[過去ログ] 【艦これ】提督「…さて、と」 (1002レス)
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(5): ◆hsyiOEw8Kw [saga] 2015/02/28(土)18:19 ID:e7scRF+bO携(1/3) AAS
艦これssです

初投稿になります
至らないところもあるとは思いますが、よろしくお願いします

オリジナル設定多数です
本家様にて明言されてる事も改変します

地の文迷い中…戦闘シーンとか書いてみたいですが…


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1425115147

2: ◆hsyiOEw8Kw [saga] 2015/02/28(土)18:21 ID:e7scRF+bO携(2/3) AAS
とある島にて


提督「やっと到着か…ここが俺の新しい家、か。随分と遠くまで来たもんだな。…不知火。」

不知火「はい。」

提督「状況はどうなっている。」

不知火「既に書類、業務等の引き継ぎは完了しております。前任者は既に島を離れているそうです。また、本日午後、新たな艦娘が1名、もう1名が本土からの主計係として渡航、着任予定です。」

提督「そうか。しかし、引き継ぎ時に前任者不在とは…いくらここが防衛線の中とは言え、無責任が過ぎる。急ごう。」

不知火「はい。」


島の基地内


榛名「(今日から新しい提督さんが来るのですね…また、失敗する…もう嫌…)」

足柄「…榛名?探したわ」

榛名「ぁ…足柄、さん…」

足柄「もうすぐ提督の到着予定時刻。倉庫でボーっとしている暇は無いよ。準備準備…」

榛名「私は、行かない方が良いと思います。きっとまた…」

足柄「榛名…いや、でも…」

不知火「お二方。ここにいらしたのですか。」

榛名・足柄「?!」

不知火「提督が執務室にてお待ちです。急ぎ参上して下さい。」

榛名・足柄「は、はい!」
3
(1): ◆hsyiOEw8Kw [saga] 2015/02/28(土)19:39 ID:e7scRF+bO携(3/3) AAS
執務室


コンコン
不知火「不知火です。艦娘を2名、連れてまいりました。」

提督「入れ。」

足柄「重巡艦娘、足柄です!本日はお出迎えにあがれず、申し訳御座いません!」

榛名「同じく戦艦艦娘、は、榛名です!申し訳御座いません!」

提督「構わんよ。こちらが予定より早く到着したんだ。楽にしてくれ。」

足柄・榛名「は、はい。」

提督「えっと…もう一名、確か隼鷹だったか、は単艦で警備任務に当たっていると。ああ、あと新顔一名と主計艦娘は後ほど到着する、か。」

不知火「2名の予定到着時刻までおよそ120分です。」

提督「そうか、では…私が提督だ。現在より諸君ら、及び主計艦娘を含む6名の艦娘の指揮を執り行う。よろしく頼む。」

一同「はい!」

提督「ああ、喋り方については各員に任せる。知ってるとは思うが、お前たちには階級が無い。敬語は任意で構わん。ただし、私の下した指令等には従うこと。これは強制である。良いな。」

一同「はい!」

提督「よし。基本的な規則について変更はない。ああ、後、今晩全員が揃った段階でもう一度招集をかける。留意しておけ。以上、榛名と足柄は下がって構わん。」

榛名・足柄「失礼します!」

ガチャ
バタン

提督「…さて、不知火。榛名と足柄をどう見る。」

不知火「先程の倉庫内での会話を聞く限り、足柄さんはともかく、榛名さんは問題を抱えているようですね。」

提督「やはり左遷基地と呼ばれるだけあるか…なんでも、扱いにくい艦娘が各艦隊から集められたって話だったが…しかし、そうか…この榛名…これも因果か。」

不知火「司令…」

提督「…」

5: ◆hsyiOEw8Kw [saga] 2015/03/01(日)00:02 ID:Di+AC3JWO携(1/35) AAS
艦娘寮内


足柄「いやぁ〜、ビビったわ。なんでこんな来んの早いのよってね。」

榛名「は、はい…」

足柄「まぁ怒られなかったしいっかー。それにしてもちょっと怖そうな人だったわねー。若かったけど。」

榛名「今までで二番目くらいに若かったですね。」

足柄「マジ?あたしは初めてだわー。」

榛名「若い人は…苦手かもしれません…怖いです…自分が…」

足柄「…ま、なんかあってもあたしが居るわよ。気楽にいきましょ。」

榛名「…そうですね。前の人とは、違いますよね。…榛名、頑張ります!」

足柄「そうと決まればまずはメシよメシ。昨晩の残り物でチャーハンでも作りますか!」

榛名「はい!ご一緒します!」


時が経ち、午後


雷「駆逐艦の雷よ!よろしくね!」

鳳翔「鳳翔です。主計艦娘として派遣されました。よろしくお願い致します。」

隼鷹「軽空母のじゅうーんよーうでーす。よろしくねー!」

提督「私が提督だ。よろしく頼む。しかし…隼鷹、お前まさか哨戒中に酒を…」

隼鷹「あぇー…気のせいだよぉアハハ」

不知火「開いた口が塞がりません…」

提督「…」

コンコン

榛名「し、失礼致します。足柄、榛名、共に参上しました。」

提督「ああ、入れ。あとそんなに堅苦しくなくていい。」

榛名「し、しかし…」

足柄「提督がああ言ってんだから良いじゃん榛名。ね、提督?」

提督「構わんよ。」

榛名「は、はい…ありがとう御座います。」

6: ◆hsyiOEw8Kw [saga] 2015/03/01(日)00:09 ID:Di+AC3JWO携(2/35) AAS
提督「さてと、新しい2人が到着して全員揃ったな…これでこの島の戦力が一堂に会した訳だ。駆逐艦2、重巡1、戦艦1、軽空母2か。悪くない面子だ。ココが左遷基地とは思えん。」

一同「…ッ!」

隼鷹「…ちょっと提督サンさ、いきなり失礼じゃない?そりゃ提督サンは左遷されたかも知んないけど、アタシ達の事もロクに知らずにそういう事言うの、やめてほしいな。」

提督「そう思うなら勤務中に酒を飲むな、隼鷹。いくらここが後方の基地とはいえ物事には限度がある。」

隼鷹「…確かにアタシはクズだけど、他のみんなは違う。」

提督「もういいだろう。今ここでお互いの傷の舐め合いをしても何の意味もない。大事なのは、今我々がドン底にいるということを認識する事だ。」

一同「…」

提督「我々は今、軍のお荷物だ。本土の近くに居ては危険だからと遠ざけられ、前線に居ては邪魔だと遠ざけられる。その結果がココだ。」

提督「…ココは人類が近海から深海棲艦を殲滅して久しい。哨戒する必要性も薄いような場所だ。有っても無くても同じ。そこに居る者もまた然り。だから掃き溜めのような扱いを受けてきた。それは各々感じているだろう。」

