日本語のアクセント 4拍目 (738レス)
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469
(4): 06/13(金)18:32 ID:0(469/738) AAS
>>468 それはそう。でもそんなことより、最新版の『明解アクセント辞典』の「総記」が
「試し読み」で読めるのだけど、そこに、
「二拍めから上がる語で,第二拍が引き音や撥音,二重母音副音の場合,無造作な発音の
折や個人によって第一拍から高くなる。例えば,ト[ーキョー を [トーキョー,シ[ンブ]ンシャ を
[シンブ]ンシャ,カ[イシャ を [カイシャ のように。」とある(表記は変更した)。
確認しておくと、「アクセント」という言葉は使われていない。現在、例えば「トーキョー」は
ふつう第一拍から高く発音されるのであり、それを「無造作」とか「個人によって」と言ってしまうのは
事実とは言えないんじゃないかな? それだと、NHKのヴェテランアナウンサーも
ニュース原稿を無造作に、ないし個人の癖みたいなもの丸出しで読んでいるということになる。
実際にはそんなことないと思うんですよ。
470: 06/13(金)22:06 ID:0(470/738) AAS
>>469
必ず二拍目は上げろとは、人間の生理を無視したような「アクセント原理主義」だな。
一拍目から上がっていようが二拍目から上がろうが気になるもんではない。
長音や撥音の部分で上げるのはやりにくいんだから仕方がない。
初拍から二拍への上がりはそもそもアクセントじゃない。
語句の始まりを示すための上昇だ。
472: 06/13(金)23:56 ID:0(472/738) AAS
「東京」は現在、大抵 [とーきょー と発音されるが、と[−きょー と発音して悪いということはない。
ちなみにこういうことが起きるのは二拍目が長音だからで、例えば
「横浜」は よ[こはま と発音されるのであり [よこはま とは発音されない。
さて>>469が言っているのは、最新の『明解』の言い方では、 [とーきょー は「無造作」な発音、
ないし、「個人」によってはとられる発音である、ということになるけれど、それは事実とは言えない
のではないか、ということ。
じっさい、現代東京語の話し手で、と[ーきょー とは異なる言い方としての [とーきょー に
対してそういう感想を持つ人はいないのではないだろうか。みなさんはどうですか
476: 06/14(土)07:26 ID:0(476/738) AAS
>>475 おっしゃるとおり、現在、東京語の話し手は「東京」を、
句頭でも(「その」のような言葉を付けない時でも)、ほとんど常に
HHHHと発音します。LHHHと言ってもいいのですが、現実問題として
まずそうは言われません。東京語の話し手は「その横浜」の「横浜」なども
HHHHと言いますが、句頭の「横浜」はLHHHと言い、それを
HHHHで言う人がいたら、耳のいい人は「関西のかたかもしれない」
などと思うでしょうし、それを言ったのがアナウンサー養成学校の生徒さんなら、
先生は直すでしょう。
 ところが、新しい『明解』の「総記」の「アクセントの表記法」のところには、
おそらく以前からの流用でしょうが(ただし1958のにはない)、
「とーきょー」の初拍そのほかは、「無造作な発音の折や個人によって」は高く
言われるとあるのです。この「無造作な発音の折や個人によって」という言い方が
少し妙であることは措くとしても、『明解』のこの記述は、現在の東京語における
発音習慣についての妥当な記述とは言えないのではないか、ということを
>>469なんかは言っています。
 ちなみに、今はどうなっているか知りませんが、1989の『新明解』は「無造作」を
「大変な事とは考えずに気軽にする様子」と説明しています。
499: 06/14(土)23:47 ID:0(499/738) AAS
>>498 どこが丁寧なのかな。「本書ではアクセント体系から考えて」云々は、
「東京語では12拍は必ず高さが異なる」というテーゼを含む体系のことであり、
アクセントとは下がり目に関する情報だとする立場とは相いれない。
すなわち新明解は「アクセント」という用語を上記の狭義における
アクセントよりも広い意味のものとして使っている。
なお、「東京」はHHHHと発音される時もアクセントとしてはLHHHである
という理解は、『新明解』が採る見方ではない。
>>469で「アクセントという言葉は使われていない」としたのは、
狭義のアクセントとは無関係な話である、というほどの意味。不用意な
言い方だったことはご指摘のとおり。
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