[過去ログ] 【勝手に】感じで漢詩【解釈】3 (981レス)
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233: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/10/22(土)10:08 ID:x54krp2K(3/3) AAS
(いつも通り適当に)
目に映る世相はますます乱れ 人々の心と暮らしは荒んで行くばかり
布団を引っ被るしか出来ない貧乏人でさえ 明日を思って眠れない
人々は身を守る為 住み慣れた地を離れ あちこちへ一族バラバラに身を寄せる
りっぱな衣冠を身に付けたお偉いさんは 今日のこの有様を何と考えているのだろう
アリどもが誇っていた大王国は 実はエンジュの古木の根本のちっぽけな場所
野分の後の水溜まりで鳴くカエルどもは 其処が世界の全てだと思っている
省2
234: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/10/30(日)08:43 ID:iZZVUVPD(1/3) AAS
おはようございますよ
あっちこっちでハロウィンの催し物をやっているようですよ
トリック オア トリート!
お菓子くれなきゃ悪戯するぞ!と言われても、悪戯するならお菓子はやんねーですよ
そんなものより、私はお酒持って錦秋に酔いしれてーですよ
年々同じようでいて少し違う、鮮やかな美しさ
想うだけで溜め息が出てしまいますよ
省1
235: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/10/30(日)08:45 ID:iZZVUVPD(2/3) AAS
『陪侍郎叔 遊洞庭酔後』 by李白
君山(くんざん)を?卻(さんきゃく)するが好し
湘水(しょうすい)を平鋪(へいほ)して流れしめん
巴陵(はりょう) 無限の酒
酔殺(すいさつ)す 洞庭の秋
236: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/10/30(日)08:47 ID:iZZVUVPD(3/3) AAS
李白みたいに、楽しい酔っ払いはいいですねえ
あのポチョンとした君山を すぱっと削ってしまえばいい
そうしたら 湘水は真っ平らになって流れがさっぱりする
巴陵の酒はいくらでもある
秋色の洞庭湖の景色と酒に浸り 心ゆくまで酔いつぶれよう
237(1): 【中吉】 2011/11/01(火)23:50 ID:2wc1KPO5(1) AAS
李白キター
トリック オア トリートでドンチャン騒ぎするのは世界でも米国だけらしいのでパス
今冬は燗酒流行の兆し
お酒は李白のように楽しくのんびり呑みたいものですね
238: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/11/06(日)11:28 ID:sFOmrSLt(1/4) AAS
おはようございますよ
ホタテ入りキノコ焼売がウマー!ですよ
>>237
喜んで頂けて嬉しーですよ
>今冬は燗酒流行の兆し
そうなのですか
でも私はやっぱり冷酒の方が好みですよ
省8
239: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/11/06(日)11:29 ID:sFOmrSLt(2/4) AAS
ではまず「ヌコ暖房」の方から参りましょう
『十一月四日風雨大作』 by陸游
風 江湖を巻き 雨 村を暗(かく)す
四山 声を作(な)し 海濤 翻(ひるがえ)る
渓柴の火 軟(やわらか)く 蛮氈(ばんせん) 暖かし
我 狸奴(りど)と与(とも)に 門を出でず
風が湖水を巻き上げるように吹き付け
省6
240: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/11/06(日)11:31 ID:sFOmrSLt(3/4) AAS
では、もうひとつの方を
『十一月四日風雨大作』 by陸游
孤村に僵(たお)れ臥すとも 自らを哀れまず
尚お思う 国の為に輪台(りんだい)を戍(まも)らんと
夜 闌(たけなわ)に臥して聴く 風の雨を吹くを
鉄馬 冰河(ひょうが) 夢に入り来たる
今 我が身は寒村で病に伏せているが
省5
241: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/11/06(日)11:38 ID:sFOmrSLt(4/4) AAS
余談ですが、どうしてネコのことを「狸奴」と呼ぶかといえば、昔の中国ではネコは狐狸
(特にタヌキ)の手下だと考えられていたからだそうです
なので、タヌキが踊りに誘うとネコは必ず行かないといけないとか
ネコが踊るというのは日本でも聞いたことがありますが、タヌキが誘いに来るとは聞いた
ことがないので、面白いものですねえ
242: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/11/13(日)10:15 ID:NCrXPKuo(1/5) AAS
おはようございますよ
今朝は早うから着飾った親子連れがウロチョロしてますですよ
七五三ですから当然でしょうね
可愛いのと見苦しいのといろいろ居ますし、祖母と母の火花もちょっこし有って結構面白いです
何はともあれ、今日はいいお天気であって欲しいですよ
