皆鯖候補投下スレ (408レス)
1-

1: [sage] 2014/07/13(日) 23:23:02 ID:7HofuI4Q0(1) AAS
皆鯖候補を投下するスレです。
TYPE-MOON板からの転載・推薦候補の投下等にお使いください。

現在の候補一覧 外部リンク[html]:www13.atwiki.jp

テンプレート:

【真名】:
【元ネタ】:
【解説】:

【備考・アピールポイント】:
 キャラクターイメージ・思い入れ等をどうぞ。
195: [sage] 2021/03/12(金) 21:05:17 ID:t5oCZQ3.0(8/33) AAS
元の長いので分割。
【真名】:デメトリオス・ポリオルケテス
【元ネタ】:史実
【クラス】:アーチャー
【解説】
 アンティゴノス朝マケドニアの攻城王。
 ディアドコイ中で最も偉大な最年長者と呼ばれ、当時最大の勢力を誇った、
 隻眼王アンティゴノス・モノフタルモスを父に持ち、共にディアドコイ戦争を駆け巡った。
 大型艪船や攻城具などの開発に非凡な才を発揮し、
 攻囲・攻城戦を得意としたことから“攻城者(ポリオルケテス)”と副名された。
 その生涯を通じて他に類を見ないほどの浮き沈みの激しい栄光と失脚を繰り返し、
 絶体絶命の危機にあってもすぐに勢力を盛り返し、何度もチェックをかけるが、
 最後は三年間の幽閉生活の後に獄死する。

【備考・アピールポイント】
攻城戦と機能美と造形美を兼ね備えた大型戦道具作りが得意なファザコンぎみのめげない派手好きな長躯のイケメン。
おそらく現代に召喚されたら戦艦・戦車好きのミリオタになるであろう人。
皆鯖にもいるプトレマイオス1世に勝利したこともあり、それなり以上にはできるが、
セレウコス、プトレマイオス、カッサンドロス、リュシマコスらが結託した反アンティゴノス同盟相手は無理ゲー。
逆にそうでもしないと彼らが勝てなかったと仮定したら相当な強キャラ。
実際ディアドコイ制覇に幾度もチャックまでは行ってる。ただしチェックメイトまでは至らない。
諸王の中でもリュシマコスとは生涯を通しての完全な敵同士で、大の犬猿の仲。
アンティゴノスの系譜はただひとりを除いて親族殺しをしたことがない、当時そして現代としてもすげー系譜。
親友を父王が殺すと聞いて、二人きりになると後ろ手で槍の石突で地面に逃げろと書いて逃がしたカッケー話もあり、
友情にも篤いんで、まず余程のことが無い限りマスターを裏切る心配はない。

軍隊の装備の方が指揮よりも優れた将軍。
演奏や金銀細工なんかには興味無いが、軍艦や大型機械の製作やそれを眺めるのが大好き。
莫大な軍費を投資し作られた、一六層艪船や一五層艪船の海上兵器、
ヘレポリスら陸上兵器は巨体と美観を誇るだけではなく、優れた速力や戦闘力をも保ち、
敵側まで感服させ、宿敵リュシマコスですら見せてくれと頼み込むほど。
ただし湿地だけは簡便な。
196: [sage] 2021/03/12(金) 21:05:49 ID:t5oCZQ3.0(9/33) AAS
宝具候補は“都市を破壊するもの”攻城塔『ヘレポリス』

ロドス包囲戦で使われた最大サイズのヘレポリス
・台座は正方形で最下層の各辺は48ペーキュス(約21.6m)
・高さは66ペーキュス(約29.7m)ないし約45m
・最上層は一辺9mで上にいくほど細く狭い
・内部は9層と最下層1層からなり、各階に上り用と下り用の階段有り
・窓からはバリスタやカタパルテスなどあらゆる種類の飛び道具が発射可能
・あらゆる種類の戦闘を心得た兵士で充たされ、城壁に接すると架け橋を下ろし城内に突入
・外部の前面と側面には耐火用の鉄板、各階に内部からも開閉自在な飛び道具防止に前面が羊の毛皮で覆われた窓
・表面を鉄板で補強した大きさ直径4.5m、幅1.5mの車輪を左右それぞれ4輪設置
・舵のついた車軸により方向を自由自在に変え、前進だけでなく真横移動も可能
・最下層は動力室になっており、全軍から選ばれた屈強の兵士3400名が櫂のような棒で操作

ただそれだと芸が無いんでヘレポリスは【weapon】に入れて、他の攻城具とかも総動員した包囲攻撃宝具希望。
通常攻撃は姐さんのカルヴァリン砲みたいに内蔵投擲兵器だけ展開すればよさげ?

死亡後発動宝具で空中庭園と同じく世界の七不思議のひとつ、ロドス島の巨像が一定時間暴れるとかも有り?

・職人ゾイロス製の重さ約18.8kg、約15m離れた場所からカタパルテス用の矢を受けても
 やっと鉄筆でつけたような弱い擦り傷がつく程度の高い防御力を誇る鉄の鎧を着用
・前代未聞の掟破りであるが、本来なら最低一年以上かかるエレウシスのデメテルの密教の儀式を短縮に短縮し、
 一月足らずで秘儀を受け、最高の位を授けられた
・カタペルテスの発射物が顔に中って顎から口に入り、危く生命を失うかけるも後に復活。
・顎をカタペルテスの矢で貫かれて重症を負ったにも拘わらず、攻撃の手を緩めずに再びテバイを陥落させる
・鎌をつけた戦車の突進を躱して潰走させる
・やたらと上り下りの激しい波乱に満ちた運勢の人生

ステータスはオールC以上はありそう。
【身長・体重】は伝承上では身長が低いはずのイスカが212cm・130kgだとすると、
長身だったアンティゴノス父ちゃんはこれよりデカイはずなので少なくとも200cm以上?
スキル候補としては戦闘続行と仕切り直しは鉄板として、軍事系の道具作成と芸術審美が微レ存?
カリスマと軍略は微妙かもしれない。
魔術も強引にではあるけど最高位を得てるんで、ある程度は看破できそう。
197: [sage] 2021/03/12(金) 21:08:37 ID:t5oCZQ3.0(10/33) AAS
【真名】:デルピュネー
【元ネタ】:ギリシャ神話
【クラス】:キャスター
【解説】:
 ギリシャ神話に登場する上半身が人、下半身が蛇もしくは竜の姿をした女怪。
 エキドナとテュポーンの間に生まれた子供とされ、テュポーンがゼウスに勝利した際に、
 ゼウスの手足の腱を奪い、コリュキオンと呼ばれる洞窟に隠した。この洞窟の番人をしていたのがデルピュネーだとされる。
 しかし、ヘルメスとパーンに騙されて、ゼウスの腱を奪われ、結果テュポーンは回復したゼウスと再戦し敗北した。
 一説にはデルピュネーはデルポイの語源とされ、神託所では大地母神をデルピュネーと呼んで崇めていた、ピュートーンの前に神託所の番人をしていた、巫女の一人であり、アポロンが神託所を手中に置くためデルピュネーを殺害したといった多くの説が語られるなど、デルポイの神託所との関わりが深い。

【備考・アピールポイント】:
・カドモスとギリシャ被りになるが竜巫女系キャスターでデルピュネーを推薦
・テュポーンとエキドナの娘とされる半人半竜、巫女とする説もある。
・メディアが披露する魔術「コリュキオン」の元ネタ、洞窟コリュキオンの番人
ベル王を撃つハイクがテュポーンを倒したゼウスと重なるとされているため繋がり
雷系のルキウスに対しては雷神を洞窟で捕えていたことから有利?
・カドモスには特攻がかけられ、モードと出会ったら竜なんで好かれて百合の園展開とか
198: [sage] 2021/03/12(金) 21:10:28 ID:t5oCZQ3.0(11/33) AAS
【真名】:服部正成
【元ネタ】:史実
【クラス】:アサシン・ランサー
【解説】:
 2代目『服部半蔵』。
 徳川十六神将が一人で、伊賀衆・甲賀衆の指揮を執った。
 戦国大名の徳川家康に武士として仕え、その槍働き「鬼半蔵」の異名を取るほどの実力で、家康より槍を贈られた。
 明智光秀による「本能寺の変」により、堺に居た家康及び重臣達に危機が訪れると、先祖が伊賀出身の正成は、伊賀・甲賀の土豪達と交渉し、家康達の警護させ無事に三河へと送り届けた。
 武将として名を上げた正成は、父の保長が伊賀出身の忍という縁より、徳川家に召し抱えられた伊賀忍者達の頭領となり、戦では伊賀衆を率いて家康の勝利に尽力した。

【備考・アピールポイント】
・恐らく忍者としては最高レベルの知名度を持っている反面、本人は忍者でないため無辜の怪物に似たスキルや宝具が付くかも?
・忍者では無いが、伊賀越えの働きから影働きは高いと思われる為、話術や情報抹消辺りは付けれそう。
・槍の実力や伊賀衆を率いて戦った等、武将としての実力も有り。
・徳川家に対する忠誠心は高いため秩序っぽい?
・宝具候補は戦闘離脱・回避系の「神君伊賀越え」、忍者としての世間のイメージの「服部半蔵」、忍びの頭領として「伊賀衆召喚」辺り?
199: [sage] 2021/03/12(金) 21:17:18 ID:t5oCZQ3.0(12/33) AAS
【真名】 アラジン
【元ネタ】千一夜物語
【クラス】キャスター
【解説】
 母に生計を頼って遊びほうけていた貧しいシナの若者アラジンは、叔父だと名乗るアフリカの呪術師に唆され魔法のランプを探しに洞窟に潜る。
 その魔法のランプの周りにはアラジンしか通り抜けることができない結界があることを知りアフリカの呪術師はアラジンに近づいたのだが、ランプを手に入れたアラジンは他の宝も優先して出てこようとしなかったため、怒ってアラジンをランプごと洞窟に閉じ込めてしまう。
 困ったアラジンが呪術師からお守りとしてもらった指輪をこすると指輪の魔神が出てきてなんでも願いを叶えてくれるという。
 「洞窟から出してくれ」と頼むと、アラジンは無事脱出し母の元に戻ることができた。
 なんだかんだで結局ランプしか持ち出せなかったアラジンは、ランプを磨いて売ろうとしてさすると、今度は指輪の時よりも巨大な魔神が出てきた。
 ランプの魔神も「なんでも願いを叶えてあげる」というので、物品を出してもらい売り生計を立て商人として成り上がるうりに、やがて帝王の娘と結婚する。
 その後、ランプの入手失敗を悔んだ呪術師が戻ってきて、アラジンの繁栄を聞く。
 怒った呪術師は計略を用いランプを入手し王の宮殿を自分の家の位置まで移す。
 王はアラジンが妖術を使ったからではないかと思いアラジンを処刑しようとするが、アラジンを慕う人々の嘆願で、宮殿を捜索するための40日の猶予を得る。
 アラジンはあてなく捜索をしていたが、やがて指輪の魔神を思い出し、彼の力をして宮殿の位置を探し当てる。
 宮殿では姫の協力のもと、呪術師を殺し、ランプを取り戻すことに成功する。
 宮殿を元の位置に戻したアラジンはその後は善政を敷き大いに人々に慕われた。

