[過去ログ] 【勝手に】感じで漢詩【解釈】3 (981レス)
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251: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/11/26(土)11:54 ID:sBXpXWRN(2/3) AAS
『失題』 by趙延寿
黄沙(こうさ) 風 巻いて半空に抛(なげう)ち
雲は陰山(いんざん)に重なり 雪は郊(こう)に満つ
水を探す人 回(かえ)れば 帳(ちょう)を移して就(つ)き
雕(わし)を射し箭(や)落つれば 弓を着けて抄(すくいと)る
鳥は霜果(そうか)に逢えば 飢えて還た啄(ついみば)み
馬は冰河を渡って 渇して自らける
省2
252: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/11/26(土)11:56 ID:sBXpXWRN(3/3) AAS
この詩は契丹族の遊牧生活に触れた詩だそうですよ
風は黄砂を巻き上げ 天地の半ばに撒き散らす
雲は陰山の山並と連なって 雪は野原を埋めてゆく
新しい水場が見付かれば さっさと幕屋ごと引っ越す
ワシを射て 矢ごと落ちて来たところを 弓でさっと掬い上げる
鳥は霜で凍った果実でも 飢えているから啄むし
馬でさえ 渇きのあまり 蹄で冰河を蹴り割り 氷を口にする
省3
253: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/12/04(日)06:52 ID:i1t31pfh(1/3) AAS
おはようございますよ
今日はカニ食べに行って来ますよ
貧乏ですが、その時期に1度くらいは本物を味わいたいと思うのですよ
贅沢ですが、心も贅沢になれる気がするので
さて、今日の詩はそんなこととは全然無関係なこれをどうぞ
254: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/12/04(日)06:52 ID:i1t31pfh(2/3) AAS
『廉泉』 by蘇東坡
水の性 故(もと) 自(おのずか)ら清し
清からざるは 或いは之(これ)を撓(みだ)せばなり
君 看よ 此の廉泉(れんせん)
五色 摩尼(まに) 爛(らん)たり
廉とは 「我 廉なり」 と謂(い)う
我は 此の名を以て為さん
省16
255: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/12/04(日)06:54 ID:i1t31pfh(3/3) AAS
(こんなん出ましたー)
水の性質というのは 本来は清く 澄んでいるもの
そうでない時は 故意に乱されたり汚されたりするからだ
ほら この“廉泉”という名の泉をごらんなさい
五色の光を映した水は 摩尼宝珠のように輝いているでしょう
廉という言葉は 私(わたくし)が清らかという意味
だから 自分はこの言葉を座右の銘にしよう
省14
256: 2011/12/04(日)10:38 ID:U54flsb6(1) AAS
駅の清掃員。いつも、のぞき見。用が足し終わって出ていく人間を、
必ず見る。そのために、わざわざ、ずーっと待つオバハンもいる。
掃除をせずに、やるふりして、だんだん、そういう人間になっていく。
必ずそうなる。
257: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/12/11(日)10:59 ID:zsW+tJ5c(1/3) AAS
おはようございますよ
私、昨夜の皆既月食を頑張って見ておりましたよ
超寒かったのですが、両掌にミニタイプ、後ろ首筋と腰・両膝に各1枚、靴の中にも各1枚、
都合8枚の使い捨てカイロを張った上、ポットに入れたホットジンをちびちびやって、
なんとかそれで乗り切ったですよ
でも、月食なのに新月より明るいのですよ、あれれのれ?
