【モバマス】LiPPS「虹光の花束」 2スレ目 (371レス)
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19: ◆FuHrdA/9sY [saga] 2019/04/10(水)21:53 ID:H0VH1/Ch0(15/47) AAS
AA省
20: ◆FuHrdA/9sY [saga] 2019/04/10(水)21:54 ID:H0VH1/Ch0(16/47) AAS
志希「...誰だっけその人?」

奏(ズコッ)

志希「聞いた覚えはある...けど多分キョーミなかったんだろうね、忘れちゃった♪」

フレデリカ「アタシも忘れてるー♪」

美嘉「えぇ...でも屋久井社長の名前はともかく、891プロのことは分かるでしょ?」
省2
21: ◆FuHrdA/9sY [saga] 2019/04/10(水)21:55 ID:H0VH1/Ch0(17/47) AAS
奏「...この国で最も大規模な芸能事務所よ。アイドルはもちろん、歌手や芸人、役者や声優...この世界で芸能と呼ばれるジャンルに属するもの全てでトップクラスの力を持っているわ」
 
奏「アイドル以外の部分も含めれば、010プロをも軽く凌ぐ規模でしょうね」

周子「ほら、前に番組でレイジレイジ―の二人と共演した人気の俳優と芸人がいたでしょ?あの二人も891プロ所属の人達だよ」

奏「そして、プロデューサーさんがかつて所属していた事務所でもあるわ」

志希「........あー思い出した、そう言えばそんなこと言ってたね」

フレデリカ「確か、プロデューサーは891プロの社長さんにスカウトされて歌手になったんだよね!」
省6
22: ◆FuHrdA/9sY [saga] 2019/04/10(水)21:57 ID:H0VH1/Ch0(18/47) AAS
P「だが!891プロだってiMB事件の被害を受けただろ!?おっちゃんは自爆する程馬鹿じゃねぇぞ!?」

奏「...本当にそうかしら?」

P「えっ?」

奏「確かに891プロにもゴシップ記者が侵入したわ。でも、それだけよ。他の事務所はみんな何かしら不祥事を暴露されたのに、891プロの不祥事を書いた記事は無かった」
 
奏「私達の時だってあんなにしつこく付きまとってたじゃない。なのに、891プロだけはただ侵入されただけで済んでる」

P「そりゃあ891プロはでかい事務所だし、警備が優秀だから...」
省2
23: ◆FuHrdA/9sY [saga] 2019/04/10(水)21:57 ID:H0VH1/Ch0(19/47) AAS
奏「それに、黒幕が屋久井社長だとすれば色々とつじつまが合うのよ」

美嘉「どういう事?」

奏「志希とフレデリカの初仕事よ、あの時フレデリカと共演するはずだった芸人さんも891プロ所属だったわよね?」

P「あ、ああ...」

奏「あの時は急病で来られなくなったって言ってたけど、本当はそうじゃなかったのかもしれない。もしかしたら屋久井社長が芸人さんが現場に行かないよう手を回したのかもしれないわ」
 
奏「それに...なんであの時二人が狙われたのか、ずっとその理由が分かってなかったでしょ?」
省6
24: ◆FuHrdA/9sY [saga] 2019/04/10(水)22:00 ID:H0VH1/Ch0(20/47) AAS
P「狙われていたのは...俺?」

周子「でも、Pさんにだって狙われる理由なくない?むしろPさんは屋久井社長の仕事仲間だったんでしょ?」

奏「だからこそよ。屋久井社長にとって、プロデューサーさんは事務所の総力を挙げて支援していた稼ぎ頭だった。そんなプロデューサーさんにある日急に事務所を辞められれば、相当な痛手を負ったはずよ」
 
奏「稼ぎも減るし、事務所にとって大きな存在が急に抜けたことで、社内も混乱に陥ったはずだわ」

フレデリカ「アタシだって、急に811プロの誰かが辞めるっていいだしたら大混乱する自信あるし、屋久井社長もきっと焦っただろうね」

奏「動機は『復讐』、愛しさ余って憎さ100倍ってところね。自分を裏切ったプロデューサーさんへ復讐するため、それと、プロデューサーが真相にたどり着くのを防ぐ目的もあったのかもしれない。だから、プロデューサーさんが同伴しているタイミングでアクシデントを起こさせて、プロデューサーさんの信用を失墜させようとした」
 
