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ロシア連邦軍がファンタジー世界に召喚されますた

5名無し三等陸士@F世界:2016/09/20(火) 20:46:12 ID:dft9FLuc0
霧が発生?大統領が疑問を口にしようとしたときだった。二人男が部屋に飛び込んできた。対外情報庁(SVR)と外務省の職員である。その後からは宇宙局と教育・科学省の職員も入室してきて、出席しているそれぞれの上司に耳打ちする。話を聞く大臣・長官の顔が驚愕か困惑に染まる。話を終えた職員は退出していった。各大臣は一瞬目をわせる。一番に報告したのは外務大臣だった。

「大変です。各国大使館との連絡がつかず、各国政府とも連絡が付きません。政府の電話などはもちろん、何人かの職員が国際電話で海外の知り合いにコンタクトしようとしたらしいですが、つながらないそうです。」

次は対外情報庁長官だ。

「こちらも同様です。各国の連絡員とは一切連絡が付きません。非常用連絡手段を使いましたがつながりません。」

「EMP攻撃か?しかし航空宇宙防衛軍からはなんの報告もないぞ。」

「その可能性は低いでしょうね。EMP攻撃を受けたのなら国内の通信は通じる事が説明できませんから。それより複数の大学から興味深い報告がありましてね。なんと星座が変わっているそうです。大学によっては星そのものが無くなっていたり、新たに一等星が見つかっているとのことです。」

「信じられん。そんなことがあり得るのか?」

「現在解明中だそうです。」

ピピッっと電子音が鳴った。国防大臣の緊急連絡甩だ。話し終えて受話器を置いてから国防大臣が報告する。

「航空宇宙防衛軍からです。我が軍の偵察衛星であるペルソナ、コンドルですが位置は確認できておりますが全機応答有りません。」
ペルソナは光学偵察、コンドルは電波偵察である。

「なんだと?いま何時だと思っている。何をしていたんだ?」

「すみません。日頃より故障が多いので今回もいつも通りの故障として対処してしまっていたようです。」

元々故障が多いシステムではあったが、これを偶然と思っている者はここには居なかった。

「大統領、すでに全軍に警戒態勢を敷いています。何かあればすぐに行動できます。」

「当然だ。もし今警戒態勢を上げるべきか聞かれていたら私は君をクビにしていただろうな。」

サラリととんでもないことを言う大統領。周りの閣僚から苦笑が漏れる。少し余裕の出てきた国家の首脳部だった。しかし、国の反対側で前代未聞の発見がされたことを彼らが知るのはさらに数時間後になる。


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