SSスレ(エログロ) (727レス)
1-

1: 名無し 2004/05/12(水)01:02 ID:5ZoL8hLk(1/3) AAS
エログロ中心のSSを投下するスレッドです。
ここでは逆にエログロ以外の話題は控えましょう。
(但し、演出上必要な場合を除く)

ハイテク兵器vs剣と魔法

・sage厳守・・・というわけでもない。
・書きこむ前にリロードを。マナーとして。
・SS作者は投下前と投下後に開始・終了宣言を。分断防止のため。
・SS投下中の発言は控えてください。
・支援は15レスに1回?設定がよく分からん。
・嵐、煽り、気に食わないコテや作品は徹底放置。自然現象として脳内あぼーん推奨。
省6
2: 名無し 2004/05/12(水)01:04 ID:5ZoL8hLk(2/3) AAS
暫定ガイドライン(エログロスレVer.)

0.現代科学であれ男塾理論であれ異次元科学であれ議論であれ、第一に置くべきははスレ住人と作者が楽しいこと。
1.「自衛隊がファンタジー世界に」とあるように、あくまで「現代日本」が主に関わる話であること。
2.現代日本というからには、自衛隊の組織・装備はあくまで現用もしくは近未来的に配備が予想されるものに限る。
  核・正規空母・旧東側諸国製兵器・巨大人型兵器などの日本が配備するにはナンセンスなものは極力避ける。
3.総じて知識不足によるミスは、指摘するならイヤミにならない程度に。
  指摘されたほうもムキにならず、あくまで謙虚に受け止めること。後付けのこじつけや訂正は恥ではない。
4.軍事力の背景となる社会構造にも注意を払う。板違いでない程度に、SSを阻害しない程度に。
  議論は建設的な方向で進めること。空想科学読本よりすごい科学で守りますの路線で。
5.あくまで「ファンタジー世界」の話であり、F世界側の設定は作者が勝手に決めることが出来る。
省10
3: 名無し 2004/05/12(水)01:06 ID:5ZoL8hLk(3/3) AAS
参考資料

自衛隊公式サイト
外部リンク:www.jda.go.jp
戦略、戦術について
外部リンク[htm]:www.d1.dion.ne.jp
外部リンク[htm]:bezkrilo.hp.infoseek.co.jp
自衛隊の装備について
外部リンク:www.military-powers.com

戦術の世界史
外部リンク:www31.ocn.ne.jp
省14
4: 小官 2004/05/12(水)10:56 ID:f.p5HSNA(1/2) AAS
折角作って呉れたのだ。…一品演ろう。さあ、解る者だけニヤリと笑い、就いて来い!
5: 小官 2004/05/12(水)11:26 ID:f.p5HSNA(2/2) AAS
 「…アンタがいた世界とやらの娑婆でもこんな地獄絵図は…無いだろう? ここでは
  それが日常の茶飯事(チャメシゴト)さ。さあ、どうする? 真面目なヴァルさん? 」

 パツキンネーチャンは眼前に繰り広げられる痴態に、絶句していた。俺は小川憲人三曹。
そして此処は…『穴』の第2層だ。狂った様に、お盛んな奴等は…俺の『元同僚』達だ。
ヤリながら…互いの肉を『喰い合って』居る。奴等の領域は…精神に大きな影響を及ぼす。
 感受性に富む奴が『穴』に潜ると…遅かれ早かれ『こう』為る。挙句の果てには、『奴等』
の仲間入りだ。その前駆段階で『処理』するのも、『生き残った者』の任務だ。

