[過去ログ] 【ひとっ走り】能力者スレ【付き合えよ!】 (1002レス)
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822: (関西地方) 2015/03/23(月)03:01 ID:83sZQPC5o(4/4) AAS
>>821
【──彼から半ば奪い取った財布は、持ち主を確認して自警団に渡しておいた】
【金は金、と彼は言っていたが、特に金に困っているわけでもない】
【連絡先確認など、諸々の手続を振り切って、自警団詰所の外に出ると、電話で呼んでおいた「迎え」が来ていた】
「……。」
何だ、不満そうな顔だな──まぁ、許せ。
近々、大きめの『案件』が入るんだろう。それの担当、私にして構わないよ。……確か、櫻の国だったかな。
【「迎え」はそういう問題じゃない、と溜息を吐きながら、ヘルメットを女に被せ、自分も被る】
【二人はバイクに跨がり、エンジン音を夜の街に響かせ、瞬く間に消えていった──】
省1
823(1): クローザ 2015/03/23(月)06:12 ID:ntkmGgVhO携(1) AAS
>>814
【男がフードに手を掛けた】
【まだそこからは彼の顔とそこから覗かせる黄金色の頭髪しか見えない】
.........。
【およそ頭頂部に二つそれはあった
【毛に覆われながらも僅かに動くモノ】
【本来、人には無い器官だ】
【耳】
【およそイヌ科を思わせる耳が存在していた】
省5
824(1): エース・セブン/天野ソラ◆81It1xIT0A [sage saga] 2015/03/23(月)16:15 ID:/KsFY02ho(5/8) AAS
【傾いた夕陽が眩しい公園、西日を受けるその姿は光を反射して目も当てられないくらいに輝いている】
【そりゃ当然だ、真っ白なスーツに金色の髪とメガネと来れば、嫌がらせにも近いくらいに煌びやかで、本人もそれとなく気付いている】
陽射しが目に痛いぜ……やっぱり俺様は日光よりネオンかシャンデリアの光の方が似合うよなあ……
……あーくそ、あの時賭ける場所をもう一つズラしてりゃな……
【ベンチにどっかりと腰掛け、蒼い目を落として不満を愚痴るその男、興味本位で集まってくる子供達をしっしっと追いやると、ジャケットの中からタバコを取り出した】
【確かこの公園は園内禁煙の筈だが、それを知ってか知らずか、彼はタバコを一本咥えて───】
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
【太陽の陽射しが強い時間帯、それでもこの森はその光の殆どを塞ぎ、奥に行く程不気味な静けさがある】
【橙色に染まる空と、隙間から注ぐ太陽光は、この森の影の中ではそれすらも不気味に思える程で】
【そんな森の中に開けた広場で、一人の少年が座り込んでいる。目の前で焚き火を焚いていて、煙がパチパチと乾いた音を立てて立ち昇っている】
省5
825(1): リーべ ◆my2He3rcPs [saga] 2015/03/23(月)16:33 ID:+yGDvQIDO携(1/4) AAS
>>824
【──がさ、がさがさと、不気味な音に惹かれてか、何かが近づいてくる音がした】
【森の中を歩くのが不得手なのか、その足音は時折どこかで引っ掛かったり止まったりはしているものの】
【確実に、少年がいる方向へむかってきていた】
【が、さ──やがて茂みをかき分け、広場に1人の少女が姿を現すのだ】
【少女は少年の姿を認めると一瞬フリーズし、その後口をぽかんと開け、さらには震える手で少年を指差す】
【……まるで遭難者が数ヶ月ぶりにヒトとあったような反応だが】
【少女の頭や服につきまくっている細い枝や葉っぱや草を見る限り、わりとマジで遭難していたのだろう】
……! …………、………………!!
ひ、────────人だ!!
省7
826(1): 天野ソラ◆81It1xIT0A [sage saga] 2015/03/23(月)16:50 ID:b9Wjm6eeO携(1) AAS
>>825
【ピタ……───と、突如にして、その『咀嚼音』が止む】
【彼方より聞こえてきた、別の存在の音、それを敏感に感じ取ると、瞬時に方角を判断、そして顔を向ける】
【そして、殺気───一瞬にして少年から放たれたそれは、まるで少年の……人間が瞬時にして放てるそれではなく、まるで野性動物の威嚇と同じそれだ】
【それは、出てきた者が人間の少女であったと理解しても尚収まらず、端的に言えば『警戒』している】
【この状況では、笑いかけながら隣に座る事は難しいかもしれない】
……なんだお前?迷子か?