せっかくの日ですから
それでは今日の詩をどぞー
243: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/11/13(日)10:16 ID:NCrXPKuo(2/5) AAS
『馬嵬 二首』 by李商隠
其一
冀馬(きば) 燕犀(えんさい) 地を動(どよも)して来たり
自ら紅粉を埋め 自ら灰と成す
君王 若し能く国を傾くと道(し)れば
玉輦(ぎょくれん) 何に由(よ)りてか馬嵬を過(よ)ぎらん
244: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/11/13(日)10:17 ID:NCrXPKuo(3/5) AAS
(其一の厄)
冀洲からは騎馬兵団が 燕州からは犀革の甲冑を纏った軍団が
足音も高く 都へ攻め寄せると
皇帝は 愛する者を自ら殺し 埋め その身体を土に返した
君主として 美女に傾けば国を傾けるのだと 念頭に置いておられたなら
御輿が馬嵬を通って行くことなど おそらくあり得なかった筈なのに
245: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/11/13(日)10:18 ID:NCrXPKuo(4/5) AAS
其二
海外 徒らに聞く 更に九州ありと
他生 未だ卜(ぼく)せずして 此の生(しょう)休(や)む
空しく聞く 虎旅(こりょ)の宵柝(しょうたく)を鳴らすを
復た 鶏人(けいじん)の暁籌(ぎょうちゅう)を報ずる無し
此の日 六軍(りくぐん) 同(とも)に馬を駐(とど)む
当時 七夕(しちせき) 牽牛(けんぎゅう)を笑う
省3
246: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/11/13(日)10:21 ID:NCrXPKuo(5/5) AAS
(其二の厄)
海の向こうには 聞いたところによれば 同じような世界が9つもあるのだとか
来世がどうなるのか 占う間もなく 美姫の命は絶たれてしまった
当たり前のように聞いていた 夜回りの近衛兵の打ち鳴らす拍子木の音や
夜明けを告げる役人の声も 今は無い
この日 禁軍の兵士たちは一斉に馬を止め 一歩たりとも動こうとはしなかった
幸せだった頃 二人で七夕の日に 年に一度しか逢瀬が叶わぬ牽牛を笑ったけれど
省2
247: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/11/20(日)07:19 ID:aq4n45nj(1/3) AAS
おはようございますよ
昨日はひでー雨でしたねえ
目の前でトラックに横転されて、人生オワタか!?と一瞬思いましたデスよヽ(^^;)
大きなものって、小さいものみたいにすぐポテッと転けないで、ゆーーーっくり転けるんで
最初は自分の目か頭が悪くなったのかと思ったですよ
あー、生きてて良かった
さあ、それでは今日の詩、行ってみましょうか
248: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/11/20(日)07:20 ID:aq4n45nj(2/3) AAS
『少年遊』 by周邦彦
并刀(へいとう)は水の如く
呉塩は雪に勝る
繊手もて新橙(しんとう)を破る
錦幄(きんあく) 初めて温まり
獣煙 絶えず
相対して坐し 笙を調(しら)ぶ
省6
249: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/11/20(日)07:21 ID:aq4n45nj(3/3) AAS
訳落としw
并州の小刀は水のように美しく
呉の塩は雪にも勝るほど白いと云うが
そんな優美な手で 出回ったばかりのミカンを剥いてくれた
絹の帳の中はようやく暖まり
獣頭の香炉では 絶えることなく煙がくゆっている
差し向かいに座り 笙を奏でながら
省7
250: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/11/26(土)11:53 ID:sBXpXWRN(1/3) AAS
こんにちはですよ
ここ数日で一気に寒さがやってきた感じですよ
飲茶しててもお茶が冷めるのが早いこと、ビックリですよ
仕方ねーから紹興酒の燗茶瓶を利用してますが、なかなか良いですよ
寒いところで暖かいものを楽しむのも、暖かいところで冷たいものを楽しむのも、
私はどちらも同じくらい好きですよ
というか、何かを楽しめるということをありがてーと思いますよ
省1
251: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/11/26(土)11:54 ID:sBXpXWRN(2/3) AAS
『失題』 by趙延寿
黄沙(こうさ) 風 巻いて半空に抛(なげう)ち
雲は陰山(いんざん)に重なり 雪は郊(こう)に満つ
水を探す人 回(かえ)れば 帳(ちょう)を移して就(つ)き
雕(わし)を射し箭(や)落つれば 弓を着けて抄(すくいと)る
鳥は霜果(そうか)に逢えば 飢えて還た啄(ついみば)み
馬は冰河を渡って 渇して自らける
省2
252: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/11/26(土)11:56 ID:sBXpXWRN(3/3) AAS
