【剣と魔法】ファンタジークエスト【TRPG】 (325レス)
1-

132: シリル ◆X4hrf3EOqI 2018/09/23(日)13:17 ID:fiaLpEab(1) AAS
>>131
何やってんだ僕〜〜。
呪いについては……いずれ分かる……はず。

【☆旅の仲間大募集2】

ファンタジークエストではじめるお手軽冒険譚!
そこの君、一緒にルイージの墓場を探索してみませんか?
待ち受けるボスキャラ『荒涼の四戦士』を倒すだけの簡単な冒険です!
省5
133: 2018/09/23(日)16:27 ID:OwORwiLr(1) AAS
早速倒してきたよ!

じゃあ全部ください!

(ウンコ勇者は聖水浴びて溶けた)
134: 2018/09/25(火)10:55 ID:R8Y1SItk(1) AAS
◆ロールプレイング・ノベル入門【1】◆
2chスレ:mitemite

【VRP=バーチャル・ロールプレイング】
コテハンで架空のバーチャル・キャラクターを作って、ロールプレイをする遊びです。
応用すればTRPGや、個人あるいは共同での小説執筆のようなことも可能です。

RPNとはVRPを基礎とし多人数で小説創作のようなことを行う遊びと演習を兼ねた究極のメソッドです。
135: キャトラ 2018/09/26(水)00:23 ID:9ASsJSl/(1) AAS
>「……そうだ! チャラララー、シリルの占いコーナーッ!」
>「ダラララララ↓……(※ドラムロールの口真似です)……ランッ↑」

運命の杖は二番目の洞窟を示した。
その洞窟からは、いかにもヤバげな羽音が聞こえる。

「マジでここで大丈夫!? アカン羽音が聞こえるけど!」

>「……棒倒しじゃダメか……ヤバい気配がするよ」

と迷走しているところに、手に意味ありげなベルを持った白い法衣をまとった人物が現れた。
省17
136: 2018/09/26(水)11:54 ID:57kZzwpV(1) AAS
ベルはウンコとともに

粉々に砕け散った!
137: 2018/09/26(水)14:47 ID:r2Ptf4N5(1) AAS
そのあと糞遊びが始まったんや!

ええで
138: シリル ◆X4hrf3EOqI 2018/09/26(水)18:59 ID:gUvp2xwa(1/7) AAS
僕が全力で迷走しているところに現われたのは法衣をまとった謎の人物だった。
法衣の人物は老人のような口調で、複雑な紋様が施された純金のベルを渡してくれた。

>「ロールプレイングのベルだって!?
>鳴らせばあらゆる呪いが解けるとかいう噂のお宝じゃないか!」

「そんなアイテムがあったとは……! 僕も知らなかった」

>「こんないい物をありがとう! ……あれ?」

高価そうなベルに目を奪われている間に法衣の人物はいつの間にかいなくなった。
省8
139: シリル ◆X4hrf3EOqI 2018/09/26(水)19:00 ID:gUvp2xwa(2/7) AAS
再開ついでにここで今までの経過を整理してみようと思う。
最初の洞窟で僕の予想は外れた。『荒涼の四戦士』は呪いの一端ではなく勇者の使い魔だったのだ。
たしかに、勇者の死後この洞窟を守り続けて来たであろう彼らが、呪いの正体だとは考えにくい。
呪いは最近発生してる現象だから、ずっと洞窟を守ってる荒涼の四戦士とは関係がないと推測できる。

では一体呪いとは何なのだろうか。
まぁ、呪いに出くわさないのが一番かもしれないんだけど……。
魔王の復活を阻止する人間が人々を困らせている原因を無視して宝だけ狙うのも沽券に関わる。
省12
140: シリル ◆X4hrf3EOqI 2018/09/26(水)19:04 ID:gUvp2xwa(3/7) AAS
そう言ったきり、僕はつい物思いに耽ってしまった。遺体の奇妙さについて考えてしまったのだ。
この洞窟、魔物らしい魔物もいないのに誰に刺されたのだろうか、と。
少なくとも僕たちはここに辿り着くまで一度も魔物に出くわさなかった。
剣を固く握りしめているあたり戦った形跡は確かにあるが、誰と戦ったのだろう。

「ねぇ、これってもしかして……」

前回の反省もあるので、断定はできない。
だが、そういう推測も可能だ。
省7
141: シリル ◆X4hrf3EOqI 2018/09/26(水)19:07 ID:gUvp2xwa(4/7) AAS
幻想の女王じゃなくて樹海の王女だった……ごめん。
余談だけどこのスレの〇日ルールは強制パスになるだけだから
いつでも復帰して大丈夫だよ(連絡を入れるのが一番だけど)。
142
(1): キャトラ 2018/09/26(水)20:47 ID:nwWVkgE+(1) AAS
>「冒険者ギルドに持って帰れば、誰か分かるかもしれないね
 家族がいるなら亡くなったかどうか知りたいだろうし……」

