熱帯亜熱帯を野生生物保全その他の視点でレスるスレ (590レス)
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2(1): [sage] 2010/12/18(土) 10:18:49 ID:???
先進国に運ばれてくる観賞用植物や鳥やら虫やらは確かに綺麗だし形も様々だし何千種類もあるし
でも現地でちょっと藪に入っていろんな物がすぐ見つかるか?というと難しい
日本や、せめて台湾なら大体こんな所で良いだろうという土地勘で取れるのに
3: [sage] 2010/12/18(土) 14:02:05 ID:???
熱帯雨林では種数の割りに個体密度がかなり低いと一般に言われている。
4(1): [sage] 2010/12/18(土) 14:11:33 ID:???
カミキリなんかだと、日本なら20〜25mmしかない種類に近縁の種類で35〜40mmのが
都市部でもアパートに飛んで来たりしてやっぱり多いなあと感心させられる
5: [sage] 2010/12/18(土) 14:28:06 ID:???
逆に鳥の大型種という点だと微妙
熱帯各地では大きな鳥であるコウノトリ類が、日本より数多くいるんだが
日本はタンチョウとオオハクチョウとオオワシとイヌワシがいるから大きいのは駒が揃っている
アフリカならオオノガンとかアフリカハゲコウとかダチョウとかいる
でも東南アジアは鳥に関しては、色こそ綺麗なものの何故かあまり大型種や特殊な科がいない
フィリピンイーグルはあまりにも数が少な過ぎる
6: [sage] 2010/12/18(土) 17:10:04 ID:???
河口域の水辺の有機物は温帯よりずっと多いんだから
そこに集まる大型の鳥がいてもいいのだが、
温帯でもシギ、チドリのニッチだし
せいぜいスーダン南部の湿原地帯でハシビロコウになるのが精一杯なのかなあ
有機物を食うカニなら沢山いるんだが
7: [sage] 2010/12/18(土) 20:44:30 ID:???
種数が多いのに個体数密度が小さいのなら
保全区域をやたらと広げないといけないって面倒な話に
8: [sage] 2010/12/18(土) 22:02:13 ID:???
マングローブ林も熱帯雨林も生物生産性は高いのだが、
周辺の緩衝移行地帯も含めて全て保全しないければ
その形態を留めていられないほどとてもデリケートなものと聞いた。
9: [sage] 2010/12/18(土) 23:03:26 ID:???
熱帯林 なら保全できるなw
サバンナ林なんて雑木林みたいなもんだ
人家近くだと二次林になって薪炭採取や果実や茸やハチミツなど森の恵みを取る
場所になってしまっている
それでも、年雨量400mm未満で低木でも生えにくい乾燥熱帯になってくると厳しいな
ハシラサボテン乱立では樹冠面積が1/10にもならないから熱帯林の定義からも外れるし
熱帯雨林の地域にパラゴムノキやアカシアマンギウムを植えて利用し易い樹木園にするのは難しくないんだが
それだと生物多様性の観点でダメ、という訳でややこしくなる
正直な話、CO2吸収だけ問題にするのであれば早成樹の方が良いのだがw
せめて下層植生だけでも、そういった樹木園の一部に回廊状に張り巡らせたら少しは改善に繋がる
省1
10(1): [sage] 2010/12/18(土) 23:43:02 ID:???
CO2蓄積のみを目指して
サボテン、バオバブ、多肉トウダイグサ、多肉ガガイモ、多肉キョウチクトウ、カナボウノキ、フォクィエリアFouquieria
だらけの乾燥林というのはどうか
下草はサイザルアサとリュウゼツランとアロエ
11: [sage] 2010/12/19(日) 00:24:32 ID:???
元々が乾燥地域ならそれも一つの案かも知れないが
12: [sage] 2010/12/19(日) 02:39:52 ID:???
多肉ブドウ科樹木というのもあったな
アロエ科なら10mくらいの木本もある
13: [sage] 2010/12/19(日) 02:50:30 ID:???
東南アジアでは外来樹種のアメリカハナモツヤクノキを
地元のシロスジカミキリ属の大型種(日本の1.3倍)の幼虫が穿孔しまくり
そしてその脱出口にまた在来の色んな生物が住み着いて面白い事に
14: [sage] 2010/12/19(日) 13:18:35 ID:???