【備考・アピールポイント】:
・宝具は魔法のランプ。魔神を主軸して戦う感じだろう。
200: [sage] 2021/03/12(金) 21:19:16 ID:t5oCZQ3.0(13/33) AAS
【真名】:薬丸兼武
【元ネタ】:史実
【クラス】:セイバー
【解説】:
 江戸時代後期の薩摩藩の剣客。家伝の剣術に示現流を取り入れた「野太刀自顕流(薬丸自顕流)」
 を立ち上げ、示現流から独立し薬丸自顕流の初代師範となる。
 薩摩藩士・久保之英の子として生まれるが、剣術家・薬丸兼富の養子となり薬丸家を継いだ。
 薬丸家は代々、東郷示現流の門人だったが、家伝として野太刀の技を持っていた。
 兼武は当時最強とうたわれ、次々と他流試合を申し込まれたが決して断らず、ことごとく打ち破り
 勝利を重ねる。
 そのため弟子が増え、ついに「野太刀自顕流(薬丸自顕流)」は独立を果たすが、
 この独立は弟子の移動があるなどして円満なものではなく示現流当主や薩摩藩主・島津斉興の
 覚えも悪く、自顕流は異端の流派として忌避されるようになり、兼武はかつて実兄が流された
 屋久島へと遠島となり、その後も藩に赦されることはなく屋久島の栗生で病死した。
 兼武は特に小太刀を得意としたとされ、他流試合の逸話も小太刀によるものが多く
 小太刀の木刀で明珍作の兜を斬ったという信じがたい話もある。
 尚、その際に「明珍の鎧兜をたのみにしてまないたになる人ぞかなしき」という歌を読んだという。
【備考・アピールポイント】:
・示現流の東郷が出てきたので薬丸自顕流の候補も試しに出してみる。
・薬丸自顕流を独立させた人 兼陳とか兼慶とかもいるが薬丸といえばこの人のイメージ。
・スキル候補は藩や示現流に反目したことから反骨の相スキル、剣術家として優れた才を持つので心眼などの技量系スキル。
・木刀で兜を斬った逸話とその際に読んだ歌を合わせて、武器に防御破壊の効果を付与する低ランクのエチャントとか。
・宝具は自顕流の雲耀だろうけどどういう解釈になるか……猿叫をトリガーとした自己暗示によって「俺自身が雲耀となることだ」するとか?
201: [sage] 2021/03/12(金) 21:20:13 ID:t5oCZQ3.0(14/33) AAS
【真名】:ハワード・フィリップス・ラヴクラフト
【元ネタ】:史実、クトゥルフ神話
【クラス】:キャスター 、バーサーカー
【解説】:
 クトゥルフ神話の創始者とでもいえる小説家。
 1890年生まれであり、後に体系化され、様々な形で広まっていく事になる。
 フランソワ・プラレーティがなんか変なところに繋がってできた本、
 ルルイエとはクトゥルフ神話に出てくる地名である。

 クトゥルフ神話は後々の世に色々な形で広まっており、
 ラブクラフトの名前はそこそこに知名度が高い。

【備考・アピールポイント】:
・名前だけはそこそこ有名。名前を聞いてあの人かというだけにはわかりやすい。
・無辜の怪物系かあるいは本当に魔術師関連にするかで意見が分かれると思う。
 自分的には無辜の怪物系にしてしまうのが、すっきりするかなとは思う。
・宝具は、クトゥルフっぽいのを呼び出しか、あるいは後の世に広まってから後付された設定からの
 『過去の書き換え』っぽい系統かな(月島さんっぽいの)?
・アンデルセン・シェイクスピア・デュマとの区別の為に、マスターを嫌っている系統のサーヴァントにする?
202: [sage] 2021/03/12(金) 21:24:31 ID:t5oCZQ3.0(15/33) AAS
【真名】:アルノルト・パウル
【元ネタ】:史実? ヨハン・フルッヒンガーの報告書
【クラス】:バーサーカー、アサシン
【解説】:
 ことの起こりは、傭兵アルノルト・パウル(?~1727)が干草を運搬する車から転落し、首の骨を折って死んだことから始めまる。そして、このアルノルトがヴァンパイアとなったために、何人もの犠牲者が出たという報告が、当局に寄せられたのだ。報告書を読んだ地方最高司令部の将官達は、早速事件を調査すべく、数人の将校と医師をメドヴェキア村に送りこんだ。
 傭兵仲間の証言によると、アルノルトは生前、トルコの支配下にあったセルビアのゴサワ近くでヴァンパイアに取り憑かれたが、そのヴァンパイアの眠る墓の土を食べ、血を体に塗ることで身を守ったと話していたという。そのアルノルトが死んでから20~30日が経過した後、彼に襲われたと証言する者達が現われ、実際に死者も4人出ていたのだ。
 この凶行を終わらせるために、メドヴェキアの村人達は、彼の墓を暴くことにした。その村人達の証言によれば、アルノルトの死体にはどこにも腐敗の兆候は見られず、目、鼻、口、耳から鮮血が見られたという。さらにアルノルトの屍衣や死体を包んだシーツ、そして柩までもが、血に濡れていた。また、爪ははがれ、新しい爪が生えていたという。
 村人達は風習に従って心臓に杭を突き刺した。すると呻き声が上がり、アルノルトの死体から大量の血液が噴出したという。次に村人達は、アルノルトに襲われて死んだ犠牲者達の墓を暴き、同様の処置を行った。また、村人達は、アルノルトは人だけでなく、家畜も襲って血を吸い、その家畜を食べた村人が、この2~3ヶ月で17人も死んでしまったのだと証言している。村人達は、こうして死んだ者もいずれヴァンパイアになると主張した。
 派遣された将校達はこれらの証言を元に早速死んだ者の墓を暴き、柩の中を調査した。調査結果は報告書としてまとめられ、同時期に死亡しつつも普通に腐敗している例と共に比較検分された。こうすることで、ヴァンパイアと呼ばれる奇怪な現象が現実に起きていることを強調しているのだといえる。
 「ヴァンパイア化」の状態を示した遺体はというと、その地方に住むジプシー達によって、頭を切り落とされ、体と共に焼かれ、灰は川に流すといった処置が施された。
【備考・アピールポイント】:
・アルノルトが襲った牛を食べた村人が5年後に吸血鬼化して暴れ出したと言う記述もある。
・宝具候補としてはアルノルドの手で殺された者は同じく吸血鬼の特性を与える
・スキル候補は吸血、戦闘続行だろうか。
203: [sage] 2021/03/12(金) 21:26:53 ID:t5oCZQ3.0(16/33) AAS
【真名】:命蓮
【元ネタ】:信貴山縁起
【クラス】:キャスター
【解説】:
 信貴山縁起とは、『源氏物語絵巻』『伴大納言絵巻』『鳥獣人物戯画』とともに、日本四大絵巻物のひとつとされている。
信貴山縁起は主に信貴山中興の祖といわれる命蓮上人の事績について描かれている。
 命蓮上人は9世紀末~10世紀前半の僧で、幼い頃から信貴山に籠もって修行をし、毘沙門天を信仰していた。その聖は人里
に出てくることもなく、秘法によって鉢を飛ばして食物を運ばせていた。あるとき山城国・山崎の長者の家に鉢を飛ばしたが、家人が鉢に何も入れずに倉の隅に放置し、倉の鍵をかけたまま忘れてしまった。すると鉢が倉から飛び出し、そのまま倉を乗せて天空高く飛び上がった。長者は、供を引き連れて空飛ぶ倉のあとを追った。
 やがて倉は山を越え谷を越え、聖の住まいの横に着陸した。倉を追って聖のもとに辿り着いた長者は、「どうか倉を返していただけないだろうか」と交渉を持ちかける。
 それを聞いた聖は「この倉は返すことができませぬ。ですが倉の中のものはお返しいたしましょう」と答える。
 しかし倉の中には千石もの米俵があり、どうやって屋敷まで持ち帰ったものかと思案する長者に、「この鉢の上に米俵をひとつ置きなされ」と聖が助言する。長者のお供の男がその通りにしてみると、鉢は米俵を乗せたまま、またもふわりと舞い上がった。
 倉の中から他の米俵も次々飛び出て、鉢のあとに続いた。
 鉢と米俵はあたかも雁の群れのごとく飛び行き、無事長者の家に戻ったのであった。
 またある時、醍醐天皇が病に伏せり、加持祈祷や読経が行われたが一向によくならない。
 ある人が大和の信貴(しぎ)という山に不思議な秘法を使う徳の高い聖がいると言うので、ならば召して祈祷を行わせようということになり、蔵人が遣いに出された。
 聖のもとに着いた蔵人が、帝のご病気のために都に参じて祈祷してほしい旨を告げると、聖は「わざわざ参らずともここで祈祷をいたしましょう」と答える。
 蔵人が「いったいどうやって祈祷の効果を確かめればいいのか」と問えば、「わたしが祈祷をしたならば、帝の御許に剣の鎧を纏った護法を遣わせましょう。
 夢にでも幻にでもそれを帝がご覧になれば、お知らせくだされ」と言うので、蔵人は都に戻りそれを帝に伝えた。
 3日ほど経った昼頃のこと、帝が微睡んでいると、きらきら光るものが目に入った。
 これが聖の言っていた剣の護法かと気づくと、たちまち帝の病は快癒した。
【備考・アピールポイント】:
 ・鉢に宿った法力を倉や米俵に伝播させたともとれる逸話を拡大解釈して、ピョートルが展開した船団の一部の制御を乗っ取らせたりしたい。
 ・遠隔地からの祈祷による治癒能力に着目して、術の射程と精度を大幅に向上させる陣地宝具「信貴山(仮)」を持たせてみるとか。
 ・剣を鎧のように纏った「剣の護法」に近接戦ガチらせたい。何でその名前と見た目で原典に戦闘描写ないんだ。さすがに今次の三騎士相手は
  難しくても荒れ狂う竜相手に時間を稼いだり、探り合いの段階で敵勢力に手の内晒させたりぐらいはできないだろうか。
204: [sage] 2021/03/12(金) 21:31:17 ID:t5oCZQ3.0(17/33) AAS
【真名】:デウカリオン
【元ネタ】:ギリシア神話
【クラス】ライダー
【解説】:
 プロメテウスとプロノイエの子でプティーアの王。
 人間に嫌気がさしたゼウスが絶滅させようとして大洪水を起こし、世界の全てが水に流された。
 デウカリオンは父プロメテウスの忠告に従い方舟を作り、デウカリオンと妻のピュラーのみが助かった。
 その後、ゼウスに生贄を献げ、テミスに祈りを捧げた。
 人間が全て滅んだことを知った2人はテミスに人間の種族を復活させる方法を聞き、テミスに「爾らの大いなる母の骨を歩を進めつつ背後に投げよ」と告げられる。
 2人は地上の岩の塊(大いなる母の骨)を歩みつつ背後に投げるとそこから新しい人間の種族が生まれ出た。