そこまで言って言葉を止めるシリル。またもや推理が始まったようだ。

>「ねぇ、これってもしかして……」
>「自分たちで殺し合ったんじゃないかな……」

「え、いやいや、そんなまさか……」

今回に限っては迷推理であってくれ、と願うも、状況を見れば見るほど筋が通ってしまう。
省14
143: シリル ◆X4hrf3EOqI 2018/09/26(水)23:36 ID:gUvp2xwa(5/7) AAS
(キャトラ、上手く避けて!)

果たせるかな、心臓目掛けて振り下ろした凶刃は難なく躱された。
勢いのまま両膝を地面につき、顔が勝手に右を向いた。
視界の端に相方を捉えたかと思うと、不意にローブの内へ彼の手が入り込んでくる。

僕はそれを払うこともできず、腰に帯びていた杖を奪い取られてしまう。
すかさず闇の中でキャトラが動き、脳天めがけてこぶのような杖の先端が落ちてきた。
僕の身体は慌てて上体を仰け反らせて避けると、短剣を片手で握り直す。
省12
144: シリル ◆X4hrf3EOqI 2018/09/26(水)23:37 ID:gUvp2xwa(6/7) AAS
「はぁ……はぁ……危なかった……」

これは間違いなく呪いによるものだ。それが自然的なものか、人為的なものかはわからない。
だが、この呪いに引っ掛かったパーティーは皆お互いに殺し合って命を落としてきたのだろう。
法衣の人物がいなければ、僕たちも遠からずそうなっていただろうと思うと身が震えた。

「さ、さぁ、先を急ごう。ロールプレイングのベルを鳴らしながらね」

もうあんな恐ろしい目に遭うのはごめんだ。
そう言いながら立ち上がり松明を拾おうとすると、僕は先程のキャトラと同じく盛大に転んだ。
省11
145: シリル ◆X4hrf3EOqI 2018/09/26(水)23:54 ID:gUvp2xwa(7/7) AAS
>>142
ごめん、僕が適当なのでその辺は設定後も曖昧……。
けどたしかにエルは不定期でも大丈夫だね。

今は前に決めた投下期限の5日+キャトラの提案で進めるね。
(期限は7日にするか未だに迷ってるんだけど、現状は5日に落ち着けておくよ)
とにかく、僕もいつでもエルの復帰をお待ちしています。
146: 2018/09/27(木)00:22 ID:Fe8GnULq(1/2) AAS
俺もお前の自演支援するよ
確かウンコ投下するんだったね?
147: 2018/09/27(木)00:22 ID:Fe8GnULq(2/2) AAS
俺もお前の自演支援するよ
確かウンコ投下するんだったね?

せいいっぱいの ウンコ
148: 2018/09/27(木)08:12 ID:7IcG8mBz(1) AAS
クスリきめてんな
ここの1
149: キャトラ 2018/09/29(土)21:31 ID:oeSPFuZG(1) AAS
>「さ、さぁ、先を急ごう。ロールプレイングのベルを鳴らしながらね」

「うん、どこの誰だか知らないけど本当に感謝だよ」

そう言ってロールプレイングのベル片手に歩き始める、とシリルがいきなり転んだ。

>「うわぁぁっ!!?」

一難去ってまた一難。二体の冒険者がゾンビと化して襲い掛かってきた。
組みつかれたら無力な魔法使いを寄ってたかって狙い撃ちにするあたり、知性があると見える。
しかし裏を返せばこっちはガラ空きというわけで……
省13
150: シリル ◆X4hrf3EOqI 2018/09/30(日)11:29 ID:V07LNdtc(1/3) AAS
冒険者のゾンビに組みつかれて抵抗できない。けど持つべきものは旅の仲間だ。
キャトラが逃げ出す隙を作りだし、僕は慌てて地面から立ち上がり態勢を整える。
ロールプレイングのベルで殴られるとゾンビはがくりと動かなくなった。

>「さあ今のうちに!」

「うん!」

差し伸べられた手をしっかり握る。急いで逃げようとしたときだった。
言葉を紡ぐことのないゾンビの口がかすかに動いた。
省10
151: シリル ◆X4hrf3EOqI 2018/09/30(日)11:30 ID:V07LNdtc(2/3) AAS
行き着いたのは"ロードスライムの部屋"と書かれた場所だった。

