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男「恋愛アンチなのに異世界でチートな魅了スキルを授かった件」 2スレ目 (1002レス)
男「恋愛アンチなのに異世界でチートな魅了スキルを授かった件」 2スレ目 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1549367188/
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513: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/04/25(木) 20:34:56.62 ID:nvQhHZjH0 女「ただいまー」 男「おう、おかえり」 男(噂をすれば影が差すとはこのことで、ちょうどそのとき扉が開いて女と女友が戻ってきた) 女「もうずっと部屋の中にいるけど、男君大丈夫?」 男「ああ、もう慣れたよ。それでそっちの首尾はどうだったか?」 女「特にめぼしい情報は無かったかな。あ、でも帰り際に手紙をもらってきて……」 男「手紙?」 男(見ると女友の手に四通の手紙が握られている) 女友「駐留派や復活派の存在を知らせるために前の町で帰還派の仲間たちに送った手紙の返信と、あとは古参商会からの定期報告ですね」 男(えっと……整理するか。元々クラスメイトはイケメンたちが逃げ出した後、俺たちも含めて八つのパーティーに分かれたはずだ) 男(そして現在イケメンたち駐留派に三パーティーが吸収された) 男(つまり現在帰還派は五パーティーでいてその内訳は、俺たち三人、武闘大会で共同戦線を張った気弱と姉御、の他に三つのパーティーということになる) 男(四通の手紙はその三つのパーティーに送った手紙の返信とあと一つは古参商会からいうわけか) http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1549367188/513
514: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/04/25(木) 20:35:55.25 ID:nvQhHZjH0 男(女友は手紙を開封して中身を読み出す) 女「何て書いてるの?」 女友「そうですね、三パーティーとも駐留派と復活派の存在は理解したと。それとは別に現状を綴ってくれていますね」 女「現状っていうと……宝玉を手に入れたかどうかってこと?」 女友「ええ。それによると一つは手に入れることが出来たようです」 女「おー、これで帰還派が持ってる宝玉の数は4つ目だね」 男(女が喜ぶ。最初の村の教会、商業都市、観光の町で俺たちが手に入れた三つと合わせて、新たな一つってところか) 女友「次のパーティーは…………手に入れる直前で持ち主の家に強盗が入り、その際に盗まれたそうです」 女「えっ!?」 女友「最後のパーティーは…………こちらも譲ってもらうように交渉が成立したのですがいざ引き渡すってなった直前に、宝玉の持ち主がもう渡しただろ、と言い出して何が起きているのか分からないとのことです」 女「……ど、どういうこと?」 女友「おそらくですが……駐留派と復活派に横取りされたということでしょう」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1549367188/514
515: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/04/25(木) 20:37:17.97 ID:nvQhHZjH0 男「とりあえず後者については俺も分かるな。あの魔族が固有スキル『変身』で、交渉していたそのクラスメイトの姿に化けて代わりに受け取って逃げたってことだろ」 女「『変身』って……そっか。どんな姿にも化けられて、絶対にバレないから……さも本人のように振る舞って持ち主から譲ってもらった……」 女友「理屈は分かりませんが、あの魔族は宝玉の場所が分かるようですしね。その場所に『変身』で潜入して状況を理解した後に横取りしたと……そういうところでしょう」 男「俺の魅了スキルとは性質が違うが、やつの『変身』も宝玉を手に入れるのにかなり役立つスキルだからな。にしても武闘大会からまだ数日しか経ってないのに勤勉なやつらだ」 男(これで復活派も分かっているだけで宝玉を二つ手に入れた。前から動いていた可能性も考えられるから合計で何個持っているかは分からない) 男「だが前者の強盗は分からないな。宝玉は価値ある宝石だし、偶発的な可能性もあるが……」 男「女友はこれを駐留派の仕業だと考えてるんだよな? どういうことだ?」 女友「そもそもの話なんですが……私と男さんの前に現れたイケメンさんはどうして宝玉について色々知っていたのでしょうか?」 男(イケメン……俺の魅了スキルを狙う、元学級副委員長。やつは武闘大会の決勝前に現れて、駐留派の存在を明かし宣戦布告や、悪魔を召喚することや他にも宝玉を狙う存在がいることを警告したが……) http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1549367188/515
