ロシア連邦軍がファンタジー世界に召喚されますた (20レス)
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1: 2016/09/20(火)20:37 ID:dft9FLuc0(1/17) AAS
ロシア連邦軍スレ
末期ソ連軍も可

・書きこむ前にリロードをしてください。
・SS作者は投下前と投下後に開始・終了宣言を。
・SS投下中の発言は控えめに。
・支援は15レスに1回くらいでお願いします。
・嵐は徹底放置。完全無視でお願いします。脳内あぼーんで。
・SS職人常時募集中です。
・以上を守り、同志とともに楽しくスレを進行していきましょう。
 そうしないとFSb・・・おや、誰か来たようだ。
2: 2016/09/20(火)20:43 ID:dft9FLuc0(2/17) AAS
なろうで露西亜連邦異世界転移記を書いている者です。
小説を書くにはロシア軍に関する情報が少ないので同志のアドバイスをいただけたらと思っています。
3: 2016/09/20(火)20:44 ID:dft9FLuc0(3/17) AAS
ではさっそく行きます

〜2017年5月21日 AM00:12 スヴェリノゴロフスコエ〜

青年は自分の仕事、つまり法律事務所の事務処理がやっと終わり歩いて数分の家に向かって歩いていた。

キュゥゥゥゥゥン

音が聞こえた。近隣に空港などはないがジェットエンジンの音に似ていると思ったが、なんとなく吸い込まれている感じがある。音源を見つけるべく空を見上げる
省11
4: 2016/09/20(火)20:45 ID:dft9FLuc0(4/17) AAS
〜2017年5月21日 AM10:27〜

この国、ロシア連邦。それはこの地球において最大の国土を持つ国家である。人口は約1億4000万人とそれほど多くはないが、世界で最も核兵器を保有している国家でもある。

そのロシア連邦の国家元首たるヴァレリヤン・バビチェフ大統領は深夜から発生している異常事態を解決すべく連邦政府庁舎の執務室で緊急会議を開いていた。

「諸君、何がどうなっている?」

大統領は厳しい口調で質問する。この大統領は有能だが厳しく冷たいと言われている。ある高級軍人が恩給に関する文書を提出したところ、それを無言で破り裂いたことは有名である。
最初に内務大臣であるアナトリエヴナ・アクサーコフが手元の書類を見て報告する。
省13
5: 2016/09/20(火)20:46 ID:dft9FLuc0(5/17) AAS
霧が発生?大統領が疑問を口にしようとしたときだった。二人男が部屋に飛び込んできた。対外情報庁(SVR)と外務省の職員である。その後からは宇宙局と教育・科学省の職員も入室してきて、出席しているそれぞれの上司に耳打ちする。話を聞く大臣・長官の顔が驚愕か困惑に染まる。話を終えた職員は退出していった。各大臣は一瞬目をわせる。一番に報告したのは外務大臣だった。

「大変です。各国大使館との連絡がつかず、各国政府とも連絡が付きません。政府の電話などはもちろん、何人かの職員が国際電話で海外の知り合いにコンタクトしようとしたらしいですが、つながらないそうです。」

次は対外情報庁長官だ。

「こちらも同様です。各国の連絡員とは一切連絡が付きません。非常用連絡手段を使いましたがつながりません。」

「EMP攻撃か?しかし航空宇宙防衛軍からはなんの報告もないぞ。」
省12
6: 2016/09/20(火)20:48 ID:dft9FLuc0(6/17) AAS
〜2017年5月12日 AM11:30 中国との国境警備所〜

クラスキノはウラジオストクから車で約3時間半ほどのところにある中国と一番近い町である。そこからさらに車で30分ほどの場所にある国境警備所には国境警備軍の二個小隊ほどの警備兵とその他通信員などが配属されていた。深夜から朝方にかけては当直の意識喪失や対NBC防護命令などで大騒ぎだったがそれも一段落して警備シフトを変更し警備体制を強化した状態で通常業務に戻っていた。

警備兵たちは安堵していた。数分前まで真っ白で何も見えなかった霧が、目に見えて薄くなているのだ。指揮所に連絡すると非番の何人かが外へ出てあれほど濃かった霧が晴れていくさまを見ていた。