筋を通して生きて行くのは立派ですが、世渡りの為には誰しも程度の差こそあれ
省4
258: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/12/11(日)11:00 ID:zsW+tJ5c(2/3) AAS
『乾元中寓居同谷県作歌 其一』 by杜甫
客(かく)有り 客有り その名は子美
白頭 乱髪 垂れて耳を過ぐ
歳(としどし) 橡栗(しょうりつ)を拾いて狙公(そこう)に随う
天寒く 日暮るる 山谷の裏(うち)
中原 書無くして帰り得ず
手脚 凍皴(とうしゅん) 皮肉は死す
省4
259: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/12/11(日)11:01 ID:zsW+tJ5c(3/3) AAS
この辺でどうでしょう
旅人が一人 ぽつんと一人 その名は子美
白髪頭はぼさぼさで 耳の下まで伸びている
来る年も来る年も 小物の下で食うや食わずの生活
凍えながら日暮れを迎える山の中
辞令が来なければ 都へ帰ることは出来ない
手足はひび割れアカギレだらけ 肌は乾き切ってカサカサ
省2
260: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/12/18(日)11:44 ID:9F6Avpb2(1/3) AAS
こんにちはですよ
クリスマスが近づいて来ると、本物か偽物かわかりませんがキリスト教徒みたいな人が
戸別訪問されることが多くなりますよ
さっきも家へ来られた人がおられまして、
「キリストが本当にお生まれになったと思いますか?」と聞かれたのですが、
んなこと知りませんよ
二千年以上昔の外人のオッサンが実在したかどうかなんて
省5
261: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/12/18(日)11:45 ID:9F6Avpb2(2/3) AAS
『早発交崖山還太室作』 by崔曙
東林 気 微(かす)かに白く
寒鳥 忽(たちまち)高翔す
吾も亦(また) 茲(ここ)より去り
*北山 草堂に帰らん
杪冬(びょうとう) 正(まさ)に三五(さんご)
日月(じつげつ) 遥かに相い望む
省9
262: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/12/18(日)11:47 ID:9F6Avpb2(3/3) AAS
やってみました〜
夜明け前 東の林がうっすらと白いベールを被る中
冬の鳥が 目覚めるや否や 天高く飛び立った
自分もまた この宿りを発って
北山のあの粗末な庵に帰ろう
時は冬 歳も終わりに近づいた15日
東には夜明けの日 西には有明の月 遠く離れて相対する
省8
263(1): & ◆/1MvrdTblsWP 2011/12/23(金)10:55 ID:lEmdBOKz(1) AAS
余观日本文化,只取了中华文化阴阳平衡的特殊一点(阴阳对等),与止观系统中的[止]。未达到阴阳动态平衡,和止观止观的境界。
264: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/12/25(日)10:58 ID:BQSdCv/u(1/3) AAS
おはようございますよ
昨日は少しマシでしたが、今日はまた素敵な寒冷日和ですよ
保冷剤無しに冷凍食品が持ち帰れそうな気がしますけれど、買い物に出るのが億劫ですよ
しかし、ケーキとチキンを買いに行かなきゃならねーですよ
やでやで……
>>263
申し訳ねーですが、読めねーのでわからねーですよ
省2
265: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/12/25(日)10:58 ID:BQSdCv/u(2/3) AAS
『送遠』 by杜甫
帯甲(たいこう) 天地に満つるに
胡為(なんす)れぞ 君 遠行(えんこう)する
親朋(しんぽう) 一哭(いっこく)を尽くし
鞍馬 孤城を去る
草木 歳月晩(く)れ
関河 霜雪清し
省2
266: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/12/25(日)10:59 ID:BQSdCv/u(3/3) AAS
適当に、まあ
戦仕度をした人々でどこもかも溢れかえる この危うい最中に
友よ どうして君は旅立とうとするのか
家族や親類 友人達が別れを惜しみ 大泣きしながら見送る中
友は馬上の人となり 孤立したこの町から出て行った
草木も枯れ果てた年の暮れ
国境の河の辺りでは 霜が降り 雪が舞っていることだろう
省4
267: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/12/29(木)17:54 ID:AXzkBlA8(1/3) AAS
こんばんはですよ
皆様、今年一年どうもありがとうございました
おかげさまでどうにかこうにか1年無事に過ごすことが出来ましたよ
少々早いですが、皆様どうぞ良いお年をお迎え下さい
それでは本年最後の詩をどうぞ
268: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/12/29(木)17:55 ID:AXzkBlA8(2/3) AAS
『子夜歌』 by詠み人知らず
年少 当(まさ)に時に及ぶべし
*磋だとして 日々に老(おい)に就(つ)く
若(も)し 儂(わ)が語を信ぜざれば
但(た)だ看(み)よ 霜下の草を
*磋だ:だ は足偏+它です
269: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/12/29(木)17:56 ID:AXzkBlA8(3/3) AAS
もうそのまんまw
若い頃こそ 時間を大切にするべきだ
もたもたしているあいだに 日一日と老いに近づいているのだから
もし 私の言うことが実感出来ないと言うのなら
ごらん あの霜の下の枯れ草を
270: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/01/07(土)12:07 ID:AfzCL2bA(1/3) AAS
明けましておめでとうございますよ
みなさま、本年もどうぞよろしくお願い致しますよ
えー、今日は七草粥の日ですよ
でもあれはどう見ても道端の草っぽいので、私は好きではねーのですよ
でも縁起物なので一応やっとこうかと思いまして、七草=七種の具材でやってみたですよ