この詩は契丹族の遊牧生活に触れた詩だそうですよ
風は黄砂を巻き上げ 天地の半ばに撒き散らす
雲は陰山の山並と連なって 雪は野原を埋めてゆく
新しい水場が見付かれば さっさと幕屋ごと引っ越す
ワシを射て 矢ごと落ちて来たところを 弓でさっと掬い上げる
鳥は霜で凍った果実でも 飢えているから啄むし
馬でさえ 渇きのあまり 蹄で冰河を蹴り割り 氷を口にする
省3
253: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/12/04(日)06:52 ID:i1t31pfh(1/3) AAS
おはようございますよ
今日はカニ食べに行って来ますよ
貧乏ですが、その時期に1度くらいは本物を味わいたいと思うのですよ
贅沢ですが、心も贅沢になれる気がするので
さて、今日の詩はそんなこととは全然無関係なこれをどうぞ
254: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/12/04(日)06:52 ID:i1t31pfh(2/3) AAS
『廉泉』 by蘇東坡
水の性 故(もと) 自(おのずか)ら清し
清からざるは 或いは之(これ)を撓(みだ)せばなり
君 看よ 此の廉泉(れんせん)
五色 摩尼(まに) 爛(らん)たり
廉とは 「我 廉なり」 と謂(い)う
我は 此の名を以て為さん
省16
255: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/12/04(日)06:54 ID:i1t31pfh(3/3) AAS
(こんなん出ましたー)
水の性質というのは 本来は清く 澄んでいるもの
そうでない時は 故意に乱されたり汚されたりするからだ
ほら この“廉泉”という名の泉をごらんなさい
五色の光を映した水は 摩尼宝珠のように輝いているでしょう
廉という言葉は 私(わたくし)が清らかという意味
だから 自分はこの言葉を座右の銘にしよう
省14
256: 2011/12/04(日)10:38 ID:U54flsb6(1) AAS
駅の清掃員。いつも、のぞき見。用が足し終わって出ていく人間を、
必ず見る。そのために、わざわざ、ずーっと待つオバハンもいる。
掃除をせずに、やるふりして、だんだん、そういう人間になっていく。
必ずそうなる。
257: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/12/11(日)10:59 ID:zsW+tJ5c(1/3) AAS
おはようございますよ
私、昨夜の皆既月食を頑張って見ておりましたよ
超寒かったのですが、両掌にミニタイプ、後ろ首筋と腰・両膝に各1枚、靴の中にも各1枚、
都合8枚の使い捨てカイロを張った上、ポットに入れたホットジンをちびちびやって、
なんとかそれで乗り切ったですよ
でも、月食なのに新月より明るいのですよ、あれれのれ?
筋を通して生きて行くのは立派ですが、世渡りの為には誰しも程度の差こそあれ
省4
258: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/12/11(日)11:00 ID:zsW+tJ5c(2/3) AAS
『乾元中寓居同谷県作歌 其一』 by杜甫
客(かく)有り 客有り その名は子美
白頭 乱髪 垂れて耳を過ぐ
歳(としどし) 橡栗(しょうりつ)を拾いて狙公(そこう)に随う
天寒く 日暮るる 山谷の裏(うち)
中原 書無くして帰り得ず
手脚 凍皴(とうしゅん) 皮肉は死す
省4
259: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/12/11(日)11:01 ID:zsW+tJ5c(3/3) AAS
この辺でどうでしょう
旅人が一人 ぽつんと一人 その名は子美
白髪頭はぼさぼさで 耳の下まで伸びている
来る年も来る年も 小物の下で食うや食わずの生活
凍えながら日暮れを迎える山の中
辞令が来なければ 都へ帰ることは出来ない
手足はひび割れアカギレだらけ 肌は乾き切ってカサカサ
省2
260: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/12/18(日)11:44 ID:9F6Avpb2(1/3) AAS
こんにちはですよ
クリスマスが近づいて来ると、本物か偽物かわかりませんがキリスト教徒みたいな人が
戸別訪問されることが多くなりますよ
さっきも家へ来られた人がおられまして、
「キリストが本当にお生まれになったと思いますか?」と聞かれたのですが、
んなこと知りませんよ
二千年以上昔の外人のオッサンが実在したかどうかなんて
省5
261: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/12/18(日)11:45 ID:9F6Avpb2(2/3) AAS
『早発交崖山還太室作』 by崔曙
東林 気 微(かす)かに白く
寒鳥 忽(たちまち)高翔す
吾も亦(また) 茲(ここ)より去り
*北山 草堂に帰らん
杪冬(びょうとう) 正(まさ)に三五(さんご)
日月(じつげつ) 遥かに相い望む
省9
262: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/12/18(日)11:47 ID:9F6Avpb2(3/3) AAS
