[過去ログ] 現代数学の系譜 工学物理雑談 古典ガロア理論も読む80 (1002レス)
上下前次1-新
抽出解除 レス栞
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
次スレ検索 歴削→次スレ 栞削→次スレ 過去ログメニュー
リロード規制です。10分ほどで解除するので、他のブラウザへ避難してください。
235(5): 132人目の素数さん [sage] 2020/01/10(金) 18:17:09.06 ID:jmw8DMZb(5/12) AAS
まず式の設定。
≡は数列の同値類。
C(x)はxの属する類。
d(x)は列xの決定番号。
r(C)はCの代表元。
話を簡単にするため言い当てる確率を2/3以上にする。
各箱には0か1が確率1/2のベルヌーイ分布で入っているとする。
以上の設定において
-時枝の戦略-
与えられた列を3分割しx,y,zとする。
y,zを開けてd(y),d(z)を求めそれらより大きい番号Dを好きに選ぶ。
xのD番目以外を全部開けxの属する類Cを決定する。
そしてx[D]をr(C)[D]と推定する。
この時d(x)がDより大きい確率は高々1/3なので確率2/3以上でd(x)はD以下である。
特にi≧Dについてx[i]はr(C)[i]に一致する。
249(1): 132人目の素数さん [] 2020/01/10(金) 20:55:58.34 ID:Gg+I2dZi(6/30) AAS
>>235
>各箱には0か1が確率1/2のベルヌーイ分布で入っているとする。
この時点で、箱の中身が確率変数だと誤解してる
御愁傷様
271(37): 132人目の素数さん [sage] 2020/01/10(金) 22:20:49.70 ID:jmw8DMZb(9/12) AAS
閑話休題。
さて時枝が記事の中での定義では戦略に用いられる関数が可測とは限らないというのはまぁ間違いない。
しかしまだ "絶対に可測関数になり得ない" と示せたわけではない。
時枝記事の関数の取り方は各類Cから代表元r(C)を選択する際の任意性分だけ自由度がある。
この関数は選択公理からその存在が保証されるものでしかないから直接的にそこから構成した時枝の戦略関数が可測かどうかは判定できない。
そこで時枝戦略をもう少し詳しく検証する。
改めて>>235。
時枝の与えた戦略関数はDの選択として例えば
D:=max{d(y),d(z)}+1
t:=r(C(x))[D]
をとればよいというもの。
この確率変数が求める条件を満たす理由が
P(t=x[D])
≧P(t=x[D]|d(x)≦D)P(d(x)≦D)
≧1×2/3
という式変形により保証されるというもの。
よって結局確率変数d(x)などが満たしていなければならない条件とは
(1) P(d(x)>d(y),d(z))≦1/3。
(2) P(∀i≧D x[i]=r(C(x))[i] | d(x)≦D)=1
である。
この2つの条件が満たされない限り時枝の議論は成立しない。
ところがこの(2)の条件は確率論の公理の要請に反してしまう。
何故ならば(2)を認めるならば任意のkに対して
P(∀i≧k x[i]=y[i] | d(x)≦k ∧ d(y)≦k)=1
が満たされなければならないが、一方で
P(∀i≧k x[i]=y[i] | d(x)≦k ∧ d(y)≦k)P(d(x)≦l∧d(y)≦k)
= P(∀i≧k x[i]=y[i] ∧ d(x)≦k ∧ d(y)≦k)
≦ P(∀i≧k x[i]=y[i])
=0
となってしまいP(d(x)≦k∧d(y)≦k)は任意の定数kに対して0になる事が要請されてしまう。
つまりこの二つの条件を満たす確率変数は絶対に取る事ができない、すなわち時枝記事の定義の方法がまずいのではなく、そもそも時枝戦略を構成する関数はその中核である条件(1),(2)を要請してしまうと可測関数にはなり得ない事がわかる。
というわけで時枝記事を数学的に正当化する手段は少なくとも確率論の中にはない。
確率論の技術以外に時枝記事を正当化する方法がある可能性はもちろん否定しません。
あるならどうぞ提出して下さいというところですかね。
318(1): 132人目の素数さん [sage] 2020/01/11(土) 10:04:55.85 ID:S4TR0Wtc(1/7) AAS
おっちゃんです。
>>235
時枝記事では「ランダム」という言葉が使われていて、確率の部分の議論では一様分布で考えることになる。
ベルヌーイ分布では考えていない。
>>237
>したがって今回で言えばd(x)のようなものが可測関数として定義できているかが第一の問題。
何がいいたいのかよく分からないが、時枝記事の
>sとrとがそこから先ずっと一致する番号をsの決定番号と呼び,d = d(s)と記す.
