[過去ログ]
智「さあ、おとぎ話をはじめよう」 Re:3 (1002レス)
上
下
前
次
1-
新
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
次スレ検索
歴削→次スレ
栞削→次スレ
過去ログメニュー
989
: [saga] 2015/06/30(火)01:04
ID:v1l6gevwo(4/7)
AA×
[240|
320
|
480
|
600
|
100%
|
JPG
|
べ
|
レス栞
|
レス消
]
989: [saga] 2015/06/30(火) 01:04:00.88 ID:v1l6gevwo 「ええ。私によく似た、可愛い可愛い、私の姉弟」 その眼にはやはり私は映っていない。 その兄弟……恐らくは弟か妹を思い、想って、焦がれている、恋慕に近い瞳。 「時間がないの」 それは、さっきまでとは打って変わって酷くはっきりとした言葉。 「私はもうすぐ、どうしようもないくらいに壊れて、壊されてしまうわ」 「だから、貴女に私の姉弟を守ってほしい。守らなくてもいいわ、出会った時に気にかける程度でも構わない」 『ただ、その代わり』 『それをしてくれるというのなら、私は』 その先は、言われなくてもわかる。 死が見える、導けるということは即ちその逆――生かすことも可能だということ。 これは、対等な取引。 私の大切な存在を守る代わりに、こちらもそちらの大事な肉親を守ってほしい。 ただそれだけのものだ。 そして、私にとっての暁人には、それに答えるに十分値するだけの価値がある。 「お前、名前は?」 「和久津。和久津真耶」 「和久津、覚えたぞ。もし約束を守らなかったら、私が直々にお前を殺しに行く」 「う、ふ、ふ、ふ、ふ」 再び、これ……和久津は嗤った。 その眼には既に、先ほどまではあった理性の欠片は見つからない。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1363440428/989
ええ私によく似た可愛い可愛い私の姉弟 その眼にはやはり私は映っていない その兄弟恐らくは弟か妹を思い想って焦がれている恋慕に近い瞳 時間がないの それはさっきまでとは打って変わって酷くはっきりとした言葉 私はもうすぐどうしようもないくらいに壊れて壊されてしまうわ だから貴女に私の姉弟を守ってほしい守らなくてもいいわ出会った時に気にかける程度でも構わない ただその代わり それをしてくれるというのなら私は その先は言われなくてもわかる 死が見える導けるということは即ちその逆生かすことも可能だということ これは対等な取引 私の大切な存在を守る代わりにこちらもそちらの大事な肉親を守ってほしい ただそれだけのものだ そして私にとっての暁人にはそれに答えるに十分値するだけの価値がある お前名前は? 和久津和久津真耶 和久津覚えたぞもし約束を守らなかったら私が直にお前を殺しに行く うふふふふ 再びこれ和久津はった その眼には既に先ほどまではあった理性の欠片は見つからない
上
下
前
次
1-
新
書
関
写
板
覧
索
設
栞
歴
あと 13 レスあります
スレ情報
赤レス抽出
画像レス抽出
歴の未読スレ
AAサムネイル
ぬこの手
ぬこTOP
0.035s