やってみました〜
夜明け前 東の林がうっすらと白いベールを被る中
冬の鳥が 目覚めるや否や 天高く飛び立った
自分もまた この宿りを発って
北山のあの粗末な庵に帰ろう
時は冬 歳も終わりに近づいた15日
東には夜明けの日 西には有明の月 遠く離れて相対する
省8
263(1): & ◆/1MvrdTblsWP 2011/12/23(金)10:55 ID:lEmdBOKz(1) AAS
余观日本文化,只取了中华文化阴阳平衡的特殊一点(阴阳对等),与止观系统中的[止]。未达到阴阳动态平衡,和止观止观的境界。
264: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/12/25(日)10:58 ID:BQSdCv/u(1/3) AAS
おはようございますよ
昨日は少しマシでしたが、今日はまた素敵な寒冷日和ですよ
保冷剤無しに冷凍食品が持ち帰れそうな気がしますけれど、買い物に出るのが億劫ですよ
しかし、ケーキとチキンを買いに行かなきゃならねーですよ
やでやで……
>>263
申し訳ねーですが、読めねーのでわからねーですよ
省2
265: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/12/25(日)10:58 ID:BQSdCv/u(2/3) AAS
『送遠』 by杜甫
帯甲(たいこう) 天地に満つるに
胡為(なんす)れぞ 君 遠行(えんこう)する
親朋(しんぽう) 一哭(いっこく)を尽くし
鞍馬 孤城を去る
草木 歳月晩(く)れ
関河 霜雪清し
省2
266: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/12/25(日)10:59 ID:BQSdCv/u(3/3) AAS
適当に、まあ
戦仕度をした人々でどこもかも溢れかえる この危うい最中に
友よ どうして君は旅立とうとするのか
家族や親類 友人達が別れを惜しみ 大泣きしながら見送る中
友は馬上の人となり 孤立したこの町から出て行った
草木も枯れ果てた年の暮れ
国境の河の辺りでは 霜が降り 雪が舞っていることだろう
省4
267: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/12/29(木)17:54 ID:AXzkBlA8(1/3) AAS
こんばんはですよ
皆様、今年一年どうもありがとうございました
おかげさまでどうにかこうにか1年無事に過ごすことが出来ましたよ
少々早いですが、皆様どうぞ良いお年をお迎え下さい
それでは本年最後の詩をどうぞ
268: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/12/29(木)17:55 ID:AXzkBlA8(2/3) AAS
『子夜歌』 by詠み人知らず
年少 当(まさ)に時に及ぶべし
*磋だとして 日々に老(おい)に就(つ)く
若(も)し 儂(わ)が語を信ぜざれば
但(た)だ看(み)よ 霜下の草を
*磋だ:だ は足偏+它です
269: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/12/29(木)17:56 ID:AXzkBlA8(3/3) AAS
もうそのまんまw
若い頃こそ 時間を大切にするべきだ
もたもたしているあいだに 日一日と老いに近づいているのだから
もし 私の言うことが実感出来ないと言うのなら
ごらん あの霜の下の枯れ草を
270: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/01/07(土)12:07 ID:AfzCL2bA(1/3) AAS
明けましておめでとうございますよ
みなさま、本年もどうぞよろしくお願い致しますよ
えー、今日は七草粥の日ですよ
でもあれはどう見ても道端の草っぽいので、私は好きではねーのですよ
でも縁起物なので一応やっとこうかと思いまして、七草=七種の具材でやってみたですよ
【一夜干しのフグ、高菜の漬物、トリのササミ、レンコンのきんぴら、ロースハム、煮染めの人参、炒り卵】
一緒に入れて作るとおそらくかなりカオ〜ス!な事に、っていうより雑炊になりそうですから
省5
271: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/01/07(土)12:07 ID:AfzCL2bA(2/3) AAS
『和晋陵陸丞早春遊望』 by杜審言
独り宦遊(かんゆう)の人有り
偏えに驚く 物候(ぶっこう)の新たなるに
雲霞(うんか) 海を出でて曙(あ)け
梅柳 江を渡って春なり
淑気(しゅくき) 黄鳥を催(うなが)し
晴光 緑蘋(りょくひん)を転ず
省2
272: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/01/07(土)12:09 ID:AfzCL2bA(3/3) AAS
ほのぼのちっくでどうぞ、ですよ
故郷を遠く離れた所で 役所勤めに明け暮れる独りの男 それが私
何かに付け とりわけ季節の移り変わりに心が動かされる
雲や霞が海から立ち上り 新しい夜明けが始まって
紅の梅 緑の柳も長江を越え 春が広がって行く
穏やかな温もりが ウグイスの歌を誘い
暖かな日の光が 水中の藻まで色柔らかに萌えさせる
