[過去ログ] 「都市伝説と戦う為に都市伝説と契約した能力者達……」 Part9 (1002レス)
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781: 二人の黒服 その三 2013/08/21(水)01:16 ID:B8gVvXBk0(3/5) AAS
【その頃の黒服】

「うむ」

こんな所だろうか
元々少年に任せていた仕事も新人用と言う事でそう複雑な物では無い
この程度の事務仕事のみなら私なら一瞬で終えられる

「うわー、室長が珍しく仕事してるよ・・・」
「明日は槍でも降るのか?」
「君達、聞こえてるぞ」

何故私の部下達はこうも揃いも揃って失礼なんだろう
省19
782: 二人の黒服 その三 2013/08/21(水)01:16 ID:B8gVvXBk0(4/5) AAS
【自宅の謙信女性説】
「おっ邪魔しまーす!!」

・・・・・・勢い良く開けられたドアを潜って、黒服・・・ではなく
職場の先輩が入ってきた
何故だ

「あ、あの・・・・・・黒服?」
「・・・・・・どうしても君が心配らしくてな」

その割には・・・

「速攻俺の箪笥漁ってるんだけど・・・」
「・・・・・・・・・」
省20
783: 二人の黒服 その三 2013/08/21(水)01:17 ID:B8gVvXBk0(5/5) AAS
「・・・ONE P○ECE面白いな・・・尾田さん天才じゃね?」
「現実逃避するなぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「そうは言うがな少年、いくら私でも流石に女性の下着談義には付いて行けん、故にジャンプ読む位しかやる事が・・・」
「アンタの部下だろうが!!」
「少年の先輩だろう」

前回の責任発言何処行ったぁぁぁぁぁっ!?

「分かったわ!謙信ちゃん!!」
「こっちはなにもわからないわ」
「一寸謙信ちゃん用の服買って来ます!室長、経費で落ちますよね!?」
「落ちませんから!落ちないよな?!」
省25
784: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/22(木)17:31 ID:Yju0k1Lto(1) AAS
そして女であることを知るのですね!

乙です
このあと徐々に毘沙門天使謙信ちゃんとして開花していく彼(彼女)が見えるようですな!
785: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/22(木)21:46 ID:CW/ha5DAO携(1) AAS
乙です!謙信ちゃんが身も心もステキなおにゃのこになる日を待ってる…と言いたいが
おにゃのこの体に心は男、というギャップがまた萌える
786: コドクノオリ 【逃亡者】 [sage saga] 2013/08/25(日)00:09 ID:xpW54I9No(1/6) AAS
 暗闇の中を、一人の男が走っていた。
 まだ少年と呼べるような彼は、繁華街の路地裏にあたる道を駆ける。
 彼の衣服は暑いこの季節にはつらいのではないかと思われる長袖で、その手には携帯電話が握られていた。
 路地の曲がり角に手をついて勢いよく角を曲がり切った彼は、走りながら腰のあたりを気にするように何度か手を這わせた。
 腰にはロープが巻かれており、やや前傾気味に走る彼の様子からして、どうも背中に何らかの荷物を背負っているようだった。
――確かに何かを背負っているように見える。
しかし、ロープは腰の後ろに回ったあたりからだまし絵のように見えなくなっており、
ロープで結びつけられているであろう背の荷物も、路地裏の貧弱な灯りには照らし出されなかった。
「……っ、やっぱりむちゃくちゃに走り回ってるだけだと撒けないか」
省12
787: コドクノオリ 【逃亡者】 [sage saga] 2013/08/25(日)00:11 ID:xpW54I9No(2/6) AAS
 近付く追跡対象に警戒を示した相手を、久信は値踏みする。
 特にこれといった特徴は無し。まいったな。
 目の前にいる男の見た目からは黒服がどこの所属かは全く分からない。
黒服といえばその構成員の大多数を黒服で賄っている組織≠ニ呼ばれる超大型の集団が有名だが、
MIB自体は都市伝説に近しい組織であるならば多くの組織が揃えている存在だ。彼らの存在だけではバックの組織までは測れない。
 どうするかな……。下手に倒してしまうとどこかも知らない組織が面子をかけて俺たちを追ってくるかもしれないな。
 大きな組織が本気で捜索を行ったら久信が逃げ切ることは不可能だ。
 ならばできるだけ相手を傷つけないように切り抜けるしかない。
 そう覚悟を決めた久信の眼前にはもう、小さい拳銃のようなものを構えた男の姿が見えた。
 久信は前に傾け気味だった体を更に低くし、地面を舐めるように走る。
省19
788: コドクノオリ 【逃亡者】 [sage saga] 2013/08/25(日)00:12 ID:xpW54I9No(3/6) AAS
 示されるままに入ったのは、既に潰れた店だったのか、荒れ果てている。
そこを通り抜けて今度は別のビルを通り抜けて次の路地を通過する。
そんなことを何本かの通り分繰り返していると、いつの間にか久信は繁華街から離れたところにある古びたアパートの前に辿り着いていた。
 アパートを鼻先で示すと、最初の一言以外何事も話さなかった犬は、行儀よくお座りをして、じっと久信を見上げた。
 その時、タイミングを計ったように久信の携帯電話が鳴った。
「もしもし?」
『無事に逃げ切れたな?』
 開口一番に確認をとってきた若い男の声に苦笑して、久信は応じる。
「おかげさまで、追っ手もうまいこと撒けたみたいだ。ありがとう」
 電話の声は頷く気配の後、うかがうように訊ねた。
省22
789: コドクノオリ 【逃亡者】 2013/08/25(日)00:14 ID:xpW54I9No(4/6) AAS
ちょいとお邪魔いたします
しゃっきりとスピーディーに締めるのを目標に学校町の
片隅での物語を書かせていただきます
よろしくお願いしますです
790
(1): 鳥居を探すの人◆12zUSOBYLQ 2013/08/25(日)18:13 ID:IOtH9KmAO携(1) AAS
乙ですー
この都市伝説は何だ?
表面だけ見るとあれっぽいが、そんな簡単なもんじゃなさそうだしな
791: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/25(日)23:54 ID:xpW54I9No(5/6) AAS
>>790
正確には都市伝説そのものではなく、もう少し曖昧な存在となる予定です
そこら辺も予想しながら読んでいただいてもいいかなと思います

