[過去ログ] 「都市伝説と戦う為に都市伝説と契約した能力者達……」 Part9 (1002レス)
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563: 鳥居を探すの人◆12zUSOBYLQ 2013/05/07(火)21:07 ID:aKdp8waAO携(1) AAS
HKの人乙ですー
みんな幸せになったからこれでいい…のか?

ソニータイマーの人乙ですー
鞘花ちゃん可愛いよ鞘花ちゃん
武器たくさん持ってるゴスロリとか萌える超萌える
彼女の再登場を望みます
564: ソウルメイト( 1 ) [sage saga] 2013/05/08(水)00:28 ID:v4pphVDDo(1/3) AAS
赤ん坊の泣き声。

立ち止まり、辺りを見回すが人影はない。
街灯は点いているが、決して明るいとは言えない街路で
ぽつりと一人。
残響は自分の履いたヒールの音のみである。

確かに聞こえた気がしたのだ。

どこかの家で泣いているのだろうか……。
目を閉じ、耳を澄ますが、聞こえてはこない。
省9
565: ソウルメイト( 1 ) 2013/05/08(水)00:29 ID:v4pphVDDo(2/3) AAS
もう一度、前を向くと……
やはり、赤ん坊の顔が暗闇に浮かんでいる。
いや、違う。
浮かんでいるのではない。
棚の様なものの上に、うつ伏せになり、こちらを見ているのだ。

目を凝らし、暗闇に目を馴染ませる。

「……ロッカー?」

間違いない、駅などで見られるコインロッカーだ。

だがそれは、現代ではどこの博物館でも所有していないであろう
省9
566: ソウルメイト( 1 ) [sage saga] 2013/05/08(水)00:30 ID:v4pphVDDo(3/3) AAS
「止めてッ!」

制止の嘆願が聞き入れられたのかは判らないが
急に鎮まり、静寂が辺りを支配する。

赤ん坊は、腐り落ちそうな目で自分を見ていた。
嗤っている。

怒りが恐怖を超え、自分を突き動かして行くのが判る。

「アンタがやってんの?!」
省14
567: ソウルメイト(2) [sage saga] 2013/05/09(木)02:17 ID:ZHDB0Qnzo(1/5) AAS
ギギ……ギギギ……

軋む音を立てる扉を開けるが、何もない空のロッカー。

キィイーーイーィー……

甲高い金属の擦れる音を立てる扉を開けるが、何も入れられていないロッカー。

ガチャン! ガチャン! ガチャン!
省7
568: ソウルメイト(2) [sage saga] 2013/05/09(木)02:19 ID:ZHDB0Qnzo(2/5) AAS
少し引っかかる感じのある扉を勢い良く開け
ロッカーを覗きこむが、真っ暗でよく見えない。
否、真っ黒な何かがロッカー内を埋め尽くしていた。

真っ黒なそれは、蠢き、聞こえないはずのカサカサという擬音を
自分の脳へと送り込んでくる。

「ゴ……キ……」

言いかけて止まる。

ゆらゆらと揺れる黒く長い触角は
自分の存在に気付いた為かピタリと止まり、一斉にこちらを向く。
省12
569: ソウルメイト(2) [sage saga] 2013/05/09(木)02:20 ID:ZHDB0Qnzo(3/5) AAS
止めていた息を、恐る恐る吐き出し、藻掻くように吸う。
口を大きく開けば、口に入って来るのではないかと
いなくなった筈の虫達に怯えた。

知らず息は浅くなり、指先がジンジンと痺れた。
冷たく、青白くなった指先が、酸欠を訴えてくるが
脳を満たすのは恐怖、息が整えられないでいる。

「……何よ……何なのよ」

なんとか言葉を吐き出して、恐怖を和らげようとするも
震えた体が、その失敗を告げる。
省11
570: ソウルメイト(2) [sage saga] 2013/05/09(木)02:21 ID:ZHDB0Qnzo(4/5) AAS
「……嫌よ……もう、嫌」

家に帰りたかった。
お風呂に入りたかった。
温かい飲み物を飲みたかった。
嫌なことは全て忘れて、柔らかい布団に包まって眠ってしまいたかった。
その予定だった。

職場の先輩のことも
先輩を好きだったことも
先輩に妻子がいたことも
省14
571: ソウルメイト(2) [sage saga] 2013/05/09(木)02:23 ID:ZHDB0Qnzo(5/5) AAS
暗い帰路で、何処からか赤ん坊の泣き声がする。
最初は幻聴だと思った。

腐敗した赤ん坊の顔。
沈んだ気持ちが見せる幻視だと思った。

嗤う赤ん坊。
馬鹿にされているのだと思った。

惨めなアタシを、惨めな姿の赤ん坊が
お前も捨てられたのだろうと、嗤っているのだと思った。

全てぶち壊してやろう。
省11
572: 単発:コドクの契約者(代理) ◆7aVqGFchwM [sage saga] 2013/05/09(木)13:17 ID:Og4mrEDQ0(1/6) AAS
むかーし昔、ある所に黒魔術を信仰するカルト教団がありました
その教団は夜な夜な若い少女を攫うとロクでもねぇ儀式の生贄にしていました