……やんねーぞ、これは俺のだ
【そう言って、少年は今まで食っていた物を口に放り込む。口の端から飛び出たそれは、黒焦げになっているが、よくよく見ればトカゲかその類の尻尾だとわかるだろう】
【よーく焚き火にくべられている物を見てみると、他にも枝に刺さったトカゲとかカエルとかネズミとか、あろうことかムカデなんかも焼かれていた】
省1
827(1): リーべ ◆my2He3rcPs [saga] 2015/03/23(月)17:19 ID:+yGDvQIDO携(2/4) AAS
>>826
【殺気が放たれれば、さすがに隣に座るようなことはしなかった】
【アホみたいな笑顔だって、少しだけ困ったようなものに変わってしまう】
【だが、話しかける意思事態は萎えていないのか。互いの会話に支障のない距離まで、彼女は歩みを進める】
【距離にして2メートル程か。瞬時に詰めるのには座った状態では難しい距離だ】
【そこまで近づいてしまえば、少女はその場に腰をおろす】
【多少は警戒してもおかしくないはずだが、少女はまるでそんな様子を見せていなかった】
……うん? ふふん、お察しの通り迷子だ! まったく困ったものだな!!
UT目指して歩いてたはずなんだがな、なんでか道を間違えてこの有り様だ! ふふん!
で……その。……うん、そういう食事は苦手でな
省10
828(1): エリス・パルム・フラーテル◆lSY3..STRk 2015/03/23(月)17:20 ID:9VbNZEq00(1/11) AAS
【とある小さな森の中】
【植物が生い茂り春の兆しを感じさせる森の開けたところに、とある家があった】
【それは赤い煉瓦造りやや小さめのの家で、外観は年季の入った様子である】
【そんな古びた家の出窓を開け放って、頬をつきながら外を眺めている少女がいた】
「………お空がきれい。」
【年齢は10歳かそこらだろうか】
【ふわふわとした金髪に灰色のワンピースとお揃いのミュール】
【傍らには大きなうさぎのぬいぐるみがいた】
【サファイア色の瞳と同じ色の空を、つまらなそうに見上げている】
省3
829(1): レン=ヴァーテイン◆EjkplW7X36 2015/03/23(月)17:39 ID:hNyoGr3p0(1/9) AAS
>>828
【自然ーー主に木々に囲まれた道とも言えない様な場所を、少年は進んでいた】
【腰には交差する様に差した二本の小刀が存在していて】
【しかしそれ以外の風貌が何処にでも居る一般人のそれである故に、イマイチ刀の威圧感と釣り合っていなかった】
【そんな少年は、一人空を見上げながら呟く】
「此処……何処ですかね……」
【……この台詞だけで大方分かるだろう】
【この少年は所謂「迷子」である】
【少年は目線を前に戻すと、今度は左右を見る】
【そこで、木々の向こうに外れに小さめの煉瓦の家を見つける】
省8
830(1): 天野ソラ◆81It1xIT0A [sage saga] 2015/03/23(月)17:40 ID:/KsFY02ho(6/8) AAS
>>827
UT?……全然方角が違うぞ、世界を一周してから行くつもりか?
【座った少女を見て、ある程度殺気は収まった。話からして、危険度は低そうだと無意識に感じたか】
【もしくは、『そんな別方向に行くくらい方向音痴なら警戒するに値しない』と、不名誉な印象をつけたか】
だからやらねぇって言ってるだろ、好意も何もねぇよ
……アホか?お前は
そんな呑気な事してられるか、俺はただ腹が減ったから喰ってるだけだよ
この辺りの大物はみんなどっか行っちまったから、こんなのしか喰えねぇけどな……
【当然、テレビ番組でもなんでもない、ガチのサバイバルだ、呑気な現代っ子セリフに『アホか』と返して、焚き火にくべた『食べ物』を手に取る】
【波状に枝に突き刺さったムカデが香ばしく焼けている、それを躊躇いもせずに口に入れると、スナック菓子を食べるみたいにザクザクと食べる】
省4
831(1): リーべ ◆my2He3rcPs [saga] 2015/03/23(月)17:55 ID:+yGDvQIDO携(3/4) AAS
>>830
【「全然方角が違う」と言われれば、「えっ」とすっとんきょうな声をあげて再度フリーズする少女】
【多分方角を間違えている自覚はなかったのだろう。森を抜けた先にUTがあると信じていたに違いない】
【そんな、信じていたモノを木っ端微塵に打ち砕かれたせいか。少し、髪が白くなった気がする。多分、気のせいだ】
【だが、ザクザクとした音が響いたあたりで自我が戻ってきたのだろう】
【はっとした表情を浮かべた後、火にくべられたモノと少年を見比べ……】
……なんだ。なんか、あったのか?
