【創作】UNIX文庫 文豪ハッカー【パクリ】 (762レス)
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533: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 04/01/30 19:07 AAS
 毎日毎日、届く手紙を私は届けている。私は名も無い配達員。
恋文、苦情、陳情、挨拶、たわいも無い会話、色々な手紙を毎日毎日届けている。

 最近、元旦を過ぎたと言うのに手紙の量がかなり増えてきてた。
感情も感じられない、ただただ軽い手紙。信書の秘密で読めないが手に持つだけで
それはあからさまに感じられる内容だった。その軽い手紙を今日もあちこちへ私は届ける。
雨の日も風の日も関係なくそれは毎日続けられ今でも続いている。

 ある日、噂話を聞いた。
最近、増えていると言う手紙の話だった。
それは「開封すると、虫が出てきて住所録をかじる」という奇妙奇天烈な話だった。
馬鹿馬鹿しい、くだらん噂だ、そう思って私は無視して今日も配りつづけていた

 今日も朝から配達だ、と、ふと私が配ろうとしている手紙の量を見た…。
一人では抱えきれないとんでもない莫大な量だった、私は目をまんまるにして再び確認した
「な、なんだこの量は!うわーーーっ!!!」

 突然の手紙の雪崩が私を襲った、気づいたのはいつのことだろう
いや、気づいてないのかもしれない、実は天国なのかもしれない…。
ぼーっとする頭を虫が這っていく

管理者:いかん!メールサーバー落ちたよ!部長!リブートの許可を!
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