【備考・アピールポイント】:
・ギリシア神話版のノア。方舟を作り大洪水から逃れた。
・ギリシア神話で有名な英雄たちが集う「英雄の時代」の人間を産み出した。
205: [sage] 2021/03/12(金) 21:34:37 ID:t5oCZQ3.0(18/33) AAS
【真名】:ジャック・チャーチル
【元ネタ】:史実
【クラス】:セイバー、アーチャー、バーサーカー
【解説】:
 イギリス陸軍の軍人。渾名は「マッド・ジャック」、「ファイティングジャック」。
 第二次世界大戦において長剣、ロングボウ、矢を持って戦ったことで知られる。
 信念は「士官たる者、剣を持たずして戦場に赴くべきではない」。
 大英帝国統治下の香港に於いて産まれる。1926年に士官学校を卒業、ビルマで軍務に就く。
 この時ジャックは無線を習うためだけにインド・カルカッタ(ビルマから2,000kmも離れている。つまり往復4,000km)に自転車で行くという凶行に出ている。 …が1936年に一旦軍を理由は戦争ができるから。退き、新聞編集者となった。
 ちなみに除隊の理由はあんまり楽しくなかったからだそうで。第二次世界大戦が始まると軍務に復帰。
 理由は戦争ができるから。1940年5月、彼の所属する部隊がドイツ軍と戦闘に及んだ際、ジャックは攻撃開始の合図としてロングボウで矢を放ち、敵の下士官を倒した。
 これにより彼は第二次大戦中に弓でもって敵を殺傷した記録上唯一のイギリス軍人となった。
 その後、コマンド部隊に志願する。
 当時彼はコマンドの意味するところを知らなかったが、危険な任務に就くことは理解しており、そこに興味を惹かれての行動であった。
 戦後はサーフィンに凝り、セヴァーン川において巨大な潮津波を乗りこなした最初の人物となった。
 1959年に退役。1996年にサリーで生涯を終えた。
【備考・アピールポイント】:
・第二次世界大戦の英雄で唯一セイバー適性持ってそうな人。多分狂喜スキルも持ってる。
・ちなみに、「士官たる者、剣を持たずして戦場に赴くべきではない」という台詞は「剣は士官の正装だ」という考えとも「もしも弾切れになった時に頼れるから」とも言われる。
・また士官にとっての帯刀は、士官は命令を出したり、集団を統括する立場上恨まれやすく(特に軍隊は理不尽なことが多いので)、部下に殺害されたり、そうでなくても襲われた例はゴロゴロある。
・また、実戦において恐怖心から逃亡しようとする兵士を殺害する為にも使用される。
206: [sage] 2021/03/12(金) 21:38:25 ID:t5oCZQ3.0(19/33) AAS
【真名】:ウルバヌス二世
【元ネタ】:史実
【クラス】:キャスター、ルーラー
【解説】:
 11世紀末のローマ教皇。
 本名はウード・ド・シャティヨン(或いはラゲリウスのオド)といい、クリュニー修道院の院長を務めたきっかけで、
 クリュニーと関わり深い教皇、グレゴリウス七世にローマへ招かれ、教皇の右腕として活躍。
 外交手腕に長け、グレゴリウスの次の教皇ウィクトル三世が短い治世を終えると間もなく教皇に選出される。
 教皇となってからもその外交手腕を用いてグレゴリウスが成そうとした多くの改革を達成したが、
 その功績以上に、イスラム世界からの圧迫を受けていた東ローマ帝国の救援要請を受ける、
 ……という名目でクレルモン教会会議にてヨーロッパ諸侯に対して、巧みな甘言を駆使して十字軍運動を呼びかけた。
 人々はウルバヌスの演説に熱狂し、かくして十字軍による殺戮の道が開かれた。
【備考・アピールポイント】:
・元の文はアピールが無いので転載者自身が書き加えています。
・十字軍の発端となった人物。
・扇動系のスキルか実験鯖のペリクレスの宝具などから演説を聞いた人物を十字軍の兵士化。
・また、信仰系スキルとかも持ってそう。
207: [sage] 2021/03/12(金) 21:46:45 ID:t5oCZQ3.0(20/33) AAS
特殊な鯖なので元分も少し掲載。元分は解説のみなのでそれ以外は転載者が付け加えました。
スレが変わったので守屋の解説再度貼っとく。ついでに同一視されてる神々について追記
【真名】:物部守屋大連(洩矢神)
【元ネタ】:史実
【クラス】:キャスター、アーチャー
【解説】
 物部守屋大連。弓削大連。飛鳥時代の豪族。萩野大明神。
 排仏派として蘇我馬子と敵対し、穴穂部皇子の下で三輪逆を殺すなど暗躍していったが、
 用明天皇崩御に乗じて穴穂部、宅部の2皇子を殺されると、皇族や諸豪族と結託した馬子に討伐された。
 その戦いの際には自宅の榎に登って雨の如く射掛け、兵も強壮で討伐軍は3度を退却を迫られた。
 結局は太子と馬子の祈願と迹見赤檮の矢によって敗死したが、
 死後悪禽(啄木鳥)となって四天王寺を襲った、落ち延び「萩生翁」と自称したなどの伝説が残り、
 また名称の音の一致や神話的混同を受け、諏訪の洩矢神と同一視もされる。

【備考・セールスポイント】
・現代の言葉で言うと極右な人になるだろうか
・物部氏は元々兵器の製造・管理を管掌し、石上神宮も物部氏が祭祀しヤマト政権の武器庫としての役割も果たしてきたと考えられ、また物部氏の祖神であるニギハヤヒが十種神宝を伝えてたりするのでエミヤやギルや皆鯖ヒトラーみたいに宝具大量に持ってるかも。
・あと諏訪の洩矢神と同一視され、その洩矢神はミシャクジ様と、ミシャクジ様は建御名方神と同一視されてるからキャス狐みたいな神の化身として作れなくもないかも。
・守屋と同一視される洩矢神、ミシャグジ様、建御名方神について、洩矢神は長野県諏訪地方を中心に信仰を集めた土着神。
・建御名方神が侵入し、争いになった際には鉄輪を武具として迎え撃つが、建御名方神の持つ藤の枝により鉄輪が朽ちてしまい敗北した。
・以後、洩矢神は諏訪地方の祭神の地位を建御名方神に譲り、その支配下に入ることとなったという。

・ミシャグジ様は少なくとも縄文時代頃から続くかなり古い神様で起源は定かで無い。
・塞の神(境界の神、すなわち、大和民族と先住民がそれぞれの居住地に立てた一種の標識)と言われ、神徳は生誕、農作、軍事など様々だが、祟り神や男性器の象徴ともされる。
・この神を祀っていた神社では、神官に憑依して宣託を下す神とされ、ミシャグジは漢字表記では御射宮司、赤口、御射軍神など二百種類以上ある。
・当初は主に石や樹木を依代とする神であったとされているが時代を経るにつれて狩猟の神、そして蛇の姿をしている神という性質を持つようになったと言われている。
・建御名方神は大国主神の息子で軍神や山神や風神や農耕神や狩猟神として信仰されている。
・武御雷神に相撲を挑んで負けてしまい、諏訪まで逃れた。
208: [sage] 2021/03/12(金) 21:53:01 ID:t5oCZQ3.0(21/33) AAS
元文はアピールポイントがないので転載者が付け加えていただきました。
【真名】:ノルナゲスト
【元ネタ】:「ノルナゲストの話」(『オーラヴ・トリュグヴァッソン王の最大のサガ』挿話)
【クラス】:キャスター
【解説】:
 北欧の短い散文であるサットルのひとつに登場する楽士。名前は「ノルンの客」という意味。
 デンマークのある貴人の家に生まれる。誕生時に三人のノルニルが現れ、うち二人から美しい姿と勇敢さ、楽人の才能を与えられた。
 しかし、三人目が来訪を怪しんだ人々に押されて転んでしまい、それに怒った三人目からはその場で燃えている蝋燭が尽きるより長くは生きられない呪いを受ける。
 蝋燭は年長のノルンが消し、母親が隠して彼が成人になるまで保管した。これらの出来事がその名の由来となった。
 成人した後この出来事を話されたあと蝋燭を渡され、以後自身で管理するようになる。
 それから年を取らずに楽士として国々を巡るかたわら、各地の戦に参じて手柄を立てた。
 約三百年の時を生き、その生涯の中でファフニール殺しのシグルズ、毛ズボンのラグナルの次男ビョルンとその兄弟、ハーラル美髪王などといった名だたる英雄を見聞し、共に過ごした。
 その際、英雄所縁の品々を蝋燭を入れた袋に収集していった。
 彼は最期にノルウェーのオーラヴ・トリュグヴァッソン王の屋敷に招かれ、そこで過ごした。
 キリスト教に改宗した王の信仰を古の北欧の神々へ戻そうと手を尽くすが挫折し、自身も洗礼を受け改宗する。
 王はキリスト教の神が彼を異教の神々の呪いから守ってくれると言い、そこでノルナゲストは蝋燭に灯をともす。
すると蝋燭が短くなるにつれ急速に老いていき遂には白骨になり、蝋燭が尽きると共にその命運も尽きた。
【備考・アピールポイント】:
・宝具候補の蝋燭は皆鯖のメレアグロスが参考に出来そう。
・英雄所縁の品々を所持している事から本家イアソンみたいな感じで戦闘に参加するという事も出来そう。
209: [] 2021/03/12(金) 21:55:47 ID:t5oCZQ3.0(22/33) AAS
【真名】:フレグ
【元ネタ】:史実
【クラス】:アーチャー、ライダー
【解説】:
 チンギス・ハンの第四子トルイの子で、イルハン朝の始祖。
 1253年にモンケ・ハンの命を受けた中東方面への征西を開始し、アムダリヤ川からシリアまでのイスラム圏諸国を粉砕し尽くした。
 モンケが没すると、一度はカラコルムに戻ろうとするも、クビライとアリクブケが帝位継承戦争を開始すると本土には戻らず、イランでイルハン朝を建国。
 ジョチ・ウルスから派遣された軍勢が相次いで不審死し、当主ベルケ及びジョチ・ウルスとの対立が激化したことも本土へ戻れない理由だった。
 ジョチ・ウルスとの幾度かの衝突の後、1265年にクビライ主導のクリルタイが開催されることとなった最中、フレグは48歳で急死。
 彼と争ったベルケも、彼の死後の混乱を衝こうとカフカズを南下中に急死した。