省2
273(1): 2012/01/09(月)23:06 ID:ndsTANBZ(1) AAS
明けましておめでとうございます。今年もこのスレ楽しみにしております。
道端の草ですかw確かに普段あまり食べない菜ものが多いですよね。
ちなみに我が家は雑穀入りの七草粥でしたので、道端の草入りのトリのエサ粥でした。
ともあれ、野菜に限らず七種であれば良いそう(中国では七つの具入りの汁ものらしい)なので、おいしそうなお粥をなさいましたね。
274: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/01/15(日)22:51 ID:hFzOiL/i(1/5) AAS
こんばんはですよ
>>273
お誉めに与り恐縮ですよ
>道端の草入りのトリのエサ粥でした。
ああ、申し訳ないことですよ
ついウッカリ他人様のことを失念して、ロクでもない表現をしてしまいました
どうか許して下さい
省7
275: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/01/15(日)22:54 ID:hFzOiL/i(2/5) AAS
『遊仙詩』 by郭璞
京華(けいか)は遊侠(ゆうきょう)の窟(くつ)
山林は隠遁(いんとん)の棲(せい)
朱門 何ぞ栄とするに足らん
未だ蓬莱に託するに若(し)かず
源に臨んで清波を*抒(く)み
崗(おか)に陵(のぼ)って*丹ていを*採る
省5
276: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/01/15(日)22:55 ID:hFzOiL/i(3/5) AAS
ここまでの訳を
華やかな都は遊び好きな連中の溜まり場
山林は世俗に背を向けた人々が隠れ住むところ
立身出世を鼻に掛けてなんとしよう
そんなもの あの伝説の蓬莱に身を寄せることに比べたら 本当に下らないことさ
迸る流れの元に赴いて 青く清き水を掬い
小高い山に登って霊芝を採る
省2
277: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/01/15(日)22:56 ID:hFzOiL/i(4/5) AAS
後半を
漆園(しつえん)に傲吏(ごうり)有り
莢氏(らいし)に逸妻(いつさい)有り
進めば則ち竜見(りゅうけん)を保てども
退いては藩(かき)に触るる羝(ひつじ)と為る
風塵のそとに高蹈(こうとう)し
長揖(ちょうゆう)して夷斉(いせい)に謝せん
278: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/01/15(日)22:57 ID:hFzOiL/i(5/5) AAS
後半の訳を
その昔 漆園にいた荘子のように 誇り高く
莢氏を諫めた妻のように 毅然とありたい
役人となり その時は意見を重んじてもらえたとしても
ちょっと風向きが変われば 角が柵に引っ掛かった牡羊のように身動きが取れなくなる
煩わしい世間を離れ 遠く旅立とう
伯夷・叔斉に「これからよろしく」と挨拶などして
279: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/01/22(日)21:03 ID:bQkp/P0y(1/3) AAS
こんばんはですよ
昨夜からずっと書き込めませんでしたよ
もしかして、某所に正○の悪口を書き込んだ所為かも……(汗)とドキドキしていたですよ
明日は春節祭ですよ
日本は正月七日に若菜を摘んでお粥に入れますが、中国でもやはり若菜を摘んで新たな命を
頂いたようですねえ
国が変わっても人の思いは変わらないようですよ
省4
280: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/01/22(日)21:04 ID:bQkp/P0y(2/3) AAS
『杜介送魚』 by蘇東坡
新年 已(すで)に賜(たも)う 黄封(こうほう)の酒
旧老(きゅうろう) 仍(な)お分つ *貞尾(ていび)の魚
陋巷(ろうこう) 門を関(とざ)して 朝日(ちょうじつ)を負い
小園 雪を除(はら)って春蔬(しゅんそ)を得たり
病妻 起って斫(き)る 銀糸の鱠(かい)
稚子 讙(よろこ)びて尋(たず)ぬ 尺素(せきそ)の書
省3
281: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/01/22(日)21:06 ID:bQkp/P0y(3/3) AAS
訳っぽいものですよ
年が明け 帝より黄封の酒も頂戴した
そこへさらに 物知りの友人が縁起物の赤い魚を持って来てくれた
裏路地へ続く門を閉め 朝陽を背に受けながら
小庭の雪を払って 春の若菜を摘んだ
病気で伏せっていた妻も起き出し 銀糸のようななますを作っていると
幼い子供が喜んで 「手紙は入ってなかったの?」などと聞く
省3
282: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/01/31(火)21:32 ID:bi4ZgeXA(1/4) AAS
書けますかねー?
283: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/01/31(火)21:47 ID:bi4ZgeXA(2/4) AAS
おお、良かった!