【一夜干しのフグ、高菜の漬物、トリのササミ、レンコンのきんぴら、ロースハム、煮染めの人参、炒り卵】
一緒に入れて作るとおそらくかなりカオ〜ス!な事に、っていうより雑炊になりそうですから
省5
271: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/01/07(土)12:07 ID:AfzCL2bA(2/3) AAS
『和晋陵陸丞早春遊望』 by杜審言
独り宦遊(かんゆう)の人有り
偏えに驚く 物候(ぶっこう)の新たなるに
雲霞(うんか) 海を出でて曙(あ)け
梅柳 江を渡って春なり
淑気(しゅくき) 黄鳥を催(うなが)し
晴光 緑蘋(りょくひん)を転ず
省2
272: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/01/07(土)12:09 ID:AfzCL2bA(3/3) AAS
ほのぼのちっくでどうぞ、ですよ
故郷を遠く離れた所で 役所勤めに明け暮れる独りの男 それが私
何かに付け とりわけ季節の移り変わりに心が動かされる
雲や霞が海から立ち上り 新しい夜明けが始まって
紅の梅 緑の柳も長江を越え 春が広がって行く
穏やかな温もりが ウグイスの歌を誘い
暖かな日の光が 水中の藻まで色柔らかに萌えさせる
省2
273(1): 2012/01/09(月)23:06 ID:ndsTANBZ(1) AAS
明けましておめでとうございます。今年もこのスレ楽しみにしております。
道端の草ですかw確かに普段あまり食べない菜ものが多いですよね。
ちなみに我が家は雑穀入りの七草粥でしたので、道端の草入りのトリのエサ粥でした。
ともあれ、野菜に限らず七種であれば良いそう(中国では七つの具入りの汁ものらしい)なので、おいしそうなお粥をなさいましたね。
274: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/01/15(日)22:51 ID:hFzOiL/i(1/5) AAS
こんばんはですよ
>>273
お誉めに与り恐縮ですよ
>道端の草入りのトリのエサ粥でした。
ああ、申し訳ないことですよ
ついウッカリ他人様のことを失念して、ロクでもない表現をしてしまいました
どうか許して下さい
省7
275: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/01/15(日)22:54 ID:hFzOiL/i(2/5) AAS
『遊仙詩』 by郭璞
京華(けいか)は遊侠(ゆうきょう)の窟(くつ)
山林は隠遁(いんとん)の棲(せい)
朱門 何ぞ栄とするに足らん
未だ蓬莱に託するに若(し)かず
源に臨んで清波を*抒(く)み
崗(おか)に陵(のぼ)って*丹ていを*採る
省5
276: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/01/15(日)22:55 ID:hFzOiL/i(3/5) AAS
ここまでの訳を
華やかな都は遊び好きな連中の溜まり場
山林は世俗に背を向けた人々が隠れ住むところ
立身出世を鼻に掛けてなんとしよう
そんなもの あの伝説の蓬莱に身を寄せることに比べたら 本当に下らないことさ
迸る流れの元に赴いて 青く清き水を掬い
小高い山に登って霊芝を採る
省2
277: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/01/15(日)22:56 ID:hFzOiL/i(4/5) AAS
後半を
漆園(しつえん)に傲吏(ごうり)有り
莢氏(らいし)に逸妻(いつさい)有り
進めば則ち竜見(りゅうけん)を保てども
退いては藩(かき)に触るる羝(ひつじ)と為る
風塵のそとに高蹈(こうとう)し
長揖(ちょうゆう)して夷斉(いせい)に謝せん
278: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/01/15(日)22:57 ID:hFzOiL/i(5/5) AAS
後半の訳を
その昔 漆園にいた荘子のように 誇り高く
莢氏を諫めた妻のように 毅然とありたい
役人となり その時は意見を重んじてもらえたとしても
ちょっと風向きが変われば 角が柵に引っ掛かった牡羊のように身動きが取れなくなる
煩わしい世間を離れ 遠く旅立とう
伯夷・叔斉に「これからよろしく」と挨拶などして
279: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/01/22(日)21:03 ID:bQkp/P0y(1/3) AAS
こんばんはですよ
昨夜からずっと書き込めませんでしたよ
もしかして、某所に正○の悪口を書き込んだ所為かも……(汗)とドキドキしていたですよ
明日は春節祭ですよ
日本は正月七日に若菜を摘んでお粥に入れますが、中国でもやはり若菜を摘んで新たな命を
頂いたようですねえ
国が変わっても人の思いは変わらないようですよ
省4
280: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/01/22(日)21:04 ID:bQkp/P0y(2/3) AAS
『杜介送魚』 by蘇東坡
新年 已(すで)に賜(たも)う 黄封(こうほう)の酒
旧老(きゅうろう) 仍(な)お分つ *貞尾(ていび)の魚
陋巷(ろうこう) 門を関(とざ)して 朝日(ちょうじつ)を負い
小園 雪を除(はら)って春蔬(しゅんそ)を得たり
病妻 起って斫(き)る 銀糸の鱠(かい)
稚子 讙(よろこ)びて尋(たず)ぬ 尺素(せきそ)の書
省3
281: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/01/22(日)21:06 ID:bQkp/P0y(3/3) AAS
訳っぽいものですよ
年が明け 帝より黄封の酒も頂戴した
そこへさらに 物知りの友人が縁起物の赤い魚を持って来てくれた
裏路地へ続く門を閉め 朝陽を背に受けながら
小庭の雪を払って 春の若菜を摘んだ
病気で伏せっていた妻も起き出し 銀糸のようななますを作っていると
幼い子供が喜んで 「手紙は入ってなかったの?」などと聞く
省3
282: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/01/31(火)21:32 ID:bi4ZgeXA(1/4) AAS
書けますかねー?
