[過去ログ] さやか「黄金の……狼……」 牙狼―GARO―魔法少女篇 第二夜 (1002レス)
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(1): VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) 2012/06/22(金)07:55:44.25 ID:syW7nWrAO携(1/2) AAS
幼い頃から葛藤や絶望に苦しめられながらも現実を見据え己を律し幾度となく修羅場をくぐり抜けてきた大人の鋼牙と、超常の力を得て間もない上にその力の本質を知らず理想のために一途に突っ走っていた少女たちが対比されるんだから、子供の無知無力さや割り切れなさ、理想と現実のギャップ、コンプレックスとかが浮き彫りになるのはごく自然だろ
イラつくとこじゃなくて、むしろそこが見所だと思うんだ
554
(1): VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) 2012/08/27(月)20:02:51.25 ID:q3Lp7kyI0(1/2) AAS
AA省
684
(1): VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/10/17(水)20:27:12.25 ID:5WwI4Glf0(1) AAS
>>683
俺個人の印象としては、2期の鋼牙は、人間の弱さを理解してないというよりは、
理解はしてるけど、それでも人間の強さを信じてるって感じかなあ……。
まあ言い方変えただけかもしれんけどww

弱者や敗者のことも理解はしてると思うし、顔や言葉には出さなくても少しは同情すると思う。
ただ、それでも強く生きてくれることを信じてるというか…

陰我に溺れた人間を嫌というほど見て来たけど、
不幸な境遇に負けず、真っ直ぐに生きる人間だって大勢見てきたはず。
だから、どんな人間にだって、闇の誘惑を跳ね除ける心の強さがあると信じてる(願ってる)。
だからこその「必要のない人間などいない!」なのかなあ…と。

めちゃくちゃ主観入ってますがww
802: ◆ySV3bQLdI. [ saga] 2012/11/26(月)02:45:29.25 ID:DfgLvHbDo(6/8) AAS
 腕一本でも人間一人を持ち上げるホラーの腕だが、
零の体重と落下の勢いを支えるには至らなかった。
 零はモロクの左腕ごと落下。
 途中で刃を回したのだろう。刃を床に突き刺し、腕を縫い止めた。

 初めて目にした真剣白刃取り。これには杏子も舌を巻いた。
 言葉にすれば簡単だが、同じことができる自信はなかった。
もっとも、同じやり方である必要はないのだが。
 それぞれ持てる特性も技術も違うのだから、杏子は杏子なりのやり方で回避を試みただろう。

 だが単純な身体能力と身のこなしでは、零が杏子より一枚上手なのは疑いようのない事実。
 劣等感を抱いているつもりはない。ただ、負けたくないと強く思う。
 その気持ちが杏子を衝き動かした。

 鎖を巻きつけ足技を封じ、火炎弾を払い落す。
杏子の攻撃は苛烈になり、モロクは徐々に防ぐのがやっとになっていった。
 そして遂には、その腹を深く槍で貫く。

 ずぶりと肉に刃が入る奇妙な感触。魔女相手ではなかなか得られない経験だった。
 モロクが悶えている間に引き抜こうとする杏子だったが、
 
「そうだ、あんこちゃん! ホラーの間近では戦うなよ!」
 
 そこへ思い出したような零の声。
 零は頑として剣を放そうとしない腕を靴で踏み、逆に柄を押し込みながら抉っていた。
  
「俺はあんこちゃんを斬りたくないからさ」

 何故か、そんな言葉を続けて。
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