「開けよう。どうかここが正解でありますように!」

重い鉄扉を開けると、ぴょんぴょんと透明の塊が僕らを迎えてくれた。
楕円っぽい形状にどんぐり眼をくっつけた魔物。スライムだ。

「重要な場面で脱力させないでよ、もうー」

力は皆無だけど人間を積極的に攻撃してくる不可解な魔物だ。
僕は透明の塊に触ろうとすると、足に突進してきた。痛くはない。
省8
152: シリル ◆X4hrf3EOqI 2018/09/30(日)11:33 ID:V07LNdtc(3/3) AAS
ロードスライムの背後には入り口と同じような意匠をした鉄扉がある。
ようやく辿り着いた。ここが墓場の奥へと続く正解の洞窟なんだ。

「逃げる気はない!僕たちには墓場の呪いを解く役目がある!」

ロードスライムは珍しいものをみるような目で僕たちを見た。
そして少し考え込んだ様子のあと、会話に応じてくれた。

「それでも通すことはできん。荒涼の四戦士の役割は領地の守護。
 邪悪なる者の呪いにどれほど荒らされ変わり果てようともな。
省8
153: 2018/10/01(月)08:04 ID:9tcpBtGc(1) AAS
その自演さ、
やってて空しくならない?

ねえ?
154: キャトラ 2018/10/04(木)21:26 ID:qSiVxNOf(1) AAS
>「開けよう。どうかここが正解でありますように!」
>「重要な場面で脱力させないでよ、もうー」

扉を開けたオレ達を出迎えたのは、駆け出し冒険者が街から出て
最初に遭遇するモンスターとして名高いスライムであった。

>「よくぞ参られた冒険者達よ。我が名はロードスライム」

大層な演出と共に、人間型を取ったスライムが現れた。
決して王冠を被った大きいだけのスライムではない。
省20
155: 2018/10/05(金)12:36 ID:z3fwd9g7(1/2) AAS
そう言う
キャトラの尻からは

大粒の糞がボトボトと垂れていた
156: 2018/10/05(金)12:36 ID:z3fwd9g7(2/2) AAS
誰かが言った

「楽しいの?」
157: シリル ◆X4hrf3EOqI 2018/10/06(土)00:13 ID:DulVRNiB(1/3) AAS
>「ふっふっふ、弱点は知っているぞ――ズバリ王冠だな!?
>何故ならロードスライムをロードたらしめるのは王冠だからだッ!」

「キャトラってばもう……そんな冗談言ってる場合じゃないよっ」

「ほう、面白い珍説だ。ではこの鉄王冠を奪ったあかつきには君達の力を認めてやるとしよう」

言うや否やロードスライムの身体の一部が分離した。
小さなスライムの群れとなって僕たちに体当たりを敢行してくる。
スライムといっても最初のスライムと違って顔はない。
省17
158: シリル ◆X4hrf3EOqI 2018/10/06(土)00:14 ID:DulVRNiB(2/3) AAS
分離した小さいスライム達がぴょんぴょん跳ねると僕に腕や顔にもちもち激突する。
めんどいので無視していたけど、そのうち何匹か僕のローブの内に潜り込んできた。
恐るべきことにちまいスライム達は僕の脇腹にへばりついてくすぐり攻撃を行ってきた。

「あっははははは……くすぐったい、くすぐったい、やめてくれまえ、ははは!」

ロードスライムは更に身体を分離させると小さいスライム達が僕の周りに集まってくる。
段々とそれはひとつになって水球を形成する。僕の頭はその中に閉じ込められてしまった。
完全に水の中みたいだ。しばらく息はもつだろうけど完全に詰んだ。こんなんばっかだ。
省9
159: シリル ◆X4hrf3EOqI 2018/10/06(土)18:02 ID:DulVRNiB(3/3) AAS
何やってんだ僕〜〜!ロードスライムの台詞がおかしいからちょっと訂正(すみません)
電気通ったら効いちゃうよね……。

×「私は水の魔物。電気はこの五体を通るだけで効かないのだ」
〇「私は水の魔物。電気がこのジェルボディを通ることはないのだ」
160: 2018/10/06(土)20:58 ID:oxBvCc1b(1) AAS
スゴく臭い山が
迫ってきてるて

どうするシリル
自演で耐えるかい?
161: キャトラ 2018/10/08(月)18:30 ID:RpcXjbyH(1/2) AAS
>「キャトラってばもう……そんな冗談言ってる場合じゃないよっ」
>「ほう、面白い珍説だ。ではこの鉄王冠を奪ったあかつきには君達の力を認めてやるとしよう」

「言ったな!? 取り消しは無しだぜ!?」

結果オーライというか、言ってみるものである――
じゃなくてロードスライムは見事にオレの深遠なる策略に乗っかってきた!