一同「…」

提督「しかし、それでは勿体無い。お前たちは磨けば光る。」

足柄「…あらそう?で、左遷されたアンタが磨いてくれんの?それであたしらが光んの?」

提督「磨かず錆びて朽ちるよりはマシだろう?…私の目的は、沈みかけているお前たちを自力で航行できるようにする事だ。それ以下でも以上でもない。」

一同「…」

提督「私の言いたいことは以上だ。明日より本格的な指揮を行う。まずは基地機能の回復だな…不知火、鳳翔、雷は残れ。他は寮に戻り休んで構わん。」

榛名「は、はい。…行きましょう、足柄さん、隼鷹さん。」

足柄・隼鷹「…うい。」

三名「…失礼します。」
ガチャ、バタン
7: ◆hsyiOEw8Kw [saga] 2015/03/01(日)00:12 ID:Di+AC3JWO携(3/35) AAS
提督「さて、不知火、ここの基地の設備は大体把握したか?」

不知火「はい、午前中に確認致しました。」

提督「では雷を案内してやってくれ。…雷、荷物は後で寮の自室に置いておこう。」

雷「わかったわ。ありがと。」

不知火「では、行ってまいります。」
ガチャ、バタン

提督「…鳳翔、お前はこれらの書類に目を通しておいてくれ。配給される資材のリスト等だ。今すぐ必要な物が有れば今言ってくれ。」

鳳翔「わかりました。」

提督「では、仕事を始めようか…」
8: ◆hsyiOEw8Kw [saga] 2015/03/01(日)00:13 ID:Di+AC3JWO携(4/35) AAS
艦娘寮内


隼鷹「任務完了早々最悪だったわ。」

足柄「あいつ感じわっるいわねー。」

隼鷹「酒瓶あったら殴ってた。自分も左遷されたくせにエラそーにねぇ!」

足柄「間違いないわぁ。」

榛名「で、でも、ココに着任した今までの提督の中では一番マトモそうでしたよね。」

足柄「え、なに榛名!ああいうのがタイプなの?」

榛名「い、いえ、そういう訳では…」

隼鷹「ダメだよ、ダメダメ!ああいう手合いが一番面倒なの!実力無いくせに声だけ大きくて…また上から睨まれて…あーあ、来年には解体かねぇ。」

足柄「間違いないわぁ。」

榛名「…」

隼鷹「…どうせ消えるなら酒飲むか!」

足柄「賛成ー!」

榛名「ちょ、ちょっと!まだ夕方ですよ!それにさっき…」

隼鷹「いいのいいの!飲みたい時が飲むときだよ!」

足柄「ほら、榛名も行くのよ!」

榛名「ちょ、え、まっ、あー!」

ヒャッハー!

9: ◆hsyiOEw8Kw [saga] 2015/03/01(日)00:15 ID:Di+AC3JWO携(5/35) AAS
一方、同じ頃、寮内…


雷「人数の割に随分と賑やかね。」

不知火「そのようですね…反省が見られません。」

雷「ま、良いんじゃないかしら。提督を直接攻撃するよりはね。」

不知火「…」

雷「…ところであなたは何故ここに?」

不知火「私は司令が以前指揮していた艦隊に所属していたので。お供ですね。」

雷「…ふーん。で、その艦隊の他の艦娘は?」

不知火「6名中4名は沈みました。1名は今も前線で戦っています。」

雷「そう…悪い事聞いたわね。ごめんなさい。」

不知火「いえ、構いません。…つきましたよ、ここがあなたの部屋です。」

雷「あら、中は…普通ね、思ったより。」

不知火「かつてはここも前線基地でしたから。ある程度の設備は整っている筈です。…荷物の整理が済み次第休んで構わないとの事ですので。私はここで失礼しますね。」

雷「ありがと。またね。」
10: ◆hsyiOEw8Kw [saga] 2015/03/01(日)00:19 ID:Di+AC3JWO携(6/35) AAS
妄想垂れ流しな感じで進めてきます

地の文は戦闘シーンだけとか入れようかなとか

ツッコミは入れていただけたら嬉しいのですが、設定がわりと見切り発車なので、そういう世界なんだなーとか思って貰えればとも思ってます

あと、主計艦娘=家事とかメインの艦娘って事で一つお願いします
12: ◆hsyiOEw8Kw [saga] 2015/03/01(日)09:42 ID:Di+AC3JWO携(7/35) AAS
執務室

提督「…」カリカリ…チラ

鳳翔「…」ペラ…

提督「(鳳翔…本土防衛の第3艦隊に所属していたが、その後艦娘学校に教官として転属となり、かなりの期間を教官として過ごしたが…突如ココに転属となった、か。)」

鳳翔「提督、この書類のここはーー」

提督「ああ、そこは問題無い。」

鳳翔「わかりました。」

提督「(慎重で、事故を起こすタイプにも見えんなぁ…性格に問題があるのか…?)」

鳳翔「しかし、少し驚きました。このような場所でもきちんと資材は配給されているのですね。」

提督「そうだな…今現在人類は比較的優勢にあるからだろうが…これから先どうなるかはわからん。」

鳳翔「フフフ。提督はこれから先、私達を光らせて下さるのでしょう?それでしたら心配は不要なのではないでしょうか。」

提督「それもそうか。」

鳳翔「期待していますよ、提督。」

提督「…そうだな。」

提督「(まあ、なんにせよ今更警戒する事でもないか。変に疑って艦娘間に不信感が広がる方が問題だしなぁ。)」

コンコン
不知火「失礼します。」

提督「入れ。」

ガチャ
不知火「司令、お呼びでしょうか。」

提督「休んでいるところをすまんな。…鳳翔、書類の確認は済んだか?」

鳳翔「はい、一通り目を通しました。」

提督「よし、では飯炊きの方をして貰おう。不知火、案内してやってくれ。」

不知火「わかりました。鳳翔さん、行きましょうか。」

鳳翔「はい。それでは提督、失礼いたしますね。」

ガチャ
バタン

13: ◆hsyiOEw8Kw [saga] 2015/03/01(日)09:43 ID:Di+AC3JWO携(8/35) AAS
執務室

提督「…」カリカリ…チラ

鳳翔「…」ペラ…

提督「(鳳翔…本土防衛の第3艦隊に所属していたが、その後艦娘学校に教官として転属となり、かなりの期間を教官として過ごしたが…突如ココに転属となった、か。)」

鳳翔「提督、この書類のここはーー」

提督「ああ、そこは問題無い。」

鳳翔「わかりました。」

提督「(慎重で、事故を起こすタイプにも見えんなぁ…性格に問題があるのか…?)」

鳳翔「しかし、少し驚きました。このような場所でもきちんと資材は配給されているのですね。」

提督「そうだな…今現在人類は比較的優勢にあるからだろうが…これから先どうなるかはわからん。」

鳳翔「フフフ。提督はこれから先、私達を光らせて下さるのでしょう?それでしたら心配は不要なのではないでしょうか。」

提督「それもそうか。」

鳳翔「期待していますよ、提督。」

提督「…そうだな。」

提督「(まあ、なんにせよ今更警戒する事でもないか。変に疑って艦娘間に不信感が広がる方が問題だしなぁ。)」

コンコン
不知火「失礼します。」

提督「入れ。」

ガチャ
不知火「司令、お呼びでしょうか。」

提督「休んでいるところ、すまんな。…鳳翔、書類の確認は済んだか?」

鳳翔「はい、一通り目を通しました。」

提督「よし、では飯炊きの方をして貰おう。不知火、案内してやってくれ。」

不知火「わかりました。鳳翔さん、行きましょうか。」

鳳翔「はい。それでは提督、失礼いたしますね。」

ガチャ
バタン

14: ◆hsyiOEw8Kw [saga] 2015/03/01(日)09:48 ID:Di+AC3JWO携(9/35) AAS
間違えて連投しました…ごめんなさい