【備考・アピールポイント】:
・アッバース朝を滅亡せしめたバグダードの戦いでの悪名は高く、
・投石機の他、中国人技術者が操作する攻城用の火器を運用。
・市街の破壊には、軍勢に組み込まれていたキリスト教徒のグルジア人も加わった。
・その度を超えて残虐な殺戮は「鳩の飛行を攻撃する飢えたハヤブサ」とも「荒れ狂う狼が羊を襲うよう」とも言われ、街や文化は徹底的に破壊された。
・殺戮被害者は、明らかに誇張であろうが200万人が殺されたとする文献もある。
・どちらにせよ最低20万人は殺されたようであり、イスラム教圏は回復不能なほどの大打撃を被った。
・その惨状は「アリストテレスとペリクレスのいるアテネが核兵器によって消滅する様」と評された。
・バーミヤンの徹底破壊同様、死体が大量に転がるバグダードは凄まじく臭かったという。
・多くの敵から「甘言を持って騙す」、「策謀ばかり使う」と評される通り、フレグ本人はあまり正面からの大会戦を好まない慎重主義とも圧倒的な彼我の差で押し潰す戦法を多く取っていた。
・アッバース朝最後の君主、ムスタアスィムの処刑は貴人を葬る馬群による踏みつけだったとも、ムスタアスィム自慢の財宝を満載した部屋に監禁し、「大好きな財宝を食糧とするがよい」と餓死するまで放置したとも。
210: [] 2021/03/12(金) 22:00:48 ID:t5oCZQ3.0(23/33) AAS
【真名】:ヤン3世ソビェスキ
【元ネタ】:史実
【クラス】:シールダー
【解説】
 ポーランドの王。在位1674年-1696年。
 華々しい戦歴から国王に選挙され、当時無敵を誇ったオスマン帝国を退けてオスマン帝国に「レヒアの獅子」と呼ばれて畏れられた英雄である。
 地方の名門家に生まれ、大学を卒業した後には、兄と共に見聞を広める為の西ヨーロッパ旅行へ出発し、多様な経験を積む。
 1648年にに帰国した後はポーランド・リトアニア共和国の軍に所属し、目覚ましい戦功を挙げて瞬く間に出世し、1674年には自由選挙で圧倒的勝利を収め、王位に着いた。
 当時は大洪水時代と呼ばれる戦乱によって国内は荒廃しきっており、加えて近隣諸国との政争と、大国オスマンの侵攻も脅威であり、ヤン3世の治世は苦難の連続だった。
 1683年の第二次ウィーン包囲では、当時無敵を誇ったオスマン帝国をヤンの軍略によって撃退し、ヤンは救国の英雄に留まらず、ヨーロッパのキリスト教世界を守った英雄として、大きな名声を勝ち得た。
 しかし、その後は政治的敗北が続き、17世紀の覇権国だった共和国とオスマン帝国は共倒れすることになり、晩年のヤンは心臓発作に倒れて半隠棲状態の生活を送って、1696年の66歳の時に何度目かの発作でなくなった。
 ヤン3世は1679年に焼失したポーランドの天文学者であるヘヴェリウスの観測施設の再建に協力したため、ヘヴェリウスが制定した星座の一つはヤン3世を記念して「ソビエスキのたて座」 と名付けられた。
【備考・アピールポイント】:
・シールダーでヤン3世ソビェスキ作りたい。
・今次は太陽や月のバックアップ受けるのがいるし、こっちは星(たて座)で。
・ヨーロッパのキリスト教世界を守った英雄なのでアリーともいい対比になると思う。
・オスマン帝国からウィーンを守った英雄。
211: [sage] 2021/03/12(金) 22:05:06 ID:t5oCZQ3.0(24/33) AAS
【真名】ユディト
【元ネタ】旧約聖書外典『ユディト記』
【クラス】アサシン
【解説】
 ユディトは旧約聖書外典の1つである「ユディト記」に登場する女性である。
 アッシリアの王ネブカドネツァルは自分に非協力な諸民族を攻撃するため、将軍ホロフェルネスをイスラエルへと派遣する。
 ホロフェルネスはベトリアの町を占領する。水源を絶たれたため町長オジアは降伏を決意するが、ユディトが主への信頼を説き説得する。
 ユディトは自身を着飾り、アッシリアの兵士たちをその美貌で魅了しホロフェルネスの元へと近づくことに成功する。
 ホロフェルネスは酒宴へとユディトを誘い、兵士たちと共に葡萄酒を飲み泥酔するがただ一人何も口にしなかったユディトはホロフェルネスの短刀を奪い
 それを持って彼の首を切り落とした。
 その後将軍を失ったアッシリア軍は敗退し、ユディトは平和となったべトリアの町で105歳で天寿を全うした。
【備考・アピールポイント】:
・宝具候補は兵士を泥酔させた葡萄酒とホロフェルネスの首を落とした短刀だろう。
・美貌で魅了した事から魅了スキル持ちかそれらの派生スキル持ちであろう。
212: [sage] 2021/03/12(金) 22:07:08 ID:t5oCZQ3.0(25/33) AAS
【真名】:シャルル七世
【元ネタ】:史実
【クラス】:アサシン、バーサーカー
【解説】:
 百年戦争末期、ヴァロワ朝第五代フランス国王。
 「勝利王」と「よく尽くされた王」という二つの通称で呼ばれる。
 ジャンヌ・ダルクの活躍によってランス大聖堂で正式に王として戴冠した。
 コンピエーニュの戦いでジャンヌが捕虜となり、火刑に処された後も英国に対して勝利を重ね、英領の大半を奪取して百年戦争に終止符を打った。
 ジャンヌ・ダルクを見殺しにした王と言う汚名を被せられことが多いが、在位中に復権裁判を行なって彼女の無罪を証明しており、さらに百年戦争で荒廃した国内の復興にも努めているなど、ただ尽くされただけの暗愚と決めつけるには早計過ぎるほどの功績を残している。

【備考・アピールポイント】:
・ぐだおのムック本にてバーサーカークラスに予想されていた鯖。
・暗愚と決めつけるのは早計だが、ジャンヌを助けなかった理由も、助けようとしたのか、身代金を渋って本当に見殺しにしたかさえ分からず仕舞い。
・また、愛妾を水銀で暗殺したとされる噂が囁かれたり、
・即位前の段階でブルゴーニュとの要らぬ対立を招くなど、完全無欠の名君というわけでも勿論ない。
・宝具は何か迷ったけどその複雑極まる“特異な人格”が宝具になりそう。
・(アルスラーン戦記のラジェンドラのような、神算鬼謀の持ち主でなければ真意を読めない的な)
213: [sage] 2021/03/12(金) 22:08:25 ID:t5oCZQ3.0(26/33) AAS
【真名】累
【元ネタ】真景累ヶ淵他、累物
【クラス】キャスター、アサシン
【解説】
 累物と呼ばれる一連の作品群に登場する怨霊。
 その容姿の醜さから夫に殺害され、後にその夫の娘に乗り移り、自らの供養を求め苦しめる。
 しかし、祐天上人により解脱、昇天することとなった。
 また、彼女の母の前娘である助とも瓜二つである。
 多くの作品の題材となっているため、その来歴や結末、人生は様々なものがある。
【備考・アピールポイント】:
・蘇生、憑依系の逸話が応用できる。
・様々な作品の中に登場するため、宝具やスキルに幅が出る。
・復讐者ではあるがあくまでも犠牲者の弱い立場で動ける。
214: [sage] 2021/03/12(金) 22:11:45 ID:t5oCZQ3.0(27/33) AAS
【真名】:ナラム・シン
【元ネタ】:史実・伝説
【CLASS】ランサー、アーチャー
【解説】:
 アッカド王朝の大王。四方領域の王。
 大規模な遠征を繰り返しアッカド帝国の最大版図を築いたが、そのために反乱の続発に悩まされ、王朝が傾く原因をも作った。
 またメソポタミア史上初めて自らを神とした王でもある。
 マニシュトゥシュの息子にして世界の王サルゴンの息子として生まれ、王位に付くまでの経緯は明らかではないが、盛んに遠征を行っていたと思われる。
 彼はその治世の間にエラム地方や、アナトリア半島南東部、地中海地方に遠征を行ってアムル人を討ち、祖父サルゴンを上回るアッカド史上最大の領土を築き上げた。
 しかし大幅に拡大した領土では反乱が相次ぎ、領土各地で反乱が発生したために1年間に9回の戦闘を行ったという。
 この反乱の鎮圧成功を高らかに謳い上げ、以後碑文などに記す自分の名前に
神を意味する発音しない限定符「ディンギル」を付けるようになる。
 伝説ではナラム・シンがエンリル神殿を破壊したために、神々は怒り神罰として山の大蛇グティ人をアガデの地に送り込んだ。
 このためにアッカド王国は滅亡することになった、という説話が残されており、グティ人の侵入によるアッカド朝末期の混乱をナラム・シンと関連づけ、王朝の破壊者として扱われることも多い
 