516: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/04/25(木) 20:38:40.98 ID:nvQhHZjH0 男「言われてみると……宝玉で悪魔を召喚できることや復活派の存在とか……俺たち異世界召喚者は知らない情報だ」 男「なのにやつが語れたのは………………この異世界でそれを知るものから聞いたからってことか?」 女友「ええ、私はそのように推測しています。ではその異世界人がどのような存在なのか……」 女友「考えると一つヒントがあります。チャラ男さんが気弱さんに使わせようとしていた毒の剣です」 男「あの一発でも当てれば相手の動きを封じれるとかいう。……あ、そういえばあのとき一般には流通していないはず、って女友が言ってたな」 女友「そうです。そもそもそんな危険な剣が簡単に出回るとか恐ろしいですし。ならばどこで手に入るか、という話ですが」 男「裏の市場……犯罪者が使うような市場ってことか?」 女友「ええ。その二つを私は結びつけて駐留派には何らかの非合法的な集団がバックに付いていると予想していました」 男(それなら何か裏の世界に出回る情報として宝玉で悪魔が召喚できるとか、復活派の存在などを知っていてもおかしくないし、考えられる線だ) http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1549367188/516
517: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/04/25(木) 20:39:56.22 ID:nvQhHZjH0 女友「そこにこの手紙です。宝玉を盗んだ強盗グループの一人が捕まったことも書かれているんですが、どうやらその人は『組織』の一員みたいなんですね」 男「『組織』……ん、何か聞き覚えがあるような」 女友「観光の町です。結婚詐欺師が犯罪者グループの一員で、私たちはそのアジトを潰した一件がありましたよね」 男「そんなことあったな」 女友「そのアジトは『組織』の支部だったんです」 男「支部ってことは……あれで一部だったってことか!? かなりの人数がいたはずだったが」 女友「ええ。この大陸全土に渡って裏の世界を掌握している、巨大犯罪者グループ『組織』――偶然じゃなければ駐留派のバックに付いているのはこの組織でしょう」 男(スケールのデカい話になってきた) http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1549367188/517
518: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/04/25(木) 20:43:15.09 ID:nvQhHZjH0 女「つまりイケメン君はその『組織』を味方に付けたってわけ?」 女友「彼の『影使い』の力を以てすれば訳ないでしょう。どのような立場かは分かりませんが、『組織』のかなり中枢に近いところにいるんじゃないでしょうか?」 女「うーん……でも何か突拍子のない話のような。本当にそんなの味方に付けてるのかな?」 女友「私たち帰還派だって、古参商会の支援を受けているじゃないですか。それと似たような話ですよ」 女「あ、そっか」 男(確かに俺たちも移動や情報の面で古参商会の支援を受けている。駐留派は裏の世界の支援を受けているというわけか) 男「『組織』が宝玉を手に入れる手助けや強盗に入って実際に盗んだりしてるってわけか……」 男「しかし、あの詐欺師とかいう詐欺師が宝玉を使った婚約指輪をお嬢様お嬢様に渡したのは……」 男「あの時点では宝玉の確保を言われていなかったのか、やつが知らなかっただけなのか……まあそんなところか?」 女友「おそらくですね。あとここまで重ねてきた推測を裏付けるかは分かりませんが、最後の手紙、古参商会からの情報によると、どうやらこの独裁都市に『組織』の構成員が出入りしているようです」 男「っ……それは」 女友「宝玉がある場所に姿を現す『組織』……決定的な証拠はありませんが、駐留派もこの都市の宝玉を狙っているとみて備えていた方がいいですね」 男「……はっ、いいだろう。面白え」 男(武闘大会では後から分かったことだが帰還派と復活派のどちらが宝玉を手に入れるかという競争になっていた) 男(今回独裁都市では帰還派と駐留派が衝突することになりそうだ) 男(駐留派のボス、イケメンが直接出張ってくるかは分からないが、誰が来ようと構わない) 男「俺の魅了スキルを出し抜けるっていうならやってみろってんだ」 女「でも、男君……問題点の解決がまだなんじゃないの?」 男「いや一つは今思いついた。意外なところにアイデアは転がっているというか……この方法なら上手く行くはずだ」 男(俺の視線の先には四通の手紙があった) http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1549367188/518
519: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/04/25(木) 20:44:14.01 ID:nvQhHZjH0 続く。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1549367188/519
520: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga] 2019/04/26(金) 06:26:58.06 ID:9UkE/iXyO 乙ー http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1549367188/520
521: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage] 2019/04/26(金) 09:22:11.32 ID:4G86kvtxO 乙! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1549367188/521
522: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/04/27(土) 22:52:53.88 ID:mpzK4Og10 乙、ありがとうございます。 投下します。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1549367188/522
