王立図書館 (1775レス)
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1738: 「分岐点」 [Raven] 2017/03/18(土)22:34 ID:jywA7ei2(1/2) AAS
>>1737

「だから事前に下がらせておくべきだと…―――む。」

白亜の混沌の遊戯に付き合っていた、吸血王…ヴラドミア・ノスフェラトゥが顔を上げる。
正確には、かすかなマナ反応を肌で感じ取っただけなのだが…それはこの場にいる全員が同様に察知できているだろう。
糸を這うようなマナ反応と空間転移…これはポータルが起動した証だ。

『…泡沫の夢、か。』

『いやいや、君がこだわる理由が分かったよ―――まぁ私達二人にとっては
 どちらでも「都合」が良いんだけどね…』
省7
1739
(1): 「分岐点」 [Raven] 2017/03/18(土)22:34 ID:jywA7ei2(2/2) AAS
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王 立 図 書 館 メ イ ン ロ ビ ー
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人々は其処をこう呼ぶ

ある魔術師は王都の知識が集まる場所…と
ある屈強な冒険者は最難関のダンジョン…と
ある獣人は、化物のたまり場…と
省22
1740
(1): [シャキン] 2017/03/18(土)22:53 ID:4tsVLIkM(1) AAS
>>1739

「ここが……王立図書館……」

図書館という異空間の存在
魔導所から呪いの書によくわからない物の書物まで様々な物がある

――「…ラピュセル、あの半魚人は一人にして良かったのか?」
――『…手を貸してやりたいが、我々とは目的が異なる…仕方あるまい』

「あれだけの能力の使い手だ、上手く生き残るだろう」
省8
1741
(1): [大魔王] 2017/03/19(日)00:44 ID:uYeBF0Ko(1) AAS
――図書館の奥から声が聞こえてくる――

――図書館の奥から、不気味な声が聞こえてくる――

――地の底から響くようなその声は――

( 混)「――アーアーアーアーアーアーアーアーー!!!」

――ターザンに似ていた。
省16
1742: 「分岐点1/2」 [Raven] 2017/03/19(日)11:49 ID:5OoT7JDw(1/2) AAS
>>1740
>>1741

地獄の底から響いてくる声、それが図書館のロビー全体に響き渡る

「―――奴だ。」

思わず身構えるレイヴン、まぁ白亜の混沌に対しては何の意味もないのだが…
事実、目の前に飛び込んできたのは―――

《 ――アーアーアーアーアーアーアーアーー!!! 》
省26
1743
(1): 「分岐点2/2」 [Raven] 2017/03/19(日)11:50 ID:5OoT7JDw(2/2) AAS
―――奥から歩み寄る、二人の男女
高貴な振る舞いに、夜の眷属に倣った貴人の服装
病的な白い肌に、笑顔から漏れる犬歯はノーライフキングの証…
レイヴン…彼が吸血病に冒された時に顕現した、二種類の姿見。

何故か分離したその二人…我々に《手紙》を出した張本人だ。

ヴラド『やぁ、アルス君―――久方ぶりだな。怪我の具合はどうかね?』
エリゼ『長旅だったろう?――――立ち話もなんだから腰を据えて話そうじゃないか?』

「…だとさ、とりあえず座るとしよう。」

不快な表情を目に浮かばせながら、しぶしぶとソファーへと向かうレイヴン。
この規格外連中に対しては、抵抗したところで無駄なのだ…
省1
1744: 「ラピュセル」『?』 2017/03/19(日)22:43 ID:Qxk3QEww(1) AAS
「…」

此処に来てめまぐるしく変わる状況に若干ついて行けていない乙女。

『ほうほう、面白い展開じゃて』
「!?」
『おっと、すまぬな物語の子よ。ちょいと気配があったのでのう』
「……どちら様で」
『ん?あやつの記憶もちぃとは混じっておろうに?』
「ああ…ではお久しぶりです、と返すべきでしょうか』

そして混沌の好き勝手に乗じてこっそりと現れたのは、
裸足で色褪せた茶のローブを纏う伸び放題な灰色髪の少女だった。
1745: [シャキン] 2017/03/19(日)22:45 ID:nqMBHOYU(1) AAS
>>1743

そっと胸ポケットにしまっておいた大切な煙草を口にくわえ火をつける

「なぁ、今のは一体なんだ?」

カオスに対しての感想を煙と共に吐き出す

「取り敢えず若騎士も無事そうだな」
省10
1746
(1): 日暮渡見 2017/03/19(日)22:54 ID:RRwi32/w(1/3) AAS
「・・・・・・ふふ」