283: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/01/31(火)21:47 ID:bi4ZgeXA(2/4) AAS
おお、良かった!
では、改めてこんばんはですよ
気温が下がると回線の途中で情報が凍るのでしょうか
ネットには繋がるけれど画面は変わらず、カキコも出来ず、ちょっと幽霊な気分でしたよ
春節祭は済んだというのに、真冬の寒さが続いていて、特に節分前後が一番!?だとか
思わず特売の使い捨てカイロを買い込んでしまいましたよ
こんな夜には熱い目の紹興酒とか、レモンをたっぷり搾ったホットジンが良いですよ
省2
284: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/01/31(火)21:47 ID:bi4ZgeXA(3/4) AAS
『武侯廟古栢』 by李商隠
蜀相(しょくしょう) 階前の柏
龍蛇 *秘宮を捧ず
陰は成る 外江の畔
老いて向かう 恵陵の東
大樹 馮異(ふうい)を思い
甘棠(かんどう) 召公を憶う
省7
285: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/01/31(火)21:49 ID:bi4ZgeXA(4/4) AAS
こんな感じで如何でしょう
蜀の丞相(孔明)の廟 その階前の柏の古木は
まるで聖地を護る大蛇のようだ
城外を流れる川に黒々と影を落とし
主君(劉備)の眠る恵陵へ 東へと 未だに枝を伸ばし続けている
決して手柄を誇らなかった将軍 馮異 がそっと退いていたのは大樹の下だった
善政を行なった召公を慕い 人々が大切にしていたのは甘棠だった
省8
286: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/02/05(日)14:23 ID:qS0K5dNK(1/3) AAS
こんにちはですよ
こちらは少し前まで飛びっ切り冷え冷えでしたよ
雪国の人にとっては何でもない温度でも、雪さえあまり降らない所では超絶寒冷温度!!に
思えてしまうのですよ
私、バイク通勤してるのですが、フルフェイスのメットの中で鼻水がパリパリに凍ってしまい、
それが3日ばかり続いたもので、鼻の下が霜焼け気味になってしまいましたよ
あぁ、カッコ悪ぃ……
省3
287: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/02/05(日)14:24 ID:qS0K5dNK(2/3) AAS
『野望』 by杜甫
西山の白雪 三城の戍(じゅ)
南浦の清江 万里の橋
海内(かいだい) 風塵 諸弟隔たり
天涯 涕涙(ているい) 一身遙かなり
惟(た)だ遅暮(ちぼ)を将(も)って多病に供し
未だ涓埃(けんあい)の聖朝に答うる有らず
省2
288: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/02/05(日)14:27 ID:qS0K5dNK(3/3) AAS
お訳そくのw
西の方 遠く白雪を抱いた山々の中に 三つの城塞がある
ここは南浦 万里へ続く橋がかかる 清江のほとり
国の内では戦火が絶えず 弟達とも離れ離れ
たった一人 私は天の果てで涙している
為すこともすべもなく 長い間いたずらに病に時を費やし
天子さまのご恩に 何にもお応えしていない
省2
289: 2012/02/08(水)22:08 ID:ynRhLMBP(1) AAS
漢詩譯成日本語后,很奇怪
290: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/02/12(日)14:01 ID:ZLvE8Ss+(1/3) AAS
こんにちはですよ
デパ地下は今日も結構戦場ですよ
私は偵察だけで転戦致しましたがw
人というのは何かしら季節毎に折り目、節目を付け、そうして時を過ごしているのだなあと
最近しみじみ思いますよ
待てるということは強いことだとも思いますしね
では、今日の詩はこれをどうぞ
291: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/02/12(日)14:02 ID:ZLvE8Ss+(2/3) AAS
華陰寄子由 by蘇東坡
三年 日として帰るを思わざる無く
夢裏(むり)に 家に還るも 旋(たちま)ち覚(さ)むれば非なり
臘酒(ろうしゅ) 寒を送り 去国を催す
東風 雪を吹いて 征衣(せいい)に満つ
三峰 已(すで)に過ぎ 天 翠を浮かぶ
四扇 行くゆく看(み)ん 日の扉(ひ)を照らすを
省4
292: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/02/12(日)14:03 ID:ZLvE8Ss+(3/3) AAS
いつもながら適当ですw
三年の間 帰りたいと思わなかった日は1日とて無い
夢で家に戻っても 目覚めれば たちまち孤独
寒絞りの酒を飲みながら 冬を過ごし ひたすら帰国を願っていた
やがて 東風が雪を吹き払い 旅衣を膨らませる
華山の三峰を通り過ぎれば 春霞む空に緑の山々が浮かぶように姿を現し
太陽に照らされた関所の4枚の扉も そのうちだんだん見えて来るだろう
省2
293(1): 2012/02/13(月)14:29 ID:L3yUs7gw(1) AAS
漢詩超初心者です。
いろんな方の日本語現代語訳を読んで楽しんでいます。
>>30の『夜食炒栗有感』by陸游なんですが、
私みたいな初心者だと、
ちょw じいさん乙ww としか思えないんですがw
原文を読むと、絶妙な言い回しだったり、さすがと思えるものなんでしょうか?