では続きを投下します
792: コドクノオリ 【罪跡】 2013/08/25(日)23:59 ID:xpW54I9No(6/6) AAS
 姿を現した両手足が無い、まるでダルマのようにも見える女性に、久信は親しげに話しかけた。
「修実姉、どこかに体ぶつけてない?」
「ありがとう久くん。大丈夫よ」
 修実(よしみ) というらしい女性からはあまり大きくはないが、よく通る声で返事がくる。
 犬はしばらく不具の女性を見つめ、やがて携帯からはほっとしたような調子で言葉を寄越した。
『よし、二人とも無事だな。じゃあしばらくはこのアパートの部屋を使ってくれ。警察のほうで手を回して手に入れた物件だ。
見た目はぼろいし曰く付きの幽霊アパートだが、探知にも引っかからないような細工をしてある。その点は安心しろ』
「ひどい宣伝文句だな」
 外から見上げるアパートから住人の気配が感じられないのはその曰くのせいなのだろうか。
省16
793: コドクノオリ 【罪跡】 [sage saga] 2013/08/26(月)00:02 ID:tFq6YeXpo(1/5) AAS
 お互いに傷つけあわずに存在できるということは実にいいことだ。
 鍵を開けると、古アパ―トらしい、軋んだ音を立てて扉は開いた。
 1Kの部屋の内部にはほとんど荷物がなかった。
 作りつけになっている空の本棚を素通りして居間に行くと、中央にはいまどき珍しいちゃぶ台が一つ置いてあった。
その上にはダンボール箱が一つ放り出してあり、それらの他には荷物らしきものはない。
 久信はダンボールの中に薬缶などの小物と、簡単に食べられる食料が詰め込まれているのを確認する。
「昌夫が警察に手を回して逃亡生活に必要そうな最低限のものは用意してもらったらしいから、
とりあえず今日は飢えることはなさそうだ。持つべきものは犬のおまわりさんだ」
「あまり悪口を言ってはだめよ」
 背中から窘めてくる姉の言葉に、けど、と久信は返す。
省20
794: >>793 に抜けがあったためもう一度書き込みます [sage saga] 2013/08/26(月)00:05 ID:tFq6YeXpo(2/5) AAS
 あるいは、このアパートを潰すことができないような加護か呪いがかかっているのかもしれない。
 こんな物件の存在を認める代わりに、有事の際はこうして隠れ家として使えるように契約してるのかもな。
 お互いに傷つけあわずに存在できるということは実にいいことだ。
 鍵を開けると、古アパ―トらしい、軋んだ音を立てて扉は開いた。
 1Kの部屋の内部にはほとんど荷物がなかった。
 作りつけになっている空の本棚を素通りして居間に行くと、中央にはいまどき珍しいちゃぶ台が一つ置いてあった。
その上にはダンボール箱が一つ放り出してあり、それらの他には荷物らしきものはない。
 久信はダンボールの中に薬缶などの小物と、簡単に食べられる食料が詰め込まれているのを確認する。
「昌夫が警察に手を回して逃亡生活に必要そうな最低限のものは用意してもらったらしいから、
省23
795: コドクノオリ 【罪跡】 [sage saga] 2013/08/26(月)00:06 ID:tFq6YeXpo(3/5) AAS
「ともかく、警察もこの程度には都市伝説に対する対処法や協力関係を作れているってことで、いいんだろうな」
 おかげで追われている立場のはずの自分たちはこうして力を抜いて休んでいられるのだ。
それでいい。それに、久信たちにはそれ以外のことについて考えられるような余裕は今のところない。
 あまり悩んでいてもしかたないと言えばしかたないんだけど……。
 思いながら部屋に改めて視線を巡らせる。
 最低限の掃除をされているだけの部屋は家具もほとんどない。
部屋の真ん中に置かれているちゃぶ台とダンボールなどは、余計に寂しさを印象付けている気がした。
 目を楽しませて心に癒しをくれるのは修実姉だけだな。
 しみじみと修実に目をやっていると、修実は布団の上で傷を隠すように丈が余っている衣服の袖を揺らした。
「あんまり見ないで……ね?」
省11
796: コドクノオリ 【罪跡】 [sage saga] 2013/08/26(月)00:06 ID:tFq6YeXpo(4/5) AAS
 事前に食料は一人分でいいなんて言っておいたのは間違いだったか。
 今更悔んでも後の祭りだ。少し危険ではあるが、明日あたりに周囲を気にしながら追加の食事を見繕うのもありだろう。
 修実は今の状態になってから、食事も排泄も不要になっていた。
それは一般的な生物とは活動のための燃料からして全く別のモノに変わってしまったということを端的に示しているように久信には思われる。
 その変化がいいものなのかどうなのかは分からない。
ただ、日常生活を送ることも難しい状態の姉にとっては、煩わしさから少しでも解放されることは悪いことではないだろう。
追われる立場にある今となっては買い出しに走らなくてもいいという状態は便利であるともいえる。
 楽観的に考えすぎか。
 自嘲気味に内心呟く。そう、久信たちは現在、様々な都市伝説系組織に追われる立場にあり、
この部屋に辿り着く前に追ってきた黒服のような者たちから危険人物としてマークされ、今は逃げ隠れる身である。
省11
797: コドクノオリ 【罪跡】 2013/08/26(月)00:07 ID:tFq6YeXpo(5/5) AAS
愛玩するのに都合のいいダルマ娘設定!