【備考・アピールポイント】:
・鶴嘴と鋤で神殿壊す土木的ランサー。あと戦勝記念碑に槍が描かれたりしてるからギリOKかなーと。
・また同じ記念碑に弓を携えた姿として描かれているのでアーチャーでも大丈夫か。
・今次だと修道院やら碑石やらを容赦なくぶっ壊す。でも神罰には弱いから脱いだ後の女神ブリギッドにやられそう。
・あと怒った神に山の大蛇グティ人を差し向けられてるから兀突骨も苦手そう。
・宝具候補は記念碑に描かれた冠だろう。
215: [sage] 2021/03/12(金) 22:12:55 ID:t5oCZQ3.0(28/33) AAS
【真名】:紀昌
【元ネタ】:名人伝(列子)
【クラス】:アーチャー
【解説】:
 邯鄲に住む弓の名人であったが師である飛衛を倒さねば一番の名人になれないと彼を襲う。
 その後、失敗した紀昌は彼を恐れた飛衛の案により仙人である甘蠅に師事する事になる。
 戻ってきた彼は飛衛の足元にも及ばない名人の顔つきをしていたが弓を射る事は無かった。
 その必要すら無かったからである(不射之射)
 その後、ゲイと養由基の二人と共に星に光を灯しながら矢を放ったり、盗賊を殺気で転ばせ落としたりするようになった。
 老いた彼は弓の存在を忘れる程に弓から離れていたがそれでさえも「忘れる境地の名人」として逆に仕事道具を手にする事を皆は恥じたのだった
【備考・アピールポイント】:
・弓を持たないけど射撃は出来るアーチャー。
・荘子の達人程それを見せびらかさないものだという思想を中島敦が列子の弓の名人と合わせた結果生まれた哲学野郎。
・普段は殺気ビームで本気を出すと弓を持って来るのがいいか。
・てかこれ強すぎるのどうなのって流れと逆行してるなダメじゃん
216: [sage] 2021/03/12(金) 22:16:03 ID:t5oCZQ3.0(29/33) AAS
【元ネタ】史実
【クラス】セイバー、キャスター、アヴェンジャー
【真名】メアリ・テューダー
【解説】
 メアリ1世、ブラッディメアリーの名で知られるイングランド女王。
 父親のヘンリー8世の再婚により、一時は庶民にまで身分が落ち、義妹エリザベスの侍女になった事もある。
 身分を回復したのは、父ヘンリー8世が晩年になってからの事である。
 彼女の最も有名な逸話が、即位後に行った宗教政策である。
 実母キャサリンによって敬虔なカトリック教徒に育てられていた彼女は、宗教政策でプロテスタントを迫害し、多くの信者を処刑した。
 これが後に都市伝説となる異名「ブラッディメアリー」の発端である。
 スペインの血を引く彼女は、後にスペイン王太子フェリペ(後のフェリペ2世)と結婚するが、これが原因でフランスとの戦争に巻き込まれ、大陸に残っていた最後のイングランド領カレーを失った。
 実母キャサリンを王妃の座から追いやったアン王女の娘である義妹エリザベスを生涯恨み続けており、唯一の後継者であったにも関わらず、死の前日になってようやく後継者に指名した逸話もある。
 不幸な人生を歩んだ彼女だったが、その原因の殆どが父親の再婚や夫フェリペとの結婚など、つくづく男運がなかった女性である。

【備考・アピールポイント】
・都市伝説「ブラッディメアリー」の語源となった事から『無辜の怪物』スキルを取得可能。これで戦闘能力は得られる。
・父やアン王女、義妹エリザベスへの恨みが強く、これも宝具やスキルに仕えるかも。
・宝具はエリザベスと同じくカーテナ?性質はかなり異なりそう
・不運続きの人生を送ったので、幸運はかなり低い
217: [sage] 2021/03/12(金) 22:18:04 ID:t5oCZQ3.0(30/33) AAS
【元ネタ】『マハーバーラタ』
【クラス】アサシン
【真名】ドゥルヨーダナ
【解説】
 パーンドゥ五兄弟と対立し、バーラタ戦争を引き起こした。
 盲目の王ドリタラーシトラとガーンダーリーの間に生まれたカウラヴァ百王子の筆頭であり、様々な凶兆から、生まれながらに王国を滅ぼす不吉の子とされたが、父の愛情からそのまま育てられた。
 長じてのちパーンドゥの息子達である五王子とドゥルヨーダナ達クル王国の百王子は対立を深め、 ドゥルヨーダナは様々な策謀を弄して五兄弟を害そうとするも失敗、仲裁により王国は二つに分割され、一方をパーンダヴァの長兄ユディシティラが、一方をドゥルヨーダナが収めるも相手の繁栄に 嫉妬し、叔父シャクニの勧めで賭博によってユディシティラの王国を十三年間奪うことに成功する。
 期日が来た後、パーンダヴァ・カウラヴァはそれぞれ諸王・郎党を率いた大戦争に突入
するが、 ドゥルヨーダナ率いるカウラヴァは優れた戦士や友人、弟達を失っていき、軍勢も壊滅する。
 ドゥルヨーダナもビーマに棍棒戦を挑まれ、かつて己がパーンドゥ五兄弟の妻ドラウパディーに 太腿を見せつけ辱めた応報により、ビーマに禁じ手の下半身への攻撃を受け、大地に沈む。
 しかしドゥルヨーダナは十三年間最高の幸福の内に全世界を統治し、正々堂々と戦いに
敗れた自分は 天国へ昇ることを誇り、逆にパーンダヴァは卑怯を積み重ねて得た王国
を治めるが良いと嘲笑った。
 その後アシュヴァッターマンによるパーンダヴァ軍壊滅の報を聞いた瀕死の悪王は満足して絶息し、王族の本分を尽くしたことによって、天界へと昇った。

【備考・アピールポイント】
・『マハーバーラタ』における倒される側の王様。パーンダヴァに対しては悪い人だが、国民とバラモンに対しては
何一つ悪事を働かず父の様に頼りにされてた。
・さんざん策謀練った末に、正々堂々と戦って負けた良く分からない人。
・カースト全盛の時代に「英雄の出自を問う意味は無い」と言い放つカリスマ性やカルナにその場でポンと
一国を与える気前の良さを持つ。
・身分制度に捉われずカルナに目を付け、全力で投資するあたり優れた先見性もある。
・カルナとの絆は深く強いものでカルナは自身の素性を知った後もドゥルヨーダナに最期まで忠実に仕え、カルナがアルジュナに殺された際、ドゥルヨーダナはかつてない程に悲嘆に暮れたという。
・毒を盛って眠らせた相手を縄で縛りあげガンジス河に投げ込む、燃えやすい素材を用いて宮殿を建てさせ火を付けて殺すなどの策謀も行ったが、正面から戦っても棍棒術において比類なき戦士であり、ビーマを圧倒するほど強い。
218: [sage] 2021/03/12(金) 22:19:27 ID:t5oCZQ3.0(31/33) AAS
【真名】マアト
【元ネタ】エジプト神話
【性別】女性
【クラス】ルーラー
【解説】
 「正義」「秩序」「真実」といった概念を名に冠する、エジプト神話における「正しさ」の女神。
 頭部にダチョウの羽根を立てているが、これは冥界の審判において「真実の羽根」と呼ばれるものである。
 この羽根を天秤の片方に、裁かれる死者の心臓をもう片方に乗せることで審判が行われるが、穢れを吸収した心臓は重くなってしまうため、裁かれた死者が罪人であれば心臓を載せた皿が下がってしまう。
 釣り合った、もしくは軽かった心臓の持ち主はそのままオシリスに謁見し、彼の守護する死者の楽園に招かれるが、重かった心臓はキメラ様のアミメット(♀)に心臓を食われ、罪人の魂は消滅する。
 この審判には測量役のアヌビス、書記役のトト、処理役のアミメット、他死者の付添・裁判の監視役等多数の神が関わっているが、マアト自身は羽根、すなわち自身の分身を捧げているのみである。
 
 当神話においては珍しい概念の女神であり、あらゆる聖域や万人の心のなかに存在するとされている。
 名前が名前なだけに、「神」の決定詞をつけないと女神としてのマアトと表現されない。
 例として、「マアトとゲレグ」と呼ばれる正直者と嘘つきの兄弟の寓話では男性の名前としてマアトは扱われている。
 