いや、何かあまりにも生活感が漂いすぎてたので・・
294: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/02/19(日)11:40 ID:oU0IOat6(1/3) AAS
こんにちはですよ
今日は優雅に飲茶してると、お茶がすぐ冷えてせわしねーのですよ
>>293
ようこそいらっしゃいませ、スレ主のスーパー素人ルビー・Dと申しますよ
>原文を読むと、絶妙な言い回しだったり、さすがと思えるものなんでしょうか?
私はなーんにも考えてねーので、ハッキリ言ってよくわかんねーですよ
ただ、訳してて、向こうの方から勝手にスルンと言葉がほどけて来るような、そんな詩に
省7
295: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/02/19(日)11:41 ID:oU0IOat6(2/3) AAS
『北風』 by詩経
北風 其れ涼(さむ)し 雪 雨(ふ)ること 其れ*ホウたり
恵にして 我を好まば 手を携えて同(とも)に行かん
其れ虚 其れ邪 既にして亟(すみや)かなり
北風 其れ*ハヤし 雪 雨(ふ)ること 其れ霏(ひ)たり
恵にして 我を好まば 手を携えて同(とも)に帰(ゆ)かん
其れ虚 其れ邪 既にして亟(すみや)かなり
省5
296: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/02/19(日)11:44 ID:oU0IOat6(3/3) AAS
訳要らねーでしょうが、まあお約束ですので……(^ ^;)ゞ
北風がぴゅうぴゅう吹いている 雪もたくさん降っている
でも あなたが私を愛してくれるなら 手に手を取って出て行きましょう
ひっそりと こっそりと 気付かれぬよう大急ぎ
北風はますます強く吹いてくる 雪も激しく降りしきる
でも あなたが私を愛してくれるなら 手に手を取って帰りましょう
ひっそりと こっそりと さあさあ急いで
省3
297: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/02/25(土)10:59 ID:EW06BEox(1/4) AAS
おはようございますよ
今年は梅の開花が遅くてヤキモキしてたのですが、いきなり咲き出してすごい勢いで
満開になりましたよ
よく見れば、まだ枯れ枝みたいな桜の枝も所々ほんのちびっとですがふくらんでますし、
桃にいたってはかなりハッキリふくらんでますよ
こんなどうでもいいことが嬉しくて、今朝のお茶は梅湯と桃茶と桜湯にしましたよ
ウグイスの声までもう一息、そんなところですかよ
省2
298: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/02/25(土)11:00 ID:EW06BEox(2/4) AAS
『梅花 其一』 by蘇東坡
春来 幽谷 水 潺々(せんせん)たり
的?(てきれき)たる梅花 草棘(そうきょく)の間
一夜 東風 石を吹いて裂く
半ば飛雪に随い 関山を渡る
『梅花 其二』
何人か 酒を把(と)って 深幽(しんゆう)を慰む
省3
299: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/02/25(土)11:01 ID:EW06BEox(3/4) AAS
そのまま、こんな感じでどうでしょう
春が来た
奥深い谷から 水がさらさら流れて来る
未だ目覚めぬ木々の間で 梅の花が色鮮やかに咲いている
一晩中 岩をも裂きそうな勢いで風が吹き荒れると
梅の花は雪と一緒に舞い上がり 山の関所を越えて行った
こんな山奥へ 酒を持って訪ねてくれる そんな誰かはいるのだろうか
省3
300: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/02/25(土)11:05 ID:EW06BEox(4/4) AAS
あ、「れき」の文字出てませんねえ
申し訳ねーですよ
そこは礫という文字の、石偏の部分が「白」になった文字ですよ
301: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/03/04(日)09:01 ID:doLafa/c(1/4) AAS
おはようございますよ
春は名のみの風の寒さよ、と歌にありますが、げにげに風の冷たきことですよ
日溜まりはそこそこ暖かいですのにねえ
春と言えば恋なのですよ、安直ですが