旅人、のようには見えないな……?
【口にしたのは、当然の疑問。少年に何があったのかを問いただすものだった】
【少年にしてみれば、もしかしたら「よくある」質問かもしれない】
省1
832(1): エリス・パルム・フラーテル◆lSY3..STRk 2015/03/23(月)18:12 ID:9VbNZEq00(2/11) AAS
>>829
「……!」
【窓を閉めようとした手を止め、少女は声のした方向へと顔を向ける】
【そこに立っていたのは見知らぬ男性…というよりは少年と形容するべきだろうか】
【その声の主をじーっと無言で見つめる】【怯えだとか、訝しげに見ている様子はない】
【別に歓迎してるような目でもないが―――と、その時】
「…………。」
【バタン!ガチャン!と】
【金髪の少女は勢いよく窓を完全に閉め、施錠する】
【そして兎のぬいぐるみを抱えると、トコトコと玄関の方へと向かい、そちらの扉を開けた】
省4
833(1): レン=ヴァーテイン◆EjkplW7X36 2015/03/23(月)18:25 ID:hNyoGr3p0(2/9) AAS
>>832
「……んん?」
【なんと反応すれば良いのか、無言で見つめられて目を逸らす】
【ずっと目を合わせていられる訳が無いのだが、それでも何となく後ろめたい気持ちになるのは何故か】
「ーーーーーあの……」
【そして、軽く苦笑しながら話を切り出そうとした時】
【バタンッ! という音と共に窓が閉まった】
【声を出すのも忘れてその場で佇み、しかもそこに追い打ちを掛けるかの如く施錠される】
「え……えぇ……」
省11
834(1): 天野ソラ◆81It1xIT0A [sage saga] 2015/03/23(月)18:27 ID:/KsFY02ho(7/8) AAS
>>831
…………
【『何かあったのか?』───何があった?何から何まで?】
【色々な事があり過ぎて、一瞬にして過ごすべき場所を変えられた、それを『何か』の一言で済ますには、少な過ぎるくらい】
【だが、言わなくてはならない、聴かせなくてはならない、こういう平和ボケした奴にこそ、伝えなくてはいけない】
【『今まで抱いていた平和なんて、一瞬にして砕け散る』という事を】
───居場所がないから、こうしてる
……俺の住んでた街は、家族は、みんないなくなった、全部水に流された
もう住む場所も無いし、帰る所もない……だからこうして生きてんだよ……
【少女の目を真っ直ぐ見つめる、光の無い黒い目。泥沼の様に渦巻く闇が、グルグルと瞳の中で蠢いている】
省9
835(1): エリス・パルム・フラーテル◆lSY3..STRk 2015/03/23(月)18:48 ID:9VbNZEq00(3/11) AAS
>>833
【少年が家の中に入れば、扉を閉めて窓の時と同じくすぐさま施錠をする】
【仮に相手が不審者だったら、明らかにマズイ舞台作りなのだが、少女は気にも止めていないよう】
【因みに部屋の間取りは玄関を入ってすぐに中央のコップに花が飾られた木テーブルと三つ並べられた椅子】
【先程少女がいた窓の近くにも小さな机と丸椅子、あと奥の方にキッチン】【内装は至って普通なログハウスといったところだろうか】
【他の部屋にはそれぞれ扉が付いているので中に入らないと分からない】
【大きいテーブルの方を少女が指差す】
「お客人、あちらに座る。その間、わたしお茶を持ってくる。いいか?」
【若干カタコトな口調で相手に言うや否や否や少女はキッチンの方へと歩いていく】
【相手が返事することを考慮に入れていないテンポである】
省4
836(1): リーべ ◆my2He3rcPs [saga] 2015/03/23(月)18:54 ID:+yGDvQIDO携(4/4) AAS
>>834
【──少女はその目を、まっすぐに見つめ返していた】
【彼の言葉を聞き流さないよう、聞き逃さないよう、ずっと見ていた】
【少年の目とはまた違う、夜色の瞳。そこに宿っているのは、星のような光だった】
【……最初は、静かに彼の言葉を聞いていた。何も言わず、動くことすらしなかった】
【そして、彼が語り終えれば──そっと、口を開く】
……「ベクター」を、知っているか
この間、地の国で暴れていた六罪王だ
アレはきっと……この世界に害を為す。物理的にも、社会的にも
1人の力だけじゃ、倒すことは不可能だろうな。みんなが、力を合わせないと、いけない
省18
837(1): レン=ヴァーテイン◆EjkplW7X36 2015/03/23(月)19:03 ID:hNyoGr3p0(3/9) AAS
>>835
【速攻で施錠されたのを受けた少年は、少し顔を引きつらせる】
【あれがデフォルトなのかと】
(……あれ? というか閉じ込められた?)