>「任せて!」
>「これでも食らえ、ショック!」
省19
162: キャトラ 2018/10/08(月)18:32 ID:RpcXjbyH(2/2) AAS
「おおーっと、滑った!」

わざと地面のスライムの欠片を踏んづけてスライディング。
やべえぞこりゃ! 今の一撃で分かる、かなりの手練れだ!
間髪入れずに追撃が叩き込まれ、目にも止まらぬ打ち合いが始まった。
傍から見れば互角に見えるかもしれないが、次第に押されていくのが分かる。
ついに壁際まで追い詰められた。

「やっば、マジ勘弁! 許して! ――スモークスクリーン!」
省21
163: 2018/10/09(火)08:01 ID:DapqOofz(1) AAS
キャトラってなんなん?
ウンコのけんぞくか?
164: シリル ◆X4hrf3EOqI 2018/10/12(金)00:06 ID:m13+tGvE(1/3) AAS
荒涼の四戦士の称号は伊達じゃなかった。
ロードスライムの剣技は凄まじくキャトラが次第に押されていく。
遂に壁際まで追い詰められたとき煙幕の魔法が一帯を包んだ。

無論発動したのは僕じゃなくキャトラだ。
そして煙の中、天井に魔力の綱を繋いで宙を飛び、王冠を見事奪い取った!

>「最初に言ったろ? 騎士じゃなくてトレジャーハンターだって。
>お宝をみすみす諦めるものか。さ、さっさとシリルを解放するんだ」
省22
165: シリル ◆X4hrf3EOqI 2018/10/12(金)00:07 ID:m13+tGvE(2/3) AAS
ルイージの墓場の最深部は松明で照らしてなお暗い。
まるで闇が生き物のように蠢いて纏わりつくようだった。

この薄気味悪さと不快感には覚えがある。
暗黒魔法を使う時に感じる魔界の気配と似たものだ。

やがて開けた空間に出ると闇の中で何かが動いた。
一つ、二つどころじゃない。夥しい影を感じる。

「そこにいるのは誰なんだ……?」
省16
166: シリル ◆X4hrf3EOqI 2018/10/12(金)00:09 ID:m13+tGvE(3/3) AAS
リッチといえば高い知性と魔力を残した魔法使いのアンデッドだ。
その多くは暗黒魔法といった外法に手を染めている事が多い。
研究の過程で闇に唆されたか、あるいは限りある生に限界でも感じたか。
いずれにせよ道を踏み外した魔法使いの末路に違いない。

「質問の答えになってない……!早く答えろっ!」

「……私がこの最深部に達して以来、ここまで足を踏み入れたのは貴様らが初めて。
 戯れに応じてやるのも一興というもの……私が敢えてここに腰を据えたのは勇者の墓を暴くため。
省20
167: キャトラ 2018/10/12(金)23:10 ID:y47/pgT3(1/3) AAS
>「俊敏なるケットシー、キャトラよ。この先は気をつけられよ。奴の力は恐らく君の想像を超えているだろう。
 この私でさえ為す術なく敗北を喫してしまった。幸い私は再生力が高いので生き延びることが出来たがな……
 荒涼の四戦士は永く領地を守るためそれぞれ長命でしぶとい者が選任されているのだ」
>「そして……魔法使いよ。死の淵に立っても希望は捨てぬことだ。
 未来はいくらでも変えられる……生前勇者が言っていた言葉を贈ろう」

ロードスライムはオレに警戒を促し、シリルに希望を捨てるなと諭す。

「任せとけって! なんてったってオレ達は神託の勇者だからな!」
省20
168: キャトラ 2018/10/12(金)23:11 ID:y47/pgT3(2/3) AAS
シリルとリッチの一連の噛み合わない問答から分かったことは、
このリッチが分っかりやすい魔王様万歳系の魔王の手下ということであった。
169: キャトラ 2018/10/12(金)23:12 ID:y47/pgT3(3/3) AAS
>「魔王に心酔するまで闇に堕ちたのか……!理解に苦しむよ。
 そんな姿になってまでやりたかったのが呪詛を撒き散らすことなのか……?」
>「この世に呪いあれ。無辜の民に須らく災いを。我が不死の軍団の糧とならんことを。
 その瑞々しい肌を裂き、血と肉を墓に撒いてやる。貴様たちも我が下僕の同胞となるがいい……!」

不死者と化した冒険者達がわらわらと迫ってくる。

>「く……リジェクト!」

シリルが魔法でゾンビ2匹を吹き飛ばすが、多勢に無勢。あっというまに周囲を包囲された。
省12
170: 2018/10/14(日)12:12 ID:eLPLHJfe(1) AAS
そのキノコ

