魔女娘「あなたは何ができるの?」サキュバス「うっふーんなこと」 (282レス)
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90: ◆TEm9zd/GaE [sage saga] 2020/08/20(木)17:08 ID:3Xb3Zrtm0(1/17) AAS
――翌朝
魔女娘「ふわあ〜よく寝た」
サキュバス「おはよマスター。おかわりはない?」
魔女娘「おかげさまで昨日みたいな空腹はないよ……けど普通にお腹空いた」
サキュバス「あら、だったら私のことつまみ食いする?」
省11
91: ◆TEm9zd/GaE [sage saga] 2020/08/20(木)17:11 ID:3Xb3Zrtm0(2/17) AAS
――学食
ライバル魔女「おはようございますわ、魔女娘さん。朝からいい食べっぷりでわすわね」
魔女娘「ん! んぐんぐ……ぷはぁ、おはよライバル魔女」
ライバル魔女「おかわりなさそうで安心ですわ」
ライバル魔女「……その、あれから、えー……その、アレな気分になったりしていませんか?」
省6
92: ◆TEm9zd/GaE [sage saga] 2020/08/20(木)17:14 ID:3Xb3Zrtm0(3/17) AAS
――昨日
サキュバス『――という訳でマスター、サキュバスになっちゃった』
魔女娘『なにそれ――嘘でしょ』
サキュバス『嘘みたいでしょ。でも本当。……私だって驚いてる』
サキュバス『これからどうするかも考えなくちゃいけないね』
省11
93: ◆TEm9zd/GaE [sage saga] 2020/08/20(木)17:15 ID:3Xb3Zrtm0(4/17) AAS
魔女娘『……つまり、これから生きてくには、定期的にえっちなことしてかなくちゃいけないってこと?』
サキュバス『そういうこと』
魔女娘『……ぅわ』クラッ
友魔女『魔女娘!? 大丈夫!?』
魔女娘『どうなるんだよ、これから……』
省22
94: ◆TEm9zd/GaE [sage saga] 2020/08/20(木)17:17 ID:3Xb3Zrtm0(5/17) AAS
ライバル魔女「そうそう友魔女さんが特性の同調について知っている人に心当たりがあると言っていましたわよ」
魔女娘「本当? 何か分かればいいけど……」
サキュバス「早く私との同調が切れるといいわね」
魔女娘「昨日、サキュバスになるのは嫌だって言われたの気にしてるの?」
サキュバス「べっつに〜」
省9
95: ◆TEm9zd/GaE [sage saga] 2020/08/20(木)17:20 ID:3Xb3Zrtm0(6/17) AAS
モブ学生1「おーい、そっち持っててくれ」
モブ学生2「わあったよ――」
サキュバス「何か騒がしいわね……」
魔女娘「ん、ああ……再国祭が近いから。準備に忙しいんでしょ」
サキュバス「再国祭?」
省14
96: ◆TEm9zd/GaE [sage saga] 2020/08/20(木)17:24 ID:3Xb3Zrtm0(7/17) AAS
ライバル魔女「『この恨み、この無念を決して忘れない――必ずや蘇りこの国の民を全員葬ってくれる』」
サキュバス「突然何言ってんの。頭壊れた?」
ライバル魔女「一々煽らないと気が済まないんですの?!」
ライバル魔女「はぁ……【災厄の魔女】が死の間際に発した言葉ですわ」
ライバル魔女「当時の王族はその言葉と、【災厄の魔女】を風化させないために再国祭を催したのです」
省20
97: ◆TEm9zd/GaE [sage saga] 2020/08/20(木)17:36 ID:3Xb3Zrtm0(8/17) AAS
――――――
――――
――
――友魔女視点。昨晩。
――今日はなかなかハードな一日だった。
私はお風呂で身を清めながら、そんなことを思った。
ライバル魔女と精気欠乏を起こした魔女娘を救うため、セックスをした。