ナンヨウアブラギリ、いわゆるジャトロファも乾燥地でよく育つが
被れ易い
これが経済学的に有意なのかどうかしばしば議論というより罵倒合戦になる
15: [sage] 2010/12/19(日) 15:21:50 ID:???
おまえら乾燥地植物の見本園でも作る気かよw
16(1): [sage] 2010/12/19(日) 17:39:16 ID:???
乾燥熱帯でもスコールの時間当たり雨量は凄いから
下層植生がまばらな多肉植物だけでは土壌流出を抑えられない
ストロベリーグァバは世界の熱帯で有害雑草になっている
藪だから土壌被覆くらいには役立つのかと思ったら
案外葉の位置がスカスカで、土壌がどんどん流れてしまう
17(1): [sage] 2010/12/19(日) 18:21:47 ID:???
保全林と称して
下草がリュウゼツランだらけだったら盗伐を試みる輩は命がけだな
18: [sage] 2010/12/19(日) 23:09:18 ID:???
湿潤地域で下層植生が豊かな雑木林ばかりにすると
今度は下草が枯れたのに土が乗る状況が繰り返される
それで綺麗に分解して黒土になればいいが、熱帯だと分解され尽くすか
されない場合はあまりにも多湿のため泥炭になる
これに野火が入ると手が付けられん
しかし何らかの方法で、土壌流出を抑えないといけない
高木の葉だけではとても足りない
19: [sage] 2010/12/20(月) 21:48:35 ID:???
>>16ストロベリーグァバはあれで果実がミニトマトみたいにどんどん実ってくれるなら有用なんだろうが
果実数も、その大きさも小さいのが欠点だよな
20: [sage] 2010/12/21(火) 02:47:32 ID:???
比較的乾燥に強くて長持ちする果実としてタマリンド最強?
但し甘い果実のは少なくてどれも酸っぱいw
21: [sage] 2010/12/21(火) 13:55:17 ID:???
有用植物ばっかし植えても保全の意味は無いな。
22: [sage] 2010/12/21(火) 17:31:55 ID:???
鳥が種子散布したくなる植物を植えるべき
23(1): [sage] 2010/12/21(火) 18:42:16 ID:???
砂漠化した地域を緑化するのは試みられてるが、
まだ森林に戻す技術とかは確立されていないのかな?
24: [sage] 2010/12/21(火) 20:37:55 ID:???
>>23 5〜10年前に、日本の森林関係の研究者が
その辺の技術を体系化しようと総合的に研究する予算が出ている
25: [sage] 2010/12/22(水) 02:43:57 ID:???
なるだけ在来の早成樹を植林しよう
地域コミュニティーがその森林をどう利用するかも考えて、有用樹種を一定数植えよう
鳥が種子散布しやすいような樹種や、虫媒花で蜂蜜が多く取れる樹種をせめて選ぶようにしよう
でも、最終的には材木として収益を上げやすい樹種も一定数は植えたい
このようにして、1つの林分を同一樹種で一気に植え尽くすのではなく、何種も植えれば
少しは親自然である森林になる
でも、ムチャクチャ手間が掛かるw
鳥が種子散布に関わる事で、他の種子も散布するので林内の構成種が増え、50年後wくらいに
多様性の高い森になり、野生生物保全にも一役買って、択伐で収益も得られる森になれば、と目論む訳だが
そんな気の長い話に付き合える国も住民も少ない
省4
26: [sage] 2010/12/22(水) 04:07:48 ID:???
293 名前:異邦人さん[sage] 投稿日:2010/01/09(土) 23:08:48 ID:WzL71o6V
昆虫好きでも図鑑で見知っていた虫が実際に飛んでいると感動したりびびったり
以前滞在した時飛ぶの速くて模様の分からなかった大き目のクリーム色のチョウが
ツマベニチョウだとwebで知識を得て
いざ見つけてじっくり観察して羽先の朱色が見えたときは感激
チョウに関しては以前よりずっと短い滞在期間なのに以前見かけなかった種類を5種類も見付けられた
ちょっとした繁みの潅木の枝に、図鑑で見たのと同じ種類の虫の群集が
これなんか自分は面白かったが、常人だったらキモくて逃げ出すレベル
何かロウみたいなの一杯ふき出してるタイプの虫だしw
日本にも同じタイプの虫がいるが体長で倍サイズ面積で3.5倍(ちょっと細い)
省7
27: [sage] 2010/12/23(木) 02:49:38 ID:???