いつも会える人のことを思うのも良いですが、詩や小説などではやはり離れ離れの恋というのが
なかなか良い題材だったりしますよ
今日の詩はそんなのを選びましたよ
省1
302: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/03/04(日)09:01 ID:doLafa/c(2/4) AAS
『春雨』 by李商隠
新春に悵臥(ちょうが)す 白袷衣(はくこうい)
白門 寥洛(りょうらく)として 意 多く違(たが)う
紅楼 雨を隔てて 相い望めば冷やかなり
珠箔(しゅはく) 燈(ともしび)に飄(ひるがえ)り 独自(ひと)り帰る
遠路 応(まさ)に春の*宛晩(えんばん)たるを悲しむべし
残宵(ざんしょう) 猶(な)お夢の依稀(いき)たるを得たり
省4
303: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/03/04(日)09:02 ID:doLafa/c(3/4) AAS
こいつは超適当なので信じちゃいけねーですよw
春だと言うのに 何もしたくなくて 白い袷(あわせ)を着たまま 身を投げ出した
恋人達で賑わう白門の辺りも 今日はひっそり 熱情だけが空回り
冷たく降りしきる雨の向こうには あの人と夢を結んだあの館
灯りに煌めく真珠の簾をかいくぐり 独り虚しくそこを立ち去る
今は遠い空の下 あの人も過ぎ行く春を惜しんでいるのだろうか
とある明け方 夢うつつに幻を見たような気がする
省2
304: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/03/04(日)09:04 ID:doLafa/c(4/4) AAS
ところで、先週ゼイタク茶をやらかした所為で蓮のお茶を切らしてしまいましたよ
仕方ねーので来週はちょっくら買い出しに行きますよ
ではでは
305: ミヤビ 2012/03/04(日)15:23 ID:+4bmECep(1/2) AAS
不自見故明、不自是故彰、不自伐故有功、不自矜故長
306: ミヤビ 2012/03/04(日)15:24 ID:+4bmECep(2/2) AAS
在天願作比翼鳥、在地願為連理枝~
307: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/03/18(日)10:49 ID:b6MTumCS(1/3) AAS
おはようございますよ
昨日からお彼岸ですねえ
という訳で、けさは牡丹餅ならぬカスタード・タルトで飲茶しておりますよ
たまには良いものですね、朝から甘いものというのも
先週はちょっくらベトナムの古都フエとホイアンを巡ってきましたですよ
あちら、史跡には意外と漢字が多くありまして、碑文など読んでると結構楽しかったですよ
ただ、漢字が普通に読めるベトナム人と言うのは、今はほんの僅かなお年寄りだけで、
省6
308: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/03/18(日)10:49 ID:b6MTumCS(2/3) AAS
『金陵酒肆留別』 by李白
白門の柳花 満店 香(かんば)し
呉姫 酒を圧し 客を喚(よ)びて嘗(な)めしむ
金陵の子弟 来たりて相い送る
行かんと欲して行かず 各(おのおの)の觴(さかずき)を尽くす
請う 君 問い取れ 東流の水に
別意と之(これ)と 誰(いずれ)か短長なると
309: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/03/18(日)10:50 ID:b6MTumCS(3/3) AAS
適当てんこ盛りでw
雅な白門に 柳絮が花のように舞い散る頃 店中が好い香りで満たされる
呉の若い娘達が新しい酒を絞り 道行く客を呼んで味見をさせるから
そんな最中に 金陵の若者達が私を見送ろうと集まってくれた
程々にするつもりが ついつい心のままに語り合い 互いの盃を重ねるばかり
君よ 東流する長江に尋ねてみてはくれまいか
別れのこころと 水の流れと どちらの方が遙か遠くへ届くのだろうか と
310: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/03/25(日)10:20 ID:i2AEfrbk(1/3) AAS
おはようございますよ
お彼岸も済んだのに寒いですよ?
その上昨日から強風が吹き荒れまくり、時々びたびた雨wも降ってきますよ?
