恋「ひっぷほっぷを聞きます!」すみれ「良いんじゃない?」 (18レス)
前次1-
抽出解除 必死チェッカー(簡易版) レス栞 あぼーん

18: 2022/11/18(金)21:26 ID:fMLvDK9u0(1) AAS
日本人がシーシェパードの事は「白人は何でも自分たちが正しいと思いやがって」「お前らだって鯨油取ってただろ」などと非難するのに、中韓で犬が食われてる事は好き放題叩くのが大嫌いです。自分がそういう日本人の一人でいる事がすごく嫌。でもこの手のエゴやナショナリズム感情って誰でもどの集団でも似たり寄ったりの部分を持ってるからどこに属そうと逃れられない。

カニバリズムの理由は地域時代様々、大まかに把握するにはウィキに書かれてるものが手っ取り早い、でもそれだけでは具体性と納得感が不十分。1922年日本時代の台湾の埔里という内陸の町の郊外で食人事件が起きました。台湾では漢民族と原住民が250年間争っていてその町も郊外の森は原住民(セデック族)の縄張りで、互いにその境界線には近づかないようにしていたものの、小競り合いも繰り返されていました。そしてその年にはセデック族が一人でその境界線にのこのこ出てきたのを漢民族が捕らえて殺してさばいて売ったり食べたりしました。「首狩り族を食えば奴らの首狩りに遭わない」や同物同治の迷信から四肢や臓器がものすごい勢いで高値で取引されたりその場で食われたりしたのです。彼らの国民性からすると首狩り族(セデック族)を心底敵視していたために、人々が迷信に対して一層信心深くなってみせあう事で、互いに原住民を殺せた事を喜んだのです。
現地で10年ほど前に大規模なデモが置き、国民の政府に対する不信感があちこちで爆発し、とある交番で汚職が行われたと報道されると数時間後には千人くらいでその交番を取り囲んで周囲に冥銭をばらまきました。日本で言えば線香みたいなもの。死者に対して供えるものを生きてる人にあげるという事はその相手に「お前はもう死んでいる」と遠回しに告げるパフォーマンスなのです。またデモ参加者に弁当を配る人も現れました。その意味は交番の周囲で数週間の座り込みデモをしよう、そうしたらみんなお腹空くよね、だから俺は弁当持ってきてあげたよっていう役人に対する皮肉です。役人(警官)の目にはそんなのデモ参加者が多すぎて入ってないんだけど、デモ参加者のお上に対する抗議熱を高めたり、俺はこういう風に弁当や冥銭を自腹で買ってきてふりまくほど腹立ってるんだぞっていう、他のデモ参加者に対するアピールでもあります。日本ではそういうベタな自腹パフォーマンスはそういう衝動的な勢いでは行われない、事件に関する事柄が3日くらい経ってからその後数週間から数か月にかけてじわじわだらだら流行ります。
つまり埔里で漢民族が首狩り原住民セデック族を捕まえたぞーって騒いだのはそのデモのように、みんなで最大限に勝鬨を上げる衝動的行為でもありました。内臓の相場が1万円だとしてもそこをあえて1.5万とか2万とか出す事で「俺はこんなに首狩り族が嫌いなんだぞ」って他の漢民族にアピールしたり、「俺らみんなでもっと原住民を憎もう」みたいな一体感を盛り上げたがる衝動的感情の表れでもありました。その競り状態の中で落札した肉の欠片もその場で大勢が見ている前でかぶりついて食って見せなきゃあんまり意味ないんです。家で一人でのんびり料理してても楽しくない、一体感が生まれない。
感情の発散の仕方は集団ごとに大きく違うので、そういう現場を何度か直に見ないとなぜそんな不合理な事をするのかって分かりにくいものです。俺も現地のデモ現場を何度も見ているからこそ100年前の彼らの先祖が原住民に対してどういう対応の仕方だったかが容易に想像できるのです。これが自分が行った事も無い別の国だったら昔の実態を想像で当てる自信はありません。
台湾漢民族の場合は原住民を食べる理由はまず相手への恨みと敵対心。首狩り族を食えば首を狩られなくなるという自分勝手すぎる迷信と、高値で落札して見せたりその場で食って見せる事による一体感の高翌揚。次に同物同治思想。最後が単純な食料扱いです。ハワイなど太平洋諸島では原住民間での戦争捕虜を食用家畜として檻に閉じ込めておく事もあったし、乾燥させたり燻製にして保存食にする事もあったでしょう。離島って食料生産環境が厳しいから人口を間引いたり人を食料にしたりも厳しく行われます。人の値段は景気に左右されるのはおそらく人類が農耕定住をする以前からの自然界そのままの掟でもあったでしょう。

南西諸島の骨噛みの習慣も元は食料として利用してた名残りと同物同治思想だと思います。中国に近くオーストロネシア文化の影響も受けていて食料環境が厳しかった。山が無い島は川が無い、雨が降ってもそれを山が貯めて小出しに供給してくれない。食料が少ないのは水が少なくて農業できないから、当選゛飲み水も十分ではない、そこで人口が増えると分け前が減ってすぐ困ってしまう、とある島では子供一人とその子供が入れるくらいの大きさの水がめが100年くらい前まで物々交換されていました。水を貯められる道具が貴重なのと人口を間引く効果と二つの意味があったのです。間引かなければ島民全員飢えるか、必ずその前に戦争が起きて大勢が死ぬ事になる。そこで一人に犠牲になってもらうと人々はマイナスにならないだけでなく水がめという得もできる。集団の維持繁栄にはスケープゴートが必要なのも昔から変わりませんね。
前次1-
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ AAサムネイル

ぬこの手 ぬこTOP 0.066s*