【ウマ娘】トレーナー「なんかループしてね？」ターボ「３スレ目だ！」【安価】 (636ﾚｽ)
上下前次1-新
1(5): ◆FaqptSLluw [sage saga] 2021/09/01(水)23:47 ID:FgCx/5jm0(1) AAS
【簡単なあらすじ】
――目標を達成できないとループが始まってしまう。
憧れのトレセン学園のトレーナーとなった主人公は、数奇な運命に囚われる。
ときに喜び、悲しみ、絶望し、挫折しながらも、主人公は進んでいく。
夢のURAファイナルズ、その頂点へと担当ウマ娘を導くために――。
第一ループ：スペシャルウィーク（メイクデビューで敗退、ループ）
第二ループ：ツインターボ（メイクデビューで敗退、ループ）
第三ループ：マヤノトップガン（メイクデビュー→京都JS→皐月賞→天皇賞・秋→有馬記念で敗退、ループ）
第四ループ：キンイロリョテイ（メイクデビュー→ホープフルステークス）いまここ
――――――――――――――――――――――――――
省19
2(1): ◆FaqptSLluw [saga] 2021/09/03(金)14:44 ID:Uuvyl2pU0(1) AAS
という訳でこちら新スレになります。
よろしくお願いいたします！
3: 2021/09/03(金)14:56 ID:cZ/lrht80(1) AAS
よろしくお願いしまーす
4: 2021/09/03(金)16:32 ID:VmPY+lv6O携(1) AAS
マヤノは思えばほぼまるまる1スレ使ったんだな…
5: ◆FaqptSLluw [sage saga] 2021/09/03(金)17:30 ID:fa9tm0+ZO携(1) AAS
マヤノは結構長い間走ってくれましたね。本当にありがとうという気持ちです。多分1ヶ月くらいは書いてた気がします(。
前スレ>>1000のSS化は区切りがいいところで投げます。
6: 2021/09/03(金)18:58 ID:PjZjfSoio(1) AAS
立ておつよろしくお願いします
7: 2021/09/04(土)12:02 ID:Iw40TAg3O携(1) AAS
不器用なのにトレーナーに対しての好意が隠しきれてないリョテイ可愛すぎんか？
8: 2021/09/04(土)20:22 ID:bkXXm/Qf0(1) AAS
追いついたぁ！
立て乙です
俺の心のデジたんがもっと輝きまくれと囁きまくっている気がするぜ
9: ◆FaqptSLluw [saga] 2021/09/04(土)22:57 ID:cSqOSPlT0(1/8) AAS
――どれだけ歩いたかわからないくらいに、俺は顔をあげた。
日は傾いて、今にも水平線に落ちそうになっていた。
実に半日以上歩いていたことになる。気付いてみれば脚の疲労はピークに達していた。
どこかに一度腰を落ち着けるべきか。
周囲に目を配れば、そこにはいつぞやの切り株が存在した。
省11
10: ◆FaqptSLluw [sage saga] 2021/09/04(土)22:58 ID:cSqOSPlT0(2/8) AAS
――アンタ、さては迷子だろ？
ふと、キンイロリョテイが吐いた言葉が脳裏によぎる。
その言葉を聞いた時は何のことだかわからなかったが、確かに今の状態は迷子に違いない、と思う。
自分の中で定めた、明確な目標に向かって走っているが――目標自体があやふやで胡乱なものだと気付いているから、どう走ればいいか分かっていない。
そして、その過程で生まれたモヤモヤだとか不安だとかを、こともあろうに担当ウマ娘にぶつけてしまっている。
省7
11: ◆FaqptSLluw [sage saga] 2021/09/04(土)22:59 ID:cSqOSPlT0(3/8) AAS
「いっそのこと、忘れることが出来れば――」
「……此処に居ましたか」
振り返る。
そこには、木々をかき分けてこちらに歩いてくるウマ娘――シンボリルドルフの姿があった。
何故ここに、という考えの前に、彼女の制服についている土埃に気が付いた。
省15
12: ◆FaqptSLluw [sage saga] 2021/09/04(土)23:02 ID:cSqOSPlT0(4/8) AAS
「……ふざけているのか？」
明確な怒気を感じて俺は振り返る。その一瞬のうちに距離を詰めたらしいシンボリルドルフは、俺の胸倉をつかみ上げていた。
炎が散るような、雷が奔るような。強い視線が俺を貫いて、目を逸らす。
「放せよ」
「――貴方がどんな気持ちでいるのか、私は知らない。だが、貴方を心配してくれている彼女たちに申し訳ないとは思わないのか？！」
「……それが君に何の関係がある」
「ないわけ無いだろう？！ 君は自分が――自分がどれだけ大切に思われているのかを知らないのか！」
ウマ娘にとって、トレーナーは世界で一番の味方。
省6
13: ◆FaqptSLluw [sage saga] 2021/09/04(土)23:03 ID:cSqOSPlT0(5/8) AAS
「君の問題は……君そのものを否定してしまうほどのものだったのか……？」
その声はあまりに切実で。とても他人を見ているような気にはなれない。
まるで、どれだけ焦がれても手に掴むことが出来ないものを追うような――そう、まさしく……俺のようだった。
14: ◆FaqptSLluw [sage saga] 2021/09/04(土)23:05 ID:cSqOSPlT0(6/8) AAS
「シンボリルドルフ、君は――」
「私のことなんてどうでもいい。君は、君はどうしたいんだ？ 何を為したいんだ？」
「……俺は」
喉元まで出かけた言葉を、飲み込む。
いかにループという事情を既に知っているシンボリルドルフとはいえ、おいそれと話すわけにはいかない。
それに、秘密を明かしてしまえば、劣化してしまいそうな気がして。
省18
15: ◆FaqptSLluw [sage saga] 2021/09/04(土)23:08 ID:cSqOSPlT0(7/8) AAS
シンボリルドルフはふと、俺の手を握った。
「今からのことは、誰にも内緒だ。いいな？」
「……何をするつもりだ？」
「内緒だ。内緒に出来ないのであれば、今日のこの会話については忘れてもらおう」
「シンボリルドルフ、君は一体――？」
そう聞き返せば、シンボリルドルフは一瞬考えて――微笑んだ。
「私は――私も、誰かを思うことくらいはあるということだよ”トレーナーくん”」
――疑問を持つ暇もなかった。
省2
16: ◆FaqptSLluw [sage saga] 2021/09/04(土)23:27 ID:cSqOSPlT0(8/8) AAS
――遠く、遠く。海鳴りが響いた。
目を開けば、そこは海だった。
海の真っ只中。
視線を下に向ければ、そこにも海が広がっていた。
俺は、謎の力で浮いているらしく、水面には影が落ちている。
省21
17: 2021/09/04(土)23:47 ID:vn1AECqko(1) AAS
ルドルフはどこまで知ってるんだろうか……
18: 2021/09/04(土)23:48 ID:c46DHy5i0(1) AAS
これルドルフが記憶持ちでマヤノと同等かそれ以上の好意をトレーナーに持ってたら救いが無さすぎるな…トレーナー覚えてないし
19: ◆FaqptSLluw [sage saga] 2021/09/05(日)02:43 ID:v2+k5mIX0(1/14) AAS
地固めガチャが沼ったので今日はこれで更新終了です……。
20: 2021/09/05(日)02:53 ID:I2R+7qMN0(1/2) AAS
じょてぇ！
おつ
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