それでもあちこちで桜が咲いてるそうですから、春は春なのでしょうけれど
綿入れ羽織って飲茶しましたよ
この“ナンダカナァ……”な気持ちは何処へ持っていけば良いでしょうね
とりあえず、今日の詩は李商隠再びです
省1
311: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/03/25(日)10:24 ID:i2AEfrbk(2/3) AAS
『無題四首 其三』 by李商隠
情を含みて 春 *宛晩(えんばん)たり
暫く見れば 夜 闌干(らんかん)たり
楼 響きて 将(まさ)に登らんとして怯(お)じ
簾 *コウして 過(よぎ)らんと欲するも難(かた)し
多(た)だ羞(は)ず 釵上(さじょう)の燕
真(まこと)に愧(は)ず 鏡中の鸞(らん)
省4
312: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/03/25(日)10:25 ID:i2AEfrbk(3/3) AAS
ここで盛大にデタラメをw
不透明な気持ちのまま 春は静かに暮れかかる
すべもなく時が過ぎ 夜が刻々深まって行く
静まりかえった館に響く 足音に怯えて踏み出せず
簾越しの灯りに照らされるのが恐く 廊下を渡ることさえ出来ない
釵上の燕のように 心から睦み合えたなら どれほど良かっただろう
鏡中の鸞のように 心から燃えることが出来たなら どんなに素晴らしかっただろう
省2
313: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/04/01(日)09:10 ID:5demCAVi(1/3) AAS
おはようございますよ
いよいよ4月ですねえ
えらいもので、大阪でも桜の花がちらちら綻び始めましたですよ
桜が咲くと嬉しいですねえ
お花見したくなりますよ
お花見といえばやっぱり宴会でしょう
昔も同じだったようですよ
省1
314: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/04/01(日)09:11 ID:5demCAVi(2/3) AAS
『従岐王夜*宴衛家山池 応教』 by王維
座客(ざかく) 香貂(こうちょう)満つ
宮娃(きゅうあい) 綺幔(きまん)張る
澗花(かんか)は 粉飾を軽ろんず
山月は燈光を少(ないがしろ)にす
積翠(せきすい) 紗窓(さそう)暗し
飛泉 繍戸(しゅうこ)涼し
省3
315: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/04/01(日)09:11 ID:5demCAVi(3/3) AAS
こんな感じでしょうか
お揃いの面々は 誰方も良い香りと貂の帽子を身に付けた高官ばかり
御殿の自慢の美女達が 鮮やかな綾絹の幔幕を張り巡らせる
谷川を彩る花々は 妍を競う彼女らに嫉妬してか つれない素振り
山上に昇った月は 庭の篝火に張り合い これでもかと明るく輝く
緑濃き樹々に囲まれ 絹が張られた窓は薄暗く
滾り落ちる滝の飛沫に 美しい刺繍の扉もひんやりしている
省2
316: 2012/04/03(火)06:18 ID:s/4/xx+2(1) AAS
と、発達障害者(チビ、ブサ、知的障害)が申しております
317: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/04/08(日)09:08 ID:VXa1r0QH(1/5) AAS
おはようございますよ
今日は全国的に好いお日和ですよ
私も今日の一煎目はいつものお茶ではなく、桜湯にしましたよ
(いえ、別にお結納ではありません)
肌寒いですが、流石に清明に入ると気分が晴れ立ちますよ
小さなことですが、とても幸せですよ
今日はこんな詩を選んでみました
省1
318: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/04/08(日)09:09 ID:VXa1r0QH(2/5) AAS
「東坡八首 其四」 by蘇東坡
稲を種(う)う 清明の前
楽事(らくじ) 我 能(よ)く数(かぞ)えん
空に毛(もう)して 春沢(しゅんたく) 暗く
水に鍼(しん)して 好語(こうご)を聞く
秧(おう)を分(わか)ちて 初夏に及び
漸く風葉(ふうよう)の挙(あが)るを喜ぶ
省2
319: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/04/08(日)09:10 ID:VXa1r0QH(3/5) AAS
秋来 霜穂(そうすい)重く
顛倒(てんとう)して 相(あい)*トウシュす
但だ聞く 畦隴(けいろう)の間
*サクモウ 風雨の如きを
新舂(しんしょう) 便(すなわ)ち甑(ソウ)に入る
玉粒 筐呂(きゅうきょ)を照らす
我久しく官倉を食む
省6
320: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/04/08(日)09:11 ID:VXa1r0QH(4/5) AAS
お約束通り“適当”です
清明節の前に 稲の種を播く
これから起こる 楽しいことを指折り数える
細かな雨が苗代を薄暗く煙らせる頃
銀の針のような苗が水面から天を指したと 喜びの声が聞かれる
田植えが終わり 初夏が訪れると
ようやく 渡る風に稲の葉先が翻るようになる
省2
321: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/04/08(日)09:11 ID:VXa1r0QH(5/5) AAS
秋 霜をくぐった稲穂はずっしりと重くなり
頭を垂れながら 互いに支え合う有様
聞こえるのは 田畑の間を
飛び交うバッタどもの ざわざわという羽音
早速に刈り取られ 搗かれた米は蒸し器に入れられる
四角や丸の竹籠の中 米粒が玉のように光っている
私は長らく お上から下される扶持米を食べてきたが
省3
