[過去ログ] いじめに関するよくある勘違い (1001レス)
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(30): 観念は具現化する ◆3PwDX5T6IA [] 2010/03/10(水) 18:22:42 ID:W2xYE6rw0(1/7)
虐めに関するよくある勘違い

その1「虐められる側にも原因がある」
"原因の追究"を途中で止めた時に陥る典型的な錯誤で、怠惰な親や教師の責任放棄の逃げ口上としてもしばしば使われる。虐められる側にあるのは、あっても「不快にさせる要因」であり「虐めの原因」ではない
虐めの原因は、虐める側の慈愛心(包容力、想像力、表現力、忍耐力、思いやり)の欠如、即ち「行為者の心(の狭さ)」である。相手の非を理由に己の行為を正当化する心の弱さ・貧しさこそ、唯一の「虐めの原因」である
被害者側に如何に酷い非や落ち度や欠陥や欠点があろうと、数ある選択肢の中から虐めることを選択しているのは行為者自身。行為者が虐め以外の対処さえすれば、虐めは起こらない
被行為者に己の行為の原因を転嫁するのは行為者の甘えでしかない。これはあらゆる犯罪や虐待、差別、嫌がらせ、更には思考(解釈、期待、信頼、妄想等)にも言える
以下は、上記を理解できない者に多い勘違い
@「いじめの原因」と「いじめ前後に起きた別の事象の原因」とを混同している
A「苛める理由・動機」を「苛められる原因」に摩り替えている
B理由(主観)と原因(客観)の区別が付いてない
省7
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(7): 観念は具現化する ◆3PwDX5T6IA [] 2010/03/10(水) 18:23:23 ID:W2xYE6rw0(2/7)
その4「虐めは人格に問題がある者を矯正する手段」
人格矯正に必要なのは広く豊かな経験や知識であり、虐めは却って人間不信・社会憎悪を増しかねず逆効果。この場合、矯正すべきは「短絡的に虐めを肯定する者の人格」である(躾と称した虐待や体罰も同じ)

その5「弱いから虐められる。強くなればいい」「この世は弱肉強食」
論点のすり替えである。「強くなる」は一時的回避策としては必ずしも間違いとは言えないが、これによって「虐めの原因」が無くなる訳ではない
なお弱肉強食は生物界の一側面に過ぎず、共生など異生物間でさえ相互扶助している例は幾らでもある。虐めは、己を脅かす存在を排除しようとする行為即ち免疫力・抵抗力・包容力の低さの現れであり、「弱者の証明」に他ならない

その6「相手に不快感を与えたのだから虐められても仕方がない」
不快感の原因はそれを感じる各人の固定観念であり自己責任。他人のせいにするのは筋違いである(虐められた不快感も同様)

その7「虐めは本能」「虐めは必要悪」
本能とは呼吸・睡眠・摂食のように「生命維持に欠かせない行動」をいう。「誰かを虐めてないと死ぬ」という人間は実在しないので本能ではない。強いて言えば、虐めによって優越感という名の快感を得る仕組み・メカニズムが、本能である
またいじめは無くても全く誰も困らない(必要としない)ので必要悪ではない
省8
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(1): 観念は具現化する ◆3PwDX5T6IA [] 2010/03/10(水) 18:24:05 ID:W2xYE6rw0(3/7)
その11「いじめを大人にチクるのは卑怯」
より多くの人とありのままの真実を情報共有化することは正しいことである。また自らの苦悩を第三者に告白することは勇気が要る。逆にプライドや見栄に拘って黙り通したり、保身から見て見ぬふりをしたり、陰でこそこそ嫌がらせをすることの方がよほど卑怯である

その12「親が悲しんだり先生が事を大きくするので、相談しない方がいい」
親が悲しむのは寧ろ自分が子供に頼りにされてないと分かった時であり、それを悲しまない親は親の資格がない。また事を大きくして欲しくなければ、相談した際にその旨をきちんと依頼すれば余程KYな大人でない限り配慮して貰える