ある日、カルト教団が何時もの様に淫猥な儀式に精を出していると、一人の青年が乱入し、その場にいた教徒達を片っ端から血祭りに上げました

青年は捕らえられていた少女達を解放し、教団を壊滅させましたがここで一つ問題が発生します

少女の一人に身寄りが無く帰る場所も無いと言うのです
青年は迷いましたが考えた末、仕方なくその少女を連れて行く事にしました

これはそんな彼らのお話です
省1
573: 単発:コドクの契約者(代理) ◆7aVqGFchwM [sage saga] 2013/05/09(木)13:19 ID:Og4mrEDQ0(2/6) AAS
「蒼花、まだ起きてるの?」
「陸が貸してくれた本が面白くて」
」「君は変わってるね、普通なら見たくも無いんじゃない?そんな本」
「確かに、でもこれを読むことであの変態達が何をしようとしてたのかわかるし、理解できればちょっとは怖く無くなる気がするんです」

私は青山蒼花
2年ほど前、とある変態集団に捕らえられていた所を彼、羽佐間陸に助けられた者です

「蒼花がそれで良いなら構わないけど、明日も仕事だから、体調管理には気をつけてね?」
「はーい」

彼、陸はフリーランスの霊能者
省4
574: 単発:コドクの契約者(代理) ◆7aVqGFchwM [sage saga] 2013/05/09(木)13:19 ID:Og4mrEDQ0(3/6) AAS
「陸、今日のお仕事は何ですか?」
「悪魔払い、多分悪魔の囁きとかその程度の雑魚だとは思うけど」

悪魔の囁き、人に取り付いて悪意を増幅させる存在だったかな
最近異常に増えてるらしい

「どうやって祓うんですか?」
「悪魔憑を殴って落として、悪魔を引っ張り出す」
「いつも通りですね」
「物理が正義だよ」

陸は契約者と呼ばれるタイプでは無く霊能者、霊的な物に触れられるだけで契約等はしていません
そんな脳筋の所も素敵です
省10
575: 単発:コドクの契約者(代理) ◆7aVqGFchwM [sage saga] 2013/05/09(木)13:20 ID:Og4mrEDQ0(4/6) AAS
あれから数ヶ月が経ちました

「今日の依頼は…これは、酷い」
「依頼主は…学校?」
「あぁ、最近校内で怪奇現象が多発してるらしい、放っておくと良くないな」

怪異は怪異を呼ぶ
確かに学校なんて怪異が育つにはこの上ない場所だ

「なるべく急ごう、手遅れになるとヤバイ、下手をすれば第二の学校町になりかねない」

学校町とは日本有数の怪異だらけの町だ
世界を単独で滅ぼせるレベルの人材がゴロゴロしてるらしい
省10
576: 単発:コドクの契約者(代理) ◆7aVqGFchwM [sage saga] 2013/05/09(木)13:21 ID:Og4mrEDQ0(5/6) AAS
調べると原因はすぐにわかりました
何者かがこの学校に都市伝説が発生しやすくなる細工をしていたのです

「これならすぐに片付くな」

陸がその細工を破壊しようとした時、何かが割れた様な音と共に風景が切り替わりました

「これは」
「罠か…細工を破壊した奴を異界に強制的に移動させる」

周囲には見渡す限りの都市伝説
省13
577: 単発:コドクの契約者(代理) ◆7aVqGFchwM [sage saga] 2013/05/09(木)13:22 ID:Og4mrEDQ0(6/6) AAS
あの日、悪魔祓いを行ったあの日
悪魔の囁きは私に言いました

『テメェミテェナ薄汚レタ餓鬼ヲアノ男ガ選ブト思ウカ!?得体ノ知レネェ男共二犯サレマクッテタ中古ヲヨ!!』

なら私はどうすれば良いの?

想い人が自分に不釣合いだと、自分なんかじゃ手の届かない存在だと言うのなら…

諦める?
自分を磨いて想い人に相応しい存在になろうとする?
それとも………
省11
578: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagesaga] 2013/05/09(木)17:49 ID:D9/YKyZ80(1) AAS
ソウルメイトの人とコドクの人乙です
579: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/09(木)20:37 ID:+Sl9/smto(1) AAS
乙です
おお、ソウルメイトとコドクのお話を見ていたらこう、何か書きたい気持ちが盛り上がってきました
580: 〇〇さんと〇〇〇〇〇〇ー 2013/05/12(日)22:14 ID:HzMyTxvDO携(1/7) AAS
それは、まだ彼女が【カレ】と出会う前の事

いつも通りの学校での部活を終えて、彼女はいつもと同じ帰り道を歩く

時刻はそろそろ午後7時
辺りは薄暗くなっている

彼女は自分の身長よりもなお長い棒のような物が入った袋を担ぎ、口笛を吹きながら自宅までの道を歩いていた

その足取りは軽く、口笛のリズムと共にステップを踏みながら
省7
581: 〇〇さんと〇〇〇〇〇〇ー 2013/05/12(日)22:16 ID:HzMyTxvDO携(2/7) AAS
インターネットで日々増え続ける学校町での都市伝説の目撃情報

いつか絶対見つけてやろうと決意した彼女は
とある都市伝説を探して、いつも夜になると口笛を吹きながら家まで帰っている

暗い夜道を歩く少女
もちろん、少女以外道には誰もいない

「もしもし、お嬢さん」

しかし、突然後ろから少女に話し掛ける声がする
省9
582: 〇〇さんと〇〇〇〇〇〇ー 2013/05/12(日)22:18 ID:HzMyTxvDO携(3/7) AAS
「…〔夜に口笛を吹くと蛇が出る〕ですね?」

「おや、知ってたんですか?」

少女の問いかけに答えるのは
道の上にとぐろを巻いてじっとしている一匹の白い蛇だった

「調べましたから、色々と」

少女は喋る蛇に驚く事なくじっと蛇を見つめている
省3
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