友魔女「っっっんんん!! ――ぁわっっぁぁあ!!!」
省20
98: ◆TEm9zd/GaE [sage saga] 2020/08/20(木)17:37 ID:3Xb3Zrtm0(9/17) AAS
友魔女「なんでいるの?」
後輩「先輩に会いたくなって」キュルン
後輩「あ、そうそう駄目ですよ先輩。いくらここに女子しかいないからって、入浴中に部屋の鍵かけてないのは。怪しい人が勝手に部屋に入っちゃいますよ」
そりゃ、お前のことだろうが。
そう喉元まで出かかったがなんとか堪えたが、胡乱げな視線を向けることまで我慢できなかった。
後輩もそれを分かって尚大げさに首を振った。
省18
99: ◆TEm9zd/GaE [sage saga] 2020/08/20(木)17:38 ID:3Xb3Zrtm0(10/17) AAS
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100: ◆TEm9zd/GaE [sage saga] 2020/08/20(木)17:40 ID:3Xb3Zrtm0(11/17) AAS
例えばだ。私が前世で死んだあとに『おつ恋』の完全版設定資料集なるものが出ていて、その中に使い魔との特性の同調の記述があって、後輩はそれを読んでからこの世界に転生してきたのではないか。
もしくは、特性の同調なる要素がDLCで追加されたか。いや、それなら素直に続編が出た可能性の方が高いか……。
もしもそうなのだとしたら――
友魔女(『おつ恋』のこと語りたい――!)
もともと『おつ恋』二次創作に人生捧げてた身としては、『おつ恋』語りが出来なくて燻っていたところだ。
それもこれも『おつ恋』のことを知っている人がいないからだ。そりゃそうだ。だってここが『おつ恋』の世界そのものなんだもん。
久しぶりにオタ活できそうで震える!!
省13
101: ◆TEm9zd/GaE [sage saga] 2020/08/20(木)17:41 ID:3Xb3Zrtm0(12/17) AAS
友魔女「ねえねえ後輩ちゃん、攻めの対義語って何?」
後輩「……突然なんですか」
友魔女「いいからいいから。攻めの対義語言ってよ。ね?」
後輩「………………攻めの対義語は守りじゃないんですか?」
友魔女「ん……ああ……そうだね。そうそう」
省7
102: ◆TEm9zd/GaE [sage saga] 2020/08/20(木)17:42 ID:3Xb3Zrtm0(13/17) AAS
納得できていないのがひしひしと伝わってくるが、私も期待を裏切られたのだ。許してほしい。
そんなこんなで、やっとこさ話は本題へと進んだ。
後輩「まあ、特性の同調に関しては名前の通りですし、昼に話した通りですよ」
友魔女「私もそれは体験したよ。魔女娘、本当にサキュバスみたいだった」
まさに天にも昇るような気持ちというものをリアルに体験した。
意識がなくなる直前、魔女娘が元気になったのを安堵したのと同時に、これ死ぬのでは……とひそかに思うほどだった。
推しの上で腹上死するのならそれはそれで幸せ、というのは置いておいて。
省5
103: ◆TEm9zd/GaE [sage saga] 2020/08/20(木)17:43 ID:3Xb3Zrtm0(14/17) AAS
さすがに使い魔を殺すのは抵抗がある。幾ら胡散臭いサキュバスだからと言っても変わらない。
それはきっと魔女娘とライバル魔女も同じだろうから、二人にわざわざ言う必要もないか。
後輩「じゃあ私はそろそろ帰りますね」
友魔女「え? もう帰るの? 本当に、同調について話に来ただけ?」
他に何があるんですか、と人好きのする笑みを浮かべながら後輩は私の後ろを通り過ぎた。
後輩「おやすみなさい。良い夢を」
省9
104: ◆TEm9zd/GaE [sage saga] 2020/08/20(木)17:45 ID:3Xb3Zrtm0(15/17) AAS