それを途中から見ていた指揮官はだんだんある疑惑が浮かび上がってきていた。故郷のウラジオストクでも今朝ほどではないがまれに霧が出ることがある。その時はこの程度の濃さの霧ならすぐ先にある中国側の建物だ見えてもいいはずなのだが、いつまでたっても見える気配がない。茶色い地面が見えるだけなのだ。

そして数分後。国境を眺めていた警備兵たちは指揮官も例外なく呆然としていた。なぜなら、本来中国の小高い山や遠くに見える中国の街並みはなく、緩やかな斜面とその先には果てしない荒野が広がっていたからである。「嘘だろぅ」そうつぶやいた誰かの声で我に返った指揮官は皆の目を覚ますかのように大声で命令を出し始めた。
省2
7: 2016/09/20(火)20:49 ID:dft9FLuc0(7/17) AAS
〜2017年5月12日AM13:00〜

ヴァレリヤン大統領は執務室で昼食を取っていた。先ほどまで国民に対する報道などの取り決めを行っていて、結局国民には分かっていることはすべて伝え、冷静に行動するよう呼びかけたるようすることが決まった。そして今やっと昼食にありつけることができたのだ。だが、それも5分も立たないうちに中断された。アリスタリフ・アブラモヴァ連邦保安庁長官が緊急事態ですと言いながら部屋へ飛び込んできたからだ。
大統領はさも不快そうにどうしたと長官に聞こうとしたが、それよりも早く長官は言った。

「大統領、中国が消滅したかもしれません。」

よほどのことが無いと表情を変えないヴァレリアン大統領もこの時ばかりはそうは行かなかった。

それから数十分後。
省18
8: 2016/09/20(火)20:50 ID:dft9FLuc0(8/17) AAS
〜2017年5月12日 PM14:05〜

ウラジオストク、ウグロヴォエ空軍基地

2個飛行隊を擁する極東の小規模な空軍基地。その滑走路から2機の戦闘機が離陸した。第22親衛戦闘機航空連隊に所属するSu-27SM戦闘機だ。パイロンに偵察ポッドを装着している。現在連絡の途絶している中国国内への偵察飛行が目的である。2機は離陸後ある程度高度を上げてから左へ旋回する。中国への直線コースである。市街地から遠ざかり、山間部上空を飛行する。数分も飛行するともう国境の目の前である。編隊長であるシャムルック01ことゲオルギー・アルギニア大尉は29歳。Su-27戦闘機に乗って5年目になるが、いつも少し近づいただけでものすごい警戒をされる中国への侵入偵察という今回の任務に不安を感じていた。

「シャムロック01よりコントロール。国境線付近まで進出した。このまま前進してかまわないか?」

「コントロールよりシャムルック01。クリア。」
省16
9: 2016/09/20(火)20:50 ID:dft9FLuc0(9/17) AAS
〜同時刻、グーベルク王国北方。〜

内陸国ワコロンブ国の行商人の見習いであるアンドモンは北の空を見つめていた。ワコロンブは内陸国であるため交易として北方大陸の東側の海沿いに細長い国、ゲーベルグ王国へ向かっていたのだが、少し前に地響きのような音がしたかと思うと空に何かが現れたのだ。北大大陸の魔法文明ではよく見る魔動竜かと思い、双眼鏡で見てみるとそれの翼ははためいておらず、大きかった。こちらに近づいてきていたのだが、ある程度近づくと翼を翻して北方の空へあっという間に消えていったのだ。あれは何だろうか?どこから来たのだろうか?何せ北には深い森とその先には海しかないのだ。だが、今は何もわからなかった。

この世界に新しい国家が転移したことが分かったのはそれから数週間後のことである
10: 2016/09/20(火)20:51 ID:dft9FLuc0(10/17) AAS
とりあえずここまでです
11: 2016/09/22(木)16:17 ID:09HlkyNU0(1) AAS
なろうのほうで読んでます支援
12: 2016/10/02(日)10:54 ID:dft9FLuc0(11/17) AAS
第2話以降あげます
13: 2016/10/02(日)10:55 ID:dft9FLuc0(12/17) AAS
〜2017年5月19日 PM14:00 ロシア連邦政府庁舎〜