では、改めてこんばんはですよ
気温が下がると回線の途中で情報が凍るのでしょうか
ネットには繋がるけれど画面は変わらず、カキコも出来ず、ちょっと幽霊な気分でしたよ
春節祭は済んだというのに、真冬の寒さが続いていて、特に節分前後が一番!?だとか
思わず特売の使い捨てカイロを買い込んでしまいましたよ
こんな夜には熱い目の紹興酒とか、レモンをたっぷり搾ったホットジンが良いですよ
省2
284: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/01/31(火)21:47 ID:bi4ZgeXA(3/4) AAS
『武侯廟古栢』 by李商隠
蜀相(しょくしょう) 階前の柏
龍蛇 *秘宮を捧ず
陰は成る 外江の畔
老いて向かう 恵陵の東
大樹 馮異(ふうい)を思い
甘棠(かんどう) 召公を憶う
省7
285: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/01/31(火)21:49 ID:bi4ZgeXA(4/4) AAS
こんな感じで如何でしょう
蜀の丞相(孔明)の廟 その階前の柏の古木は
まるで聖地を護る大蛇のようだ
城外を流れる川に黒々と影を落とし
主君(劉備)の眠る恵陵へ 東へと 未だに枝を伸ばし続けている
決して手柄を誇らなかった将軍 馮異 がそっと退いていたのは大樹の下だった
善政を行なった召公を慕い 人々が大切にしていたのは甘棠だった
省8
286: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/02/05(日)14:23 ID:qS0K5dNK(1/3) AAS
こんにちはですよ
こちらは少し前まで飛びっ切り冷え冷えでしたよ
雪国の人にとっては何でもない温度でも、雪さえあまり降らない所では超絶寒冷温度!!に
思えてしまうのですよ
私、バイク通勤してるのですが、フルフェイスのメットの中で鼻水がパリパリに凍ってしまい、
それが3日ばかり続いたもので、鼻の下が霜焼け気味になってしまいましたよ
あぁ、カッコ悪ぃ……
省3
287: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/02/05(日)14:24 ID:qS0K5dNK(2/3) AAS
『野望』 by杜甫
西山の白雪 三城の戍(じゅ)
南浦の清江 万里の橋
海内(かいだい) 風塵 諸弟隔たり
天涯 涕涙(ているい) 一身遙かなり
惟(た)だ遅暮(ちぼ)を将(も)って多病に供し
未だ涓埃(けんあい)の聖朝に答うる有らず
省2
288: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/02/05(日)14:27 ID:qS0K5dNK(3/3) AAS
お訳そくのw
西の方 遠く白雪を抱いた山々の中に 三つの城塞がある
ここは南浦 万里へ続く橋がかかる 清江のほとり
国の内では戦火が絶えず 弟達とも離れ離れ
たった一人 私は天の果てで涙している
為すこともすべもなく 長い間いたずらに病に時を費やし
天子さまのご恩に 何にもお応えしていない
省2
289: 2012/02/08(水)22:08 ID:ynRhLMBP(1) AAS
漢詩譯成日本語后,很奇怪
290: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/02/12(日)14:01 ID:ZLvE8Ss+(1/3) AAS
こんにちはですよ
デパ地下は今日も結構戦場ですよ
私は偵察だけで転戦致しましたがw
人というのは何かしら季節毎に折り目、節目を付け、そうして時を過ごしているのだなあと
最近しみじみ思いますよ
待てるということは強いことだとも思いますしね
では、今日の詩はこれをどうぞ
291: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/02/12(日)14:02 ID:ZLvE8Ss+(2/3) AAS
華陰寄子由 by蘇東坡
三年 日として帰るを思わざる無く
夢裏(むり)に 家に還るも 旋(たちま)ち覚(さ)むれば非なり
臘酒(ろうしゅ) 寒を送り 去国を催す
東風 雪を吹いて 征衣(せいい)に満つ
三峰 已(すで)に過ぎ 天 翠を浮かぶ
四扇 行くゆく看(み)ん 日の扉(ひ)を照らすを
省4
292: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/02/12(日)14:03 ID:ZLvE8Ss+(3/3) AAS
いつもながら適当ですw
三年の間 帰りたいと思わなかった日は1日とて無い
夢で家に戻っても 目覚めれば たちまち孤独
寒絞りの酒を飲みながら 冬を過ごし ひたすら帰国を願っていた
やがて 東風が雪を吹き払い 旅衣を膨らませる
華山の三峰を通り過ぎれば 春霞む空に緑の山々が浮かぶように姿を現し
太陽に照らされた関所の4枚の扉も そのうちだんだん見えて来るだろう
省2
293(1): 2012/02/13(月)14:29 ID:L3yUs7gw(1) AAS
漢詩超初心者です。
いろんな方の日本語現代語訳を読んで楽しんでいます。
>>30の『夜食炒栗有感』by陸游なんですが、
私みたいな初心者だと、
ちょw じいさん乙ww としか思えないんですがw
原文を読むと、絶妙な言い回しだったり、さすがと思えるものなんでしょうか?