警察関係の描写は明日君たちが上の立場に立つ前の話ってことで
798: あくまで聞いた話だが…… [saga] 2013/08/26(月)20:11 ID:ZrOK1mkG0(1/2) AAS
あくまで聞いた話だが……

辺湖の高校に通う少女が恋人の住んでいる南区のアパートを訪ねた

「ごろーちゃん、来たよー」

夏休みに入って以来、彼に連絡を取ろうとしても一向に返事が無かったのだそうだ

合鍵を使って部屋へと入った時、少女は部屋の異様さに気づいた
ベランダ側のガラス戸はカーテンが閉められており、隙間から光が漏れないようにガムテープで目張りされていた
カーテンの無い窓は新聞紙や布で覆われ、テープで幾重にも塞がれていた
省24
799
(1): あくま 2013/08/26(月)23:29 ID:ZrOK1mkG0(2/2) AAS
AA省
800: コドクノオリ 2013/08/27(火)02:03 ID:q7HWazz9o(1) AAS
あくまで聞いた話だが……の人乙です
何と契約したのか
そして何を条件に契約することに決めたのか
そんなところが気になりました。

>>799
>>誰も手を付けなかったアレ
が何なのかいまいちわからない察しの悪い頭で申し訳ない。
でも、おそらくそのアレには手を付けることはなくぬるりとお話は進んでいくものと思います
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