提督「(あーしんど…やっと1人か…こういう時は風呂に浸かりたいが、あるのか?風呂…)」

提督「(…今のうちに各艦娘の詳細資料でも見返しておくか。)」

ペラペラ…

コンコン
不知火「失礼します。」

提督「入れ。」

不知火「鳳翔の案内、完了しました。」

提督「そうか。…不知火、お前には今から哨戒を1人でしてもらうことになるが…」

不知火「問題ありません。不知火にお任せください。」

提督「すまないな。では、今から一緒に工廠に行こうか。装備など確認しておきたい。」

不知火「はい。」


島の工廠


提督「艤装の取り付け方はわかるな?」

不知火「はい。」

提督「そう、ハンガーに吊り下げられてる艤装を腰部のハードポイントで固定して止める。慎重にな。砲の点検も怠るなよ。あと、無線装備も艤装につけておけ。…艤装を接続した瞬間から、」

ガチャコン
不知火「艦娘としての本来の出力が発揮されるので注意深くなれ、ですよね。」

提督「うむ。今のお前は壁に寄りかかっただけで壁が粉砕されるからな…工廠内で事故を起こさん様にな。…そこに水路がある。艤装を装備し、状態を確認して問題なければそこに降りてくれ。」

不知火「艤装出力等問題ありません。装甲にも破損なし。いつでも行けます。」

提督「よし、不知火、海図は持ったか?」

不知火「はい。」

提督「では、領域内の哨戒を頼む。出撃を許可する。」

不知火「不知火、出撃します!」


16: ◆hsyiOEw8Kw [saga] 2015/03/01(日)09:51 ID:Di+AC3JWO携(11/35) AAS
執務室


提督「あーあー…聞こえるか、不知火。」

不知火『はい。』

提督「よし、何かあればすぐに連絡をよこせ。良いな。」

不知火『了解。』

提督「異常が無ければ2000に帰投せよ。」

不知火『了解。』

提督「さて、と。次は…」


17: ◆hsyiOEw8Kw [saga] 2015/03/01(日)09:53 ID:Di+AC3JWO携(12/35) AAS
艦娘寮内


提督「…」

隼鷹「左遷じゃん!オッスオッス!」グビー

足柄「あら、ほんと!左遷も飲みなさいよ!イッキよイッキ!」

榛名「はい、榛名は大丈夫です!」

提督「…」無言で酒を取り上げる

隼鷹「あー!左遷独り占めー!」

足柄「ダメよ左遷!その酒は共有財産よ!」

榛名「榛名は大丈夫です!」

隼鷹「ちょ、左遷提督どこ行くの!…どっか行っちゃったよ〜」

足柄「これだから左遷は!酒もっとないの?」

榛名「はい?榛名は大丈夫です?」

隼鷹「どこに隠してたかな…あ、確かあそk」

バケツザバー!

足柄・隼鷹・榛名「…」ポタポタ

提督「…目は覚めたか。休めとは言ったが勤務時間内だぞ。」

隼鷹「…隼鷹に何か落ち度でも?」

提督「…」

隼鷹「…」

ザバー!

隼鷹「口に!口に修復液が!」オヴェェェェ

足柄「修復液って不味かったのね…」

榛名「榛名、やってしまいました…」

隼鷹「ちゃ、ちゃうねん!聞いてや提督!左遷がアタシに酷いこと言うねん!」

提督「おい、榛名!この酔っ払いを入渠させろ!バケツではどうしようもない!」

榛名「は、はいぃ!隼鷹、早く行きますよ!」

隼鷹「まあ、そうなるな。」

榛名「なに言ってるんですかもう!」

どたどた

18: ◆hsyiOEw8Kw [saga] 2015/03/01(日)09:53 ID:Di+AC3JWO携(13/35) AAS
提督「…」ハァ…

足柄「頭抱えてどうしたのかしら?頭痛が痛いの?」

提督「…お前まだ…」スッとバケツを構える

足柄「冗談よ冗談!ジョークジョーク!酔いは覚めてる!」

提督「…足柄、お前には誰かと組んで夜間哨戒に当たって貰う。」

足柄「ゲッ…マジ?」

提督「…マジ。」

足柄「…わかったわ。やりましょう。」

提督「わかってると思うが、」

足柄「断ったら襲うって?」

提督「…」

ザバー!

足柄「ギャアアアア!口に!口に修復液が!」オボロロロロ

提督「酒は持って行くな、という事だ。…しかしお前らは本当に馬鹿だな…鳳翔が晩飯の用意をしてくれた。榛名をサルベージして飯を食ってこい。」

足柄「…はい」オエッ

トコトコ

提督「行ったか…ハァ…」

雷「大変そうね。」テクテク

提督「ああ、雷か。まぁ、まだ初日だ。なんとかなるだろう。」

雷「そうね、きっと大丈夫よ!それにわた…し…」

提督「…?どうした」

雷「い、いえ。なんでもないわ。」

提督「…鳳翔が晩飯を用意してくれたそうだ。行ってこい。」

雷「え、ええ。行ってくるわ。ありがと。」
22: ◆hsyiOEw8Kw [saga] 2015/03/01(日)15:55 ID:Di+AC3JWO携(14/35) AAS
このスレの足柄さんはナウでヤングな感じを演習しようかとw試行錯誤してます
行き遅れというレッテルを剥がしてみたいなーと

ちょっと今晩、不知火と榛名の戦闘シーンを地の文でやってみたいと思ってます。
見易い見にくいなど感想いただけたら嬉しいです。

エ、エタりません(慢心)!!

23: ◆hsyiOEw8Kw [saga] 2015/03/01(日)18:27 ID:Di+AC3JWO携(15/35) AAS
執務室


コンコン
不知火「失礼します!不知火、任務より帰還しました。」

提督「入れ。近海はどうだった?」

不知火「特に深海棲艦の痕跡や予兆は見られませんでした。」

提督「そうか…それは良かった。他に特筆事項はあるか?」

不知火「いえ、御座いません。」

提督「わかった。今日はもう下がって良い。食堂で鳳翔に晩飯を用意させてある。行ってこい。」

不知火「はい。…ところで司令はお夕飯はお済みですか?」

提督「いや、私は少し忙しくてな…先に済ましてある。すまんな。」

不知火「い、いえ!あの、では、不知火、失礼いたします。」

提督「ああ、ご苦労だった。」

ガチャ、バタン

提督「さて、足柄と雷を呼ぶか…」

24: ◆hsyiOEw8Kw [saga] 2015/03/01(日)18:29 ID:Di+AC3JWO携(16/35) AAS
数分後


足柄「足柄よ。入るわよ。」ガチャ

雷「え、ちょ、足柄さんノックは…」

提督「…雷も入れ。さて、お前たち2人にはしばらく夜間哨戒を行ってもらう。足柄は雷に夜間、特に注意すべき点などを教える事。良いな。前任者のマニュアル通りにやれよ。それと、翌日は夕方頃の起床でも構わん。」