いや、何かあまりにも生活感が漂いすぎてたので・・
294: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/02/19(日)11:40 ID:oU0IOat6(1/3) AAS
こんにちはですよ
今日は優雅に飲茶してると、お茶がすぐ冷えてせわしねーのですよ
>>293
ようこそいらっしゃいませ、スレ主のスーパー素人ルビー・Dと申しますよ
>原文を読むと、絶妙な言い回しだったり、さすがと思えるものなんでしょうか?
私はなーんにも考えてねーので、ハッキリ言ってよくわかんねーですよ
ただ、訳してて、向こうの方から勝手にスルンと言葉がほどけて来るような、そんな詩に
省7
295: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/02/19(日)11:41 ID:oU0IOat6(2/3) AAS
『北風』 by詩経
北風 其れ涼(さむ)し 雪 雨(ふ)ること 其れ*ホウたり
恵にして 我を好まば 手を携えて同(とも)に行かん
其れ虚 其れ邪 既にして亟(すみや)かなり
北風 其れ*ハヤし 雪 雨(ふ)ること 其れ霏(ひ)たり
恵にして 我を好まば 手を携えて同(とも)に帰(ゆ)かん
其れ虚 其れ邪 既にして亟(すみや)かなり
省5
296: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/02/19(日)11:44 ID:oU0IOat6(3/3) AAS
訳要らねーでしょうが、まあお約束ですので……(^ ^;)ゞ
北風がぴゅうぴゅう吹いている 雪もたくさん降っている
でも あなたが私を愛してくれるなら 手に手を取って出て行きましょう
ひっそりと こっそりと 気付かれぬよう大急ぎ
北風はますます強く吹いてくる 雪も激しく降りしきる
でも あなたが私を愛してくれるなら 手に手を取って帰りましょう
ひっそりと こっそりと さあさあ急いで
省3
297: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/02/25(土)10:59 ID:EW06BEox(1/4) AAS
おはようございますよ
今年は梅の開花が遅くてヤキモキしてたのですが、いきなり咲き出してすごい勢いで
満開になりましたよ
よく見れば、まだ枯れ枝みたいな桜の枝も所々ほんのちびっとですがふくらんでますし、
桃にいたってはかなりハッキリふくらんでますよ
こんなどうでもいいことが嬉しくて、今朝のお茶は梅湯と桃茶と桜湯にしましたよ
ウグイスの声までもう一息、そんなところですかよ
省2
298: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/02/25(土)11:00 ID:EW06BEox(2/4) AAS
『梅花 其一』 by蘇東坡
春来 幽谷 水 潺々(せんせん)たり
的?(てきれき)たる梅花 草棘(そうきょく)の間
一夜 東風 石を吹いて裂く
半ば飛雪に随い 関山を渡る
『梅花 其二』
何人か 酒を把(と)って 深幽(しんゆう)を慰む
省3
299: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/02/25(土)11:01 ID:EW06BEox(3/4) AAS
そのまま、こんな感じでどうでしょう
春が来た
奥深い谷から 水がさらさら流れて来る
未だ目覚めぬ木々の間で 梅の花が色鮮やかに咲いている
一晩中 岩をも裂きそうな勢いで風が吹き荒れると
梅の花は雪と一緒に舞い上がり 山の関所を越えて行った
こんな山奥へ 酒を持って訪ねてくれる そんな誰かはいるのだろうか
省3
300: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/02/25(土)11:05 ID:EW06BEox(4/4) AAS
あ、「れき」の文字出てませんねえ
申し訳ねーですよ
そこは礫という文字の、石偏の部分が「白」になった文字ですよ
301: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/03/04(日)09:01 ID:doLafa/c(1/4) AAS
おはようございますよ
春は名のみの風の寒さよ、と歌にありますが、げにげに風の冷たきことですよ
日溜まりはそこそこ暖かいですのにねえ
春と言えば恋なのですよ、安直ですが
いつも会える人のことを思うのも良いですが、詩や小説などではやはり離れ離れの恋というのが
なかなか良い題材だったりしますよ
今日の詩はそんなのを選びましたよ
省1
302: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/03/04(日)09:01 ID:doLafa/c(2/4) AAS
『春雨』 by李商隠
新春に悵臥(ちょうが)す 白袷衣(はくこうい)
白門 寥洛(りょうらく)として 意 多く違(たが)う
紅楼 雨を隔てて 相い望めば冷やかなり
珠箔(しゅはく) 燈(ともしび)に飄(ひるがえ)り 独自(ひと)り帰る
遠路 応(まさ)に春の*宛晩(えんばん)たるを悲しむべし
残宵(ざんしょう) 猶(な)お夢の依稀(いき)たるを得たり
省4
303: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/03/04(日)09:02 ID:doLafa/c(3/4) AAS