落ち着きなく肩ほどまである髪を弄りながら、白衣の男が淡い笑みを浮かべる。その視線の先にあるのは、腰ほどまでの高さがある巨大な蜘蛛型の機械だった。

「苦労した・・・実に苦労したよ。今までは『ロビーで静かに』というルールのせいで大型のものは持ち込めなかったが・・・この静音性ならば問題は無い」

よく聞けば微かなモーター音はするものの、殆ど音を立てずにスルスルと動き回る巨大蜘蛛。確かに煩くはないのだが、静かすぎて不気味だった。
研究に足る素材が手に入るかは分からないが、とりあえずは簡単らしいAの入口へと進むことにする。
1747
(1): 日暮渡見 2017/03/19(日)23:15 ID:RRwi32/w(2/3) AAS
>>1746
入ってから少しして、魔物らしき何かと遭遇した。この国は種族が入り交じりすぎていて、見た目だけで敵味方を判断するのが非常に難しい。

「・・・言葉は分かるか?」

念のため話しかけてみるが、何の反応も示さずに飛びかかってきたので全長30cm程の蜘蛛型機械を3機ほど出して応戦する。指示しなくても勝手に働いてくれる機械というのはいいものだ。ちなみに大型マシンの役割は小型マシンを大量に輸送することである。大型も戦えなくはないが、ダンジョンの通路では小回りの効くサイズの方が扱いやすい。
とは言え、小型の機械では馬力が足りずに殺すことは難しい。押さえ込んでいるうちに銃で撃って息の根を止めておく。

「しかし、ゴブリンを抑え込むので精一杯か・・・子蜘蛛にも銃撃機能を持たせた方がいいのかもしれんな」

ゴブリンの死体を前に考え込んでいると、数匹のゴブリンがこちらを覗き込んでいるのを見つけた。何やらゲギャゲギャ言っているが、それが奴らの言語なのだろうか。
省6
1748: 日暮渡見 2017/03/19(日)23:23 ID:RRwi32/w(3/3) AAS
>>1747
このままここでモタモタしているとゴブリンが無限に湧いてくるので早々に移動する。死体は壁を爆破して作った穴に叩き込んで埋めた。そのうち赤い花でも咲くのではないだろうか。
別にダンジョンを今日中にクリアしなければならないわけでもないのでそのままロビーへと戻った。歩くのが面倒だったのでアサシンの上に乗せてもらっている。

そのまま本を何冊か取って読み始める。空気を読んだアサシンがゆっくりと広いスペースに移動した。気配りのできる機械である。発明者とは大違いだった。
1749: [大魔王] 2017/03/20(月)01:20 ID:R7hHyuAM(1) AAS
「と……――大丈夫です、ありがとうございます。」
「今のは――」

投げ捨てられては起き上がり、頭を振って意識をハッキリさせる騎士。
その姿、鎧、武器に既に一切の傷はなかった。 ……魔王の底知れなさが伺える。

「他の方も、すみません。」
「民間の方にご迷惑を。」

一先ずはレイヴン、シャキン、そしてラピュセルたちに謝辞を。
次いで装備を確認し、掛けられた声に振り返る。

「…脅威指定災害――ノーライフキング。」
省8
1750: 「分岐点1/3」 [Raven] 2017/03/22(水)21:18 ID:ZO3rhkDQ(1/3) AAS
「―――アレが奴だよ、毎度のこと意味がわからん。」

シャキンへとカオスに対しての感想を吐き出す。
呆れ半分、残りの半分は疑問
何故あんなのがこの世に存在しているのか―――というシンプルな疑問だ。

「―――まぁ、積もる話は奴らと話そう…お前にも聞きたいことがある。」

謝辞を述べられたアルスに目配せをし、ソファーへ腰掛けた―――
1751: 「分岐点2/3」 [Raven] 2017/03/22(水)21:19 ID:ZO3rhkDQ(2/3) AAS
ロビーのソファに腰をかけた面子の目の前に広がる
サイドテーブルの上に置かれた葉巻、幾つかの酒とグラスが置かれ、さながら酒の席の様だ
それを見る我々と対峙するように、二人の不死王が腰をかける
君たちを見つめる瞳は血のように紅い、紅い紅い血に飢えた人外の瞳だ。

『"脅威指定災害"御大層なカテゴリー分けだ』
『さしずめ"白亜の混沌"と比べてそう思ったのだろう?彼と一緒にされては困る。』

ヴラドミアが口を開くと同時に、物陰に隠れている( 混)を指差す

『まぁまぁ――――人に理解しろという方が無茶さ、すまないねアルス君
 吸血鬼っていうのは、血が長くなれば長くなるほど気難しくなるものなんだ。』

間に割って入るエリザベート
省11
1752: 「分岐点3/3」 [Raven] 2017/03/22(水)21:20 ID:ZO3rhkDQ(3/3) AAS
「アルス…よく聞け
 あいつら曰く、今回の騒動は――――」