足柄「は〜い。」

雷「わかったわ!」

提督「よし、では工廠へ向かえ。準備が整ったら無線で連絡。行ってこい」

ガチャ、バタン

提督「あとは榛名か…どれくらいできるのか知っておきたいな…明日、不知火と模擬弾で演習させるか…隼鷹…は、まぁいいや。」

『ビーッビーッ』
足柄『準備が整ったわよ。雷ちゃんも。』

雷『いつでもいけます!』

提督「よし、では出撃を許可する。何かあれば報告する事。良いな。」

25: ◆hsyiOEw8Kw [saga] 2015/03/01(日)18:31 ID:Di+AC3JWO携(17/35) AAS
翌日


コンコン
不知火「おはようございます、司令…司令、顔色がわるいようですが、御加減が優れませんか?」

提督「いや、問題無い…足柄の10分毎の緊急報告で寝てないだけだ。全部どうでもいいものでしかなかったが…」

不知火「ああ…」

コンコン
榛名「は、榛名です。提督、お呼びでしょうか。」

提督「ああ、入れ。」

榛名「失礼します。」

提督「本日、2人には模擬弾で戦闘演習をしてもらう。」

榛名「ぇ…それは、必ず参加しなければ、いけないものですか…?」

提督「そうだな。戦力の程度はきちんと把握しておきたい。」

榛名「そう、ですか…わかり、ました…」

提督「…心配しなくていい。戦闘は全て模擬弾でーー」

『ビーッビーッ』

足柄『緊急報告よ!朝なのに小さなイカがいたわ!』

提督「…そうか。それは良かったな…」

足柄『以上です!』ブチッ

提督「…戦闘は全て非殺傷性の模擬弾で行う。色が付くあれだ。入渠すれば落ちる。」

榛名「…はい。」

提督「それでは、2人とも準備してくれ。準備出来次第始めよう。」
28: ◆hsyiOEw8Kw [saga] 2015/03/01(日)20:18 ID:Di+AC3JWO携(18/35) AAS
以下しばらく戦闘シーン練習です
地の文で書いてます
正直これ突っ込むために設定おかしくなったり足柄さんが残念な感じになったりしてしまいましたが…

地の文とセリフだけと、どっちが良いのかわかりません…
29: ◆hsyiOEw8Kw [saga] 2015/03/01(日)20:19 ID:Di+AC3JWO携(19/35) AAS
島の基地から双眼鏡で十分に見える距離。そこに二人は向かい合って居た。不知火と榛名。演習である。

(哨戒は鳳翔に頼んだし問題無いな…。足柄と雷は寝たようだ。)

そろそろ始めるか。そう提督は考え、無線で開戦を告げた。

『大破の判定は艤装に内蔵されたセンサが行う。その大破判定、もしくは倒れてしばらく動きが無ければその後は攻撃しないように。ご存知の通り、お前たちの艤装は脚部を水に浸けて前進するが、全身が倒れこんでも艤装の出力がある限り沈まんようにはなってるからな。急に止まれる物でも無いんだから必要以上に接近するなよ。では、始めてくれ。』

先に不知火が動いた。
「先手必勝です。」
不知火は、榛名とその右側に模擬魚雷を計3発放ち、12.7cm連装砲を榛名に向けて構えながら、標的の左側に弧を描くように急速接近していく。

「…!」

榛名は思考する。

(右側と正面に広い角度で魚雷3…左から駆逐艦の接近…普通に考えて左を向いて正面から撃ち合いをすれば勝てます…)

しかし、

「…不知火さん、確か魚雷4つ持ってましたね…」

不知火が左手で魚雷を3つ放っている間に、右手は何をしていたのか。何故、主砲を構えるのが遅かったのか。
榛名が知覚している魚雷は3つ。しかし、すべて撃ち切らず、決死の特攻を仕掛けてくるとは考えにくい。だとすると、あと1つは…

30: ◆hsyiOEw8Kw [saga] 2015/03/01(日)20:21 ID:Di+AC3JWO携(20/35) AAS
「不知火さんの影に魚雷かな?」

そう結論づけた榛名は左側を向き、接近する不知火と正面から向かい合った。そして微速で少しだけ後退した。

「…!」

不知火は心の中で舌打ちをした。

(私が体で隠した魚雷に気付きましたか。榛名さんがこっちに突っ込んでくれたら当たる角度だったのですが…。)

そう考えている間にも不知火は主砲を放ってはいるが、急速旋回中に体を傾斜させている状態ではろくに当たらない。榛名もそれを把握しているようで、その場で静止して主砲を構えようとしていた。

(右側に高速で離脱される事を考えて魚雷の間隔を大きくとったのが裏目に出ましたね…。あの位置は)

「魚雷が当たらない…!」

その言葉の通り、4本の魚雷が榛名の周囲を通過していった。そこに残ったのは主砲を構え、射撃姿勢を取る戦艦。不知火の主砲はいくばかが榛名に命中していたものの、損害は無視できると言わざるを得ない程度だった。
31: ◆hsyiOEw8Kw [saga] 2015/03/01(日)20:23 ID:Di+AC3JWO携(21/35) AAS
(やはり、私のこの主砲だけでは有効打たり得ませんか…!予定では魚雷被弾後のあと一押しとしての主砲だったのですが…もっと装備があれば…!)

そして榛名の姿勢が安定する。

「いただきました…!」

榛名がよく狙って主砲を放つ。

「くッ!」

不知火はそれを強引な加速によって回避したが、代償にバランスを喪失した。そのふらついた体を立て直したところで2射目が来る。

(頭に直撃コース…!)

不知火は己の頭めがけて飛ぶ砲弾を反射的にしゃがんで避けた。と、

「それは悪手ですよ不知火さん…!」

狙い澄ました3射目が来た。

(二段構えだったと言う訳ですか…!)

しゃがんでいる状態では最早避けようがない。不知火は衝撃に備え、歯をくいしばった。
そして、着弾。

「…命中しました…これでご満足いただけましたか、提督。」
32: ◆hsyiOEw8Kw [saga] 2015/03/01(日)20:25 ID:Di+AC3JWO携(22/35) AAS
着弾と、水面に倒れこむ不知火を確認し、榛名は通信機へと喋りかけた。が、帰ってきた言葉は。

『榛名、油断するな!』

と同時に。
装甲に衝撃。驚いてその方向を見ると、ペイントに塗れた不知火が榛名に対して、拳による突きを放っていた。装甲がダメージを受け、体制が崩れる。

「…大破判定は無しですか…!」

忌々しそうに呟き、榛名は不知火から離れようと後ろに下がるが、不知火はそれを許さない。体制だけでも立て直そうと距離を置こうとする榛名に向かって追い討ちをかけ、転倒を狙っている。

(迂闊でした…!駆逐艦の砲では戦艦に対してダメージは小さい。よって接近戦は考慮に値しないと考えていましたが…まさか演習で徒手格闘に持ち込まれるとは…!)