奏「きっと、志希というイレギュラーとフレデリカの機転がなければ、次の日にはプロデューサーさんはメディアで大きく叩かれたでしょうね」
省1
25: ◆FuHrdA/9sY [saga] 2019/04/10(水)22:01 ID:H0VH1/Ch0(21/47) AAS
奏「そして、プロデューサーさんが会社にとって大事な稼ぎ頭だったからこそ.....当時の屋久井社長はプロデューサーを守った。合成写真を使わせてね」

P「でもそれなら、そもそも記事を差し止めればよかったじゃないか!わざわざあの子だけ嵌めるような真似をする必要はない!」

奏「その理由は、確かにまだ分からない.....状況証拠がそろってるというだけで物証もないわ。でも、掘り下げてみる価値はあると思うわ」
 
奏「だから、一度納得のいくまで調べてみましょう?プロデューサーさんには辛いかもしれないけど...」

P「...いや、大丈夫だ。覚悟ならこの事務所を立てた時に、とうに済ませた。例えどんな事があっても、真実を追い求めるってな」
 
P「...いいだろう、もう一度しっかり調べ直すとしようか。」

891プロも、あの子の事件も....!
26: ◆FuHrdA/9sY [saga] 2019/04/10(水)22:01 ID:H0VH1/Ch0(22/47) AAS
Chapter18「Whereabouts of evil」
27: ◆FuHrdA/9sY [saga] 2019/04/10(水)22:02 ID:H0VH1/Ch0(23/47) AAS
会議で891プロのを調べる事が決まった後、プロデューサーさんは3人の助っ人を事務所に呼び出した

現役警察官である早苗さんと、いつも世話になってる青木さん
そして...

ちひろ「こんにちは、811プロの皆」
28: ◆FuHrdA/9sY [saga] 2019/04/10(水)22:03 ID:H0VH1/Ch0(24/47) AAS
奏「貴方は...確か前にトラプリと一緒にいた人よね?名前は.....」

ちひろ「千川ちひろよ、010プロで事務員をやっているわ」
   
ちひろ「そして......P君の元プロデューサーでもある」

美嘉「プロデューサーの、プロデューサー!?」

フレデリカ「ややこしやー!!」

P「ちひろさん、今は少しでも情報が欲しいんです。どうか力を貸してください」
省4
29: ◆FuHrdA/9sY [saga] 2019/04/10(水)22:05 ID:H0VH1/Ch0(25/47) AAS
P「....ということなんです」

ちひろ「社長が、黒幕......」

早苗「確かに、条件的にはあり得るわね...」

奏「信じられないかしら?」

ちひろ「...正直、屋久井社長がそんなことをするとは私も思えませんけど...でも、実は私少しだけ社長に違和感を覚えた事があるの」
省7
30: ◆FuHrdA/9sY [saga] 2019/04/10(水)22:06 ID:H0VH1/Ch0(26/47) AAS
奏「もしかしてその記者、屋久井社長と取引していたんじゃないかしら?例えば、何かを対価に、プロデューサーのスキャンダルを都合のいいものに書き換えるとか」

ちひろ「有り得ないと切り捨てることは、出来ませんね......」

P「俺の知らないところで、そんな事が.........」

奏「ただ、まだ証拠が全然足りていないのよね.......」

P「...なら、直接乗り込むしかない」
31: ◆FuHrdA/9sY [saga] 2019/04/10(水)22:08 ID:H0VH1/Ch0(27/47) AAS
周子「乗り込むって、本気?」

P「俺ならある程度は891プロの中の事が分かる。どうにかしてそれっぽい証拠を...」

ちひろ「待ってP君、それっぽい証拠なんて曖昧じゃダメよ。もっと具体的に決めていかないと」

P「具体的にって.....例えば?」

ちひろ「お金の動きが分かるようなもの、帳簿とかがいいわね。人間の欲望を最もむき出しにするのは、やっぱりお金だもの」
省6
32: ◆FuHrdA/9sY [saga] 2019/04/10(水)22:09 ID:H0VH1/Ch0(28/47) AAS
早苗「...私も、ちょっと気になることがあるからそれを調べてみる」