523: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/04/27(土) 22:53:20.55 ID:mpzK4Og10 男(パレードの前日となった) 男(日中、俺は部屋にこもって明日の計画について細かいところを詰めていた) 男(そして何とか形になったところで、今日も中心街に出ていた女と女友が帰ってくる) 女「ただいまー」 男「おう、おかえり……早速いいか? 二人に読んでもらいたい物があるんだが」 男(俺は用意しておいた手紙を見せた) 女「手紙って……まさかラブレター!? え、ど、どうしよう!」 男「んなわけあるか。二人にって言っただろ」 女「じゃあ女友にも告白するってこと!?」 男「違うっ! そもそもラブレターじゃないっての!!」 男(手紙を見た瞬間の女のリアクションは……正直予想できていた) 男(昔は委員長として完璧ってイメージだったが、今ではずいぶん抜けているのだと分かってきた) http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1549367188/523
524: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/04/27(土) 22:54:09.51 ID:mpzK4Og10 女友「すいませんね、ウチのポンコツが。とりあえず指示通り二人で読みますね」 女「ポンコツって何よ!?」 男「そうしてくれ」 男(憤慨する女には取り合わず女友と俺は話を進める) 男(女もしぶしぶ女友と一緒にその手紙を読んだ) 男(すると) 女友「いーち、にーい、さーん……ワン!!」 男(女友がその場で三回回ってワンと鳴いた) 女「え……? え……?」 男「よし、成功みたいだな」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1549367188/524
525: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/04/27(土) 22:54:43.55 ID:mpzK4Og10 女友「なるほど……こういう命令も可能ということですか」 男(女友は直前の奇行も何のその、すぐに冷静に分析している) 男「ああ。見れば分かるが、その手紙には『命令だ、その場で三回回ってワンと鳴け』って書いている」 女友「そしてそれを読んだ私は魅了スキルで男さんの虜になって命令に従う状態ですから、その通りに行動した、と」 男「つまり魅了スキルの命令は口頭だけでなく、紙に書いて伝えてもOKってことだな」 男(これまで試したことは無かったが、そういうことのようだ) 男「ただ同じく虜になってるはずの女には効果がなかったみたいだが――」 女「え、あっ、そうだ………………いーち、にーい、さーん、ワン!!」 男「別に女は魅了スキルに中途半端にかかっていて、命令が効かないことがあるし………………ってあれ、今ごろ効いたのか?」 男(説明している最中に女がその場で回り出した。ずいぶんと時間差があったな) 女「え、えっとこれは……その……」 女友「ポンコツ……」 女「う、うるさいわよ、女友! ……ああもう油断してたぁ」 男(うーん……やっぱり女にかかっている魅了スキルの状態がよく分からない) http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1549367188/525
526: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/04/27(土) 22:55:21.90 ID:mpzK4Og10 女「ううっ……で、でも紙に書いた命令がOKみたいだけど、それだと誰が書いたのか分からない命令にも反応しそうだよね?」 女「でも私も女友もこれまでそんなこと無かったし」 男(女が若干涙目になりながら、疑問を口にする) 男「ああ、それはおそらく認識の問題じゃないか? 俺からの命令って認識するかどうか」 女友「そうですね……ちょっと実験しましょうか。男さん、余っている紙を貸してください」 男(女友に言われた通り渡すと、そのまま女の目の前に置いた) 女友「この紙に女が何か命令を書いてください。それを男さんに手渡して、男さんは私に手渡してください」 女「つまり……女友にさせたい命令ってことね。分かった」 男「なるほど。女からの命令だって分かっていて、でも俺から渡された場合は反応するかってことか?」 男(先ほどは俺が手渡した手紙の命令通りに女友が行動した。同じようにして、しかし今回命令が女によって書かれたものだと分かっている。その場合でも反応するかどうか) 女「よし、書き終わったよ。はい、男君」 男「じゃあ、女友」 女友「受け取りました。さて内容は……」 男(女友が命令を読む。そして口を開いた) http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1549367188/526
527: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/04/27(土) 22:55:58.04 ID:mpzK4Og10 女友「女はポンコツです」 女「違うよっ!?」 男(俺も女友が読んだ紙を見せてもらう。えっと『命令だ、女はポンコツじゃありませんと言え』か) 男(しかし女友はそれ通りに行動しなかった、命令は効いてないということだろう) 女友「やはり駄目みたいですね、男さんから渡された手紙でも、中身が女からの命令だと分かっているから命令は効かなかった、と」 女「命令が効いてないなら黙ってればいいのに、わざわざポンコツですって言う必要あったの?」 男(女はジト目だ。まあ、他人にポンコツじゃないって言わせる命令出すのは相当ポンコツだと思う) http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1549367188/527