322: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/04/15(日)14:47 ID:gkzEz5C0(1/3) AAS
こんにちはですよ
陽気に誘われのほほんとお散歩してきましたら、世間様はすっかり花盛りですよ
ここら辺りの平地の桜は半ば散ってしまいましたが、山へ行けばまだまだ見頃はこれからだとか
花の下で傾ける盃は本当にいっそう旨いものですよ
お花見弁当に悩むなら、その時は駅弁が良いですよ
駅弁は旅を楽しみながら地元の味も楽しめるように、かつ傷み難いようしっかり味付けされて
いますから、お茶にもお酒にも合うことが多いのですよ
省3
323: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/04/15(日)14:48 ID:gkzEz5C0(2/3) AAS
『読曲歌』より二首 by無名氏
歓(かん)を思うも来たるを得ず
被(ふとん)を抱(いだ)いて空中に語る
月も没し 星も亮(あか)るからず
底(なに)を持ってか 儂(わ)が緒(おもい)を明かさん
歓を憐(いとおし)んで 敢えて名を喚(よ)ばんや
歓を思って字(あざな)を呼ばず
省2
324: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/04/15(日)14:49 ID:gkzEz5C0(3/3) AAS
乙女チックに行っちゃいましょうw
逢いたいと こんなにも思っているのに ひとりぽっち
布団を抱き締めながら呟いた
お月様は隠れてしまい 星の光も届かない
この気持ち どうやって伝えたらいいのでしょう
あの人の本名を呼び捨てなんて 勿体なくて出来ないし
みんなと同じように字(あざな)で呼ぶのも嫌
省2
325: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/04/22(日)21:15 ID:8dFaE1F2(1/3) AAS
こんばんはですよ
今年は花も雨もズレてますよ
季節感が微妙に外れて違和感がありますよ
それでも春は春で、人は春の物思いに到るのでしょうね
そこで見付けた道はあなただけのもので、他人の道とは似ていても違うものだと知ってて下さい
腹魂を据え、迷いのない人こそが強い人なのだと友が申しておりましたよ
私は未だにフラフラしておりますがw
省2
326: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/04/22(日)21:18 ID:8dFaE1F2(2/3) AAS
『遊化感寺』 by王維
翡翠 香烟(こうえん)合(がっ)し
瑠璃 宝地(ほうち)平らかなり
竜宮 棟宇(とうう)を連(つら)ね
虎穴 簷楹(えんえい)に傍(そ)う
谷 静かにして 惟(た)だ松響(しょうきょう)あり
山 深(ふこ)うして 鳥 声無し
省15
327: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/04/22(日)21:20 ID:8dFaE1F2(3/3) AAS
いつもよりうんとデタラメです、心して下さいよw
立ち上る翡翠色の香の煙はひとつになり
浄土に価するここは 瑠璃色の海原のように平らかに広がる
龍宮ほどに豪壮な屋根が 幾つも幾つも連なり
昔 虎を立ち退かせた僧坊は その軒端に寄り添うように建てられている
静かな谷に響くのは 松の梢を渡る風のざわめき
鳥の声さえ吸い込まれてしまう 深い山
省14
328: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/04/28(土)10:45 ID:F009gMw3(1/3) AAS
おはようございますよ
何だか今年は春特有の“ほわん”とした感じが少なかったと言いましょうか、短かったと言いましょうか、
ふと振り向けば、鼻息荒く「夏」が季節のバトンを奪いに迫って来る、そんな感じがしますよ
ものごとが荒らかなのは何事によらずわわしく、心まで荒む思いですよ
心を痛めてしまった時のお薬はやはり、美しいものや優しいものに触れることでしょう
もうお休みに入られた方も、まだお休みでない方も、これからしばらくは気候の良い時期ですから
十分リフレッシュされることを願いますよ
省1
329: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/04/28(土)10:45 ID:F009gMw3(2/3) AAS
『過百家渡 其三』 by楊万里
柳子祠前(りゅうししぜん) 春 已(すで)に残(つ)き
新晴(しんせい) 特地(ことさら)に春寒(しゅんかん)を却(しりぞ)く
疎籬(そり)は花の与(ため)に護りと為らず
只だ蛛糸(しゅし)の為に網竿(もうかん)と作(な)る
330: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/04/28(土)10:48 ID:F009gMw3(3/3) AAS
や〜く?
柳(宗元)先生の御廟の前では 春はもう名残だけ
からりと晴れた空が 春の肌寒さをここから追い払ってくれる
疎らな垣根は 花の為に風を防ぐ役目がもう済んで
今度は蜘蛛の為に 網を張る竿になってやっている
331(1): ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/05/06(日)21:30 ID:u6h8EFuW(1/3) AAS
こんばんはですよ
GWも終わりですねえ
何処かへお出掛けしていた人も、接客する側にいた人も、なーんにもしなかった人も、
とにかくお疲れさまでございましたよ
今夜は気持ちをふにゃーっと緩めてゆっくり休んで下さいよ
ええ、私ももちろんふにゃーっとしますよ
だから今夜はこの詩をお届けしますよ
省1
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