男「元奴隷が居候する事になった」【安価有】 (596レス)
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157: [saga] 2017/11/16(木)00:04 ID:qrdjbAqX0(1/10) AAS
「サンディ、今度髪でも切りにいこうか」

「……」

「ん、どうしたの?」

「……」

ホットミルクの入ったカップを見つめながら、何やら黙考している様子。
省17
165: [saga] 2017/11/16(木)01:02 ID:qrdjbAqX0(2/10) AAS
「ミディアム寄りのロング、かな……」

少し考えてみたが、こう、前はぼちぼち長い程度、後ろは肩甲骨にかかるくらい辺りか。

セミロングとはまた違うというか何というか。

「ど、どのくらいの長さなのでしょうか?」
省7
166: [saga] 2017/11/16(木)01:18 ID:qrdjbAqX0(3/10) AAS
そんな事を話しながらものんびりとした時間を過ごしていると、気づけばお昼の準備が必要な頃合いになってきた。

天候は曇り。今日の気温的にも外はさほど寒くない。

どこか食べに出てもいいかも知れないと思いながら、

そういえば最近顔を出していない店があった事をふと思い出す。

「よっし、そろそろお昼の時間だね。今日はどこかに出かけようか」
省23
167: [saga] 2017/11/16(木)01:41 ID:qrdjbAqX0(4/10) AAS
車で十五分。平日という事もあり、さほど混み合う事無くスムーズに到着した。

住宅街の一角にあるその喫茶店は、周りにツタが生い茂っており、外から伺える店内は観葉植物が散見されている。

相変わらずロハスな雰囲気の喫茶店だ。

一つ惜しい所を挙げるとすれば、店の中の七割が花と観葉植物で覆いつくされているところか。良し悪しな部分だ。

季節ごとに花や植物が変わっているので、夏頃に来たらジャングルでコーヒーを飲んでいる気分になった事がある。
省14
168: [saga] 2017/11/16(木)01:58 ID:qrdjbAqX0(5/10) AAS
マスターがお冷を二杯、カウンターごしに渡してくる。

僕はそれを手に取って少し喉を潤した。

不敵な笑顔が対面に見える。笑いかた一つとっても迫力ある人だ。

「えらく久しぶりじゃねぇか、一年ぶりくらいだな」

「ちょっと長丁場な事件を請け負っちゃってね。ここが潰れてなくて安心したよ」
省19
169: [saga] 2017/11/16(木)02:13 ID:qrdjbAqX0(6/10) AAS
それからしばらく。

僕は持参の小説を読みつつ、サンディは店内に置いてある絵本を読みながら料理の出来を待っていた。

お互い手元の本をあらかた読み終えた頃に、お待ちどうさん、とタイミングよくオムライスが運ばれてきた。

産地直送のものをふんだんに使用したふわとろ仕上げの包み玉子、たっぷりの自家製デミグラスソース。
省17
170: [saga] 2017/11/16(木)02:18 ID:qrdjbAqX0(7/10) AAS
タルトを一齧りしたサンディの目がキラキラ輝いた。

目は口程に物を言うというのはこの事か。なんて分かり易いんだろう。

うん、人のものが欲しくなるというのは、大人として流石にそれはない。

ただ、少しばかりタルトが美味しそうなので、もしかしたら僕にも取っておいてあるんじゃないかとも思ってしまう。

一縷の望みを抱きつつ、訊ねてみた。
省4
171: [saga] 2017/11/16(木)02:33 ID:qrdjbAqX0(8/10) AAS
サンディがタルトを食べ終えるまでの間に、コーヒーをおかわりしてみた。

手慣れた手付きで彼はモカマタリを注いでくれる。

ふと、ポツリと僕だけに聞こえるように訊ねてきた。

「まだ、見つかんねぇのか」

「うん」
省16
172: [saga] 2017/11/16(木)02:36 ID:qrdjbAqX0(9/10) AAS
今宵はここまで。お目通し、安価協力に感謝を。
173: [saga] 2017/11/16(木)03:27 ID:qrdjbAqX0(10/10) AAS
【連れて行きたい場所】

>>174

【視点:男 or サンディ】(多数決)

>>175-179
省2
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