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(1): [メタ・ヴァプールにて] 2013/07/21(日)00:56 ID:LaNX89V.(1/8) AAS
-蒸気式機構図書館 "B2F"-

「これ凄いなぁ、水蒸気は全部ここに回って来てるのかぁ!」

ついに目的の図書館へと辿り着き、B1Fへの入り口を目指した三人。
しかし、そこに待っていたのは突然の大穴だった。

先に降りたバンキッシュに続いて降りると、不思議な弾力の上へと着地した。
綺麗にカットされた魔石がブルーライトで辺りを照らすと、そこは膜質の中に大量の水が敷かれたマットの上だった。
鉄の壁に囲まれ薄暗いながらも、どこか幻想的な光景だ。
2985
(1): [バン君] 2013/07/21(日)01:15 ID:LaNX89V.(2/8) AAS
>>2984
「でもこれ登れないんじゃないかな!?」

少なくとも、自分らの落ちて来た場所から漏れる灯りが
消しゴムの様に小さく見える程には高い。
クッションが無かったらどうなっていたのか……。

「とりあえずこっちかな、場所分かんなくなっちゃったし!」
と言い、部屋に一つだけ空いた出入り口から通路へと歩き出す。
地下は1階までと言っていたので、多分ここがそうだろう。
2987
(1): [バン君] 2013/07/21(日)01:31 ID:LaNX89V.(3/8) AAS
>>2986
「リスタ君もお待ちかねだし、急いで済ませないと!」

と言う三人は、銀鉄の壁にコードが這った殺風景な部屋へ出た。
広さおよそ20平米ほど。明かりは先程の様なブルーライト。
その部屋の中心に、直方体の箱。

壁から伸びたコードはそこへと繋がっており、中は緑の光で満たされている。

「ヘンな場所だなぁ……もしかして間違え……いやいや!
場所から考えて、ここが地下1階で間違いないだろうしね!」
ビシッと指差した先に、丁度フロア案内が見えた。
くすんだ字で描かれたそこにはこう書かれている。
省2
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(1): [カフェ行かないとここに行かなかったもよう] 2013/07/21(日)01:58 ID:LaNX89V.(4/8) AAS
>>2988
「うんそうだね! ……何でッ!?」

確かに上の看板にはB1Fとあった筈だ。
その道を辿って来た筈なのに、何故……?

疑惑を抱える三人に、新たな変化。
中心にあった箱が、ノイズがかった声を発し始めた。

『熱源感知……人間と断定。
B2F内書庫1698冊……損傷無し確認。全開放可能。解放する場合、ボックス操作で是を押下して下さい。』
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(1): [純喫茶だった!] 2013/07/21(日)02:09 ID:LaNX89V.(5/8) AAS
>>2990
「ラーナイさん、あれだよあれ!
……どうやら、あの箱から聞こえてくるみたいだね?」

少しだけ表情を引き締め、辺りを見回す。
そして、直方体の箱へとゆっくり近付いて行く。

『ボックス操作で是を押下すると、解放シークエンスに移行します。
尚、10分間無操作の場合は省魔力モードに移行します。』

部屋の中心に鎮座する直方体は、緑の光を放ち、無機質な声を投げ続ける。
2993
(1): [バンキッシュ] 2013/07/21(日)02:29 ID:LaNX89V.(6/8) AAS
>>2992
「そうだね、書庫を開けるか開けないかって事だと思うよ!!」
グッ、と拳を握り、自信満々に凄く曖昧な説明。
彼ことバンキッシュは過去、大の勉学嫌いとして学校に名を馳せていた。
故に話半分にしか理解していない。

『……――』
音声は再び繰り返される。
直方体の箱の側面にはディスプレイの様な物が据えられている。
ここに「可/不可」という表示が四角に囲まれて明滅していた。
恐らくこれが解放の是非を問うボタンだろう。
2995
(1): [店主<あぁん!?] 2013/07/21(日)02:45 ID:LaNX89V.(7/8) AAS
>>2994
「うん。
にしても、さっき何て……1698冊だっけ?
そんなに沢山、あそこに入ってるのかな!」

数字をしっかりと覚えている辺り、単に馬鹿と言う訳では無さそうだ。
嫌いな事と出来ない事は、別という事か。

「うん、そうだね。
まずは出口を見つけてから……」
〔オーッホッホッホ!!
そうねぇ、それを開けられては困るのよぉ!
省6
2997: [バン<それで良いのぉー!?] 2013/07/21(日)03:12 ID:LaNX89V.(8/8) AAS
>>2996
「なるほど!!そうだけど何か根本的に違う気がするよ!!」
謎の声に向いていたが、一度リスタへと向き直り全うな事を。

〔ここよ、ボク、お嬢ちゃん!〕
〔ククク、さあ、箱を渡せ!〕

3人の前へと(何故か)上方から着地して来た2つの影。
一つは派手な赤のギンプスーツを身に纏った女、そしてもう一人は派手な赤のジャケットを身に着けた男。
2人は並んで、一同へと近付いて行く。

〔全く、せぇ〜っかく幽霊の仕業を装って人払いしてたのに。〕
〔箱を見付けた途端にこれでは、台無しだな!〕
省1
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