こいつは超適当なので信じちゃいけねーですよw
春だと言うのに 何もしたくなくて 白い袷(あわせ)を着たまま 身を投げ出した
恋人達で賑わう白門の辺りも 今日はひっそり 熱情だけが空回り
冷たく降りしきる雨の向こうには あの人と夢を結んだあの館
灯りに煌めく真珠の簾をかいくぐり 独り虚しくそこを立ち去る
今は遠い空の下 あの人も過ぎ行く春を惜しんでいるのだろうか
とある明け方 夢うつつに幻を見たような気がする
省2
304: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/03/04(日)09:04 ID:doLafa/c(4/4) AAS
ところで、先週ゼイタク茶をやらかした所為で蓮のお茶を切らしてしまいましたよ
仕方ねーので来週はちょっくら買い出しに行きますよ
ではでは
305: ミヤビ 2012/03/04(日)15:23 ID:+4bmECep(1/2) AAS
不自見故明、不自是故彰、不自伐故有功、不自矜故長
306: ミヤビ 2012/03/04(日)15:24 ID:+4bmECep(2/2) AAS
在天願作比翼鳥、在地願為連理枝~
307: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/03/18(日)10:49 ID:b6MTumCS(1/3) AAS
おはようございますよ
昨日からお彼岸ですねえ
という訳で、けさは牡丹餅ならぬカスタード・タルトで飲茶しておりますよ
たまには良いものですね、朝から甘いものというのも
先週はちょっくらベトナムの古都フエとホイアンを巡ってきましたですよ
あちら、史跡には意外と漢字が多くありまして、碑文など読んでると結構楽しかったですよ
ただ、漢字が普通に読めるベトナム人と言うのは、今はほんの僅かなお年寄りだけで、
省6
308: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/03/18(日)10:49 ID:b6MTumCS(2/3) AAS
『金陵酒肆留別』 by李白
白門の柳花 満店 香(かんば)し
呉姫 酒を圧し 客を喚(よ)びて嘗(な)めしむ
金陵の子弟 来たりて相い送る
行かんと欲して行かず 各(おのおの)の觴(さかずき)を尽くす
請う 君 問い取れ 東流の水に
別意と之(これ)と 誰(いずれ)か短長なると
309: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/03/18(日)10:50 ID:b6MTumCS(3/3) AAS
適当てんこ盛りでw
雅な白門に 柳絮が花のように舞い散る頃 店中が好い香りで満たされる
呉の若い娘達が新しい酒を絞り 道行く客を呼んで味見をさせるから
そんな最中に 金陵の若者達が私を見送ろうと集まってくれた
程々にするつもりが ついつい心のままに語り合い 互いの盃を重ねるばかり
君よ 東流する長江に尋ねてみてはくれまいか
別れのこころと 水の流れと どちらの方が遙か遠くへ届くのだろうか と
310: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/03/25(日)10:20 ID:i2AEfrbk(1/3) AAS
おはようございますよ
お彼岸も済んだのに寒いですよ?
その上昨日から強風が吹き荒れまくり、時々びたびた雨wも降ってきますよ?
それでもあちこちで桜が咲いてるそうですから、春は春なのでしょうけれど
綿入れ羽織って飲茶しましたよ
この“ナンダカナァ……”な気持ちは何処へ持っていけば良いでしょうね
とりあえず、今日の詩は李商隠再びです
省1
311: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/03/25(日)10:24 ID:i2AEfrbk(2/3) AAS
『無題四首 其三』 by李商隠
情を含みて 春 *宛晩(えんばん)たり
暫く見れば 夜 闌干(らんかん)たり
楼 響きて 将(まさ)に登らんとして怯(お)じ
簾 *コウして 過(よぎ)らんと欲するも難(かた)し
多(た)だ羞(は)ず 釵上(さじょう)の燕
真(まこと)に愧(は)ず 鏡中の鸞(らん)
省4
312: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/03/25(日)10:25 ID:i2AEfrbk(3/3) AAS
ここで盛大にデタラメをw
不透明な気持ちのまま 春は静かに暮れかかる
すべもなく時が過ぎ 夜が刻々深まって行く
静まりかえった館に響く 足音に怯えて踏み出せず
簾越しの灯りに照らされるのが恐く 廊下を渡ることさえ出来ない
釵上の燕のように 心から睦み合えたなら どれほど良かっただろう
鏡中の鸞のように 心から燃えることが出来たなら どんなに素晴らしかっただろう
省2
313: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2012/04/01(日)09:10 ID:5demCAVi(1/3) AAS
おはようございますよ
いよいよ4月ですねえ
えらいもので、大阪でも桜の花がちらちら綻び始めましたですよ
桜が咲くと嬉しいですねえ
お花見したくなりますよ
お花見といえばやっぱり宴会でしょう
昔も同じだったようですよ
省1
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