都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達…… Part13 (738レス)
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次世代ーズ 「早渡、返答を受けて」 4/5
◆John//PW6.
2022/02/04(金)00:56
ID:i7S41P6Po(5/12)
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568: 次世代ーズ 「早渡、返答を受けて」 4/5 ◆John//PW6. [sage] 2022/02/04(金) 00:56:58.63 ID:i7S41P6Po ● 「じゃ、早渡君が買ってきたロールケーキ、全員食べてね」 「俺は甘いの苦手だ」 「とにかく食べて。この量だと全員で食べないと減らないし、残りが『先生』の冷蔵庫行きになるにしても、減らさないと」 「私は構わんよ」 悪い! 広瀬(優)ちゃん! 彼女が全員に声を掛けて、俺が持ち込んだロールケーキを銘々に押し付けていた 俺が買ったのは、南区のケーキ屋で売っていた、やたら大きいと有名なフルーツロールケーキだ 大きいと評判のフルーツロールで、味は良いがお値段も中々良い感じに張っちゃう一品 そこそこの人数が集まるって聞いてたから良かれと思って買ってきたんだが あんなヘビーな話の後だ、持ち込んだ俺の想像力不足がとっても痛い 日景は憐ちゃんの様子を気にしてたようで傍にいた 俺も憐ちゃんが気になるが、今は日景に任せよう ちら、と横目で角田の人をうかがうと 相変わらず俺が渡したバインダーをめくりながら深刻そうな面持ちで携帯を弄っていた その横にいる紅ちゃんは角田の人の顔色をうかがうように、一緒にバインダーを眺めているようだ ちなみに紅ちゃんの手元にはロールケーキの三分の一、いや半分近い量が皿に盛られている 大丈夫、紅ちゃん? 胸焼けしない? いざとなったら角田の人の口に詰め込んでくれよ? 「で、坊主。話ってのは」 俺は今、鬼灯さんを前にしている 一応場の空気もいささか緩んだ頃合いだ そう判断して、先ほどから気になっていたことを確認しようとした 「あはい、あの――不躾ですいません。鬼灯さんは、あの“鬼灯先生”でしょうか?」 「あの“鬼灯”てのは、どの鬼灯だい? この世に鬼灯を名乗る奴ァ腐るほど居るが」 鬼灯さんは優雅な手つきで煙管を弄びながら、そんなことを言う むむむ、この雰囲気といい応じ方といい、恐らくドンピシャかもしれない そうだな、ここはひとつ―― 「俺の言う“鬼灯先生”は一人だけです 佐渡相川の『闇市』では鬼灯さんが来たと知れただけで、市中がお祭り騒ぎになって 鬼や人の子が集まって来ては鬼灯さんに遊んでもらうんだと構って貰えるまで決して離さず 沼垂の花街に足を運べば、その三味線の音色を聞きたいと誰も彼も自分の店へと引き込もうとする それに極め付けは鍾恩屋の太夫さん、絶ッ対にお客には表情を見せないって有名な巻田さんから逆指名され お会いしたらお会いしたで傍目からも分かるほど巻田さんの色白の顔は燃え上がるように一瞬で真っ赤になったそうじゃないですか こんな武勇伝があるのはこの世広しと言えど貴方だけですよ、“地唄師匠”の鬼灯先生」 「な――ンで坊主が色街の話を知ってンだ」 「なんなら、まだ挙げましょうか? 鬼灯先生の武勇伝」 「分かった分かった、俺ァお前さんの謂う鬼灯だろうさ。だが此処では“先生”は止めな」 「承知しました、鬼灯さん」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1495934148/568
じゃ早渡君が買ってきたロールケーキ全員食べてね 俺は甘いの苦手だ とにかく食べてこの量だと全員で食べないと減らないし残りが先生の冷蔵庫行きになるにしても減らさないと 私は構わんよ 悪い! 広瀬優ちゃん! 彼女が全員に声を掛けて俺が持ち込んだロールケーキを銘に押し付けていた 俺が買ったのは南区のケーキ屋で売っていたやたら大きいと有名なフルーツロールケーキだ 大きいと評判のフルーツロールで味は良いがお値段も中良い感じに張っちゃう一品 そこそこの人数が集まるって聞いてたから良かれと思って買ってきたんだが あんなヘビーな話の後だ持ち込んだ俺の想像力不足がとっても痛い 日景は憐ちゃんの様子を気にしてたようで傍にいた 俺も憐ちゃんが気になるが今は日景に任せよう ちらと横目で角田の人をうかがうと 相変わらず俺が渡したバインダーをめくりながら深刻そうな面持ちで携帯を弄っていた その横にいる紅ちゃんは角田の人の顔色をうかがうように一緒にバインダーを眺めているようだ ちなみに紅ちゃんの手元にはロールケーキの三分の一いや半分近い量が皿に盛られている 大丈夫紅ちゃん? 胸焼けしない? いざとなったら角田の人の口に詰め込んでくれよ? で坊主話ってのは 俺は今鬼灯さんを前にしている 一応場の空気もいささか緩んだ頃合いだ そう判断して先ほどから気になっていたことを確認しようとした あはいあの不ですいません鬼灯さんはあの鬼灯先生でしょうか? あの鬼灯てのはどの鬼灯だい? この世に鬼灯を名乗る奴ァ腐るほど居るが 鬼灯さんは優雅な手つきで煙管を弄びながらそんなことを言う むむむこの雰囲気といい応じ方といい恐らくドンピシャかもしれない そうだなここはひとつ 俺の言う鬼灯先生は一人だけです 佐渡相川の闇市では鬼灯さんが来たと知れただけで市中がお祭り騒ぎになって 鬼や人の子が集まって来ては鬼灯さんに遊んでもらうんだと構って貰えるまで決して離さず 沼垂の花街に足を運べばその三味線の音色を聞きたいと誰も彼も自分の店へと引き込もうとする それに極め付けは鍾恩屋の太夫さん絶ッ対にお客には表情を見せないって有名な巻田さんから逆指名され お会いしたらお会いしたで傍目からも分かるほど巻田さんの色白の顔は燃え上がるように一瞬で真っ赤になったそうじゃないですか こんな武勇伝があるのはこの世広しと言えど貴方だけですよ地唄師匠の鬼灯先生 なンで坊主が色街の話を知ってンだ なんならまだ挙げましょうか? 鬼灯先生の武勇伝 分かった分かった俺ァお前さんの謂う鬼灯だろうさだが此処では先生は止めな 承知しました鬼灯さん
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