純粋・応用数学・数学隣接分野(含むガロア理論)21 (217レス)
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134
(4): 現代数学の系譜 雑談 ◆yH25M02vWFhP 07/26(土)21:52 ID:w9PY0JQs(11/16) AAS
>>133 補足

順序数を考えたのは カントールで
カントールは、上記のように 順序型 (order type) をベースに
順序数の理論を構築したのです

ところが、ラッセルのパラドックスとかが出て
集合概念を抑制的にして パラドックスを割け
公理的に組み立てられるものだけを
集合としようという 公理的集合論が出た

公理的集合論では、素朴集合論で 扱われていた 大きすぎる対象(つまり 集合公理からはみ出す対象)
は、クラスとして 扱うことになったのです
(つまり、素朴集合論で扱っていた大きすぎる集合は、公理的集合論ではクラスと呼ばれる)

渕野先生の本では、紙数の制限で カントールによる順序数をベースに ここを軽く流すために
『順序数はクラス』としたのでしょうね ;p)
135: 現代数学の系譜 雑談 ◆yH25M02vWFhP 07/26(土)21:54 ID:w9PY0JQs(12/16) AAS
>>134 タイポ訂正

集合概念を抑制的にして パラドックスを割け
 ↓
集合概念を抑制的にして パラドックスを避け

分ると思うが (^^
139: 07/26(土)22:38 ID:gZ1LykHx(17/22) AAS
>>134
>渕野先生の本では、紙数の制限で カントールによる順序数をベースに ここを軽く流すために
>『順序数はクラス』としたのでしょうね ;p)
何十行も長々と書いて出した答えはまったくトンチンカン
君、ぜんぜん分かってないんだね
140: 07/26(土)23:19 ID:gZ1LykHx(18/22) AAS
>>134
>集合概念を抑制的にして
抑制の具体的内容は? 特に抑制されるものとされないものの境界は何?

>公理的集合論では、素朴集合論で 扱われていた 大きすぎる対象(つまり 集合公理からはみ出す対象)
>は、クラスとして 扱うことになったのです
>(つまり、素朴集合論で扱っていた大きすぎる集合は、公理的集合論ではクラスと呼ばれる)
はい、大間違いです。
クラスとは何らかの数学的対象の集まりです。集合は要素の集まりだから当然クラスです。集合ではない(=その存在がZF上で証明できない)クラスは真のクラスと呼ばれます。
141
(3): 現代数学の系譜 雑談 ◆yH25M02vWFhP 07/26(土)23:24 ID:w9PY0JQs(13/16) AAS
>>134 追加
下記 渕野 昌
”ハウスドルフの集合論と位相空間論の誕生”
「数理科学」2022年6月号拡張版 が、面白く また 参考になるだろう

外部リンク[html]:fuchino.ddo.jp
渕野昌
[22.07.14]『数理科学』2022年6月号特集に掲載された論説 「ハウスドルフの集合論と位相空間論の誕生」のpdfファイルをupdateしました.出版社との約束で,本文が白紙になったものをしばらく置いてあったのですが,ほとぼりがさめたので,可読なヴァージョンで置き換えてあります

外部リンク[pdf]:fuchino.ddo.jp
特集/集合・位相の考え方—数学の基礎をなす概念—
ハウスドルフの集合論と位相空間論の誕生
—現代,ないし(仮想的) 近未来の視点からの考察
本稿は「数理科学」2022年6月号特集に寄稿した論考の2024年12月17日の時点での拡張版
本稿の最新版は,外部リンク[html]:fuchino.ddo.jp から download できます.この拡張版には,寄稿記事では,ページ数の制限のために割愛した引用文の原文が含まれています.また,最新版には,寄稿後の修正/拡張も,含まれてい (る可能性があり) ます
目次
1. 今,なぜ,ハウスドルフなのか . . . . . 1

P8
ハウスドルフは,フォン・ノイマ
ンの 1920 年代の順序数の基礎付けの研究に気がつい
ていなかったようである.その結果として,順序型の
同値クラス (これは真のクラスになってしまう) のカ
ノニカルな代表元を順序数や基数と定義する,とい
うフォン・ノイマンの発見したトリックを
[Hausdorff 192716)] で採用できず,関連する箇所の記述がもたつい
たものになっている ∗18).しかも,現代の集合論に翻
訳して考えると,ここでは,同値類が真のクラスにな
るような同値関係での同値類の代表元をとる,という,
もうひとひねり加えないとうまく実現できない ∗19)こ
とを,あたかも実行できているかのように扱って議論
しているので,基礎付けが完全でないものになってしまっている.

P11
以上,スッペスの [Suppes 195731)] を除くと,どの
教科書も,論理体系への言及は全くなく,順序数や
基数については,[Suppes 196032)] を除くと,どれも,
それを読んだだけでは,整合的な導入ができるのか
どうかは,不明な書き方になっている ∗23).筆者は,
2007年に行なった学部学生向けの講演で,順序数と
超限帰納法に関連する話題に触れたときに,同席さ
れていた上野健爾先生から,「それはきちんと定式化
できるものなのですか」と質問されて面喰った記憶
がある.しかし,彼が,ここで挙げたような教科書
で「集合論」を習っていたのだとすると,そのよう
な感想が出てきたとしても,何の不思議もないと言
えるかもしれない.順序数や基数については,[彌永
200218)] の 38 ページに「濃度や順序数の一般論はそ
の後それほど利用されることもなく,進展もなかった」
と書かれるなど,(日本では?) 今だに,無理解と継子
扱いに曝されているようである.

参考文献
18) 彌永昌吉: ガロアの時代ガロアの数学,第二部 数学篇,
シュプリンガー・フェアラーク東京 (2002)
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