまで「CやC^nの有界閉集合」に関していえるのみ
「CやC^nそのもの」についてはいえない

この違いがわからん奴が学部1年の1日目で詰む

現代数学の系譜 雑談 ◆yH25M02vWFhP こと ハゲネズミ
おぬしのことか

ふっふっふ、ほっほっほ
148
(3): 現代数学の系譜 雑談 ◆yH25M02vWFhP [] 06/10(火)23:19 ID:c+NJ0JxA(3/3)
>>145-146
ご苦労さまです

ID:equarQsV は、御大か
巡回ありがとうございます

>このことに言及する気にまったくなれない自分は

全くですね
”このこと”とは、>>145の”定理(有界閉区間上連続ならば一様連続)”
ですが、私も全く同様で、必要がないと思います

過去にも書いたが >>142の解析概論(高木 2010版)の練習問題
『(6)f(x)は或る区間[a,b]の有理数xに関してのみ定義されていて,かつ連続の条件を満足するとす
る.すなわちε-δ式でいえばlx−x'|<δなるとき, |f(x)-f(x')| < ε.そのとき,f(x)の定義を拡張し
て区間[a,b]において連続なる函数が得られるであろうか?(例:26頁に述べたα^xの拡張.)
[解]必要かつ十分なる条件は,上記の連続条件が一様性を有すること(εのみに関係してx,x'に関係
しないδが存在すること)である.26頁で,α^xに関しては単調性を用いたが,今度はCauchyの判定法
を用いる.
有理数というのは一例で,区間内において稠密なる点集合でもよい.また二次元以上でも同様である.』
ここで 有界閉区間[a,b]を 記載しているのは おそらく 教育的配慮で
説明を 簡便にするためでしょう
>>121の通り 全書式は、入門書としては 配慮に欠けると。簡明さのため 区間[a,b]を入れたのしょう
(参考)
2chスレ:math
解析概論 第一版緒言
全書式ともいうべきものは,約言すれば数学現状の展覧会で,精粗錯雑,玉石
同架である.それは玄人向きで,解析概論においてはまずは問題外であろう.解析概論におい
て,最も理想的な方法は,理論の大局においては講義式,細節においては教本式にのっとって,
なおその上に慾を言えば,全書式の各部門からなるべく多くのサンプルを取入れて,全体を具
合よく調合するのであろうが,具合よくというところに無限の要求がある.このような理想を
念頭に置きつつ,本書を書きは書いたが,もとより具合よくはいかないで校了の後・・・略す)

また、すでに書いたが >>108-109記載の通りで
wiis https://wiis.info/math/real-number/function/uniform-continuity-of-functions/
「関数の一様連続性(一様連続関数)」
『1変数関数が一様連続であることの意味を定義するとともに、関数が一様連続であること、ないし一様連続ではないことを判定する方法について解説します。』
これで 「一様連続性は定義域の選び方に依存する」の節がある
”例(一様連続性と定義域)”の記載があるよ
そして、ここにwiisの演習問題で 定義区間が 全実数を渡る 一様連続関数 が出題されている
だから、”定理(有界閉区間上連続ならば一様連続)”は 鼻くそ みたいな話だろう

繰り返すが、解析概論(高木)は、教育的配慮から 練習問題(5)と(6)を
”或る区間[a,b]”として、説明が簡潔になることを優先したのだろう
(多分 本文の説明に合わせて 練習問題を簡略にした)
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