【創作】UNIX文庫 文豪ハッカー【パクリ】 (762レス)
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110: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 02/07/31 04:03 AAS
ヽ(`Д´)ノ完璧なプロトコルなど存在しない、完璧な絶望が
ヽ(`Д´)ノ存在しないようにね。
ヽ(`Д´)ノ僕が若い頃に偶然出会ったUNIXエンジニアはそう語った。
ヽ(`Д´)ノ僕がこの話を本当に理解できるようになったのは
ヽ(`Д´)ノそれから随分先のことだった。
111: 名無しさんお腹いっぱい。 [] 02/08/01 00:48 AAS
落ちない鯖などない、まだ落ちていないと言うのであれば
早急にログを調べなさい、ハッカー達が運用してるに違いない
112
(1): 名無しさん@お腹いっぱい。 [] 02/08/01 01:31 AAS
ヽ(`Д´)ノトンネルを抜けるとそこは接続待ちキューだった
113: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 02/08/01 02:16 AAS
>>112
旧ソ連みてぇだなあ、おい
114: 名無しさん@Emacs [sage] 02/08/01 02:57 AAS
知事を辞めて、チョビーリ暇になったあの人が、
自ずからの在職時代の発言も振り返りながら、
オープンソースな時代の雰囲気を切り取り描いた問題作。

「なんとなく、リナックス。」 近日公開か!?
115
(1): 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 02/08/01 03:00 AAS
ヽ(`Д´)ノ「うちのHTTPリクエストはちゃんと処理されているのかしら?」
「わかりません」とApacheは正直に言った。
「私にだってわからないわ。きちんと説明して頂戴」
彼女はいかにも不快そうに顔をしかめた。
たしかに彼女が言う事のほうが筋が通っていた。
頭取は自席の柔らかい椅子に座ったまま、天井を眺めていた。
いったい何をどう対応すれば終わる事ができるのか見当もつかなかった。
Apacheにはわからないことがいっぱいある。

「十分間、負荷テストをして欲しいの」唐突に女が言った。
僕は人の声色の記憶にはかなり自信を持っている。それは
知らない声だった。「失礼ですが、どちらにおかけですか?」
と僕は礼儀正しく尋ねてみた。

「あなたにかけているのよ。十分でいいからhttperfを回して欲しいの。
そうすればお互いよくわかりあうことができるわ」と女は言った。
低くやわらかく、とらえどころのない声だ。
「わかりあえる?」
「品質がよ」

「悪いけど、今PHPインタプリタをforkしてるんです。あとでかけなおして
くれませんか?」
「PHP?」、女はあきれたような声を出した。「リクエストのたび
インタプリタのためにforkしているの?」
「あなたには関係ないことでしょう。何日に何をexecしようが僕の勝手だ」、
僕はちょっとむっとして言った。
116: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 02/08/01 04:18 AAS
ヽ(`Д´)ノ「HTTPクロニクル」大好評連載中!
117: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 02/08/01 14:19 AAS
>>115
イイな。おととい読み返したばかりだ。
かわはぎボリスきぼぬ。
118: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 02/08/01 15:22 AAS
昨年の夏にシステムは初めてスラッシングを起した。広大な平原の
ウサギのように増殖するプロセスの激しいスラッシングだった。
それは行く手のかたちあるCPU時間を残らず使い切り、片端から
プロセスを空に巻き上げ、理不尽に引きちぎり、完膚なきまでに叩きつぶした。
そして勢いをひとつまみもゆるめることなくネットワークを吹きわたり、
NFSクライアントを無慈悲に落とし、DBのインスタンスを気の毒な一群の
接続ごと無条件に殺しつくし、警告メールを不幸な管理者の携帯に
送り続ける砂漠の砂嵐となって、どこかのエキゾチックなサーバ群を
まるごとひとつ砂に埋もれさせてしまった。
みごとに記念碑的な厨房シェルスクリプトだった。

スラッシングを起こしたスクリプトを書いた相手は管理者より17歳年上で、
NTを使っていた。さらにつけ加えるなら、上司だった。
それがすべてのものごとが始まったスクリプトであり、
(ほとんど)一瞬で退職を決意させたスクリプトだった。
119: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 02/08/02 21:23 AAS
春樹いいなぁ。
120
(2): 名無しさん@お腹いっぱい。 [] 02/08/03 00:04 AAS
ピッチャー第1パケットなげたぁ!
おおっと、SSHだ!ハッカー空振り
第2パケット投げた!
おーっとまたまたSSHだ!!ハッカーまたまた空振り
ビッチャー余裕な笑顔、さて次はどーなる

おーっと第3パケットなげた!
あーっとまたまたSSH ハッカーどーする!
おーっと打った打ちました!どーやらOPENSSHのバグを突いたようです!
ピッチャーマウンドで倒れる、力尽きて倒れたー!

