王立図書館 (1775レス)
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1: 「鍵を持つ者」 2010/05/24(月)20:56 ID:??? AAS
王都中央部に存在する、最も有名で最も大きく、最も攻略が難しいとされているダンジョン
その深さは未知であり、入り口で選ぶことが出来るA〜Gコースによって性格も異なる
図書館ロビーではお静かに
A・B路 基本的に魔物は弱く戦闘が一番楽だがB32以降は時空魔法の基礎が必要
C・D路 ほかの通路と比べてアトラクション的な要素が多い
E・F路 18禁。「えろ!ふぇんたい!」路
G路 一番危険な通路
1755: 「分岐点1/3」 [Raven] 2017/04/01(土)21:18 ID:WksQa8S2(1/3) AAS
ゼオ・ウッドフィールドは敵ではない。
木原の助手であるゼオが敵ならば、真っ先に八卦の使用権限を、停止するだろう。
だが、アルス・ストラグルは、八卦型ゴーレム武装が顕現できている。
したがって、彼が敵ではないと予想するのが、当然の帰結だ。
……もしくは、初めから関わっていないか。
そもそも、木原の助手というだけで、獣狩の騒動に関係している、とは限らないのだ。
浪費するだけの時間が続く、白亜の混沌達は、まともな干渉を見せないし
吸血王の二人は、笑みこそ浮かべているものの、その視線は、皆を見定めている様だ。
沈黙が、どれほど続いただろうか、根を上げたレイヴンが、一声をあげる。
「――――話を整理しよう
省12
1756(1): 「分岐点2/3」 [Raven] 2017/04/01(土)21:19 ID:WksQa8S2(2/3) AAS
『あぁ残念至極、無念千万、残念無念!!白亜の混沌様は、この騒動にご興味がなさらないご様子。』
嫌味ったらしい、声を響かせる、語り部…もとい贋作。
悪どい商人の様に手を揉みながら、4人の前へ現れる。
仮面の下は、どんな表情をしているのだうか。
『白亜の混沌様の気を引けないのであれば、木原氏のご助手、そしてアルス様のお知り合いでもある
ゼオ・ウッドフィールド様へ、ご協力をお願いするのは、至極全うでございます。
その明晰な頭脳、ワタクシ感服いたしております!!いやいや本当ございますよ!?』
「少なくとも、バカにしている事は分かったよ、語り部。
吸血女も乗り気、加えてお前が出てきたって事は、このルートが当たりって事で、いいんだな?」
不機嫌そうな目を浮かべるレイヴン。シャキン、ラピュセル・アルスの三人からは
省20
1757: 「分岐点3/3」 [Raven] 2017/04/01(土)21:19 ID:WksQa8S2(3/3) AAS
【IN THE 物陰】
『あのー本当にやるんですか?無駄だと思うんですがねぇ…』
パイを構える白亜の混沌
その横で、せっせとパイをこしらえる贋作。語り部だし、分裂とかできるんでしょう、多分。
『あのおふた方、あなたの知ってる時の二人とは、違うみたいなんですよねぇ
いくら白亜の大魔王様とはいえ、"パイをあてる"のは、無理かと思うんですが。』
そしてラストのパイを作り終える、いわゆるパイ投げの用なので、紙皿にクリームを盛っただけ。
いつでも準備オッケー、テレキネシスでもテレポートでも使って、1Fの猶予もない、パイマシンガンができる。いまならスレでの査定も不要。
省2
1758(1): 「ラピュセル」『?』 2017/04/01(土)21:54 ID:t7J2YxNc(1) AAS
「私は先に進むのがいいと思う」
ふむ、と暫し考え込む乙女はそう結論を出した。
出たとこ勝負が続きそうであるが事前準備など出来る情報もない、ならば進めるところまで進むしかない。
『おう、気張って行くがよい』
「…ええと、一緒に?」
『いんや、ワシにも色々やることがあるでな?とりあえずコレを持っていくとよいぞ』
「ん…?」
そうして一冊の鍵がかかった分厚い本を手渡される乙女。
それに触った瞬間、本が粒子となって散り、乙女へと吸い込まれるようにして消えた。
「…ええと」
省2
1759(1): [シャキン] 2017/04/01(土)22:02 ID:HpWxemK2(1) AAS
>>1756
「……何も頼まない方が良いだろう」
語り部と良い白亜の混沌といい、この手のトリックスターは如何も苦手である
