[過去ログ] 花陽「死を視ることができる眼」 (1002レス)
前次1-
抽出解除 レス栞

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
次スレ検索 歴削→次スレ 栞削→次スレ 過去ログメニュー
52: [sage saga] 2016/12/28(水)22:34:56.04 ID:Hhhi1HzW0(49/119) AAS
/15
絵里ちゃんは私がバッティングセンターで犯した失態について、厳しく叱りました。

一歩間違えれば大怪我をしていたかもしれませんから、絵里ちゃんが怒るのも無理ありません。

私はただ平謝りを続けることしかできませんでした。

絵里「あんなこと二度としないで……約束よ」

花陽「はい……ごめんなさい」
省14
148: [sage saga] 2016/12/29(木)00:33:12.04 ID:WwwgwYCn0(25/127) AAS
真姫「Es ist Warten(待機)……!」

視界に映る死者を一掃したところで、真姫ちゃんはようやく地面から手を離しました。

すると、境内を覆っていた膜が一気に消失していきます。

真姫「まっ、こんなところね……さあ、ウォーミングアップは終わりよ!いつまでも隠れてないで出てきなさい!」

真姫ちゃんが声を張り上げると、境内の奥から人影が視えました。
省9
303: 2016/12/29(木)01:39:39.04 ID:wO8mGeZ0O携(1) AAS
さっきと同じことができれば、私はこの化物に勝てる。

──この化物を殺し切れる。

そこまで考えて、私は我に返りました。

自分がどれだけ恐ろしいことを考えていたのか、気がついたんです。

[ピーーー]?
省10
669: 2016/12/29(木)02:22:40.04 ID:A52/cZC/O携(1) AAS
弁当箱から取り出したおにぎりを視ていると、我ながら会心の出来だと惚れ惚れします。

最高級の南魚沼産コシヒカリを贅沢に使い、先進の技術を用いて生み出された新型の炊飯器で炊き上げられ少し硬めに調整されたお米は、邪なものを寄せ付けない輝きを放っていました。

色、艶、香り──どれをとっても一級品であることに間違いありません。

もうこれだけで口の中が唾液だらけになるんですが、さらにここから一工夫。

お米からおにぎりに昇華するための工程を辿ります。
省9
701: 2016/12/29(木)02:26:41.04 ID:Z23LJuUuO携(1) AAS
染みは路地裏に向かうよう、続いていました。

点々としている染みを追いかけていると、その色が段々と濃くなっていきます。

これ以上は良くない、人もいないし視界も悪い。なにより嫌な予感がする。

そう思っていても、足は歩みを止めようとしてくれません。

曲がり角の先にある行き止まりに辿り着いたところで、私は息を呑みました。
省17
713: 2016/12/29(木)02:28:27.04 ID:d43l5jkyO携(1) AAS
/3
危惧されていた事故の後遺症もなく、私はすぐに退院することになりました。

μ'sのみんなも退院を心から祝福してくれて、誕生日でもないのに主役気分です。

凛「かよちん……かよちんかよちんかよちんっ!!ホントに良かった……かよちんが無事に退院できて、ホントに良かったにゃ!」

花陽「凛ちゃん、ちょっと苦しいよお」

凛「ご、ごめんね……痛かった?まだどこか悪いところあるの?」
省8
734: 2016/12/29(木)02:31:20.04 ID:jQeKls8KO携(1) AAS
/9
病院から何事もなく退院したあと、私は普段より少し遅れて登校することになりました。

いわゆる、遅刻寸前というやつです。

普段は朝練に出てるからこんなことはないんだけどなあ。

遅刻したくなくて焦る気持ちと、早くみんなの待ってる学校に行きたいという気持ちとが重なり合って、自然と駆け足になります。

ですがこちらの気持ちなんて配慮することもなく、信号の色は変わるものです。
省12
953: 2016/12/29(木)03:01:31.04 ID:DfLbCTFKO携(2/2) AAS
そう言って、女医さんは渡したはずのペーパーナイフを私に差し出しました。

花陽「あの、これは?」

女医「名工が暇潰しに作った一品物にルーンを刻んだだけのものだけど、魔除けとしては一級品でね……きっとあなたを守ってくれるわ」

差し出されたペーパーナイフを受け取ると、女医さんは嬉しそうな表情を浮かべました。

ペーパーナイフは大きさの割にそこそこの重さがあるので、もしかしたら純銀で作られたものなのかもしれません。
省9
前次1-
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ AAサムネイル

ぬこの手 ぬこTOP 0.031s