 「最早人の愚かさ此処に極まれりって顔だな? だが…自分の意志でこうなったワケでは
  無いのさ…。『穴』の奥に『毒電波』垂れ流す親玉がゴマンとすくすくお育ちに為って
  いらっしゃる。『狂気』が大のお気に入りの、巨大軟体動物に半魚人のデカブツがな? 」
省10
6: 名無し 2004/05/13(木)17:59 ID:kNPR/x66(1) AAS
合い言葉は『エログロナンセンス』
7
(1): 名無し 2004/05/13(木)21:06 ID:6Nbn3el6(1) AAS
ひどい文章だな。
8: 名無し 2004/05/13(木)21:45 ID:gCnRpYnY(1) AAS
>>7
9: 2005/10/28(金)21:03 ID:4hsX/s/.(1/8) AAS
 十月も末の早朝、日本の最高峰、富士山頂がごっそりえぐり取らているという大異変が発見された。
 残った消失面はなめらかな曲線を描き、測量によると直径八八〇メートルの球の一部であると導き出された。
 調査に前後して、作業にたずさわった人員を運んでいたヘリのパイロットが砂礫の山肌に散乱する植物の破片を発見する。
 回収された破片は高所から落下したらしく損傷が大きかったが、サボテンに似るが刺のない未知の多肉植物が復元できた。
 昆虫によく似た未知の多足生物も付随して採集され、生きていた個体もあったが自力で移動できず、多くは二十四時間以内に死んだ。
 同時に発見された土壌の一部の土石は富士山頂と同じ平滑な切断面を呈するものも少なからずあったが、植物体にはそのような破断面は見られなかった。
 原因は不明だが未知の世界とこちらの空間が置換されたのだと、人々は考えはじめた。
 二つの現場を結ぶ直線の延長線上を調査した結果、南東に向かっていくつもの異変の痕跡が発見される。
 未知の生物群の拡散を防ぐため防疫体制が敷かれ、適当な機材を保有している自衛隊も投入された。
 落下物間の距離と推定落下時間から次の発生場所を予測し、当日の日も暮れないうちに観察の目は現象に追いつく。
省9
10: 2005/10/28(金)21:04 ID:4hsX/s/.(2/8) AAS
 一日が経過し、市内で置換現象の発生が予測されたある中都市で住人に避難命令が出された。
 無人となった市街を陸自の車両が移動する。一個小銃班に地方の大学から引っ張り出された学生と機材も積んで、高機動車二台に分乗している。
 彼らは指定された現場を監視できる位置に派遣され、観測機材の据えつけ、非常時の掃射位置に自衛官を配置していく。
 現象の発生位置予測精度は距離十五メートル以内、時刻予測精度は二分以内に収まり、安全な観測も可能と思われていた。
 しかし発生点の高度が下がるにつれて予測精度が大幅に落ちはじめた。
 置換球の規模は縮小する傾向にあるものの発生頻度が加速し、発生位置の予測誤差は八十メートルに、さらに拡大しつつあった。
 ある現場を見渡す位置に立ち双眼鏡をもった人物が無線機を操作する。
 あらたまった口調で符丁を交わすと相手の言葉に聞き入り、眉間にしわを寄せた。
 通信を終えると現場の全員に届く声で指示を出す。
「現時刻をもって監視任務を解除、安全が確認されるまで第二警戒ライン外に退避する。全員乗車!」
省7
11: 2005/10/28(金)21:04 ID:4hsX/s/.(3/8) AAS
「なんだ! 報告!」
「あ、おれ、むっ、村田士長、暴発です! 怪我はありません!」、「三木士長、同じく怪我なしっ!」
 全員の無事を確認し、運転手に車両の状態をたずねると悲鳴まじりの答えが返った。
「ブレーキが効きません! 油圧が抜けてます!」
 班長の判断に遅れが生じた。ぼうぜんと置換現象が迫る方向に視線を向ける。
 二台分のエンジン音にまざって、小隊長が直に担当していた数キロ先の現場から置換現象特有の破裂音が届いた。
 次はここだ。迫る危険に思考が急速に結果した。
「もう一台に全員で乗車する! 降車!」
 命令一下に後部荷台の全員が飛び出す。
「鍵を確認!」
省8
12: 2005/10/28(金)21:05 ID:4hsX/s/.(4/8) AAS
 意識の断絶はなかった。車のドアで埋められた視界も変わらない。
 急な気圧の変動で耳が痛く、つばを飲んで慣らす。
 履いていたはずの半長靴が消失して足の裏に堅いアスファルトを感じた。
 立ち上がると妙に体が軽く、頭がふわふわと落ち着かない。視線の位置がいつもより低い。
 高機動車の窓越しに見た向こう側の景色は一変していた。緑の海。振り返っても同じく草と木々。
 普通の木ではない。濃緑でつやのある幹が枝分かれしつつ、まばらに肉厚の葉をつけている。資料にあった「あちら」の植物だ。
 足元十数メートルの円だけ知った地面で、高機動車と前半分だけ切り取られてガソリンの匂いがする乗用車一台だけが彼の世界の残渣だった。
 下半身の涼しさに気づき、見ると迷彩服の腰から下が消失して白く細い足が突き出していた。
 上半身の服もぶかぶかで、そでから出した手も子供のように頼りない。
 これも大きすぎるヘルメットを外して車のドアミラーを見ると、造形が彼に似た少女のような顔が見返していた。
省5
13
(1): 2005/10/29(土)22:16 ID:Kpkp.vNQ(1/2) AAS
TSモノですなw
とても面白いです、続きに期待します。

