八宮めぐる「一緒にここから」 (28レス)
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◆U.8lOt6xMsuG
[sage saga] 2020/03/25(水)01:20
ID:mSH+Qrk60(5/18)
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14: ◆U.8lOt6xMsuG [sage saga] 2020/03/25(水) 01:20:18.24 ID:mSH+Qrk60 ◆◇◆ 冷水を浴び、頭の熱を取る。めぐるがシャワーを浴びる前、彼女にかけた言葉を後悔していた。『本当にいいのか』なんて、責任を彼女に被せる言葉であるだろうに 結局俺は、たいそう偉そうなことを吐いているクセに、まだめぐるを抱くという事に対して抵抗があるのだろう。 シャワーを止めた。髪の毛の先から水滴が落ちる。鏡を見る。一日経って、髭が少し伸びかけていた。剃った。そのまま両手で頬を叩く ここから先、俺はどう転んでもクソ野郎だ。それは絶対に変わらないことだ。だったらせめて、めぐるのためにならないといけないと思う。俺はどうなっても、めぐるの心に影は落とさせない。それが、少女の想いの応えた俺の責任だと、そう思う。心にぶれない芯を一本通すように、決意をした ……どうして俺は、めぐるがここまで大切だと思うのだろうか。自分の思考範囲の内、めぐるが占める割合が日に日に増えていっている気がする。俺だってプロデューサーだ。アイドルからどれほど大きな愛を述べられても、断らなければいけないと十二分に理解している しかし、俺はめぐるの手をとった。めぐるのわがままを聞いた。嘘を見逃した。自分の事が、自分で全く理解出来ない。 どうしてだと考え始めて、すぐに彼女と初めて出会ったときの事を思い出した。友達とバスケをしていた彼女の姿が浮かぶ。 俺と彼女が始まったあの日、あの瞬間。その時の匂いも、景色と一緒に思い出せるようで 「……一目惚れかよ」 言葉が口を突いた。瞬間、全てが腑に落ちた。楽しい事が待っていると、俺の手を引いた彼女の笑顔が忘れられない。俺が彼女に抱いていた感情の始まりが顕わになって、ようやく理解が出来た。俺はめぐるに恋をしていたんだ。彼女の為に何かしたいと思うのは、俺がプロデューサーってだけじゃなかった。彼女が八宮めぐるだからなんだ 「…………はっ」 得心行った後、短く吐いて自嘲する。いよいよ、『本当にいいのか』とセリフのクソらしさが上がっていく。好いている女性に、好いてくれる彼女に、俺はなんてことを言っているんだ。無自覚と言えど、自分の駄目さ加減にほとほと呆れる。だからこそ、としたばかりの決意をより強めた シャワーを再び出す。まだ冷たいままだった。構わず浴びた 口にはもう、オレンジジュースの味なんて残っていない。さっきのには本当に驚いた。めぐるは顔を真っ赤にしていた。年甲斐もなくときめいた 「甘酸っぱかったな」 いきなりキスをしてきた彼女は、こんな駄目な俺のどこを好きになったんだろうか。……そんなことは、どうでもいいか。いやどうでもってそりゃ言い過ぎたけれど。そう言ってやりたい。どこが好きだろうと、好きになってくれたんだから。彼女にもらったものを、これから俺の分を上乗せして返していこう http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1584723459/14
冷水を浴び頭の熱を取るめぐるがシャワーを浴びる前彼女にかけた言葉を後悔していた本当にいいのかなんて責任を彼女に被せる言葉であるだろうに 結局俺はたいそう偉そうなことを吐いているクセにまだめぐるを抱くという事に対して抵抗があるのだろう シャワーを止めた髪の毛の先から水滴が落ちる鏡を見る一日経って髭が少し伸びかけていた剃ったそのまま両手で頬を叩く ここから先俺はどう転んでもクソ野郎だそれは絶対に変わらないことだだったらせめてめぐるのためにならないといけないと思う俺はどうなってもめぐるの心に影は落とさせないそれが少女の想いの応えた俺の責任だとそう思う心にぶれない芯を一本通すように決意をした どうして俺はめぐるがここまで大切だと思うのだろうか自分の思考範囲の内めぐるが占める割合が日に日に増えていっている気がする俺だってプロデューサーだアイドルからどれほど大きな愛を述べられても断らなければいけないと十二分に理解している しかし俺はめぐるの手をとっためぐるのわがままを聞いた嘘を見逃した自分の事が自分で全く理解出来ない どうしてだと考え始めてすぐに彼女と初めて出会ったときの事を思い出した友達とバスケをしていた彼女の姿が浮かぶ 俺と彼女が始まったあの日あの瞬間その時の匂いも景色と一緒に思い出せるようで 一目惚れかよ 言葉が口を突いた瞬間全てがに落ちた楽しい事が待っていると俺の手を引いた彼女の笑顔が忘れられない俺が彼女に抱いていた感情の始まりが顕わになってようやく理解が出来た俺はめぐるに恋をしていたんだ彼女の為に何かしたいと思うのは俺がプロデューサーってだけじゃなかった彼女が八宮めぐるだからなんだ はっ 得心行った後短く吐いて自するいよいよ本当にいいのかとセリフのクソらしさが上がっていく好いている女性に好いてくれる彼女に俺はなんてことを言っているんだ無自覚と言えど自分の駄目さ加減にほとほと呆れるだからこそとしたばかりの決意をより強めた シャワーを再び出すまだ冷たいままだった構わず浴びた 口にはもうオレンジジュースの味なんて残っていないさっきのには本当に驚いためぐるは顔を真っ赤にしていた年甲斐もなくときめいた 甘酸っぱかったな いきなりキスをしてきた彼女はこんな駄目な俺のどこを好きになったんだろうかそんなことはどうでもいいかいやどうでもってそりゃ言い過ぎたけれどそう言ってやりたいどこが好きだろうと好きになってくれたんだから彼女にもらったものをこれから俺の分を上乗せして返していこう
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