【いやいや、そんな馬鹿な、と頭を振って逸れた思考を修正】
【内装を見渡し、特に不自然な所も……寧ろ普通すぎる様な気がしなくもない】
【少女に促されるがままにテーブルの方に向かい、癖で刀をいつでも抜ける位置に置いて、椅子を引いて座る】
【返答する様なタイミングも存在しないので、特に言葉は返さなかった】
【そのまま少しだけボーッと内装を見ていたが、少女に問われて本題を思い出した様子】
「いやー……実は迷っちゃって。僕は旅人で色んな所を回ってるんだけど、森に入ってそのまま何処に行けばいいのか分からなくなっちゃってさ」
省1
838(1): エリス・パルム・フラーテル◆lSY3..STRk 2015/03/23(月)19:20 ID:9VbNZEq00(4/11) AAS
>>837
「?わたしの店の客人、違うのか?」
【ティーポットにお湯を注ぎながら相手の言葉に疑問符を並べる少女】
【作業をしながら相手の方へと振り返ったせいで途中からお湯がポットをすり抜けどぼどぼと水溜まりを作る】
【少女は、てっきり自分の商品を買いにやって来たと思っていたらしい】
【感情のない表情はあまり変わらないものの、あれ?といった動作で首を傾げたが、まあひとまず置いておいて】
「……ここの森、小さい。ゆえに 抜けることむつかしくない。ここで迷子、珍しい。とても貴重。おどろき。」
【そんな風に森について軽く説明する】
【少し貶しているように見えるのはご愛嬌、実際割と内心では驚いている方なのだ】
【人里を避けて、尚且つなるべく場所が分かりやすいようにという意味合いで、わざわざ小道も作ったのに――いや、小道でないところを通ってきたのか?】
省5
839(2): 天野ソラ◆81It1xIT0A [sage saga] 2015/03/23(月)19:35 ID:/KsFY02ho(8/8) AAS
>>836
【───成る程、な】
【この少女も、そういう人間だったか……自分とは違う、青臭い正義の心に燃える人間、世界に求められている人間だ】
【少女の話を、こちらも黙って聞きながら、『羨ましい』と少し思った。こうして自分のことすら受け入れられるとすぐに言えるような心が】
【その心が、綺麗な目が、とても綺麗な人間なんだと思った───だからこそ、気に入らない】
……つまり、お前は……
手を貸せって言うのか?その……ベクターを殺す為に、『正義』だとか何だとか言ってる奴らに
【リーベの話が終わってから、噛み砕くように要点を自分なりに纏めて確認する】
【六罪王ベクター、その名前は知っている。テレビの中継やニュースで何度も見た、確かにあれを放っておけば沢山の人間が不幸になるし、自分のような存在が生まれるかもしれない】
【それは許せた事ではなく、第一目標はあるにしろ、力を振るうには十分な理由……だが】
省13
840(1): レン=ヴァーテイン◆EjkplW7X36 2015/03/23(月)19:40 ID:hNyoGr3p0(4/9) AAS
>>838
「……店?」
【そういえば、旅の噂】
【この辺りの森の中でたった一軒だけ建つ店がある、そう聞いた様な覚えがある】
「……何を売っているんだ?……ってこぼれてるこぼれてる!!」
【余所見するんじゃなぁああい!と言おうとしたが、少女が余りにも無表情なのでもしかしてわざとやっているのかと勘ぐり】
【そんな筈あるわけないだろうとバッグからタオルを取り出した】
「……は? 小さい?」
省12
841: リンロ・ルード◆XQvP.AwpIw 2015/03/23(月)19:47 ID:A4qx1YzLo(1) AAS
>>175
/お疲れ様でした!
/新人の私についていただきありがとうございました
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