なぜなら何処までが本当でどこまでが嘘か分からないからだ
分からないのならば、最低限の情報だけで行動すればいい
余計に事を考えては、それこそ混沌に浸食されるからだ
省7
1760: 騎士と混沌 [大魔王] 2017/04/01(土)22:12 ID:r3RjcaRY(1/3) AAS
「……。」
――踊らされている感覚がある。
何に? "この場の全てに”だ。
以前混沌の王に聞いた"なるようにしかならないクソみたいな吟遊野郎の筋書き"――要するに運命の収束、それを感じる。
「(けど。)
「行きましょう。」
「ここに居ても何も変わらないなら、俺は動いて少しでも誰かを守る事を選びたい。」
省10
1761: 騎士と混沌 [大魔王] 2017/04/01(土)22:17 ID:r3RjcaRY(2/3) AAS
【IN THE 物陰】
( 混)「要するに確定描写で回避しますよ、ってか? うっわーウッザいわー、イベントの主催ってそういうとこあるよな。」
こしらえるどころか既に山のようなパイ。
本当にやるどころか既に機械仕掛のマシンガンがパイを吸血鬼共にあめあられだ。
( 混)「勝手に戻ってきて勝手にイベント初めて全部僕の手のひらの上ですぅーってか? くっさいわー超くっさいわー。」
「吟遊GMも大概にしろっつーの、同じ穴の狢かっつーの。」
四方八方から降り注ぐ雨あられ、いやさパイあられ。
シリアスな場面でパイが降ってもイイ、自由とはそういうものだ。
省4
1762: 騎士と混沌 [大魔王] 2017/04/01(土)22:23 ID:r3RjcaRY(3/3) AAS
【IN THE 物陰】
( 混)「――ま、そういうわけだ。」
すっ、と大魔王が物陰から立ち上がる。
なおパイは自動で生産、ロックオン、射出を繰り返してる。インチキ効果も大概にしろ。
( 混)「凡人の顔も満たしこれ以上くだらん舞台に付き合ってやるつもりはない。つーか飽きたし。」
「メディア、レイ、お前等も好きにしろ。んじゃの。」
そう言って大魔王は空間を捻じ曲げて図書館から退場。
多分後はパイ投げたりかっこいいシーンでアルス助けたりするぐらいの出番だろう。
どっかの草原とか辺りで冷やかしはしてそうだが。
省8
1763(2): 「分岐点1/2」 [Raven] 2017/04/02(日)22:52 ID:Y7IAN/ns(1/2) AAS
>>1758
「出たこと勝負ばかりだな、苦労かける…」
本を粒子として、吸い込む乙女を一瞥し、己の得物を背負い直す。
魔法的存在の彼女にも、だいぶ慣れてきた。
「期待させてもらうぜ、ラピュセル」
おそらくこの面子の中で、もっとも強靭な、精神力を持つ彼女に、期待と信頼の言葉を投げかける。
はじめの頃の、訝しげな感情は、もはや存在しない。
工房の担い手といい、魔力に乏しい、この面子の要なのだ。
省13
1764: 「分岐点1/2」 [Raven] 2017/04/02(日)22:52 ID:Y7IAN/ns(2/2) AAS
【パイ乱舞】
『そうさ、確定描写さ』
『円滑に進めるためだ、仕方なかろう』
レイヴン達が、話している間に、エリゼとヴラドに、あれよあれよとパイの嵐。
すべて直撃したと、思いきや…まるで初めから、其処に居なかったかの様に、ソファーへ座っている。
『残念だが、我々は何処にでもいるし』
『何処にも居ないのだ』
そしてわけの分からない事を、のたまいながらワインを一口。
ホーミングパイは、対象を失って以内にもかかわらず、ひょろひょろとした、軌道を描いて散乱。
省11
1765(2): 「ラピュセル」 2017/04/04(火)22:11 ID:wZWVzLWE(1) AAS
>>1763
「出たとこ勝負なのは初めからな気もするから今更だ、期待に応えるよう努力する」
暫く消えた本を持っていた側の手を閉じたり開いたりを繰り返す乙女。
レイヴンに語りかけられ我に返ったようにそちらへと振り向き笑みを浮かべる。
1766(1): [シャキン] 2017/04/06(木)21:07 ID:GsU/wvZQ(1) AAS
>>1763>>1765
――「シャーク…"組織"の連中についてどう考える?」
――「城を所有し、それを完全に隠蔽、規模も目的も不明となれば
イエロージャーナルの連中でも、足取りが掴めていないって事になる…そんな組織が、実在できるのか?」