その13「学校は虐めを隠そうとするので、先生を頼ってはいけない」
確かに学校は管理不行届を責められることを恐れ隠蔽したがるが、全ての先生がそのような保守的な考えを持っている訳ではない。例え相談した100人が全員頼りなくても、101人目が理解ある教師の可能性もある

その14「苛められたくらいで自殺する方が悪い」
この発言は「自殺したくなるほどの酷い虐めを受けた経験が無い者」や「出来事の背景にある諸事情や当事者の心境への想像力・思いやりが欠けた人生経験の浅い者」に多い
仮に客観的に大したいじめではなくても、自殺するということは少なくとも本人にとって余程の苦痛があったと見るべきで、他人が当事者の苦痛の度合いを分かるというのは傲慢である

その15「いじめ自殺の原因は自殺者本人にあるから、いじめた者に原因はない」
省3
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(1): 観念は具現化する ◆3PwDX5T6IA [] 2010/03/10(水) 18:24:46 ID:W2xYE6rw0(4/7)
その1の補足1「いじめられる側がいじめられたと感じて初めていじめが発生する(感じなければいじめではない)」
第三者が見て明らかにいじめであっても、被害者が鈍感だったり気付かなかったりすれば必ずしも「いじめられた」とは感じない。このように「当事者の認識の有無」は、「それがいじめであるかないか」を決める必要条件ではない
「虐待された乳児が虐待と認識しなければ虐待ではない」「事故で意識を失った被害者が事故にあったと認識しなければ、事故が発生したことにはならない」などという理屈が通用しないのと同じである

その1の補足2「殆どの場合どちらにも非があるのだから、虐めの原因は加害者・被害者の双方にある」
如何に非や欠陥や落ち度があってもそれは「いじめていい理由」にはならない。それを「いじめていい理由」にしているのはいじめる側である。つまり「いじめの原因」はその行為者である加害者にある

その1の補足3「性格が悪いからいじめられる。いじめる側を批判する前に自分の性格を直すべき」
正しくは「性格が悪いからいじめる」のである。いじめられる側を批判する前に自分の性格の悪さ(いじめに頼ってしまう心の弱さ)を直すべきである

その1の補足4「幾ら説得しても直らない場合は、苛め(られ)るのは仕方ない」
仕方なくはない。先ずはより説得力に長けた者等に相談すべきであり、もし説得の限りを尽くしても理解出来ない場合は相手の学習障害等、先天的脳疾患を疑うべきである
いずれにせよ「相手に理解力がない」は「いじめ(られ)て仕方ない理由」にはならない
省4
5: [] 2010/03/10(水) 19:01:33 ID:YG7pCAZJ0(1)
続きキボンヌ^^
6: ストーカー ◆4ylvJGMRpTop [] 2010/03/10(水) 21:02:31 ID:KJ9Wd52b0(1)
連続投稿規制はここは3回か?
7: あこがれ ◆AKOGAREouE [sage] 2010/03/10(水) 21:34:14 ID:+1erDejc0(1/2)
('A`) ブォラぁ〜♪
 ノヽノ) =3 'A`)ノうぁ〜
  くく  へヘノ
8: [] 2010/03/10(水) 22:53:04 ID:Ug3cVieT0(1)
読むのたるい
9: 観念は具現化する ◆3PwDX5T6IA [] 2010/03/10(水) 22:56:14 ID:W2xYE6rw0(5/7)
その1の補足6「いじめられても何も対処しないからいじめられ続ける。何も対処しない方が悪い」
被害者側が文字通り「何も対処しない」ということはあり得ず、個人が出来る範囲内でやれることをやっているものである。しかし誰しも能力には限界があるので、例えそれが功を奏しなくてもいじめられ続ける原因にはならない
実際には「加害者側がいじめ以外の対処法を選ばないからいじめ続ける」のである
「では加害者もまた能力の限界があるのだからいじめ続けるのは仕方ない」という主張には無理がある。何故なら、被害者が「現在していない行動をする必要がある」のに対し加害者側は「現在している行動を止めれば済む」からである
己の行為の尻拭いを被害者に強いるのは加害者の我儘でしかない