果樹を人家近くに植え、一番成長の良さそうなところに材が高く売れるマホガニーなどを植える
全体としては早成樹を植える。出来れば在来種にする
これが一番手っ取り早いw
地面の傾斜を考えて、ある程度畝みたいなものを作り、特に苗木の周りに土手みたいなのを作って
土壌が引っ掛かるようにする
ギンネムみたいにあまり大きくもならず、葉などは有毒で、土壌保全にも今ひとつという種類はちょっと控えたい
だが、ギンネムは高温で蒸らせばタンパク質豊富な飼料になるので、家畜も飼い、また加熱施設もあるのなら
ある程度は欲しい。
その家畜糞を再び苗木がある程度育つように、肥料に出来る
ギンネムは生で食べ過ぎると皮膚炎などを起こすので注意!
省9
28: [sage] 2010/12/23(木) 12:30:59 ID:???
早成樹をパルプ原料などのため収穫して利益を得られたら
次はもっと成長に時間も掛かる樹種や野生動物の好む樹種も増やして、
と計画すべきなのだが、国有林ですらなるだけ利益を得たい訳で
次も早成樹を植えるか、あるいは一転して全部マホガニーやチークという暴挙に出る
29: [sage] 2010/12/23(木) 21:14:59 ID:???
余裕があるなら、早成樹の一部を立ち枯れで放置したり
倒した材木のうち芯腐れしているのを見つけて、これをそのまま残しておくと
それが十分朽ちてきた頃に、その上についた別種の種子が発芽して
その腐った木質の上で若木の根を伸ばしていく、なんて事もあるんだがなあ
30: [sage] 2010/12/24(金) 03:25:58 ID:???
熱帯の都市部だと、シロチョウ科で一番数多く見かけるのがカザリシロチョウ属の数種だったりするのだが
つまり街路樹や庭木がどこもかしこもヤドリギだらけという事だ
ヤドリギに寄生されると樹木の枝先は枯れ、樹木の幹の成長には悪いわけで本来は枝打ちして駆除したいが、
ヤドリギは果実が鳥の餌になる。人間が食べても美味しい種類だってある
そして鳥が排泄した糞が他の樹木についてまた増えていく
鳥が呼び込まれる事で、他種の樹木の種を排泄する可能性だって高まる
枝打ちにより、幹の節の無い良い樹木が出来るわけだが
多様性まで考慮すると、一筋縄では行かない事になる
一定面積辺り何本くらいかまでなら、将来の多様性を高めるためヤドリギの寄生はむしろ歓迎なんて計算も出来るのではないか
31: [sage] 2010/12/24(金) 14:39:39 ID:??? AAS
AA省
32: [sage] 2010/12/24(金) 14:41:53 ID:??? AAS
AA省
33: [sage] 2010/12/24(金) 14:44:05 ID:??? AAS
AA省
34: [sage] 2010/12/26(日) 01:45:01 ID:???
ユーカリ植えても水を吸いすぎて土地全体が乾き
アレロパシーで在来植生も生えず
精油が多くて山火事も起こしやすくて
基本的に不味い植物だから在来生物の繁殖の場にもならず
と散々な言われ様
いっそ、オーストラリアからコアラ買ってきて似た気候の熱帯でユーカリ共々増殖させ、
これは外来種なので捕獲も販売もOK!(キリッ と毛皮売りまくりの方向でw
但し、コアラが食べるユーカリの種類って上記のように限られているし
それで熱帯の造林樹種になるものってもっと限定されているよなあ
100歩譲ってコアラ毛皮産業を保護団体愛護団体がOKしたとしても、実現への道は険しい
35: [sage] 2010/12/26(日) 03:37:29 ID:???