ウンコだぜ?
171: 2018/10/15(月)18:13 ID:yV3vhrQ7(1) AAS
クソフトが動く

そして、糞がボトボト動く
172: 2018/10/16(火)20:32 ID:BjJKEoc5(1) AAS
ここ激戦区だよな、糞の
173: シリル ◆X4hrf3EOqI 2018/10/17(水)00:58 ID:9kKvQ9eR(1/2) AAS
じりじりと追い詰められる僕達。暗がりの中で死者達の包囲網は遂に完成する。
万事休すかと思われたとき、突如キャトラが尋常ではない身体能力を発揮した。
ゾンビ達を次々と薙ぎ倒して制圧していく姿は圧巻だ。

>「あ、シリルも食べてみる?」

「僕に気遣いは無用だ。存分に暴れてくれ!」

風向きがこちらに吹いている今が好機だ。可能な限り形勢を有利にしておきたい。
懐から聖水を取り出して倒れたゾンビに片端から掛けていくと、淡い光と共に事切れていく。
省18
174: シリル ◆X4hrf3EOqI 2018/10/17(水)01:02 ID:9kKvQ9eR(2/2) AAS
「え、詠唱なしで魔法を発動できるのか……高等技術だぞ……」

魔法を唱えるには大なり小なり呪文を詠唱するものだが、
その練度を限りなく高めた者はそれを省略して無言で魔法を放てる。
冷静に考えるとリッチもトロルスケルトンと同じで普通喋れないし無言で魔法を唱えられて当然だ。
今のは恐らく衝撃波を放つ"リジェクト"だろうけど、僕のものより威力は圧倒的に上だ。

「キャトラ……と、とにかく魔法には気をつけるんだ。僕が可能な限り防ぐけど……たぶん……」

リッチの魔力が再び膨張するのを感じた。さっきよりも大きい。
省23
175: 2018/10/17(水)14:22 ID:ZU7x6aHX(1) AAS
中学生でもできるネットで稼げる情報とか
暇な人は見てみるといいかもしれません
いいことありますよーに『金持ちになる方法 羽山のサユレイザ』とはなんですかね

T97
176: 2018/10/18(木)08:25 ID:gxH7/hKw(1) AAS
糞のぶつけあい

それは岡山で、はじまった
177: キャトラ 2018/10/20(土)20:18 ID:an662bHg(1/2) AAS
>「僕に気遣いは無用だ。存分に暴れてくれ!」

気遣いは無用、という言葉でキノコを食べるのを断るシリルだが、キノコで底上げされるのは身体能力だけとは限らない。
もしや断った真の理由は得体の知れないキノコを食べるのが嫌だからでは!?
という疑惑はこの際置いておく。

>「リッチ、自慢の手下も壊滅寸前……大人しく降参して浄化されるのが身のためじゃないのか。
 もっとも君の行く先は犠牲になった冒険者達とは違うところになる……冥府でおのれの罪を数えて貰うんだな!」
>「降伏し這い蹲るのは貴様らの方だ。同じ禁忌に手を染めし者として、私は忠告したはず。
省18
178: キャトラ 2018/10/20(土)20:19 ID:an662bHg(2/2) AAS
「シリル……!」

すぐに駆け寄りたいところだが、相手がそんな暇を許さない。
遠目から見る限り、ぴくりとも動かないし声を発する様子もない。

「よくもシリルを……!」

リッチを睨みつける。奴はまた何らかの魔法を使ったようだ。

「言い忘れていたがオレは結構夜目が効くんだ……。何故なら猫だからなぁ!」
省11
179: シリル ◆X4hrf3EOqI 2018/10/21(日)22:25 ID:thAcE/6J(1/3) AAS
リッチの放った魔法を防ぎ切れず、僕は攻撃を食らってしまった。
枯葉のように吹き飛び、指ひとつ動かせず、何も見えない。
遂にその意識すら薄らいできた。思考が霞み、深淵をただ覗いているかのようだ。

(魔法使い、魔法使いよ――目を覚ますのだ。まだ戦いは終わっていない)

もう寝かせてくれ……ちょっと疲れたよ。死相がどうとかって当たるんだね……。
だいたい、僕なんて誰の役にも立ちやしない。昔からそうだ。
ルイージの墓場の探索にしたってそうじゃないか。
省17
180: シリル ◆X4hrf3EOqI 2018/10/21(日)22:25 ID:thAcE/6J(2/3) AAS
僕は深淵と化した視界で仄かに光る粒を見た気がした。
粒は少しずつ集まってゆき、僕の周りを囲んだ。水の精霊達だ。
土しかない環境でこんなにすぐ水の精が集まって来るなんて只事じゃない。