その1の補足7「泥棒に入られたのは鍵を掛けてなかったからだ。痴漢やレイプにあったのは隙があったからだ。同じようにいじめられたのは被害者にも落ち度がある」
「鍵を掛けて無い=自由に家宅侵入して良い」ではないし「露出が多い=痴漢レイプOK」ではない。同様に「抵抗しない(その他あらゆる要素)=いじめて良い」ではない。いずれも、被害者の個性や生活習慣を己に都合良く解釈している者に落ち度がある
10: 観念は具現化する ◆3PwDX5T6IA [] 2010/03/10(水) 22:56:56 ID:W2xYE6rw0(6/7)
「いじめられる側にも原因がある」と思っている人へ

いじめの原因は、ひとえに「いじめる側の心の未熟さ」である。いじめられた側にあるのは(仮にあっても)あくまでも「他人を不快にさせた原因」であり、「いじめられた原因」ではない
いじめられた側にどれほど非や落ち度があっても、「いじめていい理由」にならない。「いじめる側が不快感に我慢出来ずにいじめたこと」が、「いじめられた原因」であり、ひいては「いじめの原因」である
いじめるかいじめないかを決めているのは常にいじめる側。いじめる側がいじめという行為を選びさえしなければ、いじめは発生しない。つまりいじめの原因は常に100%「その選択をした(いじめ以外の選択をしなかった)いじめた側」にあるということになる

「いじめられる側にも原因がある」という勘違いは、「己の行いの原因を他人のせいにしても良い」と錯覚している人、つまり精神的に自立できてない人に多く見られる。精神的に成熟していないために、己の感情を相手に依存しているのである
こうした人は、「強くなればいい」「性格を直すべき」等と被害者側が変わることを要求したり、「躾の一貫だ」「言っても分からないのだから仕方ない」と正当化したがる
しかしこうした勘違いからくる言動は、子供たちに「誤ったメッセージ」を与えているということを肝に銘じるべきだろう
「いじめられる側にも原因がある」という見方の根本には、「いじめた側に上手く応対できない大人たちの無責任体質や事勿れ主義的発想」があると言える

「結果的にいじめが止むなら良いではないか」と思う人もいるかも知れない。しかし表面的で一時避難的な対処をした場合、加害者側はその後反省してコミュニケーション能力を磨き、より柔軟な対応ができるようになるだろうか
彼らがそこで自省しなければ、将来似たような場面で「相手に嫌がらせをすることでしか対処出来ない甘ったれた未熟な大人」になってしまう虞がないだろうか
11: 観念は具現化する ◆3PwDX5T6IA [] 2010/03/10(水) 22:57:38 ID:W2xYE6rw0(7/7)
いじめにおいて真っ先に救うべきは「忍耐力と自己表現力と思いやりに欠けたいじめっ子」である。中には日頃から家や学校で何らかのストレスを受け、その為にいじめを止められない子供(いじめ依存症)もいる
事実、虐めっ子の多くが家庭で十分な愛を受けていない
そうしたいじめっ子を救えば、いじめられっ子は自動的に救われる。つまり緊急時を除き、いじめられっ子のみを救おうとする姿勢は、偽善的自己満足に過ぎない
但し、いじめっ子を登校させないという対処法もまた「いじめる側へどう対応して良いか分からない大人たち」の怠慢と逃げ口上の顕れであると言える

我々大人は、まず子供たちに対して、次の事を理屈できちんと教えるべきである
「どれほど気に入らない相手であっても、いじめという手段に頼らない」
「自分たちの説得力や許容力の無さを、相手の理解力や適応力の無さに転嫁しない」
「相手の弱みに付け込むのは、理由がどうあれ幼稚で卑屈な行為」
「己の快楽の為に相手に苦痛を与えるのは卑怯で卑劣」
「相手の事情や立場や気持ちを思いやり、個性を認め人権を尊重する」
省3
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