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【剣も魔法も】ヘヴィファンタジーTRPGスレ【重厚】 [転載禁止]©2ch.net (273レス)
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リタリン
◆77DMiRtfME
2015/12/12(土)08:14 0
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142: リタリン ◆77DMiRtfME [sage] 2015/12/12(土) 08:14:30.56 0 「ええい!」 思い切ってリタリンはラウテを抱えたまま屋根の上から飛び降りた。 飛び出しざまに杖先を振るい、鎖の尾を引いて水晶球が飛ぶ。 それはすぐそばの街路樹の枝に絡みつく。鎖の引き出し速度を調節しながらリタリンは地上へと降り立った。 ここからだと家が邪魔になって処刑台が見えない。相手の視線を切ることに成功した。 「仲間と二人でいる以上、初見殺しで倒しきるのは難しいわ。 下手に攻撃すればもっと手痛い反撃が飛んでくるし……流石乙種、厄介ね」 ぼやきながらリタリンは懐から革袋を取り出した。 少量の火薬と針が入っており、衝撃によって爆発し針を撒き散らす爆弾だ。 そしてその鉄片は、リタリンの持ち歩いている吹き矢の矢であり、当然調合されたハーブ毒が塗ってある。 魔力を使わずとも攻撃できるようリタリンが日頃から準備しているアイテムだった。 その革袋を3つほど、手のひらの上で魔法をかける。 「形容する――"鷹狩"と」 3つの革袋が羽虫のような羽撃きの音をたてる。革の切れ端を羽代わりにして浮かび上がった。 まるで飼いならされた猛禽のようにリタリンの腕の上に一度整列すると、彼女の合図で空へと舞い上がる。 「行け!」 鷹狩の鷹となった爆弾達は羽音を立てながら屋根を超えて飛んで行く。 顔を出せば狙撃されるのは必定の為、リタリンは水晶球を覗き込んだ。 千里眼の魔法越しに見る処刑台は、既にそれまでの様相を完全に失っていた。 櫓は分厚い氷の壁に閉ざされ、地上に対しては無数の鋭利な氷柱が槍衾のように向いている。 3つの鷹爆弾は一度処刑場の上空まで飛ぶと、氷の上の敵魔導師めがけて急降下。 しかし処刑台は対空防御も完璧だった。一瞬で伸びた氷柱の槍が3つともを正確に居抜き、早贄のように縫い付けた。 まるでリタリンの使った城塞化だ。 しかし既存の構造物に縛られる城塞化に対し、氷の城塞にはその制限がない。 難攻不落の氷の城を、環境にとらわれず自在にかつ瞬間的に創造する、故に『氷城』。 そしてリタリンのものとは決定的にことなる点が氷の城塞にはある。 氷城のそれが持つ戦術上の目的は、『迎撃』ではなく『攻撃』だ。 魔導師が杖を振るうと、氷の城の上部を形成する氷柱の群れがまるでカタパルトのように発射された。 放物線を描いて撃ち放たれた無数の氷柱の向かう先は、民家の裏側、リタリンとラウテの居場所である。 「まっず、」 たったいま魔法を使ったばかりのリタリンには、それを塞ぐだけの魔力を練る余裕がない。 間髪入れずに、氷の群れは豪雨の如く降り注いだ。 http://tamae.5ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1447151379/142
ええい! 思い切ってリタリンはラウテを抱えたまま屋根の上から飛び降りた 飛び出しざまに杖先を振るい鎖の尾を引いて水晶球が飛ぶ それはすぐそばの街路樹の枝に絡みつく鎖の引き出し速度を調節しながらリタリンは地上へと降り立った ここからだと家が邪魔になって処刑台が見えない相手の視線を切ることに成功した 仲間と二人でいる以上初見殺しで倒しきるのは難しいわ 下手に攻撃すればもっと手痛い反撃が飛んでくるし流石乙種厄介ね ぼやきながらリタリンは懐から革袋を取り出した 少量の火薬と針が入っており衝撃によって爆発し針を撒き散らす爆弾だ そしてその鉄片はリタリンの持ち歩いている吹き矢の矢であり当然調合されたハーブ毒が塗ってある 魔力を使わずとも攻撃できるようリタリンが日頃から準備しているアイテムだった その革袋をつほど手のひらの上で魔法をかける 形容する鷹狩と つの革袋が羽虫のような羽撃きの音をたてる革の切れ端を羽代わりにして浮かび上がった まるで飼いならされた猛禽のようにリタリンの腕の上に一度整列すると彼女の合図で空へと舞い上がる 行け! 鷹狩の鷹となった爆弾達は羽音を立てながら屋根を超えて飛んで行く 顔を出せば狙撃されるのは必定の為リタリンは水晶球を覗き込んだ 千里眼の魔法越しに見る処刑台は既にそれまでの様相を完全に失っていた 櫓は分厚い氷の壁に閉ざされ地上に対しては無数の鋭利な氷柱が槍のように向いている つの鷹爆弾は一度処刑場の上空まで飛ぶと氷の上の敵魔導師めがけて急降下 しかし処刑台は対空防御も完だった一瞬で伸びた氷柱の槍がつともを正確に居抜き早のように縫い付けた まるでリタリンの使った城塞化だ しかし既存の構造物に縛られる城塞化に対し氷の城塞にはその制限がない 難攻不落の氷の城を環境にとらわれず自在にかつ瞬間的に創造する故に氷城 そしてリタリンのものとは決定的にことなる点が氷の城塞にはある 氷城のそれが持つ戦術上の目的は迎撃ではなく攻撃だ 魔導師が杖を振るうと氷の城の上部を形成する氷柱の群れがまるでカタパルトのように発射された 放物線を描いて撃ち放たれた無数の氷柱の向かう先は民家の裏側リタリンとラウテの居場所である まっず たったいま魔法を使ったばかりのリタリンにはそれを塞ぐだけの魔力を練る余裕がない 間髪入れずに氷の群れは豪雨の如く降り注いだ
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