僕に話しかけるこの声は一体何者なんだ?
そう思った矢先、あの法衣の人物の影が映った。

(私は水龍のガルゲイル……さぁ、立ち上がるのじゃ。
 この様子では若きエルフの王に笑われてしまうぞ……)
省14
181: シリル ◆X4hrf3EOqI 2018/10/21(日)22:26 ID:thAcE/6J(3/3) AAS
その時、僕は昔に魔導書で読んだ水魔法を思い出していた。
記憶の中のページを手繰り、詠唱を紡いだ。

「潺に囁く水の精霊達よ。涅槃の蓮華、聖蛇を見よ。
 水天の零せし涙、今ひとつの暴威となりて万象を押し潰せ!」

水魔法。四大元素たる水の精霊の力を詠唱によって引き出し、行使する魔法。
周囲の水を操り、あるいは呼び寄せる。今回僕は水場のないここに水を呼び寄せた。
魔法陣が僕の足下に浮かぶと、大量の水が魔法陣より逆巻く。
省12
182: キャトラ 2018/10/22(月)22:58 ID:L6wTuS69(1) AAS
キノコのおかげか、なんとかシリルが起き上がってくれた。

>「なんだ……その魔力は……?」

リッチが怪訝そうに驚く。
この時はキノコによるドーピングで魔力が上昇していることを言っているのだと思ったが
それだけでは無かったことはこの後すぐに分かることになった。

>「まぁ良い。これで諸共に消えろ……!」

リッチはなんかでかい闇の球体を作り始めた。
省22
183: 2018/10/22(月)23:11 ID:xwAwgaqf(1) AAS
しゃららーん♪
184: 2018/10/23(火)08:00 ID:hGD8K0+d(1) AAS
またキャトラ糞の自演ですか
しゃらららーん
185: シリル ◆X4hrf3EOqI 2018/10/23(火)21:18 ID:PclpP39v(1) AAS
リッチは呪術の発動に必要なまじないの詠唱を始めた。
いかに死後魔力を高めたリッチといえど呪いには相応の準備が伴う。
念話でぶつぶつと文言を唱えていたそのとき、キャトラが果敢に距離を詰めた。

喉元を狙った一撃を咄嗟に飛び退いて躱すも、それはフェイントに過ぎなかった。
キャトラは隠し持っていたベルを振りかぶると脳天に一撃見舞う。
涼やかな音を響かせながら、衝撃でリッチの首が千切れ飛び、地面へ転がり落ちる。

「……おのれ……おのれ……ただではおかぬぞ!貴様らを永劫呪ってくれるわ!」
省19
186: 2018/10/23(火)22:29 ID:lIsx9A9Q(1) AAS
その時、不思議なことが起こった!
187: 2018/10/23(火)22:54 ID:MAo+Vldd(1) AAS
もちろん!

糞の暴発である。。。あ
188: 2018/10/24(水)19:55 ID:85rQ+ZPl(1) AAS
箱入り猫ルル

動画リンク[YouTube]
189: キャトラ 2018/10/24(水)23:10 ID:CgS6buRo(1) AAS
リッチは調味料的聖水でとどめを刺された。敵ながらご愁傷様である。

>「うぼあぁぁ……ま、魔王よ……どうかこの世を闇に包んでくださいますよう……
 それが我が唯一の望み……私を排斥した世界など滅べ……ば……い……い……」

>「やった……やったんだ。これで亡くなった冒険者達も浮かばれる!」

リッチの最期の言葉から、もしかしたら生前に世界を恨み闇に堕ちるに値するぐらい不遇なことがあったのかもしれない、
とちらりと思ったが、考えても詮無きことなので考えないことにした。
とにかく、これでルイージの呪いは解決したのだ。
省14
190: シリル ◆X4hrf3EOqI 2018/10/25(木)00:25 ID:YGhJziKp(1/3) AAS
キャトラに支えられながら最深部へ向かうと、その時不思議なことが起こった。
緑の帽子を被ったおっさ……髭を蓄えた青年の幻影が現れ、伝説の武器を渡してくれたのだ。

>「なんだっけ、スーパーマントだったかハイパーマントだったかな?
>見た目はただのマントかもしれないが使う者次第で無限の可能性を秘めている――
>普通に着て防具として使えるのはもちろんのこと、振り回して敵を払ったり、
>上手くやれば空を滑空するなんてことも出来るかもしれない」

自分の所持品なのにふわっとしすぎだぞ緑の帽子男。
省22
191: シリル ◆X4hrf3EOqI 2018/10/25(木)00:27 ID:YGhJziKp(2/3) AAS
☆アイテムデータ