【備考・アピールポイント】:
・マアトちゃんは正義。
・概念の女神という性質上、非情に柔軟な形をとれるサーヴァント。
・また、オシリスの没後冥界に下る際には「地上のマアトは死んだ!」と言い残したり、政情が荒れる度に「マアトが死んだ!」と嘆かれるため兄貴に次ぐネタ枠にもなりうる。
・「マアトの奉献」と呼ばれる体育座りのようなポーズでしばしば描かれる。 
・FGOを触っている方であればアサシン式の最終再臨絵を思い浮かべるとイメージしやすいかと。
219: [sage] 2021/03/12(金) 22:25:08 ID:t5oCZQ3.0(32/33) AAS
元文では考古学定な見解について書かれていなかったので書き加えさせて頂きました。
【元ネタ】「封神演義」史実
【真名】 帝辛
【クラス】バーサーカー
【解説】
 殷朝の第30代帝であり、最後の帝。
 いわゆる殷の紂王(ちゅうおう)として暴虐な政治を行なった帝とされ、美貌を持ち、弁舌に優れ、頭の回転が速く、力は猛獣を殺すほど強かった。
 それゆえ臣下が馬鹿に見えて仕方なく、諫言を受けても得意の弁舌で煙に巻いてしまった。
 帝辛の増長はつのり、神への祭祀をおろそかにし、重税をかけて天下の宝物を自らの物にし、尤渾や費仲と言った佞臣を重用し、妲己と言う愛妾に溺れ、日夜宴会を開いて乱交にふけり周の武王に滅ぼされた。
 夏桀殷紂(かけついんちゅう)と呼ばれ夏の桀と共に中国の暴君の代名詞となった。
【備考・アピールポイント】:
・スキル候補は 狂化、精神汚染、話術、黄金律(偽)
宝具候補は酒池肉林 固有結界を作り、赤王的なあれで一時的に自分の思うがままの世界を作る。
・中国の暴君。精神汚染+狂化はエリちゃんみたいな感じで
・史記では暴君とされているが殷墟から出土した甲骨文からは普通の王様だったらしい。
・史記に描かれている暴君の一面から無辜の怪物も持たせられそうだ。
220: [sage] 2021/03/12(金) 22:29:47 ID:t5oCZQ3.0(33/33) AAS
元文は解説のみなのでテンプレに合う様に加筆しました。 
また、アピールポイントもないので転載者が書き加えました。
【真名】:岳飛
【元ネタ】:史実
【クラス】:ランサー
【解説】:
 南宋初に活躍した名将。後世において、関羽と並ぶ格を以て祀られている。
 農民出身ながら文武両道に優れ、義勇軍に参加したことから頭角を現し、中国に侵入した金軍を相手に連戦連勝を重ねる。
 しかし、主戦派の彼は和平派のトップであった秦檜と対立し、秦檜は謀反の罪を岳飛にかぶせ投獄した。
 これに対し、当時岳飛と並ぶ名将として知られた韓世忠が証拠を問いただすと、秦檜は「莫須有(あったかもしれない) 」と答えた。
 このような理由に韓世忠は激高するも、岳飛は遂に謀反の罪を受けて刑死した。
 なお、岳飛を主人公とした演義文学『説岳全伝』において、彼は大蛇が変じた瀝泉槍という槍を操り、その槍を失った後に刑死することとなる。
 実際に、岳飛を始祖として後世に伝わる武術「岳家拳」においても槍術は重要な地位を占めている。
 また、『説岳全伝』において岳飛は釈迦如来が宋王朝を守るために下界に遣わした大鵬の化身とされる。
【備考・アピールポイント】:
・関羽と並ぶ中華の大英雄。
・官僚の嫉妬によって殺されてしまうのは型月英雄っぽい?
・宝具候補は大蛇が変じた槍だろう。
・スキル候補には岳家拳などもあげられる。
221: [sage] 2021/03/13(土) 14:04:07 ID:fyc7DhW20(1/6) AAS
過去スレからの転載
【元ネタ】:史実
【真名】:サルゴン
【クラス】:セイバー
【解説】
 紀元前24世紀にアッカド帝国を建国した、古代メソポタミアの王。
 古代オリエント政治史上最も重要な王の一人
 人類史上初の帝国建設者であり、サルゴンは「正しき王」「世界の王」という意味を持つ。正しい表記はシャル・キーンという。
 ちなみにギルガメッシュは紀元前26世紀ごろの人物。
 主神エンリルと、女神イアンナ(イシュタル)に仕える女神官(神殿娼婦?)の間に生まれたといわれる。
 子を産むのを禁じられていた女神官はサルゴンは籠に入れられユーフラテス川に流されたところを庭師に拾われ育つ。
 これは英雄の出生によくある「捨て子伝説」の原典であるという。
 王が溺死するという夢を見たことで暗殺の危機にさらされるがイアンナにより全て失敗に終わり、権力闘争の混乱に乗じて王位を簒奪。
 その後は古く有力なシュメールの諸都市を次次に平定し、メソポタミアの覇権を掌握した。
 更に西方に大遠征を行い、その範囲は「上の海」(地中海)と「銀の山」(タウルス山脈)にまで達した。
 一説によれば彼の勢力はキプロスやクレタ島にも及んだという。これは当時の常識を超えた長征であり、
 これらの地域は多くのメソポタミア人にとって異世界に等しいものであったと思われる。
 遠征から帰還すると、帝国の新たな首都としてアッカドを建設し、東はエラム(ザグロス山脈方面)、南はオマーンやバハレーンまで勢力を拡大。
 海上交易を奨励し、彼の時代にメソポタミアの諸都市は大いに繁栄した。

 実に34もの戦を勝ち抜き、17以上の国々を平定したという。
 その強さの秘密は5400もの常備軍を編成していたためらしい。
 策謀に富み圧政も敷かず国を繁栄させ、戦争で大敗することもなく必ず戦果を持ち帰るなど大往生を遂げている。
【備考・アピールポイント】:
・宝具候補には、ウルクの城壁を破る際に用いたとされる斧。征服者としての逸話も合わせれば対城宝具といえるだろうか。
・また暗殺から守り世界の王に任命するなど、イシュタル神からはかなりの寵愛を受けている。
・この女神は王権を授与する神とされ、拡張主義の時代には同じ役目のあるエンリルと交代するのだとか。
・時代が進んだとはいえウルクに攻め入ってるが、あの宝物庫は暴けたのか……
222: [sage] 2021/03/13(土) 14:08:49 ID:fyc7DhW20(2/6) AAS
【真名】 加藤清正
【元ネタ】史実
【クラス】:ライダー、キャスター
【解説】
 安土桃山時代から江戸時代初期にかけての武将・大名。
 刀鍛冶の息子として生まれるが父が幼いときに死去。
 母が羽柴秀吉の生母である大政所の遠縁の親戚であったことから、秀吉に小姓として仕える。
 中国経略中の秀吉が冠山城を攻めたとき、清正は城に一番乗りを果たして奮闘した事を皮切りに「賤ヶ岳の七本槍」の一人として様々な武功をたてる。
 秀吉の九州征伐後は肥後北半国を与えられ熊本城を居城とした。
 肥後における治績は良好で、田麦を特産品化し南蛮貿易の決済に当てるなど、商業政策でも優れた手腕を発揮した。
 文禄・慶長の役では、朝鮮へ出兵した。朝鮮の民衆から「鬼(幽霊)上官」と恐れられた。
 なお、朝鮮出兵中に虎退治をしたという伝承が残り、そこから虎拳という遊びの元になった。
 セロリを日本に持ち込んだとされており、セロリの異名の一つが「清正人参」である。
 秀吉が死去すると、五大老の徳川家康に接近し、家康の養女を継室として娶った。
 関ヶ原の戦いでは九州に留まり九州の西軍勢力を次々と破った。戦後の論功行賞で、小西旧領の肥後南半を与えられ52万石の大名となる。
 最期は家康と豊臣秀頼との会見を取り持つなど和解を斡旋したが、帰国途中の船内で発病し熊本で死去した、享年50。
【備考・アピールポイント】:
・宝具候補には長烏帽子形兜 -、 清正は身の丈六尺三寸(約190cm)の大男であったが、長烏帽子形兜(ながえぼしなりかぶと)という変わり兜を被ることでさらに背が高く見えたという。浮世絵の武者絵では、この兜と蛇の目紋は清正を表すシンボルだった。
・他の宝具候補には片鎌槍 - 天草一揆討伐で激戦中に所持する十文字三日月槍の片刃が折れてしまった(または朝鮮の役での虎との戦いで噛み折られてしまった)が、片鎌槍と称して愛用を続けた、という伝説がある。愛用の槍は八十姫の輿入れ道具として持ち込まれ、紀州徳川家に伝えられた。
・ライダークラスの宝具として帝釈栗毛(たいしゃくくりげ) - 清正の愛馬。帝釈とは仏教の守護神帝釈天のことで、体高は六尺三寸あったという巨大な馬。
・キャスタークラスでは熊本城が宝具候補になるだろう。
223: [sage] 2021/03/13(土) 14:10:17 ID:fyc7DhW20(3/6) AAS
【真名】:アショーカ王
【元ネタ】:史実、伝説
【クラス】:ランサー、ライダー、キャスター、バーサーカー、ルーラー
【解説】:
 インド最初の統一帝国、マウリヤ朝の第3代国王。
 釈迦が予言した、古代インドの思想における理想的な王「転輪聖王」だという。
 伝説によれば父王の死後、異母兄弟99人を殺して王位につき、即位後も些細な罪で500人の大臣を斬首、500人の宮女を火刑にする。
 彼の通った所はすべて焼き払われ草木が一本も生えていない、といわれるほどの残忍な振る舞いにより「残虐王」と呼んで恐れられた。
 統一事業を完成するべく、インド東南にあって抵抗を続けるカリンガ国に兵を進め、10万人を殺し、15万人を捕虜にするという大成果をあげる。
 (あるいは15万の捕虜のうち10万人を殺した)
 しかし戦禍によってその数倍の人々が死に、 多くの人が住処を失い、飢餓・悪疫による凄まじい惨状に深い悔恨をもたらした。
 その後はかつての罪を懺悔し、仏教に深く帰依し、戦争と征服を否定。
 過酷な政治を改めて「ダルマ(法)」による統治を志し、その信条を刻んだ石柱を王国全土に建立する。
 公共事業と社会福祉に力を注ぎ、仏教を振興し(ただし他の宗教も認めた)、諸国に使者を派して平和を説き、広く仏教を宣布した。
 晩年、反乱をおこした息子によって幽閉されて餓死するが、その時最後まで残った瓜を二つに割り半分を貧者に施与するよう遺言したという。

 『父王とは仲が悪く軍も武器も与えず反乱鎮圧に向かうよう命令されるが、神々が大地を割って軍と武器を与えた』
 『転輪聖王』チャクラヴァルティン。七宝と四徳を備える。
【備考・アピールポイント】:
・端的に言うと征服事業は辞めて国内の秩序と民の幸福に尽力しような人
・転輪聖王と本人の偉業を鑑みると仏法の概念相手に叩き込む攻撃になるのかな
レーザー発射。着弾した相手の煩悩を焼却して征伐する非暴力征伐宝具
・アショーカピラーもあるし、ランサー枠もあり?
・スキルはインド統一したからカリスマB、神々の加護、菩提樹の悟りも持ってそうだが虐殺をしているのでランクダウンか?
・神々から与えられた軍勢も宝具候補になるか。
224: [sage] 2021/03/13(土) 14:21:33 ID:fyc7DhW20(4/6) AAS
【真名】:メローラ
【元ネタ】:メローラとオルランドの物語
【クラス】:ランサー
【解説】:
 騎士物語『メローラとオルランドの物語』の主人公、アーサー王の娘メローラ。
 美貌と賢明さを合わせ持ち、多くの者達に求婚されていたメローラは
 ある日宮廷を訪れたテッサリア王トロアスの息子オルランドと恋に落ちる。
 求婚者の一人であるスペインの王子マドール卿はこれを知って嫉妬し、
 領土の半分を代金としてマーリンに差し出しオルランドを監禁するよう依頼した。
 恋人を救い出すには呪文の力に守られた洞窟の岩を打ち砕くロンギヌスの槍、
 洞窟内を占め足取りを止める魔術の闇を打ち払う美しきカーバンクル、
 オルランド自身を呪いから解き放つトュイスの豚の脂が必要となる。