ギリリと歯ぎしりをする榛名に対して不知火は不敵な笑みを浮かべていた。

「我々は艦娘…!ただの船ではありません…!」

そして、不知火の拳が、ついに榛名を捉えた。

33: ◆hsyiOEw8Kw [saga] 2015/03/01(日)20:26 ID:Di+AC3JWO携(23/35) AAS
「不知火…徒手格闘はするなと…負けず嫌いの馬鹿野郎が…」

提督は一度双眼鏡から目を離し、溜息をついた。

(艦娘の徒手格闘…艦娘としてのスペックを用い、己の体を武器とする、か…艦娘は船ではない、人型であるなら人の戦い方も出来るだろうと考案された手法だが…)

渋面を作る。

(確かに艦娘の偽装の出力を用いて格闘すれば、大きなダメージを与えられる…小さな砲しか搭載できない駆逐艦や軽巡は特にそうだ。だが…)

そして、自らを責めるように呟く。

(いくら艦娘とはいえ、精神年齢の若い娘に、敵を殴り殺す事を教えたらどうなるかと、何故考慮しなかったんだ。)

「…艦娘は戦争の道具じゃないんだぞ…」

まるで自分に言い聞かせるような提督の拳は、強く握りしめられていた。
34: ◆hsyiOEw8Kw [saga] 2015/03/01(日)20:30 ID:Di+AC3JWO携(24/35) AAS
大きな波飛沫と共に榛名は水面に背中から倒れこんだ。

「たてない…あれ?…私、負け、る…?」

そして、その側に不知火が少し自慢気に胸を張って立っていた。その両目は海岸からこちらを見てるであろう提督を探している。

(私、駆逐艦に負けるのですか…また…また?…前も、こんな…)

榛名の記憶。その奥底。忌まわしき言葉が、聞こえる。

(榛名…お前は弱いなぁ…榛名…どうしてあんな近くの大きい的にも当たらないんだ?…どうしてあんな弱い駆逐艦に負けそうになるんだ?…ごめんなさい、じゃないだろう?…解体されたいのかい…榛名…榛名…)

記憶が、語りかけてくる。海面で仰向けに転がっている榛名の瞳はだんだん虚ろになっていく。

(榛名…こいつを殴るんだ…死ぬまで殴るんだよ…出来ない?出来るだろう…榛名、敵は殺さないとダメだよ…榛名…榛名…榛名…)

記憶が榛名を唆す。そうだ。自分は艦娘なんだから。戦わないと。だから、自分を傷つける敵は…敵は…どうする?

「てき、は…死ぬまで…殴らないと…」

榛名はゆっくりと起き上がった。
35: ◆hsyiOEw8Kw [saga] 2015/03/01(日)20:31 ID:Di+AC3JWO携(25/35) AAS
双眼鏡を覗いていた提督は、そこてま異変を感じ取った。

(やはり、この榛名…いかんな。確認しなければならない事だったとはいえ、負けず嫌いの不知火に相手をさせたのは軽率だったか…!)

そして無線で不知火と榛名両方に向かって叫ぶ。

『演習は終わりだ、双方、さっさと陸へ上がれ!』

不知火は了解です、と反応し、頭だけ背後に向けて、榛名を呼ぼうとした。

「榛名さん、演習、は、おわり…大丈夫ですか?」

俯いたままユラユラと揺れる榛名に対し、怪訝な顔をして不知火は問いかけるが、反応はない。榛名は聞き取れないような小さな呟きを続けていた。

(榛名…敗北…解体…榛名…解体…敗北…殺せ…解体…榛名…殺せ…殺せ…殺せ…)

しかし、そのうち榛名は顔を上げた。その顔に歪んだ笑みを湛えて。
そして一言ハッキリと。

「敵は殺さないと。」
36: ◆hsyiOEw8Kw [saga] 2015/03/01(日)20:33 ID:Di+AC3JWO携(26/35) AAS
刹那、凄まじい掌打が、不知火の顔が数瞬前まであった空間を背後から襲った。

「…!!」

間一髪のところでそれを避けた不知火は、全身から冷や汗が吹き出すのを感じた。

(今のはヤバい…今のをモロに食らうと…本当にヤバい…ですね…!)

「うふふ、よく避けましたね!でもお互い様ですよ?不意打ち!」

からころと嗤う榛名は、不知火を焦らせていた。

(この榛名は…!)

「私、戦艦ですけど、徒手格闘の方が得意なんです!」

(やはり…!)

通常、大きな砲を搭載している戦艦は徒手格闘をしない、若しくは苦手とする傾向がある。単純に、通常群れているであろう敵に接近しなくても強い砲で敵を始末した方が効率的かつ安全だからだ。しかし、ごく稀に超近接戦闘を得意とする戦艦が居る。その場合、その戦艦の出力や相手によっては拳の一撃で半身が吹き飛んだりする。それくらいの出力が戦艦の艤装にはあるのだ。
37: ◆hsyiOEw8Kw [saga] 2015/03/01(日)20:35 ID:Di+AC3JWO携(27/35) AAS
『榛名!もうやめろ!演習は終わりだ!』

提督が必死に榛名を止めようと無線で呼びかけるが、

「はい!榛名は大丈夫ですよ、提督!必ずや敵を撃滅して見せましょう!」

榛名には言葉は通じていなかった。

『くそ!榛名はパニック状態に陥っている!不知火!一旦距離を取って、北の港まで榛名を引っ張れ!俺は工廠から強制偽装解離装置を取ってくる!』

「申し訳ございません、提督…私の勝手な、」

『今は目の前のことに集中しろ!くるぞ!』

謝罪する不知火を遮る提督の言葉は、不知火の咄嗟の回避行動を助けた。不知火は頸椎を狙った上段蹴りをすんでのところで躱した。

38: ◆hsyiOEw8Kw [saga] 2015/03/01(日)20:36 ID:Di+AC3JWO携(28/35) AAS
「よそ見ですか?余裕ですね!」

不知火が体制を立て直した時、既に榛名は体を反転させ、回し蹴りを繰り出している。

「くっ…!」

不知火はその回し蹴りを回避不能と判断し、咄嗟に主砲を盾にした。そして衝撃が来た。

「ガッ…!」

主砲が受けた衝撃は艤装を変形させ、不知火を大きく港側に吹き飛ばした。海面に背中から叩きつけられた不知火は一瞬呼吸困難になり、思考が停止する。その一瞬を榛名が見逃す筈もなく、さらなる追い討ちをかけるべく起き上がろうとする不知火に急速接近した。

(榛名ッ…!戦艦らしい、デタラメな威力ですね…!)

不知火はすぐに呼吸を整え、迎撃に備えた。

「不知火さん、タフですね…!」

その言葉と共に突き出される右手を不知火は視認できなかったが、辛うじて、最早使い物にならないであろうレベルに変形した主砲を壁にすることは出来た。そして腹に力を入れ、衝撃に備える。しかし。
榛名の右手はこの主砲を撃ち抜くこと無く鷲掴みにした。

39: ◆hsyiOEw8Kw [saga] 2015/03/01(日)20:37 ID:Di+AC3JWO携(29/35) AAS
(これは不味い…!)

死を間近に感じた不知火は咄嗟の判断で主砲を艤装からパージ、その勢いで後退。その時、榛名の左手は不知火の鳩尾あたりを狙って打ち出されていた。後退していなければ確実に食らっていただろう。

(艤装を掴みに来るとは…!力押しだけでは無い…!)