【スーパーマント】
ルイージの墓場で青年の幻影から受け取ったマント。
曰く、防具として使える他、敵を払ったり滑空する事が出来るとか。
192
(10): 2018/10/25(木)02:15 ID:WI4LHcbi(1) AAS
そして、束の間の平和がもたらされた数日後……

「ここが、ハジマーリ……ここに神託の……」

騎乗した一人の女騎士が街の入り口にやってきた。
彼女が、新たな事件の幕を開くことになる……
193: 2018/10/25(木)12:27 ID:Wu3gKhPf(1) AAS
しかし
それは糞の壁(ようろう、もうしせんせい)
によって

阻まれてしまった!
194
(1): シリル ◆X4hrf3EOqI 2018/10/25(木)22:59 ID:YGhJziKp(3/3) AAS
>>192
もしや、参加希望の方かな……!?
参加されるのであれば>>1のテンプレ記入をお願いします!

ところで重大な発表があるんだけど、
中の人の事情により投下の期限を七日に伸ばします。
時間を取れない事が多くなるので投下の頻度も落ちるかも……。
急な発表で申し訳ありませんが、今後ともファンタジークエストをよろしくお願いします。
195: キャトラ 2018/10/26(金)00:07 ID:qiDKeCTh(1/3) AAS
>「このマントは売り払おう。なに、効果つきの魔道具だし商人が節穴でも高値で売れるよ。
 魔王の復活を阻止する旅は長いんだ。路銀の方が大事じゃないか。そうは思わないかな……?」

「ふははははっ! 気が合うな! オレもそう思っていたところだ!
宝石や宝剣ならならともかくこんな見た感じショボいマント役に立たなさそうだし!
役に立つか分からないふわっとしたアイテムより明日の路銀だぜ!」

(あろうことかノリノリでシリルの提案に乗るキャトラ!
トレジャーハンターの矜持など見る影もない!)
省18
196
(2): キャトラ 2018/10/26(金)00:07 ID:qiDKeCTh(2/3) AAS
「レンタル馬を借りるお金も路線馬車に乗るお金も無いし……まさかの徒歩!?」

しかし、この問題は思わぬ形で解決することになったのであった。
諦めて徒歩でシャンバラに向かおうと街を出ようとしたその時。
騎乗した女騎士が何かを探すようにきょろきょろしている。

>「ここが、ハジマーリ……ここに神託の……」

「誰かを探してるのか? もしかして信託の……勇者とか?」

女騎士は血相を変えて詰め寄ってきた。
省5
197
(2): キャトラ 2018/10/26(金)00:13 ID:qiDKeCTh(3/3) AAS
>192
勝手に少し設定付けちゃったけどもし参加希望の方なら遠慮なく変更してもらって全く構わないので!
継続参加までは難しくてもNPCとして時々来て動かしてもらってもいいし!

>194
期限の変更了解です!
ここは名無し参加もアリの形式でいいんだよね!? もう既成事実的にいくつか拾っちゃってるけど!
198: 2018/10/26(金)07:58 ID:7iLJgfaL(1) AAS
ちょっと下痢出そう
199
(2): 192 2018/10/26(金)21:39 ID:YWxJZKcq(1) AAS
>196-197
大体それでいいです。
ただ、肝心な女騎士のデザインが固まってなくて……

*19歳の娘がいる17歳
*17歳の母がいる19歳
*某刑事局長の弟君と同じくらいで独身
*去年もおととしも来年も再来年もずーーーっと28歳
省2
200
(1): キャトラ 2018/10/26(金)22:31 ID:q4RUtT0T(1) AAS
>199
全部を合体させて妙齢の独身で自称&外見年齢は28歳で心はいつも15歳でいいと思う!
それで若干17歳にして神殿のトップに立つ聖女に仕えていて19歳の妹分の部下がいる、なんてどうだろう!(適当)
201
(2): シリル ◆X4hrf3EOqI 2018/10/26(金)23:17 ID:MX1roeiq(1) AAS
>>197
正直名無し参加ありのスレがどんな具合か知らないんだよね……。
スレの進行具合で変えるかもしれないけど、当面はありということでお願いします。

>>199
どれも癖が強い……。
個人的には上から一番、二番、四番目のどれかが良いな。
僕のは完全に好みを言っただけなんだけどね。
省1
202: キャトラ 2018/10/27(土)00:09 ID:5E/N29Pc(1) AAS
>201
>名無し参加ありのスレ
大体今すでにやってるような感じのイメージで合ってる
人口密度が高ければほぼ名無しのネタ振りへのリアクションだけで進んでいく形態も出来るんだけど今の人口密度では無理だす