ところで
>一個小銃班に地方の大学から引っ張り出された学生と機材も積んで、高機動車二台に分乗している。

とありますが、学生たちは観測用に徴用した人たちですか?
14: 2005/10/29(土)22:32 ID:Fj4OsaW6(1) AAS
ちょっとこっちへいらっしゃい。>間良賀内
2chスレ:eroparo
15: 2005/10/31(月)00:30 ID:4hsX/s/.(5/8) AAS
>>13
 未知の現象が相手なので、多種雑多な観測機器と最低コストの労働力である学生が引っ張り出されました。
 自衛隊と学生は上下関係になく、別々の上位者を経由して指示を受けています。

 今回の参考資料
外部リンク:www.h-sdf.org
外部リンク[htm]:www.icity.or.jp
16: 2005/10/31(月)00:30 ID:4hsX/s/.(6/8) AAS
 球状置換現象によって消えた地球の物体がどうなったのか、生物が生きたまま出現したことから推測はされていた。
「生物は欠損部分が復元されるから切断面が見られなかったんだ」
 体重六八キログラム中肉中背の男性体が腰から下を失い、身長一五二センチ質量四五キログラムの少女に再構築されていた。
「切断面のある生物個体が見つからなかった理由はわかったが、理屈が正しければ地球に帰れても体は元に戻らない」
 持っていた鍵で高機動車のエンジンをかけてみる。内燃機関は問題なく作動したが、ブレーキオイルの漏出はそのままだった。
 腕時計も動いていたが、連絡用に持っていた透明防水ケース入りの携帯電話は圏外を示した。
 一歩も動かず文明世界から隔絶されたのだ。
 今の体には大きすぎる座席にひざをかかえて座り、出動前に知らされていた情報を思い出しながら思考にひたり、結論を出した
「帰れる可能性は、ないな」
 ここに飛ばされる原因となった忘れ物、89式小銃と弾倉を確認した。5.56mm弾は弾倉六つ分、一八〇発ある。
省15
17: 2005/10/31(月)00:31 ID:4hsX/s/.(7/8) AAS
 開放的な出で立ちで中田氏再興を宣言し、意気を上げる中田の耳に、遠い破裂音が届いた。紙風船を叩き割ったような軽い音だ。
「あの現象か! 戻れるか!?」
 期待にあせり、力んだ踏み切りの第一歩で少女の体は宙に飛んだ。
 じたばたと肢体を振り回すが、数秒の滞空の間はなにもできない。自傷の危険を避けるため投擲した銃剣は地に突き立った。
 顔面から着地して前転し、両手両足で地面をつかんで、恐れを含む声でつぶやく。
「なんだここは、重力が小さいのか!?」
 大地の引力すら頼りなく、どこか彼方へ放り出されるのではとの不安に体がこわばる。
 疑問の答えを出す間もなく、さきより近くで破裂音が響く。姿勢は低く保ち意識を音の方向に集中した。
 直径数十メートルのアスファルトの外、周囲は高くても三メートル程度のトゲなしサボテン木が囲む。葉が少ないので見通しはいい。
 音源は生物だった。地球に現れたものと同じトンボのような飛行生物で、木々の上を滑空し、三〇秒くらいに一度、音とともに加速する。
省13
18: 2005/10/31(月)00:31 ID:4hsX/s/.(8/8) AAS
 とり急ぎ離脱するため素足だが、あとでサンダルくらいは作らなければならない。
 OD色Tシャツ一枚で鉄帽をかぶり、つりバンドとピストルベルトを調節して銃剣、弾入れなど装着する。
