[過去ログ] 花陽「死を視ることができる眼」 (1002レス)
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14: [sage saga] 2016/12/28(水)21:44:22.59 ID:Hhhi1HzW0(13/119) AAS
花陽「いや、離してっ!!いやああああ!!」
両腕を使って必死の抵抗を試みますが、女性とは思えない怪力になす術もなく、徐々に口元が首に近づいてきているのが肌でわかりました。
生暖かい吐息に鳥肌が立ち、必死に身を捩ります。
ですが、女の牙が私の肌に突き刺さるのはもう時間の問題です。
──ああ、私こんなところで死ぬんだ。
省10
37: [sage saga] 2016/12/28(水)22:21:38.59 ID:Hhhi1HzW0(35/119) AAS
にこ「思ーい出を裏切るならっ!こーの宇宙(そら)を抱いて輝くっ、少年よ神話になれっ!」
穂乃果「おおっ、にこちゃん上手!」
絵里「さすがにこね」
花陽「や、やっぱりにこちゃんは凄いです」
真姫「へえ……思ってたより上手じゃない」
省12
67: [sage saga] 2016/12/28(水)22:48:44.59 ID:Hhhi1HzW0(64/119) AAS
花陽「感じ方の問題、ということですか?」
シエル「はい、概ねその通りです。例えばここに大好きなカレーがあるとします。でも、そのカレーを作ったのが私の大嫌いなやつだと知ってしまったら、きっと知る前と同じように味わうことはできません。何故なら、これは私の大嫌いなやつが作ったカレーだからです」
花陽「レシピの問題じゃない……」
シエル「そうです。逆に言えば、ここにあるカレーが煮詰めすぎて黒焦げで美味しくなさそうでも、私が大好きな人が作ったものだと知ることができれば、感じ方は大きく変わるでしょう」
花陽「受け取る側の気持ちで、いくらでも変わるんですね」
省9
204: 2016/12/29(木)01:27:20.59 ID:KO4UV68sO携(1) AAS
/1
きっかけは、ありふれた日常の狭間にありました。
多分、それは誰にも止めることなんてできなかったと思います。
今になって考えてみれば、ひょっとすると私がこんな眼になってしまったのも、避けられない巡り合わせだったのかもしれません。
花陽「凛ちゃん、今日はちょっと食べ過ぎだよお」
凛「ヘーキヘーキ、これぐらい腹八分目にゃ」
省11
238: 2016/12/29(木)01:31:35.59 ID:6a3/b+k3O携(1/2) AAS
/1
きっかけは、ありふれた日常の狭間にありました。
多分、それは誰にも止めることなんてできなかったと思います。
今になって考えてみれば、ひょっとすると私がこんな眼になってしまったのも、避けられない巡り合わせだったのかもしれません。
花陽「凛ちゃん、今日はちょっと食べ過ぎだよお」
凛「ヘーキヘーキ、これぐらい腹八分目にゃ」
省11
739: 2016/12/29(木)02:31:58.59 ID:yPrtHUZ4O携(1) AAS
染みは路地裏に向かうよう、続いていました。
点々としている染みを追いかけていると、その色が段々と濃くなっていきます。
これ以上は良くない、人もいないし視界も悪い。なにより嫌な予感がする。
そう思っていても、足は歩みを止めようとしてくれません。
曲がり角の先にある行き止まりに辿り着いたところで、私は息を呑みました。
省17
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