しかし、これで距離が少し開いた。これを好機と見た不知火は急反転し、港に向けて一気に加速。それを榛名が追う。

(演習用の弾を積んでいてよかった…後ろからの射撃は無い!戦艦は遅い筈、流石に追いつかれは…!)

焦る不知火はそう考えるが、実際の距離はジリジリと狭まっている。このままでは陸の手前で追いつかれるだろう。

(…さっきの艤装へのダメージで出力が低下していますか…!かくなる上は…)
40: ◆hsyiOEw8Kw [saga] 2015/03/01(日)20:38 ID:Di+AC3JWO携(30/35) AAS
不知火は腹を決め、港のある湾内に入った瞬間右方向に鋭い旋回を開始した。榛名もそれに続く。両者の体は急カーブを曲がる時のように右に傾く。

(この状態で軸足を払い、転倒を狙います…!)

不知火の後を追う榛名の視界から突如、不知火が消えた。不知火が己の姿勢を水面に張り付くように低くしたからだ。それと同時に急減速。そして、

「軸足貰いました…!」

右にカーブを描きながら近づく、榛名の右脚に向けて全体重を乗せた蹴りを繰り出した。それは果たして榛名の右脚にクリーンヒットした。しかし、

「はい、いただきました!」

「ごぼっ…」

吹き飛んだのは不知火だった。榛名は左脚で立っていたのだ。その右脚は不知火をボールのように前方の宙に蹴り上げていた。

(馬鹿な…あれだけ右に傾斜して、いて、左脚が軸足…フェイント…だとは…重心、操作ですか…かなりの、手練れ…)

薄れゆく意識の中で不知火は敗北を悟り。戦艦に蹴られたその体は長い距離を飛び、港の防波堤に叩きつけられ、そのまま気絶した。
43: ◆hsyiOEw8Kw [saga] 2015/03/01(日)20:43 ID:Di+AC3JWO携(31/35) AAS
とりあえずここまで…
地の文はもう少し続きますが。

地の文は下手だからやめろ!

地の文の方がマシだよ!
とか
混ぜてけよ…
等のご意見いただきたいです

無ければ戦闘シーンだけ地の文入れて練習させてもらおうかと思ってます。
45: ◆hsyiOEw8Kw [saga] 2015/03/01(日)20:52 ID:Di+AC3JWO携(32/35) AAS
地の文目障りだと戦闘はカットにしようかと思ってましたが
やっぱり好きなように書きます!
戦闘だけ地の文と言うことで進行していこうかな

>>41
41(2): 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage] 2015/03/01(日)20:41 ID:KfDEJk9OO携(1) AAS
上層部もとっとと解体しろよこんなゴミどもww
一応そこらへんは解体されない理由とか設定考えてあります!が、まだ書けてなかったり
ゆっくり見て貰って、そういう世界なんだなーとか思ってもらえたら嬉しいです

46: ◆hsyiOEw8Kw [saga] 2015/03/01(日)22:29 ID:Di+AC3JWO携(33/35) AAS
「止めですよ、ふふふ。」

笑みを浮かべつつ榛名は意識のない不知火へと近づいていく。そして、ついに海から陸へと上がった、その時。

「すまなかった、榛名。もういい。もう、やめろ。」

提督が榛名の前に立ちはだかった。

「提督…?どいてください。敵を殺せません。」

提督が何をしているのか全く理解できない、という表情で榛名は強引に前に出ようとする。が、提督は動かない。

「…提督?…榛名は敵を殺さねばなりません。殴って殴って殴って殴って。だからどいてください。」

それでも動かない。それに対し、榛名は苛立ちを隠そうともせずに、

「〜ッ!!…どかないというのなら!あなたも私の敵ですよ!わかってるんですか!」

怒鳴る。

「…」

しかし、提督は何も言わない。
47: ◆hsyiOEw8Kw [saga] 2015/03/01(日)22:30 ID:Di+AC3JWO携(34/35) AAS
「榛名は!戦わないと!解体されます!だから!だから!…死んで!!」

そして、ついに痺れを切らした榛名が提督に蹴りを繰り出した。

「…あまり女の子が足を上げるもんじゃないぞ。」

苛立ちから放たれた蹴りは雑で大振りだ。提督は最小の動きでそれを避けると、素早く榛名の背後に回った。そして、蹴りを空振って体制を崩した榛名が反応するより前に、大型のスパナのような工具を、艤装を支える榛名の腰のハードポイントの接続部に差し込む。すると、榛名の艤装は強制解除され、榛名が振り返りながら放った裏拳は提督を捉えたが、ダメージを与えることは無かった。そして、提督は、

「もう良い。榛名、すまなかった。」

榛名を、抱きしめた。

52: ◆hsyiOEw8Kw [saga] 2015/03/02(月)00:41 ID:Jg9b7YSAO携(1/20) AAS
榛名「…てい、と、く…?…何して、どい、て…解体…」

提督「お前は解体されない。俺が許さん。もう大丈夫だ。大丈夫…」

榛名「嘘、う、うううう…う…」ポロポロ

提督「大丈夫だ…」

榛名「い、いま…私…提督…なぐて…不知火さん…」

提督「…気にするな、ただの演習だ。不知火はあの程度で死ぬ程ヤワじゃない。俺もな。」

榛名「」えぐっえぐっ

提督「お前を脅した上司は、ここにはいない。大丈夫だよ…」

榛名「う、うええええ!」ビエーン
53: ◆hsyiOEw8Kw [saga] 2015/03/02(月)00:42 ID:Jg9b7YSAO携(2/20) AAS
ドタドタドタ

足柄「ちょっと!凄い音がしたけど大丈夫なの?!…なんで不知火がズタボロになってる横でアンタ達抱き合って榛名が泣いてんのよ?!全然意味わかんないわ!」

提督「あ、ああ、すまん、足柄。…お前ナイトキャップ被って寝てんのか…」

足柄「うっさいわね!アンタいつまで抱いてんのよ!榛名、ちょっと大丈夫…うわ鼻水ヤバ…」デローン

榛名「あ…あ゛じがら゛ざん゛!!」ビエーン抱きつき

足柄「おうふ!よ、よーしよーし大丈夫よー榛名。きっとセクハラマンに泣かされたのね可哀想に…」

提督「さりげない私への風評被害はよせ…おい、不知火、大丈夫か?」

不知火「我が人生に…一片の…」ウーン

提督「…大丈夫そうだな…足柄、とりあえずドックに榛名を連れて行ってくれ。私も不知火の艤装を外してすぐに連れて行く。」

足柄「アンタまさか一緒に入るつもり…?」

提督「…セクハラマンとはお前の事だな…」溜息

54: ◆hsyiOEw8Kw [saga] 2015/03/02(月)00:44 ID:Jg9b7YSAO携(3/20) AAS
ドック


足柄「ドックで隼鷹が溺れてたから再び入渠させてきたわ!だから今一つしか枠が空いてないわね。」

提督「隼鷹を見ないと思ったらそんな悲惨な事になってたのか…完全なマッチポンプだな…」

榛名「あの、不知火さんから、入っていただいても良いですか。やっぱり状態とか考えると…」

足柄「提督はそれで良いかしら?」

提督「ああ。足柄、不知火を頼む。放り込んできてくれ。」

足柄「しゃーなしよ、しゃーなし。ほら、不知火さん、しっかり。」

不知火「うう…」グター

ドタドタ

榛名「提督…あの、今なら誰も人が居ません。」

提督「…」

55: ◆hsyiOEw8Kw [saga] 2015/03/02(月)00:45 ID:Jg9b7YSAO携(4/20) AAS
榛名「…私を、榛名を解体して下さい。」