暖帯地域の葉の厚い照葉樹を大量に植えて
やや乾燥したサバナでも乾季ですら暗い森くらい出来ないのかなあと
考えた事もあるが
実際、出来ないんだよなあw
乾燥常緑林だって1400mmくらい年間で必要になる
36(1): [] 2010/12/28(火) 01:47:26 ID:CdqrvCy/(1)
【海外】 サイ激減
2chスレ:newsplus
37: [sage] 2010/12/30(木) 19:17:11 ID:???
National Geographic News
December 27 - 28, 2010
(1)岩を“吸う”ナマズ、未知の大メコン
大メコン圏で発見されたオレオグラニス(Oreoglanis)属のナマズ。世界自然保護基金
(WWF)の報告書に新種と記載された、同地域の26魚種の1つである。
タイ全土の岩が多い急流に生息し、大きく鋭い歯と切れ込みの入った下唇が特徴。
大きなヒレがあるユニークな体形は“吸盤”のような効果を生み、豪雨で水量が増す時期は
川底の硬い岩に張りついてやり過ごす。現地では「岩を吸う魚」の名で通っている。
▽画像 画像リンク
Photograph courtesy Neil Furey/WWF International
省8
38: [sage] 2010/12/30(木) 20:34:18 ID:???
(3)頭がはげたヒヨドリ、未知の大メコン
ほとんど丸坊主の「頭や顔がはげたヒヨドリ(bare-faced bulbul)」。アジア大陸で
頭部に羽毛のない鳴き鳥はこの種だけだ。
ラオスにある険しい石灰岩の山の側面に広がる森で発見され、Pycnonotus hualon
という学名を得た。短く連続する、口笛のような乾いた鳴き声が特徴的だ。この
“ハゲヒヨドリ”の生息域はラオスの国内法で自然保護区域に指定されている。絶滅の
危機にさらされている大メコン圏で発見された多くの新種とは対照的だ。
▽画像 画像リンク
Photograph courtesy Iain Woxvold via WWF
(4)コオロギガエル、未知の大メコン
省15
39: [sage] 2010/12/31(金) 16:26:42 ID:???
ラムドン省は丘陵地帯で年間雨量2000mmのダラットを擁する
クアンナム省は低地ですら年間雨量2500mm、しかも乾季が弱いダナン特別市の南に隣接する
低地がサバンナ性でも丘陵地が多雨林という環境であれば
丘陵ごとに独自の種類が分布して、全体として多様性の高い地域になる
40: [sage] 2010/12/31(金) 20:39:14 ID:???
>>36
サイの角の闇取引の活発化により、南アフリカではハイテクを駆使した密猟が横行しており、サイを絶滅から
救うための活動を脅かしている。
世界のサイの個体数は推定2万5000頭だが、うち70%以上が南アフリカに生息している。
アフリカでは、19〜20世紀に狩猟により激減したクロサイとシロサイの個体数を回復するため、国立公園
を設置したり取締りを強化するなどの保護活動が行われてきた。これが功を奏し、一時期は絶滅したと考え
られていたミナミシロサイが現在は1万7500頭まで回復。クロサイも4200頭にまで回復した。
だが現在、南アフリカのサイは絶滅の危険にさらされている。世界自然保護基金(World Wildlife Fund、WWF)
によると、今年密猟されたサイは316頭で、昨年の122頭から大幅に増加した。およそ1日に1頭が密猟されている計算だ。
■密猟が増加した理由
省12
41(1): [sage] 2011/01/01(土) 00:37:19 ID:???
かなり前にこの板で「北海道に転勤したがセミもいない、カブトムシもいない、内地でいつも見慣れていた虫がいなくて本当につまらない
本当に寂しい」と書いている人がいた
日本で北海道、あるいは北日本or高山帯でしか見られない昆虫なんていくらでもいるので、それをさっさと覚えて
その採集に専念すれば、という考えもあるだろうが、その切り替えのための知識集めだって容易ではない
とにかくそうやって覚えた後は、ちょっとした林でも雪融け水で湿潤で、特に小川の傍などでは6〜8月半ばには数多くの昆虫が見られる
もちろん本州より小型種だったり地味だったりするものが多いが、イタヤハマキチョッキリがキラキラとしていたり
ごく稀にはエゾアオタマムシなんて途方も無い美麗種もいる
ジャコウカミキリなんて熱帯に多いアオカミキリ類なのに日本では北海道だけに分布するし、地上にはオオルリオサムシがいる
北海道東部産のミヤマカラスアゲハの春型の♀は、世界で最も美しいカラスアゲハ類の1つだと海外のマニアにも有名だ
また、殆どどこの立ち枯れの広葉樹朽木(根際直径10cm以上)でも地中部には大量のミヤマクワガタ幼虫がいる
省4
42: [sage] 2011/01/01(土) 13:01:02 ID:???
