朝日の社説@社説板1 (749レス)
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64: [] 2006/02/16(木)09:00 ID:ZsNDfIHg0(1/2) AAS
神戸空港 手放しでは祝えない

16日朝、神戸市の沖合につくられた神戸空港から一番機が飛び立つ。
阪神大震災からの復興とバブル後の不況に苦しんだ地元経済界にとっては、
久しぶりに明るい話題だろう。

だが、抱える問題の深刻さを考えると手放しで祝う気にはなれない。

3千億円を超す空港の事業費は、海を埋め立て、生まれた土地を売ることで工面するはず
だった。2千億円以上はそれで賄える計算だったが、これまでに買い手がついたのは
わずか3社、6億円分にすぎない。それも3割も値引きしてのことだ。

空港の管理運営費にあてる着陸料収入でも、目算は外れた。
当初の需要予測をもとに年間十数億円を見込んだが、実際はその半分程度にとどまりそうだ。

神戸市は過去に手がけた「埋め立て商法」で利益を上げ、これまで730億円を一般会計に
繰り入れてきた。だからといって、空港の経費に安易に税金を回すようなことは許されない。
建設にあたって「市民に負担はかけない」と約束しているうえ、一般会計は1兆円を超す借金
を抱え、その余裕もない。

関西圏は半径25キロ圏に関西、大阪(伊丹)と合わせて3空港がひしめくことになった。
地域エゴから互いに利用客の奪い合いをするようでは、共倒れになる危険さえある。
神戸市には、港との連携を高めて空と海の物流を一体にするような知恵が求められている。
65: [sage] 2006/02/16(木)09:18 ID:ZsNDfIHg0(2/2) AAS
中国 報道の自由を広げよ

主要紙の一つ、中国青年報の付属週刊紙「氷点週刊」が発刊停止になった。

英仏の攻撃を受けた第2次アヘン戦争や秘密結社・義和団による外国人襲撃事件などでは、
中国側にも行き過ぎや国際法違反があったのに、中国側の行為を一方的に肯定している、
などと訴えた。

「帝国主義列強が中国を侵略した罪を覆そうとしている」と発刊停止処分の理由を明かした。
驚くのは、処分撤回を求めて共産党の中央規律検査委員会に訴え出たことだ。

新聞側が党の報道統制の正当性に挑戦する。89年の天安門事件以降は見られなかった事態である。

広州でも、独自取材が売り物の日刊紙・南方都市報の副編集長が解任された。
この新聞は03年、当局が隠していた新型肺炎SARSの再発を特ダネで報じたことがある。
人権団体によると、当時、編集長が当局に一時連行されたという。

もともと中国の新聞は、党や政府の意向を伝える宣伝機関と位置づけられてきた。
だが、市場経済化とともに新聞社も独立採算を求められるようになり、
庶民が読みたいと思う記事を載せないと競争に生き残れなくなってきた。

読者が知りたい事実を速く、正確に伝える。
そうした報道姿勢が強まれば、党や政府とぶつからざるを得なくなる。
人々の「知る権利」への要求も高まってきた。その権利をどこまで広げられるか、
新聞と当局が火花を散らしている。

経済発展とともに中国社会は急速に多様化している。
インターネットで瞬時に世界ともつながる。
国民の間に様々な意見が出てくるのは当然の流れだ。

思想や情報の管理を緩めれば、共産党政権の足元が揺らぎかねない。
当局はそう恐れているのだろう。だが、この変化を無理に押しとどめれば、
国民の間に不満がたまり、社会が不安定になるだけだ。
多様な考え方を尊重し、報道の自由を広げる。それが自然な流れだ。
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