[過去ログ] 現代数学の系譜 工学物理雑談 古典ガロア理論も読む80 (1002レス)
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(5): 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE [sage] 2020/01/04(土) 23:42:17.74 ID:MNiodNk0(18/21) AAS
スレ79 2chスレ:math より
>>961 補足

どうも、スレ主です
あなた 無限数列のシッポの同値類、これ”概念”として理解できないようだね
私は、過去スレでも同じ説明をしたと思うが
(あなたの来る前だったかもしれんが)
再度説明しよう

(まず >>961より 引用開始)
数列の尻尾の同値類なんだから
その同値類に属する数列が
s1,s2,s3,・・・
とあれば、みな同じシッポなんでしょ?
それって、ほとんど同値類の定義じゃね?w(^^
無限長の数列だから、シッポは無限の先になるけどw
(引用終り)

以下説明
1)
時枝の可算無限長の数列のシッポの同値類は(下記の時枝記事ご参照)
形式的冪級数(無限級数)と多項式(有限級数)との関係と 見ることができる!!
(この説明は、”できる”数学科生なら理解可能だろうが、”落ちこぼれ”のあなたには理解できないかも知れない(^^ )

2)
時枝記事(下記)の数列で
s = (s1,s2,s3 ,・・・),
から、下記形式的冪級数Fpができる。つまり
Fp=s1X+s2X^2+s3X^3+・・・ となる
さて、(時枝記事にある)番号n0から先のしっぽが一致する数列でも
s'=(s'1, s'2, s'3,・・・ )から形式的冪級数Fp'ができる
Fp'=s'1X+s'2X^2+s'3X^3+・・・ となる
なお、Fp,Fp' ∈R[[X]] (形式的冪級数環) である(念押し)

つづく
22
(4): 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE [sage] 2020/01/04(土) 23:45:20.83 ID:MNiodNk0(19/21) AAS
>>21
つづき

3)
同値類内の
2つの形式的冪級数の差 Fp-Fp'を作ると、nから先が一致するから
Fp-Fp'=(s1-s'1)x+(s2-s'2)x^2+(s3-s'3)x^3・・・+0X^n0+0X^(n0+1)+・・・
(シッポの「+0X^n0+0X^(n0+1)+・・・」の部分は、n0次以上の項から係数が0になる意味です。なお、それ以前の係数は0ではない)
つまり、p'=Fp-Fp' で、p'∈R[X] (多項式環)で、n0-1次多項式です
上記の式を変形して、Fpと同じ同値類の任意の元Fp'は
Fp'=Fp-p' と書ける
つまり、任意のFp'は、Fpから多項式 p'を引いたものになる
多項式 p'は、下記のwikipedia 多項式環の定義の通り
”多項式には項が有限個しかないこと -つまり十分大きな k(ここでは k > m)に関する係数 pk がすべて零である”です
(なお、R[X] は環だから、任意の和と積の2項演算で閉じているので、R[X]に含まれる多項式の次数nには、上限は無いことを注意しておこう)
そして、p'がR[X] の全てを渡ることで、Fpの同値類が尽くされることにも、注意しておこう

4)
いま、簡単のために、Fpの係数、即ち数列 s = (s1,s2,s3 ,・・・)の各数snたちはどれも0ではないとする。こうしても、一般性は失わなれない
つまり、Fp not∈R[X] かつ Fp ∈R[[X]] ということです
これで、上記の多項式p'が多項式環R[X] の全てを渡っても
必ず Fp'=Fp-p' ≠0 (つまり、Fp'の係数が全て0になることはないということ)
もっと言えば、シッポの先に、係数で0にならない部分が、必ず残るということ

つづく
27
(2): 132人目の素数さん [sage] 2020/01/05(日) 08:37:19.51 ID:CpJpHnug(1/11) AAS
>>21-25

長々と解説してるけど…その解説は肝心の
「尻尾の同値類全体に共通する尻尾がある」
の証明にはならないね

証明できるわけない だってウソだからw

2chスレ:math

同値類から取り出した有限個の列からは共通の尻尾がとれるが
無限個の列からは共通の尻尾が取り出せない場合がある!
29
(6): 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE [sage] 2020/01/05(日) 09:20:34.97 ID:dWKXmW0r(3/27) AAS
>>27
いいんじゃね?

 >>21-25で言いたいことは
1.時枝の可算無限数列 は、それを係数とする形式的冪級数として捉えることができる
2.シッポの同値類で、同じ同値類に属する形式的冪級数FpとFp'の差を取って、
 多項式 p'=Fp-Fp' で、p'∈R[X] (多項式環)で、n0-1次多項式 ができる
3.Fpを同値類の代表とする
 時枝のいう決定番号dは、d=n0です

(参考)
スレ20 2chスレ:math
3 自分:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む[sage] 投稿日:2016/06/19(日) 04:51:43.66 ID:suG/dCz5 [3/23]
(抜粋)
各類から代表を選び,代表系を袋に蓄えておく.
幾何的には商射影 R^N→ R^N/〜の切断を選んだことになる.
任意の実数列S に対し,袋をごそごそさぐってそいつと同値な(同じファイパーの)代表r= r(s)をちょうど一つ取り出せる訳だ.
sとrとがそこから先ずっと一致する番号をsの決定番号と呼び,d = d(s)と記す.
(引用終り)