提督「断る。理由がない。」

榛名「…理由ならあります!今だって…」

提督「私は負傷していない。不知火も死んではいない。全ては演習の枠組みの中で行われた事だ。」

榛名「でも!私は今まで癇癪で沢山の人を傷つけてきました!提督だけじゃありません…前任者の方だって!…もう、嫌なんです…」

提督「…榛名、お前のそれは癇癪ではない。それは、心の傷だ。」

榛名「変わりません!傷つけた事に変わりはないんですよ!私は居てはいけないんです!」

提督「それは違う。」

榛名「違いません!本土が私を解体しないのも、艦娘の建造の難度が高いからです。ただそれだけです。今も艦娘の数はカツカツだから!私は要らない子だけど!もしもの時、ちょっとはマシな壁になるから残されてるだけです。意思も何もない。…だって、自分で自分をコントロール出来ない艦娘なんて、要りませんよね。…私だって、役に、立ちたかった…!」

56: ◆hsyiOEw8Kw [saga] 2015/03/02(月)00:46 ID:Jg9b7YSAO携(5/20) AAS
提督「榛名。お前は要らない子などではない。私に必要な艦娘だ。」

榛名「…ありがとうございます。嬉しいです。でも…私はその言葉を頂くには、人を傷付け過ぎました。だから、」

提督「榛名。お前が自分をコントロール出来ないと言うのなら。俺がお前をコントロールしてやる。自分で自分の舵を取れるようになるその時までな。」

榛名「ぇ…それは、どういう…」

提督「今日と一緒だ。やばいと思ったら止めてやる。」

榛名「…今日は偶然うまくいっただけですよ。貴方は艤装を装備した私が肩に手を置くだけで死にかねないんですよ。」

提督「偶然じゃない。偶然でアレが出来てたまるか。」

榛名「でも!」

足柄「…ちょっと、何また榛名泣かしてんのよアンタ。ぶっとばすわよ。」

提督「おっと怖いな。では、私はここらで失礼する。榛名はドックが空き次第入渠しろ。」

榛名「あ!提督!待って…」

提督「…解体するしないを決めるのは私だ。私はお前を解体しない。…もう一度、誰かに任せてみろ。」

榛名「…」

提督「…ああ、そうだ。足柄、後で隼鷹を執務室に連れてこい。奴には話がある…」

足柄「…へいへい。」
57: ◆hsyiOEw8Kw [saga] 2015/03/02(月)00:48 ID:Jg9b7YSAO携(6/20) AAS
執務室、数分後


コンコン
足柄「あたし。」

提督「…相変わらず雑だな。入れ。」

足柄「」テクテクテク

机バン!

足柄「アンタ、なんで榛名に戦わせたの?まさか引き継ぎ時の資料読んでない、なんて事無いわよね。」

提督「…戦力の把握に必要な事だった。」

足柄「あの子のトラウマを抉ることが?」

提督「それに関しては、演習相手の人選を誤ったと思っている。私の責任だ。」

足柄「…あのさぁ、提督。言った事には責任持ってよ。言ってるだけじゃダメだよほんとに。まだ二日目だけどさ。あんな話されて期待してんだから。足の小指の爪くらいには。」

提督「努力する。」

足柄「…そ。榛名に関しては任せるわ。発作的に暴れないかも側でみといてあげる…でもね。」

提督「…」

足柄「あんだけ言って抱きしめて、あの子を見捨てたり解体したりしたら。」

アンタ、殺すわよ。

足柄「…隼鷹はもうすぐ来るわ。じゃ、私はまた寝るから。おやすみー。」

提督「…ああ。」

ガチャ、バタン

提督「(やれやれ、血気盛んで濃いのが多いなぁ。)」

提督「…やり甲斐がある。その方が良い。」
62: ◆hsyiOEw8Kw [saga] 2015/03/02(月)08:30 ID:Jg9b7YSAO携(8/20) AAS
さらに数分後、執務室


コンコン
隼鷹「隼鷹です。」

提督「入れ。」

隼鷹「うっす。」

提督「お前、次鳳翔と入れ替わりで哨戒任務に当たってくれ。」

隼鷹「うっす。」

提督「2200まで頼む。」

隼鷹「うっす。」

提督「今週中には哨戒のシフトを出す。それまで適当に割り振るからしっかり頼む。」

隼鷹「うっす。」

提督「あと酒は無しな。」

隼鷹「うっす…はぁ?!」

提督「何故驚く…当たり前だろう。お前はとりあえず勤務中に酒を飲むな。それが当面のお前の目標だな。」

隼鷹「ぐぬぬ…そんなの無理だよ無理!…無理ー!」

提督「死なないから大丈夫だろ。鳳翔は60分以内に帰投する予定だ。準備だけはしておけ。」

隼鷹「60分で何本隠せるかの勝負か…!」

提督「…お前…これまでとは違い、艦載偵察機の使用を解禁する。」

隼鷹「え、いいの?前の上司はボーキ使うからダメッつってたけど。」

提督「普段から使っておかないと、いざという時操作出来るのか?」

隼鷹「う…まぁ、そりゃそうだが。…てか飛行機使っていいならアタシ外出る必要無くない?」

提督「お前は艤装を陸上で長時間動かし続けると自壊する事も知らんのか…」

隼鷹「ぐ…ほ、ほら!湾内の事よ!」

提督「つべこべ言わずに行ってこい。艤装に比べて艦載機は燃料消費が激しいんだ。お前の艤装もボーキ補充しないといけなくなるし…自分の足で距離を稼いでくれ。」

隼鷹「やっぱボーキの話かよ!アタシは燃費良いんだぞ!ばかにすんなよ!」

提督「してないから行ってこい。…ああ、出撃前に工廠で私がお前の艤装を点検するからな。酒を持ち込むなよ…」

隼鷹「…うっす。」

63: ◆hsyiOEw8Kw [saga] 2015/03/02(月)08:33 ID:Jg9b7YSAO携(9/20) AAS
艦娘寮内


榛名「ハァ…」トボトボ

足柄「あら?榛名じゃない。もうお風呂は良いの?」

榛名「足柄さん…はい、もう済みました。ご迷惑をおかけして…」

足柄「いいわよいいわよ!そんな日もあるわ。悪いのは提督だしね。」

榛名「て、提督に非は…!」

足柄「あるに決まってんじゃない。アレが監督責任者なんだから。全部押し付けときゃいいのよ!…でもね、榛名。アンタも無理な事は無理って言わなきゃダメよ。アンタが一番傷付くんだから…」