世界自然保護基金(WWF)ジャパンは、来年の干支(えと)にちなんで、「幻のウサギ」と呼ばれるスマトラウサギがすむインドネシア・スマトラ島の森を再生させるプロジェクトに取り組む。
同島は世界で最も早いスピードで森が減り続けている場所の一つとされる。
計画では、一般からの寄付金をもとに、開発によって荒れ地となった場所で植林を進めるほか、違法な伐採を防ぐパトロール活動も行う。
スマトラウサギは、体に独特の黒い縞(しま)模様があり、体長40センチほど。
スマトラ島だけに生息する固有種のウサギで、標本は世界で十数体しかない。
夜行性で、植物の茎や葉を食べて暮らしている。
国際自然保護連合(IUCN)が絶滅危惧種に指定しているが、人前になかなか姿を現さず、個体数や繁殖生態などはよく分かっていない。
森の中で暮らす様子も、極めてまれにしか撮影されていない。
WWFは「スマトラ島では1985年から2007年の間に、製紙原料を得るための伐採や農地への転換などにより、少なくとも48%の森林が失われた。
国立公園内でも違法な森林伐採が行われ、スマトラウサギの生息を脅かしている」と指摘している。
省5
43: [sage] 2011/01/01(土) 22:33:03 ID:???
植えるだけでなく、若木が成長するまでの間に樹間でアグロフォレストリーをやりたいね
…農薬撒いたりして、却って多様性破壊になるかも知れん
44: [sage] 2011/01/01(土) 22:40:05 ID:???
ベトナム料理で人気のトカゲが実は新種だったと判明した。
しかもすべての個体がメスで、オスとの交尾を必要とせず単為生殖するという。
ただしそれほど珍しい存在ではなく、トカゲ全種のうち約1%は単為生殖により繁殖できる。
メスが自発的に排卵し、遺伝情報がまったく同じ子を産むという。
カリフォルニア州リバーサイドにあるラ・シエラ大学の爬虫両生類学者で調査活動にも参加したL・リー・グリスマー氏は、「ベトナムでは
ごく普通の食材だ。南部のメコン・デルタ地帯のレストランでメニューに載っている。われわれも店内で出会った」と話す。
ベトナム科学技術アカデミーのゴー・ヴァン・トリ氏はある日、バリア・ブンタウ省のレストランで売られている生きたトカゲを目にした。
みんな奇妙なほどよく似ているので気になり、知人だったグリスマー氏と、その息子でアメリカ、カンザス大学の爬虫両生類学博士課程に
在籍するジェシー・グリスマー氏に画像を送ってみたという。
グリスマー父子は、メスのみの単性種ではないかと考えた。一見して雌雄で体色がまったく異なる
省7
45: [sage] 2011/01/01(土) 22:42:28 ID:???
どうやら2つの近縁種を父と母に持つハイブリッド種である可能性が高い。2つの異なる生息環境の移行帯で起こる現象であり、例えば
新種トカゲが生息するビンチャウ・フックブー自然保護区は低木林と海岸砂丘の間に位置している。「このような場所では、
2つの異なる環境に生息する種が出会ってハイブリッドが生まれることがある」とグリスマー氏は説明する。
母親から受け継がれる「ミトコンドリアDNA」の遺伝情報を検査した結果、母方は「Leiolepis guttata」種
と判明した。父方はまだ確認できていない。
グリスマー氏によると、新発見のハイブリッド種は野生の個体数が激減しているわけではないが、絶滅する可能性があるという。
ニューヨークにあるアメリカ自然史博物館の名誉館長で爬虫両生類学者のチャールズ・コール氏は、「ハイブリッド種は絶えやすいという説もある。
代を重ねても遺伝的多様性が生まれないからだ」と第三者の立場で指摘する。「種の長期的な存続には、遺伝的多様性が欠かせない」。
ソース:ナショナルジオグラフィックス 外部リンク[php]:www.nationalgeographic.co.jp
省1
46: [sage] 2011/01/02(日) 17:26:26 ID:???