 89式小銃は右肩に、迷彩服を袋代わりにしてそれ以外の物を詰め込み左肩に吊る。低重力環境では重くはない。
 トンボが来る方向の反対側の森へ踏み出すと足元の草むらから細長い羽虫が飛び出す。糸のような四枚の羽をらせん状に動かして飛んでいる。
 枝からすだれのように並んで糸が下がり、羽虫が絡まると、上から尺取虫のように動く生き物が降りてきて群がる。
 サボテン木の幹に手が触れると、木の葉のような形をした透明な生物が丸まりながら剥がれ落ちた。
 ツル状に絡みあい腰あたりまで伸びる下草の中で動き回る小動物の気配があるが姿は見えない。
 なるべく痕跡を残さないよう、足を高く上げて踏み分けて進む。
 五〇歩数えて向き直ると地に伏して、下草をかき集めて姿を隠す。木々の隙間から高機動車周辺の様子をうかがった。
 トンボ群の第一波が高機動車に到達した。竜巻のように旋回しながら上昇して、中心の空隙から急降下、車体に体当たりを始めた。
省9
19: 2005/11/05(土)01:27 ID:YF5hiRbw(1/2) AAS
 二台の車を炎上させた噴進トンボの群れはいまだ数百を残し、旋回半径を広げて中田の隠れ場所にも迫りつつあった。
 炎を常に右にとらえて飛行すれば軌道はおのずと円を描き、加速のたびに生じる誤差が旋回半径を大きくする。
 他の個体が目印を隠せば、斜方四枚の楕円翼を後退翼に変形させて高度を落とし、地表からの距離を新たな指針として地上の異物を走査する。
 黄黒のしま模様によって識別される他の個体が一定時間、視界に入らなければ、上昇して索敵範囲を広げていく。
 上空から、低空で、色彩から空気成分まで、くまなく索敵する噴進トンボの感覚器官は異常値を示す地点を発見した。
 ついに隠れ場所が見つかり、中田が身を隠す草葉の上に、ぎちぎちとキチン質の歯が擦れ合う音が集まってくる。
 草のかたまりを振り回して噴進トンボを振り払い、サボテン木の隙間を縫うように走り出した。
「なぜ見つかった! 音か、熱か、匂いか。蚊みたいにしつっこい!」
 あれはエンジンの動いていた車に反応し、止めた後でも同目標を識別した。姿を記憶して追跡する能力がある。
 蚊と同じく二酸化炭素に走性があるなら呼吸を止めないかぎり見つかってしまう。
省15
20: 2005/11/05(土)01:27 ID:YF5hiRbw(2/2) AAS
「やつらから、炎の風下なら隠れられるか?」
 苦し紛れに考えるが着火器具は持っていない。遠回りしてでも高機動車のあった場所まで戻るかと目線をやった。
 車体を包む炎が急激に膨張した。はじけた火の玉は切れ切れに飛び散り、遅れて大音響が響き渡る。
「あんな爆発するなんて、車載消火器が過熱したかっ!?」
 噴進トンボは飛行物体にも攻撃性を強く刺激され、中田を追跡する個体の多くが宙を舞う破片に飛びつこうとし、炎に思いとどまる。
 神経系は複数の命令を実行できず、それらの個体は中田の追跡から脱落した。
 低重力下で驚くほど遠くまで飛び散った破片を火種に、一帯で無数の火災が発生した。
 可燃物はわずかな枯草だけで、水分の多い多肉植物には燃え移らなかったが、あちこちの火が噴進トンボの感覚器官を撹乱する。
 燃えるものは攻撃済みだ他へ行け、と。
 索敵範囲をはるか外側に再設定し、旋回円が一定以上に大きくなったことを刺激に常態へ回帰、太陽を目印に元来た方角へ次々に帰還する。
省8
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