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自衛隊がファンタジー世界に召喚されますた 46 (884レス)
自衛隊がファンタジー世界に召喚されますた 46 http://echo.5ch.net/test/read.cgi/army/1149155655/
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518: 小官 ◆qG4oodN0QY [sage] 2006/07/08(土) 20:13:46 ID:??? 少女の10歩を数えるだろう真円が、AHOと名乗る男の『殺界』だった。幅広の両刃剣を持った男が突進し、 難なく首の太い血脈を刎ねられ、辺りに血潮を撒き散らす。それを回避した斑模様の服を着た男は、後ろも 見ずに片手の小刀の刃を投げ上げ、逆手に持ち替えて後ろに振り下げる。狙ったが如くそれは見事に、 背後から襲い掛かってきた小剣遣いの心臓を胸骨を避け、下から貫いていた。 「残りは一人だ。どうする? 坊ちゃん? お付きのお姉ちゃんにいいトコ見せたいなら譲るぜ? 」 崩折れた小剣遣いを支え、小刀を持った手首を捻りながら、AHOと名乗る男は振り向いた。3人もの男の 命を瞬時に奪ったと言うのに、男の唇の端には親しげで魅力的な笑みが消えて居なかった。 「…! サイア、退いてくれ。弧は男(おのこ)として…」 「君子危うきに近寄らずです、公子! そこの亜父(あほ)とやら、臣が痴れ者どもを討つ! 」 「君の様な美女候補には是非、小川 憲人と呼んで欲しいモンだね? 坊ちゃん、俺は残念…」 サイアと呼ばれた少女の髪留めを少年は外す。操作すると鋭利そうな刃が飛び出す。少年はそれをただ 一人残った暴漢の眉間へと投擲した。狙いは寸分違わず、人体で最も堅い部所であろう一つに突き立つ。 「へえ、手裏剣術、ね。ここまで逃げて来れたワケだ。お兄さん感心感心、と」 「公子に先程からの無礼千万許しがたし! そちは何者ぞ! 」 「…おお怖い…おっと、冗談冗談! ったく…目覚めてくれないと話が進まねえんだよな…」 男はサイアの真剣に怒る表情を見て、相好を崩す。旧知の人間に逢ったかのように親しげに小剣を保持した 片手を振り、いなす。そして急に真顔に戻る。何故かサイアの胸が急に一度、高鳴った。ドクン。頬が、熱くなる。 「今は何年だ? 」 サイアのその反応を見透かした様に、AHOと名乗った男の顔はとても優しく、笑っていた。 http://echo.5ch.net/test/read.cgi/army/1149155655/518
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