ヴァレリヤン大統領以下閣僚たちは一週間前と同じように会議を開いていた。

「何か進展があれば報告してくれ。」

まず初めに報告を始めたのはアレクサンダー・バザロフ国防大臣だ。

「一週間にわたり空軍並びに海軍が調査を行った結果、驚くべきことが判明しました。中国は存在しません。いえ、それどころかサハリンや日本列島も存在しません。ポーランドもバルト三国もドイツもフランスもイギリスもそしてアメリカもです。太平洋へ偵察機を向かわせましたがアラスカの上空へ行っても海しかありませんでした。さらに極東方面ですが地形が変わっています。朝鮮半島は普通の陸になっていて半島ではなくなっています。それにどこまで行っても海のままです。詳しくはこちらをご覧ください。」
省26
14: 2016/10/02(日)10:55 ID:dft9FLuc0(13/17) AAS
〜2017年6月2日 PM13:42〜

ゲーベルグ王国王都

ゲーベルグ王国の王都は、地球で言うところの台湾あたりに存在する。人口は100万人程度である。
王都の港はいつも海軍の装甲艦や外輪蒸気機関の商船などがたくさん出入りしにぎわっているが今日はそれも港の奥に引きこもってしまっていた。海岸線には市民が並び湾口を見つめている。その中には見習い行商人アンドモンもいた。アンドモンの見つめる先には奇怪な黒と白の船の機械動力船と灰色の軍艦が海に浮かんでいた。その船に向かって海軍のボートが向かっている。
しばらくすると停船と臨検を呼び掛けて始めた。すぐに先頭の商船からタラップがおろされ、ボートから水兵が何人か乗り込んでいった。

〜貨客船ルーシー上甲板〜

「ようこそルーシーへ。私はロシア連邦外務省の大使、ボグダン・アレンスキーといいます。貴国との国交開設へ向けまいりました。」
省3
15: 2016/10/02(日)10:56 ID:dft9FLuc0(14/17) AAS
〜ゲーベルグ王城、謁見の間〜

「国王陛下、私どもはロシア連邦より参りましたボグダン・アレンスキーと申します。今回は貴国との国交を開設できればと思います。」

ボグダンは言葉が通じないことに驚いてはいたが、国が転移したと聞いたときに比べれば大した驚きではなかった。

「私はゲーベルグ王国国王、ゲーベルグ16世だ。ロシア連邦とは聞いたことのない国だが、どこにあるのだ?」

ゲーベルグ16世は60過ぎぐらいの男性で、穏やかそうな人物に見えた。
省12
16: 2016/10/02(日)10:57 ID:dft9FLuc0(15/17) AAS
〜王城内の庭〜

王城の庭は結構広く、100m四方ぐらいの広さがある。そこへ王とロシア人、それに従者と衛兵がいる。30mぐらい先にはA4用紙ほどの木の的がいくつか置かれている。

衛兵の一人がMP443を王に差し出した。王はそれを手に取り、傾けたり裏返したりして細かく観察した。

「かなり小さいが…全て鉄でできている様だ。それに作りも細かい。どうやって使うのだ?」

「私がご説明します。まず、銃を右手に持ってください。」
省24
17: 2016/10/02(日)10:58 ID:dft9FLuc0(16/17) AAS
「これはすごい。ぜひ国交を結び、軍事同盟を結びたい。」

「軍事同盟ですか?」

「ああ、いま我が国は魔法連盟加盟国であるフィラーラ帝国が今どんどん東方へと侵略をしているのだ。貴国も今後侵略されるかもしれぬ。悪い話ではないと思うが?」

「残念ながら我が国はこの世界に来て一ヵ月もたっていないのです。魔法連盟とは何か、この星にはどんな国があるのか?ぜひ教えていただきたいのです。」

「なるほど、もっともだな。詳しいことはのちに専門家に任せるが・・・」
省13
18: 2016/10/02(日)10:59 ID:dft9FLuc0(17/17) AAS
とりあえずここまでです
19: ヨークタウン◆.EC28/54Ag 2016/10/03(月)01:28 ID:EOmKTrqE0(1) AAS
投下お疲れ様です。
次辺りで激突しそうな予感……
20: 2017/02/19(日)19:15 ID:XiyVDv5E0(1) AAS
35:54

10:40
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