 男装し探索の旅に出たメローラは『青い武装の騎士』として知られるようなっていた。
 彼女は槍を保管するバビロン王の代理騎士としてその敵アフリカ王を打ち負かし、
 褒賞として王よりロンギヌスの槍と忠実な従者レヴァンデルを与えられる。
 次に訪れた豚脂の持ち主アジア王には囚われてしまうが、守衛ウラヌスの助力で脱出し、
 彼の助言を受けてアジア王が狩りに出ている隙に脂を盗み出す事に成功した。
 最後にカーバンクルで身を飾るヴェローナ姫とその父ナラシンガ王を罠に誘い出すも
 一同は打ち解け合って友となり、宝石は平和の裡にメローラへと引き渡された。
 帰国したメローラはオルランドを助け出し、二人はアーサー王の祝福のもと結婚して
 テッサリアへ行き幸福に暮らした。レヴァンデルとヴェローナ姫もまた結婚したという。
【備考・アピールポイント】:
・アーサー王の娘とロンギヌスの槍持ちなので強く出来そうではある。
・宝具候補はロンギヌスの槍、カーバンクル、トュイスの豚の脂などか。
・男装した逸話があるので男装系スキルなどを持たせられそう。
225: [sage] 2021/03/13(土) 14:26:13 ID:fyc7DhW20(5/6) AAS
【真名】:ロウヒ
【元ネタ】:カレワラ
【クラス】:キャスター
【解説】
 フィンランドの叙事詩「カレワラ」の登場人物。
 暗くて寒い闇の土地ポホヨラを女だてらに執り仕切る老獪な魔術師。娘や村の女は美人が多い様子。
 ある日流れ着いたワイナモイネンに『サンポ』を作ってもらえるよう交渉を呼びかける。
 鍛冶屋イルマリネンを紹介され、サンポを作ってもらえたロウヒは、サンポをポホヨラの岩山に隠した。
 『サンポ』とは奇跡の道具、何もないところから麦粉と塩と金を作る臼の機械で、
 その日からロウヒとポホヨラの地に大いなる豊穣を与えたため、ロウヒは大喜びだった。
 だがしばらくしてワイナモイネンとイルマリネン、それにレミンカイネンを加えた三人の一行が
 サンポの返却を要求しにポホヨラへと乗り込んで来る。当然ロウヒはこれを拒否して戦いの様相を呈する。
 だが、カンテレの音色に晒されたポホヨラの民は眠りに落ちてしまい、サンポはその隙に奪われてしまった。
 しばらくしてレミンカイネンの音痴な歌のお陰で目を覚ましたロウヒとポホヨラの民は追撃に乗り出す。
 このときの戦いで劣勢に苛まれたロウヒはせめてもの腹いせにと、サンポを破壊し海中に没させた。
 サンポは海の神のものとなり、海中と、更に欠片の流れ着いたカレワラの地に恵みを与えたという。
 こうしてポホヨラからサンポの恵みが奪われてしまったためカレワラの民を深く憎んだロウヒは
 カレワラに幾多の災厄を差し向けるも、全ての謀略はワイナモイネンとイルマリネンによって打倒される。
 多分一番物凄く巻き込まれ体質だった人。
【備考・アピールポイント】:
・宝具候補になりそうなロウヒの能力
 ・大鷲(背中に千人乗れるサイズ)になれる変化能力。
 ・疫病を司った精霊の娘が産んだ、9人の「疫病そのもの」の子供を敵地に送る
・子供の名前は疝痛、痛風、瘰癧、腫物、疥癬、癌腫、鼠疫、
・それに名無しの低地の至るところを悪くする湖水の魔術師の9人
・ものすごく大きな金色の毛皮…もとい、熊を召喚できる。
・太陽と月を盗み深い石山(童話だとあかがね山という名前)に幽閉、世界から光を奪う。(原作では普通に人間姿のまま太陽と月を盗んだっぽいが童話だと鷲の姿で太陽と月を盗んだ)
・このうち疫病はワイナミョイネンが呪術で対抗して追い払い、毛皮…もとい、熊は意気揚々としたワイナミョイネンと村人の騙まし討ちで討ち取られるのだけれど、太陽と月の盗難だけは苦戦してた。
・幽閉されてる場所までは辿り着けたのに、牢を閉じる魔法の鍵をワイナミョイネンといえど解除できなかったから。
・結局ロウヒから自主的に太陽と月を返却させることで事件は解決したのだけれど、宝具化するならこの太陽と月を盗んだ技術でどうだろう?疫病の娘や熊の召喚は魔術でもいけそうだ。
省5
226: [sage] 2021/03/13(土) 14:29:53 ID:fyc7DhW20(6/6) AAS
【真名】:ホグニ
【元ネタ】:北欧神話
【クラス】:セイバー、バーサーカー
【解説】
 美しき女神フレイアが、ドワーフよりブリーシンガメンを受け取る代償として、その身体を差し出した。
 それに激怒したオーディーンは、その罪への罰として、「二人の王を未来永劫戦わせよ」とフレイアに告げる。
 それに選ばれたのが、このデンマーク王ホグニと、サラセン王ヘジンであった。
 フレイアは謀略をもって二人を戦わせようとするが、二人は一度友情を結ぶ。
 しかし、更なるフレイアの企みにより、二人は決定的な決別を起こし、
 ダーインスレイヴを抜いたホグニと、万能の霊薬を飲み永遠に蘇るヘジンは、
 世界の終わり・・・ラグナロクまで争い続けることとなった。
【備考・アピールポイント】:
・宝具候補はダーインスレイヴ
・一度抜くと人の命を奪うまで鞘に戻らないという点に尽きるが,ほかにも「攻撃では遠慮を知らない」「かすり傷でも負おうものなら,その傷は治らない」等
・ラグナロクまでに戦い続ける事から戦闘続行と理性を失っている事から高いランクの狂化など持っていそうだ。
227: [sage] 2021/03/19(金) 08:48:06 ID:6JFRZi/60(1/8) AAS
【真名】:太公望、呂尚
【元ネタ】:封神演技、史実
【クラス】:ライダー、キャスター
【解説】:
 別名、太公望。封神演義の主人公にして、伝説の軍師。
 32歳の頃から40年間、原始天尊の元で仙人となるために修行をするが、才能がなかったため下山することとなる。
 商の朝歌で占い師の仕事をしていたところ、やって来た妖怪の王貴人を倒す。
 妖怪退治の功績により紂王に仕えることになるが、その暴政に反発し、出奔する。
 周へ向かった姜子牙は、周を治めていた姫昌に見出され、仕えることとなった。
 姫昌の死後、太子姫発を助けながら、暴虐の限りを尽くす紂王を打つべく商王朝との戦争を開始する。
 その際、商王朝についた仙人や道士たちとも戦い、仙界の封神計画を完成させていった。
 商王朝討伐後、斉の国を与えられ、そこを治めたという。
【備考・アピールポイント】:
・宝具候補1『打神鞭』
容姿:長さ三尺六寸五分の木製の鞭、21に分かれた節に四道の符印が施されている
周の軍が九竜島の四聖を相手に苦戦している時に太公望が元始天尊から授かった二つの宝具の内の一つ。
天に投げ上げれば人間の精神を打ち据え、仙人の頭を打ち割る力がある。
封神傍に名の記された相手を打つ事が出来、84の神を破る事が出来る。
逆に封神傍に名がない相手には全く効果が無い。
また使い手の太公望の修行が足りない為か、宝具同士の戦いになるとやや弱い。
・宝具候補2『杏黄戊己旗』
周の軍が九竜島の四聖を相手に苦戦している時に太公望が元始天尊から授かった二つの宝具の内の一つ。
外見はただの旗だが、地に突き立てれば高さ二丈となって誰も抜き取る事が出来ない。
無理に抜こうと試みれば身体が動かなくなる。
敵の仙術を無効にし、邪悪な気を鎮圧する働きがある。
三仙島の三仙姑が太公望に対して混元金斗を使った時も杏黄戊己旗で難を逃れた。

