【バンドリ】燐子「異世界で冒険……?」【安価】 (335レス)
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43: ◆g5daB11lKU [sage saga] 2018/11/11(日)03:08 ID:Qrnhjdlu0(1/9) AAS
 2つとも採用しますーありがとうございます

燐子「……」キョロキョロ

アコ「すごいでしょ、りんりん。まるでNFOみたいだよね」

燐子「う、うん……すごく、綺麗……」

 家を出てすぐ。私は周りの景色に心を奪われる。
 窓から見えていた一面の緑。それは全て、一つのとてつもないサイズの大樹から伸びた枝で、街はその樹を中心に家やお店、教会らしき建物やお城などを並べ、さながら絵画のような美しさ。
 わたしの家は樹から離れており、ちょうどそれがよく見える。この位置からも大樹の枝が伸びてるのだから、途方もない話だ。しないだろうけど、倒木しちゃったら辺り一面大変なことになりそう……。
省11
44: ◆g5daB11lKU [sage saga] 2018/11/11(日)03:08 ID:Qrnhjdlu0(2/9) AAS
ユキナ「設定と同じようなものよ。身体能力や技能が目覚めた時に引き継がれているみたい」

燐子「……」

 そんな、いいとこ取りみたいな……この世界のわたしに悪いような。

ユキナ「……罪悪感を抱くことはないと思うけど」

 表情に出ていたのか、友希那さんが言う。ほんの少しだけ照れ臭そうな様子で。 
省11
45: ◆g5daB11lKU [sage saga] 2018/11/11(日)03:09 ID:Qrnhjdlu0(3/9) AAS
リサ「って、リンコ……な、なんで……?」

 そう。真っ直ぐにわたしを見つめて、今にも泣き出しそうな顔をしている。訳が分からないで戸惑っていると、友希那さんがカチコチとした動作で片手を挙げた。

ユキナ「お、おはようリサ。少し報告が遅れてしまったけど、これから教会に向かうところだったの」

アコ「うんうん! 全然忘れてないよリサ姉!」

 二人のぎこちなく、慌てて乱れまくりな口調に更に混乱するわたしである。今井さんにわたしがいたことを報告しないと駄目なのかな?
 なんて、横目で二人を見ていると不意に今井さんがわたしに猛ダッシュ。
省9
46: ◆g5daB11lKU [sage saga] 2018/11/11(日)03:10 ID:Qrnhjdlu0(4/9) AAS
リサ「それで、3日も何してたの? 一人で出かけたりしないで、っていつも言ってるよね? 勇者なんだから」

リンコ「えっ……は、はい……っ、ごめんなさい……」

アコ「リ、リサ姉っ。りんりん一人で山ごもりしてたんだって」

リサ「……。は、はいっ?」

ユキナ「……それじゃリンコがとんだ変人よ」クイッ
省9
47: ◆g5daB11lKU [sage saga] 2018/11/11(日)03:10 ID:Qrnhjdlu0(5/9) AAS
ユキナ「……どうして? 仲が良いじゃない、チサトと」キョトン

 ……うん、ユキナさん……らしい……。

リサ「へ、へぇーそうなんだー☆ アコってパートナーがいながらねぇー。3日もチサトと」

アコ「アハハ、ハハ……勇者はみんなそうみたいだからねー」

燐子「アハハー……」
省11
48: ◆g5daB11lKU [sage saga] 2018/11/11(日)03:11 ID:Qrnhjdlu0(6/9) AAS
リサ「モチロン?」

アコ「ええと……チサトさんのところに」

リサ「ふーん、また行っちゃうんだー」

燐子「……こ、今度は、真面目な……理由です……」

リサ「つまり三日間は真面目じゃなかったと」
省8
49: ◆g5daB11lKU [sage saga] 2018/11/11(日)03:12 ID:Qrnhjdlu0(7/9) AAS
ユキナ「ボロボロで、なんとか勝利ね……」

アコ「勝ってます? これ」

燐子「……なんとなく。……ユキナさんが言っていたこと……分かったような、気がします……」

ユキナ「……距離を取っているでしょう?」

 今井さんからちょっと離れて歩きつつ、わたしたちは彼女の様子について話す。
 親しみやすいし面倒見がいいし、わたしの知るリサさんと見た目も性格も全く変わらない。でもどこか距離を取っていて、特に顕著なのがハグからの離れ方。
 それと、あこちゃんとの仲にすごく気を遣ってるような……気のせいかもしれないけど。
省6
50: ◆g5daB11lKU [saga] 2018/11/11(日)03:12 ID:Qrnhjdlu0(8/9) AAS
 城へは顔パスで入場。見張りの人に下げてもらった跳ね橋を通り、門をくぐって巨大な城の中へ。
 許可のない一般人は入れないという城内は、独特の緊張感があって、そわそわと落ち着かない張り詰めた空気が流れている。
 兵士さんらしい人や、騎士みたいな人、忙しなく動き回る強そうな人達を見るに、魔物関係で忙しいのかもしれない。

ユキナ「……ここね」

 城内を歩くこと少し。一際豪華な扉の前に到着する。
 預言者の白鷺さん……。彼女に前の世界の記憶はあるのだろうか。どんなことを預言されるのだろうか。
 不安と緊張にゴクリと固唾を飲む。
 友希那さん、今井さん、あこちゃんと続いてわたしも部屋へ。
 呆れてしまいそうなほど広い部屋には、水晶の置かれたテーブルやソファー、その他家具が。ドアやカーテンで仕切られた場所もあり、預言者への優遇が見てとれた。
省4
52: ◆g5daB11lKU [saga] 2018/11/11(日)11:14 ID:Qrnhjdlu0(9/9) AAS
AA省
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