だけど、今の私はなんだ。
メタ発言ばかりしてなかったか……。
猫をかぶり続けていたのは、おかしな奴に思われたくないからって理由もあるが、もう一つ大切な理由がある。
それは【災厄の魔女】を倒すため。
ヒロインとしてのロールは降りた私だが、【災厄の魔女】を打倒するという役割だけは降りていない。というか、【災厄の魔女】はこの物語の主役である私以外に倒せないはず。
展開が変わりすぎて、いつ誰がキャラクターとしての役割を失ってもおかしくない。
例えばヒロインでなくなった私のように。ライバル魔女だって原作から立ち位置が大分変わっているし、愛しの魔女娘にしたってそう。
ちょっとしたことでキャラクターの役割が変わってしまう。
私から【災厄の魔女】を倒すという役割がなくなってしまったら、設定上誰も【災厄の魔女】を倒せなくなってしまう。
省4
105(1): ◆TEm9zd/GaE [saga] 2020/08/20(木)17:47 ID:3Xb3Zrtm0(16/17) AAS
――後輩視点
何が起こってる。
あいつはあんなに馬鹿じゃなかったぞ。
確かに世間知らずで夢見がちな性格をしていたが、もっと警戒心が強かったし、少なくとも突然訳のわからないことを言い出すような不思議ちゃんでは無かった。
幾ら動きやすいように過去を改変したからと言って、あいつに関しては後に制御しやすいように改変は加えていない。
そもそもだ。催眠が効くのもおかしかった。
先程の会話の中で、弱みを握れたらいいな、どうせダメだろうけど……くらいのダメ元で本心を晒す催眠をかけたら、見事にかかった。
普通に比べたら効き目は弱かったが、それでも効果が無いのと弱いのとじゃ話が違ってくる。
まあ、催眠がかかったおかげであいつが前回とは違うと気づけた訳だが……それはともかく。
省10
106: ◆TEm9zd/GaE [sage saga] 2020/08/20(木)17:58 ID:3Xb3Zrtm0(17/17) AAS
>>105ミス
――後輩視点
何が起こってる。
あいつはあんなに馬鹿じゃなかったぞ。
確かに世間知らずで夢見がちな性格をしていたが、もっと警戒心が強かったし、少なくとも突然訳のわからないことを言い出すような不思議ちゃんでは無かった。
幾ら動きやすいように過去を改変したからと言って、あいつに関しては後に制御しやすいように改変は加えていない。
省14
107: ◆TEm9zd/GaE [sage saga] 2020/09/14(月)08:25 ID:EK1XIJvq0(1/6) AAS
【食べる専門の人たち】
魔女娘「はぁ仔牛ちゃんうま」モグモグ
サキュバス「朝からステーキ……」ヒキ
ライバル魔女「本当に仔牛のステーキが好きですわよね」
魔女娘「ん。私死ぬときは仔牛のステーキに埋れて死ぬの」
省20
108: ◆TEm9zd/GaE [sage saga] 2020/09/14(月)08:27 ID:EK1XIJvq0(2/6) AAS
【初めての授業】
教師「――と、このように魔法のレジストを行うには反属性の魔法を同程度の力でぶつけるか、同じ魔法を相手より強くぶつける必要がある訳だ」
サキュバス「なんだか不思議な光景ね」
魔女娘「何が?」
サキュバス「こうやって大勢の人が同じ方向を向いて、同じようにペンで紙に文字を書いてる。おかしいじゃない」
省19
109: ◆TEm9zd/GaE [sage saga] 2020/09/14(月)08:31 ID:EK1XIJvq0(3/6) AAS
【使い魔との仲を深めよう】
友魔女「使い魔との交流か……。昨日サボった分の補習がそんなに難しいことじゃなくて良かったね」
黒猫「にゃーん」
サキュバス「にゃーん」
ドラゴン「グルルっ」
友魔女「……訂正。癖あるわ、これ」
省26
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