「……無理だ」
一言そういう
「まず、城を保有した段階で確実に何処かの諜報機関に目は付けられる。其れがたとえどんな廃城だったとしてもだ」
省8
1767(2): 「1/1」 [Raven] 2017/04/08(土)22:18 ID:5gxhkEWA(1/3) AAS
>>1765
>>1766
「…しかし、実際に存在していて、其処に行くための手段があるわけだ。」
指輪をはめると、皆の視界に、青白い魔法のパス(線)が映る。
おそらく「城」までの道筋なのだろう…これを辿っていけば良いわけだ。
「早速、出発したいが…貴様ら二人に聞きたいことがある。」
『ほう』
『何かな?』
扉へ向けて、歩きだした所で、思い出したかのように振り向く。
省15
1768(2): 「ラピュセル」 2017/04/08(土)22:26 ID:.cFc8afo(1/2) AAS
>>1767
顎に指あて暫し物思いにふける乙女。
成程確かに組織の強大さの割に出てくる情報が余りにも少なすぎる。
どんな形であれ悪目立ちは確実にしそうなものであるが…
それとも余りに大き過ぎる故にソレと気が付いていないだけ、という可能性はないだろうか?
「…ん?」
等と色々と考えることもあり動きがやや緩慢だった乙女。
エリザベートの声に反応し、其方を見やる。
1769(1): [シャキン] 2017/04/08(土)22:40 ID:mJCcC6gM(1/3) AAS
>>1767>>1768
「……」
様々な単語が増えていく
混沌の血それに文字
彼ら語り部が言いたいことの本質を考える
混沌の血に対する答えが"文字"が読めない人間に、魔法を理解するのは無理
省11
1770(1): 「分岐点/終」 [Raven] 2017/04/08(土)23:17 ID:5gxhkEWA(2/3) AAS
>>1768
>>1769
巨大な、両開きのドアの魔法陣に手をかざすと
ギギギギギ…と大きな音を立てて、ゆっくりと扉が開きはじめる
この音を聞くと、王都がきらびやかだった頃、何度も冒険をした記憶が蘇る。
夜通し本を漁り続けた後、この扉を開けると、眩しい朝日が目に染みたのだ。
「とりあえず、工房にでも戻るか…シャーク、ラピュセル、何か食いたい物は?」
そんな記憶も今や昔、太陽の代わりに、蕩けた瞳のような形をした物が浮いていて
どんよりとした光が、皆を照らす事だろう。
―――――だが、そこに蕩けた瞳はなかった
省1
1771(1): 「分岐点/終」 [Raven] 2017/04/08(土)23:19 ID:5gxhkEWA(3/3) AAS
『――――ここからが"本当の獣狩の夜"だ』
――月だ
――不気味なまでに巨大な月が、鈍く輝いている。
――どんよりとした空は、星空に染まりきっている。
――いままで、昼夜の概念を意識したことはあったか?
省12
1772(1): 「ラピュセル」 2017/04/08(土)23:36 ID:.cFc8afo(2/2) AAS
悪い夢なんじゃないだろうか
ところがどっこい・・・・・・・・夢じゃありません・・・・・・・・!現実です・・・・・・!これが現実・・!
…!?
「っ…どういう事だ、コレはっ!!」
一瞬意識を手放しそうになった最中、何かが自身の中で蠢いた。
内と外の異様な気配に大声を出さずにはいられない。
知らずの内に手に携えた槍を強く握り、歯を食いしばる。
冷汗は止まらなかった。
1773: [シャキン] 2017/04/08(土)23:40 ID:mJCcC6gM(2/3) AAS
>>1770>>1771
――「とりあえず、工房にでも戻るか…シャーク、ラピュセル、何か食いたい物は?」
「いや、無いな。胃に入ればそれでいい」
そして、気が付く
月。そして、それらの事象と夜を越したことの無い事柄に
「…………」
これに気が付いて、果たして正気が保てるのだろうか?
省9
1774: [シャキン] 2017/04/08(土)23:42 ID:mJCcC6gM(3/3) AAS
>>1772
「!?」
ラピュセルの状態以上に気が付き体を支える
「おい、大丈夫か!?ラピュセル!?」
意識を飛ばない様に声を掛けるのであった
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