周子「気になること?」

早苗「最近あった芸能関係であった事件で、ちょっと怪しい事件があってね。時期が時期だしもしかしたらiMB事件と何か関係があるかもしれない」

P「それってもしかして...」

早苗「多分P君の考えてる通りよ。ただ、この事件は確証のない間はちょっとLiPPS皆に聞かせるわけには.....」
省5
33: ◆FuHrdA/9sY [saga] 2019/04/10(水)22:10 ID:H0VH1/Ch0(29/47) AAS
早苗「ごめんね奏ちゃん、この話に関しては、本当に軽々しく話せるものじゃないから....」

奏「そう....早苗さんがそう言うならしょうがないわね。でも、確証が取れたらちゃんと話してよ?」

早苗「ええ、その時は必ず」

美嘉「あたし達はどうすればいい?」

P「お前たちは今はとにかくIGの方に集中してくれ、こっちの調査に力入れ過ぎてIGの方でしくじるわけにもいかないからな」
 
P「事件の真相を掴むこともそうだが、それ以上に今の俺たちの目標はIG優勝だからな...できるか?」
省2
34: ◆FuHrdA/9sY [saga] 2019/04/10(水)22:13 ID:H0VH1/Ch0(30/47) AAS
〜〜〜翌日、891プロ前〜〜〜

ベテトレ「ここが891プロ.....噂通りでかいな」

P「それで?なんかずっとはぐらかされてたんですけど、結局どうやって入り込むんです?」

ちひろ「よく聞いてくれました!まずは変装します!」

P「......ゑ?」
省1
35: ◆FuHrdA/9sY [saga] 2019/04/10(水)22:13 ID:H0VH1/Ch0(31/47) AAS
ベテトレ「やたらデカい荷物だとは思っていたが、もしかしてそれ全部変装用の衣装か?」

ちひろ「そうですよ。P君のは....はい!」

P「はいって...えっ?これ俺が着るんですか!?」

ちひろ「そうよ?時間が惜しいから早く着てください。メイクもしなきゃいけないんだし」
   
ちひろ「青木さんも同じ服着てもらいますからね?」

ベテトレ「なんだと!?こんなヒラッヒラのをか!?」
省6
36: ◆FuHrdA/9sY [saga] 2019/04/10(水)22:14 ID:H0VH1/Ch0(32/47) AAS
==========891プロ===========

891P「えーっと...確か売り込みに来たアイドルとプロデューサーが待ってるって...あれか」

891P「初めまして、わたくし当事務所でプロデューサーを務めています、891Pと申します。名刺どうぞ」

ちひろ(男装)「これはこれはご丁寧にどうも!」

ベテトレ(アイドル衣装)(.....ん?)
省4
37: ◆FuHrdA/9sY [saga] 2019/04/10(水)22:15 ID:H0VH1/Ch0(33/47) AAS
891P「ところで、貴方は010事務所を担当ごとクビになったと伺ったのですが...」

ちひろ「そうなんです...なぜか私達が不正をしたとかで...ホントは何もしてないのに!」
   
ちひろ「でも、そんな理不尽に夢を断たれたら諦めきれないじゃないですか!彼女達は本当に素晴らしい才能を持っているのに!...だから、3人そろって別の事務所で今度こそアイドルになりたいんです!」

P(いやどっちもアイドルじゃねえよ、片方中身男だよ....)

891P「それは...心中お察しします。立ち話もなんですねので、あちらへと...」

ちひろ「分かりました。二人とも、行くわよ!」
省2
38: ◆FuHrdA/9sY [saga] 2019/04/10(水)22:17 ID:H0VH1/Ch0(34/47) AAS
〜〜〜同時刻、某所〜〜〜

JK「...って事があったんです」

早苗「成程ね....貴重な情報をありがとう」

JK「いえ...それよりも婦警さんって、美嘉と知り合いなんですよね?」

早苗「そうだけど...それが?」
省8
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