のあたりの文脈では、ここのdは、任意の実数列sに対して正整数 d(s) を与えるような、
R^N から N への列 d:R^N→N s→d(s) として定義されている。
dは R^N からNへの関数になる。なので、d(s) は正整数になる。
そのあたりの文脈では確率は全く出て来ない。
433(31): 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE [] 2020/01/12(日) 00:29:08.91 ID:Br/n5zWR(1/32) AAS
>>427
>>427 補足
(引用開始)
3.おサルは、時枝の数列は「固定」され、確率変数ではないので、シッポの同値類と決定番号で、数当て可能と考える
(正しくは、決定番号が非正則分布になるので、数当てができる確率計算はできないということ)
(引用終り)
(補足説明)
1.>>235に合わせて、3列で考える
2.3列A,B,Cで、決定番号を、d1>d2>d3 として、大、中、小と呼ぶことにする
3.まず、有限で1〜nの整数で考える
列の決定番号は、1〜nの整数なので、簡便に列の決定番号が1〜nから選ばれるとする
4.時枝問題で、回答者が列Aを選ぶと、決定番号は大
列Aのみ箱を全て開け、決定番号d1を得て、列B,Cでは、d1+1番目以降の箱を開けて
その代表数列より、B,C2列のd1番目の箱を当てることができる
列Bを選ぶと、決定番号は、n2であり、当てられるのは列Cのみ
列Cを選ぶと、決定番号は、n3であり、当てられるのはない(列A,Bとも当たらない)
5.では、決定番号が自然数全体、つまり1〜n→∞ の整数を考えた場合はどうか?
この場合は、上記1〜4のような考えはできない
つまり、自然数全体は、非正則分布になる(>>375に書いた通り)
仮に、上記4のように、決定番号が、d1>d2>d3 になったとすると
これは、条件つき確率であり、「決定番号が、d1>d2>d3」の確率は0である
(∵自然数全体に対して、有限 1〜nの整数は、n個なので、n/∞=0)
つまり、条件確率0で、上記4の確率を計算していることになり、時枝記事のような確率計算は不成立 *)
6.よって、結局、正しい確率計算は、iidの場合のように、普通の確率論の計算通り。これが正解になるのです(^^;
追伸
*)上記5)は、自然数全体Nの一様分布が、非正則であることを使って説明したが
すでに書いたように、可算無限長の数列の決定番号は、形式的冪級数環と多項式環のモデルで考えるべきである。なので、一様分布以上に発散する分布になることを注意しておく
以上
567(1): 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE [] 2020/01/12(日) 21:25:12.24 ID:Br/n5zWR(28/32) AAS
>>433
補足説明
(引用開始)
1.>>235に合わせて、3列で考える
2.3列A,B,Cで、決定番号を、d1>d2>d3 として、大、中、小と呼ぶことにする
3.まず、有限で1〜nの整数で考える
列の決定番号は、1〜nの整数なので、簡便に列の決定番号が1〜nから選ばれるとする
4.時枝問題で、回答者が列Aを選ぶと、決定番号は大
列Aのみ箱を全て開け、決定番号d1を得て、列B,Cでは、d1+1番目以降の箱を開けて
その代表数列より、B,C2列のd1番目の箱を当てることができる
列Bを選ぶと、決定番号は、n2であり、当てられるのは列Cのみ
列Cを選ぶと、決定番号は、n3であり、当てられるのはない(列A,Bとも当たらない)
(引用終り)
1.時枝そのままの記述では、確率の話になり、The Riddleの否定に繋がらない
2.だから、時枝の設定を変えて
3列で、決定番号 大・中・小のそれぞれについて
各1本だけ箱を開けて、決定番号を見て、残りの列の箱が当てられるかどうかを見ることにした
3.決定番号 大の列を開ければ、残り2列は、時枝の手法の応用で当てられる
決定番号 中の列を開ければ、残り2列中、小の列は当てられるが、大は当てられない
決定番号 小の列を開ければ、残り2列中、2列とも当てられない(各決定番号の箱はすでに開けられてしまうから)
4.その上で、このように、The Riddleの3列の時枝での確率を用いない説明をした上で
>>433 の5項で、上記を否定したのです
それは、
読み間違いでもなんでもない
>>433通りです。それ以上でも以下でもない
もともと、>>271 ID:QNR5W2Z7 氏の証明を、補強する意図ですよ(^^
上下前次1-新書関写板覧索設栞歴
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ AAサムネイル
ぬこの手 ぬこTOP 0.042s