榛名「…はい。…でも、私…やっぱりお役に立ちたいんです。だから…演習ならと思って…」

足柄「…そう。なら、今回の提督は?自分に自信あるみたいだし?榛名の事も止めてくれたんでしょ?じゃああんまり思い悩まなくて良いんじゃない?前の粗相しちゃった奴らはもう忘れな。」

榛名「…でも、提督は人間で…」

足柄「責任者がが大丈夫だって言ってんだから大丈夫よ。最初のスピーチで自分でハードル上げまくってたし。…いやでも左遷か…不安ね…」

榛名「…!!」涙目

足柄「あー嘘嘘!あの提督、目からビーム出るから!大丈夫よ!」

榛名「…」

足柄「…ま、気楽にいきましょ。…でも、万が一あの提督が口だけで使い物にならなかったら…あたしがなんとかしてあげるわ。」

榛名「…足柄、さん…」うるっ

足柄「…ほら!もう湿っぽいのはやめて!今鳳翔さん出てるし自分らでご飯作りに行きましょ!」

榛名「…はい!」

雷「…提督、目からビーム出るんだ…」
64: ◆hsyiOEw8Kw [saga] 2015/03/02(月)08:56 ID:Jg9b7YSAO携(10/20) AAS
工廠

提督「…髪の毛の中にも!!お前!一体何本酒を隠し持ってるんだ!!」

隼鷹「ふふふあーははー!絶対に持ち込んでやる…!」

提督「何なんだこの情熱は…!命令違反をしているんだぞ…!」

隼鷹「ぐふふふ。全て見つけられるかなぁ?!」

提督「…こいつ…!」

鳳翔「あら?提督と隼鷹さん。」

提督「あ、鳳翔。すまない、少しゴタついてる。」

鳳翔「はい…哨戒の引き継ぎ予定時刻を過ぎても隼鷹さんがいらっしゃらないので、念のため一度工廠まで戻ってきました。…ところで一体何を?」

提督「この馬鹿が酒を隠し持ってるんだ。もう5本みつけたんだがまだ持っているようでな…。」

鳳翔「はぁ…艦載機の中に小分けして入ってそうですね。あとは…下着の下かしら?」

隼鷹「!!!!…馬鹿な…」

提督「…鳳翔、すまないが隼鷹から酒類を取り上げてやってくれないか…」

鳳翔「わかりました。」えいっ

隼鷹「ギ、ギャアアアア!!血が!私の血がぁ!」

鳳翔「はい、小瓶6つと中瓶1つです。」

隼鷹「くそう…勤務時間外は飲まないようにしてたのに…!ささやかな楽しみが…」

提督「…お前、ほんと馬鹿だな…さっさと行ってこい。」

隼鷹「はいはい…うう…」

隼鷹「…」チラッ

隼鷹「(でも隠し場所がわかるってことは…鳳翔ももしかして…)」
65: ◆hsyiOEw8Kw [saga] 2015/03/02(月)08:57 ID:Jg9b7YSAO携(11/20) AAS
たまに投下したのが見えなくなりますね…
確認
67: ◆hsyiOEw8Kw [saga] 2015/03/02(月)11:29 ID:Jg9b7YSAO携(12/20) AAS
全部地の文だと進行が非常に遅くなってしまうので、擬音に留めるようにします


あと、戦闘シーン投下を焦るあまり、

提督が不知火に格闘戦禁止を言い渡すシーン

が抜け落ちてました…
不知火は念の為、格闘戦極力控えろ、と言われていたと思って下さい
分かりづらくてすいません
68: ◆hsyiOEw8Kw [saga] 2015/03/02(月)11:31 ID:Jg9b7YSAO携(13/20) AAS
提督「やっと行ったか…」

鳳翔「提督、お疲れ様です。」

提督「ああ、ご苦労、鳳翔。すまないな、遅れてしまって。」

鳳翔「大丈夫ですよ。…ところで提督、お昼はお済みですか?何やら港が騒がしかった様子でしたが。」

提督「ああ、いや…もう1500か…まだだな。」

鳳翔「よろしければ何かお作りするので、食堂にいらして下さい。」

提督「…わかった、行こう。」

鳳翔「では、私は今から食堂へ向かいますので、いつでもどうぞ。お先に失礼しますね。」

提督「ああ、ありがとう。」


食堂


鳳翔「どうぞ。簡単な物ですが…。」

提督「頂こう。」

提督「…うむ、美味い。」モグモグ

鳳翔「お口に合ったようで何よりです。お代わりもありますよ。…ところで提督、お隣宜しいですか?」

提督「構わんよ。」

鳳翔「失礼します。…ご存知の通り、我々空母の艦載機は極めて小型の為、搭乗者はおらず、操作等は全て空母自身が管制します。」

提督「そうだな、そう聞いている。」

鳳翔「無論、飛行機からの視覚も認識出来るのですが…提督、本日午前の港での件、私は近海から偵察機を通して見ていました。」
69: ◆hsyiOEw8Kw [saga] 2015/03/02(月)11:33 ID:Jg9b7YSAO携(14/20) AAS
提督「…(来たか。)」

鳳翔「単刀直入に申します。提督、あの戦艦は危険です。」

提督「…以降は私が責任を持って管理するとしても、不満か。」

鳳翔「それでも、榛名の作戦遂行能力には疑問が残ります。…提督、空母は主砲を持ちません。艦載機を飛ばしながら徒手格闘も難しい。…我々には頼れる前衛が必要なのです。」

提督「それは把握しているつもりだ。しかし、今現在榛名無しでは対応不可能な脅威は無い。余裕のある間に、榛名のトラウマを解消しようと考えている。」

鳳翔「…そうですか。すいません、お食事中にこんなお話をしてしまって。」

提督「…榛名の戦闘能力自体は高いことが確認できている。不安かもしれないが、少し私を信じてみてほしい。会って二日目では無理かもしれんが。」

鳳翔「…わかりました。…では、提督。私は晩御飯の下準備をして参りますので、失礼しますね。ごゆっくりどうぞ。」

提督「世話をかける。」

鳳翔「大丈夫です。では。」テコテコ

提督「しかし美味いなコレ…」モグモグ

70: ◆hsyiOEw8Kw [saga] 2015/03/02(月)11:34 ID:Jg9b7YSAO携(15/20) AAS
暫く後、執務室


コンコン
不知火「…不知火です。」

提督「入れ。」

不知火「失礼します。…提督、この度は申し訳ございませんでした。不知火の、落ち度です。」

提督「…傷はもう大丈夫なのか。」

不知火「…はい。」

提督「そうか。…不知火。お前の実力は俺が一番よくわかっている。」

不知火「…はい。」

提督「たかが演習で負けたくらいで覆るような評価ではない。これは信頼の裏返しだ。…勝つべき時を見誤るなよ。能があるなら爪を隠せ。良いな。」

不知火「…はい。」

提督「しばらくは、事務の仕事を任せる。秘書艦だ。」

不知火「…はい。」

提督「今日はもう休め。明日0600に執務室へと来るように。」

不知火「…了解しました。不知火、失礼します。」

ガチャ、バタン

提督「さて、あとは足柄と雷を、隼鷹と入れ替わりで出すだけだな。…今晩は寝れると良いんだが。」
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ぬこの手 ぬこTOP 0.246s*