椅子に座ったレイヴンがアルスに神妙な顔つきで喋り始める。
その直後に、耳に入る名は

「――――ドクオ、ネームレス、ジャック…その3人が原因だそうだ。」

君がよく知るであろう者達の名だった。

「俺は奴らとはあまり関係がなかった…何か知っているなら話してくれ。」
省5
1753: 騎士と混沌「1/2」 [大魔王] 2017/03/22(水)21:51 ID:PBenrSDw(1/2) AAS
――『"脅威指定災害"御大層なカテゴリー分けだ』
   『さしずめ"白亜の混沌"と比べてそう思ったのだろう?彼と一緒にされては困る。』

――『"脅威指定災害"御大層なカテゴリー分けだ』
   『さしずめ"白亜の混沌"と比べてそう思ったのだろう?彼と一緒にされては困る。』

「一緒にした気はありませんよ、「カオスさんはこんな回りくどい事はしない。」
「やるんだったらもっと単純に――街に星を落とす、ぐらいの事をする。」

【警戒は緩めぬまま、然し肩に力が入っているわけでもない様子。
エリザベートが割って入れば、謝罪の言葉に小さく首を横に振り】

「3人――」
省17
1754: 騎士と混沌「2/2」 [大魔王] 2017/03/22(水)21:57 ID:PBenrSDw(2/2) AAS
【IN THE 物陰】

<――だ、そうだが、どうなんだカオス。>

ご丁寧にバカには見えない認識阻害の魔術を掛けて談笑を続ける魔王、魔女、黒衣の大男。
白亜の魔王と呼ばれる混沌であれば事の1から10までを知っていそうなものだ。

( 混)「少なくとも名無しと暁の方は「中身」との接続切れてるしな、役者として選出された以上は"ガンナー"の駒だ」

聞き慣れた――聞き慣れない名称で持論を語る魔王。
何故かその両手にはパイ……え、パイ?
省5
1755: 「分岐点1/3」 [Raven] 2017/04/01(土)21:18 ID:WksQa8S2(1/3) AAS
ゼオ・ウッドフィールドは敵ではない。

 木原の助手であるゼオが敵ならば、真っ先に八卦の使用権限を、停止するだろう。
だが、アルス・ストラグルは、八卦型ゴーレム武装が顕現できている。
したがって、彼が敵ではないと予想するのが、当然の帰結だ。
……もしくは、初めから関わっていないか。
そもそも、木原の助手というだけで、獣狩の騒動に関係している、とは限らないのだ。

 浪費するだけの時間が続く、白亜の混沌達は、まともな干渉を見せないし
吸血王の二人は、笑みこそ浮かべているものの、その視線は、皆を見定めている様だ。
沈黙が、どれほど続いただろうか、根を上げたレイヴンが、一声をあげる。

「――――話を整理しよう
省12
1756
(1): 「分岐点2/3」 [Raven] 2017/04/01(土)21:19 ID:WksQa8S2(2/3) AAS
『あぁ残念至極、無念千万、残念無念!!白亜の混沌様は、この騒動にご興味がなさらないご様子。』

 嫌味ったらしい、声を響かせる、語り部…もとい贋作。
悪どい商人の様に手を揉みながら、4人の前へ現れる。
仮面の下は、どんな表情をしているのだうか。

『白亜の混沌様の気を引けないのであれば、木原氏のご助手、そしてアルス様のお知り合いでもある
 ゼオ・ウッドフィールド様へ、ご協力をお願いするのは、至極全うでございます。
 その明晰な頭脳、ワタクシ感服いたしております!!いやいや本当ございますよ!?』
「少なくとも、バカにしている事は分かったよ、語り部。
 吸血女も乗り気、加えてお前が出てきたって事は、このルートが当たりって事で、いいんだな?」

 不機嫌そうな目を浮かべるレイヴン。シャキン、ラピュセル・アルスの三人からは
省20
1757: 「分岐点3/3」 [Raven] 2017/04/01(土)21:19 ID:WksQa8S2(3/3) AAS
【IN THE 物陰】

『あのー本当にやるんですか?無駄だと思うんですがねぇ…』

パイを構える白亜の混沌
その横で、せっせとパイをこしらえる贋作。語り部だし、分裂とかできるんでしょう、多分。

『あのおふた方、あなたの知ってる時の二人とは、違うみたいなんですよねぇ
 いくら白亜の大魔王様とはいえ、"パイをあてる"のは、無理かと思うんですが。』

そしてラストのパイを作り終える、いわゆるパイ投げの用なので、紙皿にクリームを盛っただけ。
いつでも準備オッケー、テレキネシスでもテレポートでも使って、1Fの猶予もない、パイマシンガンができる。いまならスレでの査定も不要。
省2
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