4.このように考えると
 決定番号dの大小比較は、2つの形式的冪級数(代表の級数と問題の級数と)の差の対抗式pの次数n0に直して考えることができ
 非常に考え役成るのです

5.私は、一つの同値類には、固有のシッポが存在すると考えています。同値類内の形式的冪級数たちは、その固有のシッポを共有する
 証明はしません。時枝では得に使いませんから。証明など、横道にそれるだけ
 でも、一般に同値類には、そういう”不変量”みたいなのが、あることが多いことだけを指摘しておきます(下記)

(参考)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%8C%E5%80%A4%E9%A1%9E
同値類
(抜粋)
不変量
〜 が X 上の同値関係で P(x) が,x 〜 y であるときにはいつでも,P(y) が真ならば P(x) が真であるような,X の元の性質であるとき,性質 P は 〜 の不変量,あるいは関係 〜 のもとで well-defined であるといわれる.
466
(5): 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE [] 2020/01/12(日) 10:49:19.99 ID:Br/n5zWR(7/32) AAS
>>433
補足しておく

1.>>21に書いたが、時枝の箱の数列は、形式的冪級数の係数と考えられること
2.関数論でも、形式的冪級数を扱う(冪級数展開)
3.なので >>100に書いたように、数列のシッポの同値類に近い数学概念が関数の同値類の芽だ(下記に再録)
4.>>433のように、決定番号を自然数全体、つまり1〜n→∞ から選ぶとして
 A,B,Cで、Aの決定番号がd1だったとしよう。
 そして、B,Cに対して、いまだ不明な決定番号 d2やd3が、d1未満である確率は?
 その確率は「0」だ。∵ 自然数全体は、無限集合だから
5.類似のことを、原点x=0の周りの下記 「滑らかな関数の層」を例にして考えてみよう
 滑らかな関数FA,FB,FC で、同値類の属する芽が異なるとする
 FAの芽の代表の関数がなにか取れる。(いまの場合、代表は同値類に属するどの関数でも良い)
 代表の関数とFAとは、x=0の周りの近傍Ux<r1 で、一致するはず
 それをもって、関数FBでも、「x=0の周りの近傍Ux<r1 で、一致するはず。その確率は1/3」だみたいな議論でしょ
6.それって、芽の定義で極限を取っているから、無意味
 代表との比較の3つの近傍 Ux<r1、Ux<r2、Ux<r3 の大小とか、まして確率計算は意味ない
7.確率計算しようとしても、確率の公理を満たせないだろ? と >>271で、ID:jmw8DMZbさんは言った(^^

(参考)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8A%BD_(%E6%95%B0%E5%AD%A6)
芽 (数学)
(抜粋)
層の茎(けい,くき,英: stalk, ストーク)は,与えられた点のまわりでの層の振る舞いを捉える数学的構成である.

つづく
594
(4): 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE [] 2020/01/13(月) 10:00:28.67 ID:vKumeiVN(2/29) AAS
>>433 補足
(引用開始)
5.では、決定番号が自然数全体、つまり1〜n→∞ の整数を考えた場合はどうか?
  この場合は、上記1〜4のような考えはできない
  つまり、自然数全体は、非正則分布になる(>>375に書いた通り)
  仮に、上記4のように、決定番号が、d1>d2>d3 になったとすると
  これは、条件つき確率であり、「決定番号が、d1>d2>d3」の確率は0である
 (∵自然数全体に対して、有限 1〜nの整数は、n個なので、n/∞=0)
  つまり、条件確率0で、上記4の確率を計算していることになり、時枝記事のような確率計算は不成立 *)
6.よって、結局、正しい確率計算は、iidの場合のように、普通の確率論の計算通り。これが正解になるのです(^^;
追伸
*)上記5)は、自然数全体Nの一様分布が、非正則であることを使って説明したが
 すでに書いたように、可算無限長の数列の決定番号は、形式的冪級数環と多項式環のモデルで考えるべきである。なので、一様分布以上に発散する分布になることを注意しておく
(引用終り)

<補足説明をします>
1.「形式的冪級数環と多項式環のモデル」と”環”を使ったことには意味があって、どちらも式の次数が”無限”であることを強調したのだ
 但し、形式的冪級数環の式は真の”無限”次数だが、多項式環では任意の式は有限次数で、上限が無いという意味の”無限”である
(哲学的には、前者を実無限、後者を可能無限と言ったりする)
2.さて、>>21に時枝の決定番号が、多項式環中の多項式の次数で表現できることは、すでに説明した
(正確には次数n に対して、決定番号はn+1 になるのだが)
3.ルベーグ測度の話に乗せるために、例として3次式 a0+a1x+a2x^2+a3x^3を考える
 係数が、下記一次元区間 [a, b]内の値を取るとする
 3次式 a0+a1x+a2x^2+a3x^3を、空間(a0, a1x, a2x^2, a3x^3)と見ると、この超立体の体積は[a, b]^4となる
(”超立体の超体積”が正確かもしれないが、用語の濫用とする)

つづく
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