528: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/04/27(土) 22:56:48.70 ID:mpzK4Og10 女友「次は逆の実験をしましょうか。男さんが命令を書いて女に渡し、女が私に渡すと」 女「私は渡すだけね」 男「今度は中身の命令が俺だと分かっていて、でもそれを他人から渡された場合の話ってわけか」 男(さて、どうなるか。さっと俺は命令を書き上げる) 男「ほい、女」 女「ん、じゃあ、女友」 女友「受け取りました。今度の内容は……」 男(女友が命令を読む。そして口を開いた) http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1549367188/528
529: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/04/27(土) 22:57:23.17 ID:mpzK4Og10 女友「女はポンコツです」 女「違うよっ!? って、二回目っ!?」 男(俺が書いた命令は『命令だ、女はポンコツですと言え』って内容だった) 男(そして女友はその通りの行動をした。つまり命令に従ったということだろう) 男「こうなると魅了スキルの命令には受ける人の認識が大事ってことで間違い無さそうだな」 女友「そうみたいですね。別に私はそんなこと思ってないのに、女がポンコツですと言ってしまいましたし」 女「白々しい……男君もどうしてそんな紛らわしい命令にしたのよ」 男(こちらにもトゲトゲした視線が飛んでくる。いや、でも天丼って大事だし) http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1549367188/529
530: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/04/27(土) 22:57:57.67 ID:mpzK4Og10 女「それで、これは何がやりたかったの? 私で遊びたかっただけ?」 男(女がヤサぐれている) 男「そんなことない。真面目な話に戻るが、この手紙を使う方法なら姫様に俺が直接命令する姿を大勢に見られることが無くなるだろ」 女「あ……そっか」 男「つまり俺の想定としてはこうだ。明日のパレード、どこかのタイミングで人混みに紛れて魅了スキルを使い姫様を虜にする」 男「成功したら、命令せずにその日は宿屋に帰る」 女「すぐに命令しないってことね」 男「ああ。その後は手紙で命令を、例えばこの宿屋まで部下に宝玉を持って来させろとか書いて送る」 男「もし読んでくれればそれで宝玉が手にはいるって寸法だ。この方法なら目立つことがない」 女「なるほどー」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1549367188/530
531: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/04/27(土) 22:59:05.18 ID:mpzK4Og10 女友「ですが姫様は手紙を読むでしょうか? 姫様は権力者ですよ」 女友「郵便物は全て部下が検閲していて、何だこの怪しい文面はとなって姫様に見せないという可能性もあると思いますが」 男「ああ。だから手紙は一つの手段だ。例えば他にも町に偶然出てきた姫様に命令文をちらっと見せてすぐに逃げるとかな」 男「一度魅了スキルをかければ解除不能だから、俺も姫様の評判を気にせず町を出歩けるし」 男「とにかく明日バレないように姫様を虜にしてしまえばチャンスはいくらでもある」 女友「なるほど……今まで魅了スキルを使った直後に命令をしないといけないって考えてましたが、使用と命令は別々でいいと……それがこの考えのキモなのですね」 男「そういうことだ」 男(これで問題点の一つは解決した) http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1549367188/531
532: ◆YySYGxxFkU [saga] 2019/04/27(土) 22:59:58.22 ID:mpzK4Og10 女「じゃあもう一つの、人混みの中で魅了スキルを使ったら姫様以外にもかかってしまうって問題点も何か解決策は思いついたの?」 男「いや、何も思いつかなかった。力業で行くしかないだろう」 女友「……まあ、そうなりますか」 男(ずいぶんと後ろ向きな断言に、女友も嘆息を吐いて同意する) 男(人混みに紛れて魅了スキルを使って俺が使ったことを誤魔化す算段だが、周りに姫様以外の女性がいるとその人も虜にしてしまう) 男(つまり望むのは俺の周りに男性ばかりがたくさんいるという場面だが……) 男(パレードには老若男女問わず、都市中の人が詰め寄せるらしい。そのような偏りが起きるとは思えない) 女友「幸いにもパレード中の姫様を警護する近衛兵は全員男性のようです」 女友「女性の近衛兵はパレード前の祭事で役割があるみたいですから」 女「じゃあ女性の客をどうにかすれば問題は解決するってことだね」 男(それが難しいのだが……やるとすれば) http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1549367188/532
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