>>41
69 名前::||‐ 〜 さん 投稿日:2006/08/23(水) 23:20:20 ID:hbt4Sx/Z
タイ人ハーフのカマキリ嫌いが来てたので、
野性生物板の「糞北海道にセミいねえ」云々と似たようなネタで
タイやラオスの昆虫相何ざ所詮はサバンナばっかで日本の四国以南や沖縄とほとんど変わんねえ。
熱帯の昆虫といってもむしろ日本より小さいのばっかり。南のマレーシアやインドネシアや
海洋に面したフィリピンに比べても全種地味なのばっかりでモンキアゲハもナガサキアゲハも
日本より小さい位でルリモンアゲハとか言っても所詮カラスアゲハより小さく南のカルナルリモンより
青い部分狭くて、シロチョウもツマベニチョウだって沖縄産より小さくて街中はベニモンシロチョウばっかりで
カブトムシも普通に見かけるのはサイカブトとヒメカブトだけで日本のカブトより小さくて角短くて貧弱で、
省9
47: [sage] 2011/01/02(日) 17:28:43 ID:???
69 名前::||‐ 〜 さん 投稿日:2006/08/23(水) 23:20:20 ID:hbt4Sx/Z 続き
セミはバンコクは洪水で全然いなくて山いっても普通種はむしろ日本のアブラゼミより小さくて
テイオウゼミもタイ産はマレーシアのより小柄で、
このスレのカマキリや直翅目も日本の普通種みたいなのと殆ど変わらない奴が大半で
カマキリだってオオカマのせいぜい1割増くらいにしかならなくて、ランカマったって
所詮は東南アジアの広分布種で、スズメバチなんか日本のオオスズメバチと同じのがチェンマイ辺りに
いるくらいで後はキイロスズメバチ未満のキオビスズメバチしかいなくて、アリは家の中までどんどん
入ってくるけどこれもオオズアリ程度でツムギアリくらいがちょっと目立つくらいで、水生昆虫も
タイワンタガメは大きくても前足が小さめで他の水生昆虫も日本の図鑑で事足りそうなのばっかりで、
所詮1年の半分がカラカラ乾季で日本の夏と冬枯れの悪いとこ合わせた程度の昆虫群じゃねえか
省2
48: [sage] 2011/01/02(日) 18:20:05 ID:???
>カミキリは日本ならミヤマカミキリやシロスジカミキリみたいな大物がパッと手に入るのに
これも相当な山奥まで行って大顎ばっかデカいオオキバノコギリカミキリとかしかいなくて
シロスジカミキリ属の大型種なら複数種、大都市部でも時々見られる
65mmオーバーのがっしりした種類などがいる
49(1): [sage] 2011/01/02(日) 22:22:33 ID:???
>トンボもオオギンヤンマくらいしか目だって大きいのはいなくて
海野氏が赤いヤンマを撮影していたな
奥本大三郎氏が網で採集成功
但し物凄く速く飛んでいて、まぐれで取れたとしか言えない状況だったらしい
50(1): [sage] 2011/01/03(月) 02:02:09 ID:???
>>49ヤマトンボに近縁の種類で、かなり大きくなるものもいる
世界最大の開長の不均翅亜目の種類であるトゲオヤンマも、よく言われるスラウェシだけでなくベトナムにもいる
51: [sage] 2011/01/03(月) 02:49:45 ID:???
52 名前:名無虫さん[sage] 投稿日:2006/10/14(土) 10:30:24 ID:???
タイは長らく北部が採集地として名高かったが
それゆえ準熱帯とでもいうべき昆虫が多く採集されていた。
また東南アジアは、古くから昆虫コレクションを愛でる伝統のある
ヨーロッパから遠くて採集人もあまりおらず、
いたとしても旧植民地国に集中し、独立を保ったタイでは
オープンフィールドの昆虫、特にチョウしか採集されない
状態が続いていた。
1980年代に故小山氏らの尽力で、タイの昆虫相だって
バカにした物ではないと分かってきた。
省7
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