・宝具候補3『四不相』
容姿:麒麟の頭、豸の尾、龍の身体を持つ一角獣
太公望が九竜島の四聖と戦った時に馬が役に立たなくなった事があり、元始天尊から賜った乗騎。
五色の雲に乗って飛び、どんな妖怪も恐れないと言う。
省17
228: [sage] 2021/03/19(金) 08:48:45 ID:6JFRZi/60(2/8) AAS
【真名】:荘周
【元ネタ】:荘子
【クラス】:セイバー、アサシン、キャスター
【解説】:
 老子とともに“老荘”と並び称される思想家。宋の人。
 老子同様、荘子の思想は無為自然を基本としているが、
 彼の性格が反映されたためか政治的要素がほとんど組み込まれておらず、
 尚且つ世俗的な価値観は無意味であると説き、
 森羅万象が等価値で、善悪美醜などと言う概念は取り払い、
 全てを自然の流れに任せることを理想としていた。
 楚をはじめとして、数多の国が彼を召し抱えようと動くも、自由でいたいが為にそれらを徹底して断り、
 生きながらにして仙人のような生涯を送った。
【備考・アピールポイント】:
・宝具候補『三つの剣』
 趙の恵文王は剣士を重用し、また彼らに死闘をさせることを好んでいた。
 そのために趙の国力は衰え、それを憂いた大臣が荘子を剣士として紹介した。
 恵文王が「先生はどのような剣を用いるか」と尋ねると荘子は
 “天子の剣”、“諸侯の剣”、“庶民の剣”と言って、それを順に解説して王を論破した。
 王は自身の愚行に気付き、意気消沈して三ヶ月以上謹慎した。
 剣士らは用いられなくなったことに絶望し、自殺したという。
・『胡蝶の夢』
 荘子はある時夢をみた。
 蝶になって空を飛びまわる夢だ。自身が荘周と言う人間であったことを忘れるほど自由な。
 だが、一たび目覚めてみると自身が蝶になる夢をみていた荘周か?
 今まさに荘周になる夢をみている蝶か? その境界が分からなくなったという寓話。
 荘子が主張する無為自然の象徴とも言える一説であると、広く知られている。
229: [sage] 2021/03/19(金) 08:49:20 ID:6JFRZi/60(3/8) AAS
【真名】:ユオン・ド・ボルドー
【元ネタ】:フランスの素材
【クラス】:アサシン
【解説】:
シャルルマーニュの息子を殺害してしまい、難題を押し付けられた人物。
元々ギエンヌ公爵の息子で幼い頃に父を亡くしていたため、母の領地であるボルドーで生活していた。
ところが、シャルルマーニュの息子シャルロとその奸臣が、ユオンとその弟を殺害してギエンヌを奪おうと計画し、弟に怪我を負わせた。
そこで、ユオンは相手がシャルルマーニュの息子と知らずにシャルロを殺してしまう。
はじめ、事件のことを知ったシャルルマーニュはむしろユオンの行為を賞賛したが、殺されたのが息子だと知って激怒し、ユオンを殺そうとする。
ユオンの叔父らのとりなしもあって、ユオンは「スルタンの宮廷に行き、スルタンの食事中に姿を見せ、その近くにいる最も身分のある賓客を殺せ。そして、スルタンの娘に3度キスをしろ。さらに、貢物としてスルタンのあごひげ一掴みと、歯を4本持って来れ」という条件と引き換えに許されることになった。
旅の途中、ユオンは妖精王オーベロンに出会い「象牙でできた魔法の笛」と「魔法のカップ」を与えられた。
オーベロンの助けもあって、旅はかなり順調に進んでいた。しかし、ユオンは夢で見たスルタンの娘の美しさに恋をしてしまう。
そのため、スルタンの宮殿で「イスラム教徒なら入ってもよい」と言われたとき、つい信者と偽って入場してしまう。後悔したユオンは第2の門で自分がキリスト教徒だと名乗りなおして先に進んだが、
一度でもユオンがキリスト教徒として恥ずべき行いをしたため、その直後に危機に陥ったユオンが角笛を吹いてもオベロンは助けに現れず、ユオンは監禁されてしまった。
しかし監禁中のユオンは、やはり夢でユオンを見て惚れこんでしまっていたスルタンの娘を説得し、キリスト教徒に改宗させることに成功した。さらに愛し合う2人は、一緒に逃亡することにも成功した。
この時点で果たしていない条件は、スルタンの歯とあごひげの入手であったが、運良くスルタンが死んでしまったため、ユオンらは死体から歯とひげを採取すると、美しい花嫁とともに帰国するのであった。
【備考・アピールポイント】:
・宝具は穏やかに鳴らせば音を聞いた人間を躍らせることができ、強く鳴らせばオーベロンが助けに来てくれるという「象牙でできた魔法の笛」と善良な人が手に取ると中にワインや食料が出てくるという「魔法のカップ」
230: [sage] 2021/03/19(金) 08:50:35 ID:6JFRZi/60(4/8) AAS
【真名】:レンミンカイネン
【元ネタ】:カレワラ
【クラス】:セイバー
【解説】:
 フィンランドの叙事詩「カレワラ」の登場人物。
 貧しい出自の生まれながら男前で有能な青年。だが、気性が荒く女癖も非常に悪いのが玉に傷。
 太陽や月の神々が求婚するほどの名家の美女キュリッキを篭絡して嫁に迎えるが、
 その彼女をナンパしていた最中の片手間に彼女の住んでいた村娘全員と一晩を共にしている。
 しばらくキュリッキと仲睦まじく暮らしていたレンミンカイネンだったが、ちょっとしたイザコザが起こる。
 そこから四度にも渡るレンミンカイネンのポホヨラへの挑戦が始まった。

 一度目はキュリッキに代わる嫁を得ようとして。だがこの時、彼は呪矢で殺されてしまう。
 母の尽力の甲斐あってレンミンカイネンは命を取り戻し、その場は帰参することになった。

 二度目はイルマリネンとロウヒの娘の結婚式に招待されなかったとき。
 腹を立てていたレンミンカイネンはロウヒの夫を殺し、魔女の怒りを買ってしまう事態を招く。
 慌てて逃げ出したレンミンカイネンは、母の薦めで離れ小島に隠れ、島の乙女たちと三年の月日を過ごす。

 三度目は離れ小島から帰参した直後。潜伏中に故郷が襲撃にあったことを知ったレンミンカイネンは
 槍使いの友人ティエラを誘ってポホヨラへ逆襲に向かう。だが、魔女の妨害を受けて旅は頓挫する。

 四度目、自力で進めないレンミンカイネンはワイナモイネンとイルマリネンのサンポ奪還の一行に便乗する。
 このときレンミンカイネンはワイナモイネンには劣りながらも血気盛んな戦士として活躍する。
 だが、帰還途中に禁じられていた歌を歌ったせいで一行に最後の最後でとんでもない災難を招く。
【備考・アピールポイント】
・セイバーでレンミンカイネン
・宝具は全ての悪にたとえられた(中世では”悪”とは”強さ”を意味する言葉でもある)魔神ヒイシが鍛えた剣
231: [sage] 2021/03/19(金) 08:51:21 ID:6JFRZi/60(5/8) AAS
【真名】:張良
【元ネタ】:史実
【クラス】:キャスター、アサシン
【解説】:
 漢帝国に仕えた臣で、蕭何・韓信と並ぶ劉邦三傑が一人。
 もとは戦国七雄が一国、韓の名士の一族であるが、秦によって韓は滅ぼされてしまう。
 官位に就いていなかったために生き延びた張良は、秦と始皇帝に深い怨念を抱き、復讐を誓う。
 全財産をはたき、家族さえも蔑ろにして反乱因子を募り、怪力無双の男を雇って、
 一度は始皇帝暗殺を実行するが失敗。
 指名手配を受け、身を隠している間に、隠者(仙人とも)黄石公から太公望・呂尚の兵法書を受け取る。
 十年間身を隠しているうち、黄石公に示唆された「十年後に覇王を助ける」という進言を頼りに、
 楚で反秦運動が苛烈なものとなった時にその人物を頼りに駆けつけるが、
 その道すがらに、当時はほとんどギャングであった劉邦一向に出会い、
 その並々ならぬカリスマ性を見抜いて門下に加わる。
 そこから項羽らとともにあっという間に秦を滅ぼすと、楚漢戦争では軍略面で脆弱な劉邦を、
 他の三傑とともによく助け、遂には劉邦を覇者へと押し上げた。
 晩年は呂后の粛清を恐れてか、神仙に傾倒して家に引きこもる日々を送っていた。
 司馬遷が彼の肖像を見て「まるで婦女子だ」とこぼしたほどの容姿であることでも知られる。
 それにしても、色々な意味で劉邦のチート抱え込み率は凄まじいとしか言いようがない。
【備考・アピールポイント】:
・経歴からアサシンにも出来そうな軍師系サーヴァント。
・アサシンの場合は始皇帝暗殺未遂の時に使用した鉄槌か。
・宝具の候補は黄石公から託された兵法書、または後世に手に入れた黄石。
・四面楚歌を奏でた逸話も宝具候補に出来そうか。
・スキルは陳宮のを参考に出来そう。
232: [sage] 2021/03/19(金) 08:52:05 ID:6JFRZi/60(6/8) AAS
【真名】:ゾロアスター、ザラスシュトラ
【元ネタ】:史実?
【クラス】:キャスター
【解説】:
古代ペルシアで栄えたゾロアスター教の開祖。伝説的な預言者にして魔術師。
紀元前630頃に出生。生まれ落ちた際に泣き声をあげず、逆に笑っていたという。
そのためか救世主とも、不吉な子とも見なされていた。
彼の父親は後者であり、不吉をもたらす前に焼き殺そうと試みたが、いくら試しても火は点かなかったという。
七歳の時にも『邪眼』を行使する魔術師に狙われ、呪殺されそうになった。
しかしザラスシュトラは『邪眼』ならぬ『吉眼』の持ち主であった。
これを持って彼は呪いをはねのけ、敵を失神させ、さらに真言(マントラ)を唱えることで相手を死に至らしめた。
かくて無事に成人したザラスシュトラは、三十歳でアフラ・マズダの啓示を受け、ゾロアスター教を興すのである。
ゾロアスター教はいまなおインドを中心に十万人もの信徒を持っている巨大宗教。
創始者である彼の信仰は計り知れないものとなっているようだ。
【備考・アピールポイント】:
・ちなみにこのおっさん、吉眼を持つとか言っているが、実際は邪眼だったという説がある。
・呪いを打ち消したわけではなく、呪いを相殺した、という解釈だそうだ。
もしそれがありなら、かなりおもしろいキャスターになると思うんだが。
233: [sage] 2021/03/19(金) 08:52:45 ID:6JFRZi/60(7/8) AAS
【元ネタ】シャーナーメ
【真名】ジャムシード
【クラス】:ライダー、ルーラー
【解説】
700年の統治を敷いた、シャーナーメの聖王。アヴェスターのイマ王に相当する。
名は「輝けるジャム」を意味し、悪魔や鳥や妖精たちを従えたとされる。
悪魔の征服を完了した父タフムーラスの偉業を完全に受け継ぎ、武具の作成、四階級の制定、
緒施設の建設、宝物の確立、医療の開発を成し遂げ、世界の黄金期を築き上げた。
その絶大な知性から全てを解き明かし、神託も絶えることなく、全ては輝かしくあった。
燦然と飾らせた玉座を、悪魔に天空に挙げさせ、天より至上の黄金時代を齎すが、
やがて増長し、己を神と呼ばせたために神の加護を失う。
蛇王ザッハークに王位を追われ、最後は鋸によって二つに割かれて死んだという。
【備考・アピールポイント】:
・『ジャムの酒杯』ガラスで出来た美しい杯。世の中で起きるあらゆる事を映し出す
・『ペルセポリス』後のダレイオス1世が建設した宮殿群。ペルシア語でタフテ=ジャムシード(ジャムシード王の玉座)
234: [sage] 2021/03/19(金) 08:53:50 ID:6JFRZi/60(8/8) AAS
【真名】刑天
【元ネタ】中国神話
【CLASS】バーサーカー
【解説】
中国神話に登場する巨人。
西域の異民族を従えていた大将で、音楽官として炎帝神農に仕えていた。
炎帝と黄帝はそれぞれ世界の半分を支配していたが、全主権を求めて争いが起こる。
火の武器を使う炎帝は水の武器を使う黄帝に打ち負かされてしまう。
しかし、忠義深い刑天は、その後も一人黄帝に立ち向かった為に、
頭を切り落とされ、常羊の山に埋められてしまった。
それでも刑天は戦うことを諦めず、両乳首を目に、臍を口にして生き延び、
頭の無い姿のまま戦いの舞を踊り、斧を持ち盾を構えて暴れ続けた。
以後、刑天という名は『頭を切り落とす』と言う意味で使われている。
【備考・アピールポイント】:
・刑天って頭がある状態で召喚されるのか?
ある場合だと理性があって、無くなって初めて狂化するとか?
1-
あと 174 レスあります
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ AAサムネイル

ぬこの手 ぬこTOP 0.064s*