つづ・・・・かない
121: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 02/08/03 00:07 AAS
(´-`).。oO(…)
122: 名無しさん@お腹いっぱい。 [] 02/08/03 00:57 AAS
ヽ(`Д´)ノチョットワラタ >>120
123
(2): 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 02/08/03 02:38 AAS
>>120
バグよりトロイが入ってたというオチだったら時事ネタとして面白かったね(笑)
124: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 02/08/03 10:58 AAS
>>123流に書き換えて掲載キボンニュ
125
(2): 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 02/08/04 06:40 AAS
老人の言ってたように、その先には、またもやルータが待ち構えていた。
今度の検査官は、若手のインテリ風の男だ。
延々と続く行列を、見事な手さばきで処理している。

「ハイ、次の方。IDは…?じゃあ、向こうですね。行ってらっしゃい。 次の方。どうぞ。」

先ほどの老人に比べると、処理速度はかなり速い。
すぐに俺の番がやってきた。
126
(1): 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 02/08/04 06:41 AAS
「お待たせしました。IDを見せてもらえますか?」
「さっきの爺さんに比べると、えらく手際が良いですね。」

お世辞ではない。事実、彼の動きはとてもスムーズで、ストレスをまるで感じさせないのだ。
見事な動きだった。彼は苦笑いを浮かべながら、

「つい最近配属されたばかりなんですよ。もっとも私も、いつまで現役で居られるか分かりませんけどね。」

俺は自分の耳を疑った。

「どうして?そんなに仕事が出来るのに。」
「この世界は、私たちが考えている以上に寿命が短いですから。(笑)前の前任者は結構長く勤めたみたいですけどね。」

寿命が短いのはパケットの宿命とは分かっていたが、ハードの連中も同じ不安を抱えているらしい。
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(1): 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 02/08/04 06:42 AAS
「ええっと。あなたの行き先は…。ああ、****.comですね。随分前に、あなたのお仲間が通り過ぎていきましたよ。」
「もしかして、俺が最後かな?」
「さあ、そこまでは分かりかねますが…。おっと失礼。」

さっと彼の腕が伸びた。俺が来た方向と反対側の方向、すなわち会社内に入り込もうとしたパケットを、彼がクイッとつまみ上げた。
鼻をクンクンさせているそいつを彼は、ヒョイと壁に叩きつけた。
目にも止まらぬ早業。俺は改めて思い知った。彼もまた「門番」なのだと。
しかし、彼が一瞬呟いた言葉を俺は聞き逃さなかった。

「許せよ…これも仕事なんだ…。」

彼はすぐに、笑顔を浮かべたが、それはほのかに苦味を帯びていた。
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(1): 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 02/08/04 06:43 AAS
「はい、確認終了。あなたの行き先は、こちらです。」

検査官は、そういって俺に一枚の紙片を手渡してくれた。

「ここに行って、次の目的地を聞いて下さい。途中、いろんな連中と出会うでしょうが、相手をしない方が良いですよ。
最近は、怪しげな連中も増えましたから。」
「今みたいな連中?」
「ええ。他にもいろいろと。…物騒な世の中になりました。」

ふと検査官は寂しげな表情を浮かべたが、すぐに笑みを取り戻すと、俺の背中を押した。

「さあ、行きなさい。ここで足止めをさせるわけには行きません。あなたにも私にも、お互いの職務があります。
御無事を祈ってますよ。」

俺はこの、どこまでも職務に忠実な検査官に、もう一度会いたいと思った。そのことを正直に伝えると

「そうですね。あなたは見たところ、メールのようですから、おそらくまた会えるでしょう。 お気をつけて。いまなら道も空いています。」

こうして俺はようやく老人のいう「外部」へと足を踏み出した。
129
(1): 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 02/08/04 06:51 AAS
とにかく先を急ごう。
さっきの検査官の言葉では、どうも俺が一番最後らしい。
しかし、分かっているのは次の目的地だけというのが、俺を不安にさせる。
とその時、向こうからパケットがやって来た。

「怪しげな連中?」

俺は身構えた。どうやら相手は一人ではなく集団らしい。

(以下、HTTPやSMTPなどの特性を織り込んだパケットとの交流希望〜)
130: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 02/08/04 11:38 AAS
いい!!
やっぱ。文豪さんはいるんですね。
131: 名奈資産 [sage] 02/08/04 23:17 AAS
私は席を離れ、情報通信システム部へと足を運んだ。
ここはかつて『電算部』と呼ばれていたところであり、日本書紀にもその記述が多くある。
故に、ここは情報配送・情報処理の拠点として重視されていたことは、想像に難くない。
情報の流れを辿る旅のはじめとしては、穏当なところであろう。

現在は四角い、塔を思わせる風体の無機質なWindowsマシンが乱立するところではあるが、
ここにはかつて『mika』というピザボックスマシンがあったという。このマシンはLANイ
ンターフェースを複数備え、『情報の要衝』、古代ローマ風に言うならば、『ルーター』
として栄えたそうである。当時は欧米の様々な文化が流入したらしく、その影響からか、
このマシンは太陽神信仰のシンボルである『sun』の印が刻まれていたらしい。
132: 名奈資産 [sage] 02/08/04 23:34 AAS

当時の栄華を窺い知ることは叶わないが、今でも配送機器のインジケータランプを見れ
ば、その名残を残していることが分かるだろう。目を閉じれば様々な色に輝くパケット
達が、遠く離れた相手先へ向けて、東西南北へ旅立っていったのを想像することは、難
しくないように思える。

そして何世代も経ち、配送のシステムまでもが大きく変化した現在であっても、今な
お多くのパケット達が、この部屋を通って四方八方へ送り届けられている事実は、驚愕
に値するといえよう。

# 参考文献ねーからよくわかんねーよー(w
133: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 02/08/05 00:30 AAS
太陽神信仰ワラタ
134: 名無しさん@お腹いっぱい。 [] 02/08/05 01:15 AAS
私はパケット
宿命という名の線に結ばれた者がいるとすれば
それは、私とワーム
いかにつらくてもいかに遠くても
互いの約束を果たす為に私たちは旅を続ける…
私はパケット

私はパケット
HUBの海が永遠だと言うのならば
私とワームと
信じたrouteとtelnetする人との誓いもまた永遠に不滅。
消えることはない。
どこへ行くかはわかっている。
私はそのために生まれてきた女。
私はパケット
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