[過去ログ] マミ「私は……守りし者にはなれない……」 牙狼―GARO―魔法少女篇 第三章 (805レス)
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6: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/12(火)02:39:42.31 ID:WyzPm+XL0(1) AAS
新スレ乙
楽しみに待ってる
195
(1): VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/24(日)01:48:13.31 ID:7lwtHRgAO携(1) AAS
優秀だよ?このSSとこの>>1は。
197: ◆ySV3bQLdI. [sage saga] 2013/03/26(火)01:44:49.31 ID:ksaxkj7Po(1) AAS
ちょっと展開が煮詰まってないので、まだあまり書けていない状況です
その分、wikiの追加や手直しなどしようかと

いつも多くのコメントありがとうございます

>>193
スピンオフとは予想外で楽しみです
法師の派手な戦いが見られそうで期待

>>194>>195
恐縮です。期待にこたえられるよう頑張ります
345
(2): ◆ySV3bQLdI. [sage saga] 2013/05/28(火)03:16:59.31 ID:7gQivhLPo(1/9) AAS
遅くなりました。
元はと言えば自分の発言のせいかもしれませんので、少しだけ。

>>318
牙狼にせよ、まどかにせよ、単独の話題は他に相応しい場所がある為、
そちらを優先してほしいのは確かですが、必ずしも止めてほしいという訳ではありません。
>>228で曖昧な書き方をしたのは窮屈になるのを避ける為であり、
何より注意などでレスが消費されることや、険悪な雰囲気になること、荒れることを避けたかったからです。
ですので、善意からとは思いますが、指摘していただく必要はありません。
言葉が足りずに、申し訳ありませんでした。

ここからは皆様に向けてですが、もし気遣っていただけるなら
SSについて◎ 牙狼とまどかについて〇 それぞれ単独について△ それ以外×
といった具合で、△はそこそこに、それ以外は何であれスルー推奨でお願いできればと思います。

雑談や議論や考察からはネタを拾ったり、誤りを訂正できたりするので、とても助かっています。
このSSは多くの方に支えられてできています。
いつもありがとうございます。今後もご協力いただければ幸いです。

以上、長文失礼しました。
348: ◆ySV3bQLdI. [ saga] 2013/05/28(火)03:26:29.31 ID:7gQivhLPo(4/9) AAS
 一しきり匂いを嗅ぐと、やがて自分から身をすり寄せてきた。
 こうなると撫でても抵抗されなかった。

「ふふっ。ネコちゃんかわいい〜。それにふわふわ」

 黒猫の体格は小さく、まだ幼いようだった。だから警戒心も薄いのかもしれない。
 少女らしく可愛いもの好きなまどかは、暫く猫を愛で続けた。
 黒猫も一分ほどは大人しく可愛がられていたのだが、不意に身を硬くすると、まどかの手をすり抜ける。

「あれ、嫌われちゃったのかな……」

 しかし、まどかを嫌ったのではなく、近くで何らかの気配を感じ取って、逃げた。
そんなふうな印象を受けた。
 黒猫はまどかから数メートル離れると、身を低く前足を突っ張る。
牙を剥き、唸る声からも警戒しているのは明らか。

「ねぇ、どうしたの? なんでそんなに――」

 黒猫の目線の先にあるのは、体育館の裏口。ちょうど、まどかの位置からは角になっていて見えなかった。
 立ち上がって近付いても、黒猫は反応しない。
 まどかは黒猫の背後から、角を覗き込み――。
 

「え……あ……」

 言葉を失った。
513: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/31(金)23:22:20.31 ID:1ijnCqX60(1) AAS
そりゃ執筆どころか生存報告も厳しかっただろうに

無理せずご養生ください
601: ◆ySV3bQLdI. [ saga] 2014/06/21(土)01:34:19.31 ID:AaHsK9UBo(2/19) AAS
 右手に銃を提げ、腰を落としながら魔女の一挙一動に注意を払うマミ。
 いくら相手が単純でも、そう何度も同じ手は食わない。
 魔女との戦いは互いを知らないまま、初撃が決定打となることも多い。
この魔女の場合は、特にその傾向が強い。

 マミも危うくティロ・フィナーレをかわされ、隠された牙に引き裂かれるところだった。
 だが、こうして手の内を見せ合ったからには、ここからは単純に必殺の一撃を先に加えた方が勝者となる。
 もう、流れに任せっきりではいられない。持てるすべての力を振り絞るしかない。生き残る為に。

 
 先に動いたのは魔女。
 睨みあって相手の動きを読むなんて知恵、彼女には到底ないのだ。また、その必要も。
 頑強な肉体と自慢の牙で、あらゆる障害を突破し、噛み砕けばいい。
 
 マミは突進をかわしながら、ひたすらチャンスを窺う。
 追いつかれれば一巻の終わり。腕でも足でも、たったひと噛みで戦闘力の大半を奪われ、勝敗は決する。
 魔女に比べれば、多少の強化はされていようが、人の身体のなんと脆弱なことか。
これまで幾体もの魔女と戦ってきたが、今日ほど強く実感した日はない。

 牙狼――鋼牙もそう。まして彼の場合は魔法による強化もなしに、鍛えた身体だけで魔獣と戦ってきた。
人間を守る使命に全身全霊を捧げてきた。おそらくマミよりも、ずっとずっと長い間。
636: ◆ySV3bQLdI. [ saga] 2014/06/23(月)03:01:57.31 ID:RHTFBxJro(13/21) AAS
「――っ……!!」

 瞬間、マミは息を呑んだ。驚きのあまり声も出せず硬直する。心臓が止まるかと思った。
何せ目の前で怪物が牙を剥いていたのだから。

 醜悪でおどろおどろしい顔。墨を流したような漆黒の肌。背中に広がった奇怪な翼。
鬼や悪魔にも似た、とにかく魔女の使い魔とは異なる異形のモンスター。
 
 強力な弾丸により一撃で後頭部を破壊された怪物は、どす黒くヘドロ状の体液を撒き散らした。
当然だが、マミの頭上で。

 その刹那、マミの思考は完全に停止していた。
攻撃ともつかない飛沫に対し、身体は咄嗟に手で顔を守るだけだった。

 取り返しのつかない痛恨のミス。
 後にして思えば、跳び退くべきだったのだ。得体の知れない怪物の体液なんて、絶対に触れてはいけなかった。
それが何を意味するか理解していないマミには無理もなかったのだが。

 マミは数瞬で思考を立て直し、判断を誤ったと悟るが、まだ大丈夫だろうと油断もしていた。
 この時は、まだ。
 その些細な選択を心底から後悔して、愚かだったと己を呪うのは、もう少し先のこと。
743: 2015/07/16(木)15:58:58.31 ID:hAVKyPwAO携(1) AAS
あと3日、たのむぜ作者!
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