上から1番とか2番を採用するとすれば本人もしくは母親が何十年か石化か封印か何かで時を止められてて年齢が逆転!とか面白そう!
203: 2018/10/27(土)07:36 ID:LsHeaMeT(1) AAS
一人でやってて楽しいかい?
204: 2018/10/27(土)12:12 ID:bouolPpN(1) AAS
芸術がかった
自演糞スレ
205: シリル ◆X4hrf3EOqI 2018/10/27(土)21:52 ID:HjKY0x3e(1/2) AAS
とりあえず第三章開始しますね。
よろしくお願いします。

☆これまでのファンタジークエスト☆

第一章:幻想殺しの樹海編
魔法使いのシリルは物欲に駆られ"幻想殺しの樹海"に咲くという幻の花を求めて彷徨っていた。
シリルは偶然マンドレイクの収穫に訪れていたキャトラと出会い、二人は道を共にする事になる。
二人は幻の花を見つけ樹海の出口を探す過程で、女神の神託を受け、魔王の復活を阻止する旅に出ることになるのだった。
省7
206
(1): シリル ◆X4hrf3EOqI 2018/10/27(土)21:53 ID:HjKY0x3e(2/2) AAS
降って湧いた神託を聞いた僕とトレジャーハンターのキャトラは魔王の復活を阻止する旅へ出る事になった。
まずは仲間を集めるためハジマーリの街を訪れ、ルイージの墓場を探索した僕らだったが成果なし。
その過程で手に入れた伝説のアイテム「スーパーマント」を売り捌こうとした僕らだったが相手にされない。
憎しみで人を殺せたなら……!僕は女神の頼み事も忘れて暗黒面に堕ちつつ懐を探る……。

(足りない――ゴールドが……!)

背景で稲妻を奔らせながら倒置表現で絶句した。
G(ゴールド)――世界共通で使われている通貨単位――が圧倒的に!不足していた。
省18
207: 192 2018/10/27(土)22:49 ID:xzm9mAxa(1/2) AAS
>200-201
全部盛りとか言い出す前に実年齢へのツッコミはっ!?

まあ、外見年齢28歳、精神年齢15歳程度のハーフエルフにします。
シャンバラを統べる当代の聖女は17歳も実年齢19歳の部下も行けないことはない、の、か……

(結局全部盛り)

名前:192(シャンバラの神殿騎士は任意の三桁の数字を名乗るのだ!)
年齢:外見28歳、精神15歳 性別:女
省8
208: 192 2018/10/27(土)23:00 ID:xzm9mAxa(2/2) AAS
>196,206
「あ、あなた方が神託の勇者様……こんなにも早く出会えるとは……」
思わず片膝をつく。
たとえ相手が14歳の女の子とケットシーであろうとも、だ。

「わたくしのことは、ただ“192”とお呼びください。それがシャンバラの神殿騎士の習わしなのです」
それは、かつて流浪の果てにシャンバラにたどり着いた彼女の誓い。
過去も涙も捨てたのさ。ただ女は今を生きている、それだけの事なのです。
省2
209
(1): キャトラ 2018/10/28(日)20:09 ID:fob1Dgxe(1) AAS
【>192さん
よろしくお願いします!
ガチ魔法使い、ちょい魔法も使えるスカウトと来てガチ前衛戦士
なかなかバランスが取れてきたかも!?】

名前:キャトラ
種族:妖精猫ケットシー
年齢:外見17 実年齢は不詳だが妖精系種族のため少なくとも外見よりは上だと思われる
省28
210
(2): シリル ◆X4hrf3EOqI 2018/10/28(日)23:09 ID:prXxh8UH(1/3) AAS
僕が神殿騎士の名を問うと、彼女は恭しく答えてくれた。
神に仕えし者の慇懃な態度を前に、暗黒魔法の使い手たる僕はその光輝に焼かれそうになる。
まるで懺悔でもしてる気分だ。彼女の慇懃な雰囲気に接するとハジマーリの商人への恨み節が雲散霧消した。

>「わたくしのことは、ただ“192”とお呼びください。それがシャンバラの神殿騎士の習わしなのです」

ここからは少し申し訳ない話になる。
なんと神託の勇者達は出会って間もない神殿騎士に堂々と金を借りた。
勇者とは……僕達とは一体……うごごごご。借りた金で乗る馬は心地いいれす。
省21
211: シリル ◆X4hrf3EOqI 2018/10/28(日)23:10 ID:prXxh8UH(2/3) AAS
名前:シリル・フラマリオン
種族:人間
年齢:14
性別:女
身長:155
体重:46
職業:魔法使い
省8
212
(1): シリル ◆X4hrf3EOqI 2018/10/28(日)23:35 ID:prXxh8UH(3/3) AAS
>>210
だぁぁぁ。開始早々やってしまったぁぁぁぁ。
すみません、内容が不自然なのでこのレスは無かった事にしてください。
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