[過去ログ] 勇者「お前が勇者をやってみろ」 魔王「どうしてそうなる?」 (130レス)
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39: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [saga] 2012/03/28(水)12:50 ID:wqn4CCQG0(33/59) AAS
―――王城 地下

勇者「む、う・・・・・・」

賢者「ふぉw ようやく気がついたか」

勇者「賢者か。 ここは、どこだ? 暖かいベッドがある部屋には見えんが」

賢者「古今東西、もっとも罪人にふさわしい一室じゃな」

勇者「なるほど、幻覚ではなかったわけだ。 つまりここは・・・・・・」

賢者「端的に言って、牢屋じゃな」

勇者「人間の世界では、英雄に与えられる最高の一室が牢屋なのか? 確かにこれでは、魔族が人間どもと分かり合うことは難しいな」

賢者「いや、これはおそらく大臣の一計じゃな」

勇者「大臣? 王の隣りにいたあいつか」

賢者「うむ、あやつがわしらに一服持ったのじゃ」

勇者「一服持った? そんな事よく気づいたな。 大臣には特に何も感じなかったが」

賢者「そうじゃな。 おかしかったのは、大臣以外じゃ」

勇者「ん?」

賢者「どうやら、まだ消耗し切ったからだが本調子ではないようじゃな」

勇者「全快であるとは言えないな」

賢者「・・・・・・魔族じゃったよ。 うまく擬態しておったが、間違いないのう」

勇者「それはまた大した事だ。 しかし、大臣が操られているという可能性は?」

賢者「そう言った類の魔法にはかかってはおらんかった。 あとは、唇の動きを遠目から見たんじゃ」

勇者「ということは、賢者はわざと捕まったというのか?」

賢者「・・・・・・ふぉっふぉっふぉww」

勇者「爺ぃ・・・・・・」

賢者「だって、どうしてそんなことをするのか、目的が知りたかったんじゃもんww」

勇者「はぁ。 ・・・・・・で、どうするのだ」

賢者「どうやら、ここの牢には特殊な結界が施されているようじゃ。 さっきから試してはいるんじゃが、魔法が使えんのう」

勇者「てことは、賢者はただの年寄りになったわけか」

賢者「ふぉww と、思うじゃろ?」 ニヤリ

勇者「何だその顔・・・・・・策でもあるのか」

賢者「いや、わしの弟子は優秀じゃと言いたいんじゃよ」 パカッ

勇者「・・・・・・靴の踵から、何を出したんだ? 粘土か」

賢者「ふぉっふぉw これを閂周辺と格子に盛り付ける」 ペタペタ

勇者「全く想像ができん。 それがなんだと言うんだ?」

賢者「勇者よ、このマッチで今つけた導火線の先に点火してくれ」

勇者「・・・・・・それはいいが、なぜ両耳を抑えて屈んでいるんだ?」

賢者「ほれ、さっさとやらんかいww」

勇者「はぁ、後でしっかりとした説明を要求するぞ・・・・・・」
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