FFDQかっこいい男コンテスト 〜ドラゴンクエスト4部門〜 (250レス)
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1: 2002/10/18(金)20:17 AAS
DQ4の小説専用スレです。
書き手も読み手もマターリと楽しくいきましょう。

*煽り荒らしは完全放置。レスするあなたも厨房です*
231: 復讐 3/8 2011/05/31(火)01:05 AAS
「背中が色とりどりになってるよ。これが意味してること、自分で分かってる?」
 僕は回復呪文をかけながら問い掛けると、クリフトはこくりとうなづいて「階段からモンスターに落とされたから…。」と小声で呟いた。
「あれって階段から落ちてたんだ。よく耐えたな!…っていやいや、そうじゃないだろ。階段落ちだけじゃないだろ、これ。」
「打撲の色が違うのは、怪我をした時間がそれぞれ違うからです。」
 クリフトは益々消え入りそうな声で呟いた。
「正解。つまりこれって今日は最初の戦闘から自分に対して回復呪文をほとんど掛けて無かった、ということかなぁ?」
 回復呪文が早速効いてきて、打撲痕が綺麗になっていく。クリフトは痛みが消えたはずの背中をますます丸めた。
「申し訳ありませんでした…。」
「なんでこんなことしたのか聞いていい?まさかしょっちゅうやってるんじゃないよね?」
 ひとまず全ての打撲を消して、僕が少し強い口調で言うとクリフトは慌てて首を振り、「そんなにはやってません!」と語るに落ちる台詞を吐いた。
省24
232: 復讐 4/8 2011/05/31(火)01:08 AAS
「いや、普通、階段の上からモンスターに突き落とされてたなんて思わないもんね…。」
 僕がため息をつくと、クリフトが口をへの字にして少し不満気な表情をした。

「下のフロアまでの高さに眩暈を感じたところをやられてしまったんです。
 でも、黙っていたのは申し訳なかったですが、縛られて責められるほど悪い事をしたとは思えません。」
「うん。クリフトの言うとおりだ。罰を与えようと思ってやってるわけじゃないよ。」
「じゃあ、どうしてこんなこと…」
「クリフトを抱きたいから。構わないかな?」

 僕が単刀直入に言った言葉に、クリフトはポカンとこちらを見つめ返したけど、次の瞬間にみるみる頬を紅潮させた。

「何を馬鹿なことを!いきなりそんなこと言われて『どうぞ』と言えるはずがありません!」
「経過を語るより結論から言った方が早いかと思ったんだけど。」
省22
233: 復讐 5/8 2011/05/31(火)01:09 AAS
 あの日の衝撃も。仲間への感謝も。ピサロへの復讐心も。ロザリーに抱いた殺意も。自分の成長の無さも。
 クリフトは瞬きすら忘れたように、じっと僕を見つめていた。

 そして、今、クリフトに対して抱いているドス黒いマグマのようなこの思いもぶつける。

「ほら、魔王は神官に対して愛情を持ち始めているみたいじゃない?
 だったらさ、この神官を目の前から奪ってしまえば魔王を苦しめることができるんじゃないかな?」

 僕は剣を振り上げた。クリフトは息を飲んで僕を見上げている。僕は剣をクリフトの胸目掛けて振り下ろす。

 強い口調でクリフトが僕の名を叫んだ。
省20
234: 復讐 6/8 2011/05/31(火)01:11 AAS
 クリフトは拘束された両腕を僕の頭から外すと、僕から逃れようと暴れだす。
「そんな理由で私のことを…!?離してください!」
「僕には必要な事なんだ。それに僕はピサロよりも前からクリフトの事ずっと抱きたいと思ってた。」
「私の意志はどうなるのですか!こんな事をしても何もなりません!!止めてください!」
 僕はクリフトを押さえつけ、顔を背けるクリフトのうなじに吸い付いてやった。
「ひぁっ!」
 クリフトが悲鳴を上げ、「本当に…いい加減にしてください!」と尚も逃れようと抵抗を止めない。僕は痺れを切らし、「なんでだよっ!」とクリフトの両肩を掴んだ。
「なんで、ピサロは良くて僕にはダメなんだ!ピサロにだって最初は無理矢理やられたんだろ!?」
 クリフトははっきりと悲しそうな表情をしたが、すぐに首を振った。
「違います、望んで抱かれたんです。あの人を繋ぎとめたかったから…!」
省17
235: 復讐 7/8 2011/05/31(火)01:12 AAS
「…これか。」
 僕はため息をつき、クリフトを見下ろした。体の熱を中途半端に煽られた挙句、突然放り出されたというのに、クリフトは必死で熱を鎮めようと深呼吸を繰り返している。
続きをして欲しい、と強請っても来ない。そんな発想は無いのだろう。彼はひたすら受け入れるだけだ。全ての罪悪を許し、癒し、与えるために。

「アリーナの言葉に縛られたように、今度は聖書の言葉に縛られるわけ?」
「……。」

 クリフトは上気した顔で不自由そうになんとか起き上がる。クリフトは拘束された両腕のまま、祈るように両手の指を組み合わせている。
「縛られたわけでは……」
「縛られたんだろ!?僕が“飢えている者”だから!!哀れだと思って……」

 バンッ!と僕の頬をクリフトが拘束された両手で殴った。衝撃でよろけた僕を、クリフトがにらみつける。

「あなたが馬鹿だからですよ!今まで一緒に旅をしてきたんです。
省20
236: 復讐 8/8 2011/05/31(火)01:14 AAS
 僕の声が震えていることに気付いたのか、クリフトはまた両手を僕の頭にくぐらせようとしかけて、ぴたり、と動きを止めた。
キスされたら再び逃げられなくなる、とさすがに学んだらしい。逡巡した気配がして、そのままクリフトは両手を下ろすと、僕のそばに寄り添ったままポスッと僕の肩に自分の首を置いた。

「解っていただけて嬉しいです。もう、二度とこんな真似しないでくださいね。」
「……ねぇ、クリフト。」
「はい。」
「それさ、すごく逆効果。」

 クリフトが、きょとんとして身体を離す。「えっと、何がですか?」
「僕、やっぱりクリフトが取られたことが一番応えたんだと思うよ。自分で煽っといてなんだけど。
 ま、今日のところはタイムリミットっぽいから止めとくけど。」

 僕はもう1度クリフトの唇に軽くキスをしてクリフトを固まらせてから、ベッドから降りて扉に向かう。
省16
237: 2011/05/31(火)01:16 AAS
以上です。…すみません、上げるつもりは無かったんですけど
久しぶりでうっかりやってしまいました。ごめんなさい。
238: 2011/06/05(日)15:54 AAS
久々にチェックしたら新作来てるじゃないですか!来てるじゃないですか!
この後の話が知りたいです、乙です
239: 2011/06/05(日)21:37 AAS
クリフト最低
240: 2011/10/28(金)00:54 AAS
今さらドラクエ4をプレイしてすっかりクリフトにはまってしまった
クリフト可愛いよクリフト
241: 告白 1/5 2012/01/31(火)22:20 AAS
勇クリで若干無理矢理&寸止めです

「さ、クリフトくんに何したのか、ゆっくりと聞かせてもらいましょうか。」
 宿屋の一室で踊り子・マーニャが仁王立ちで鉄の扇の先を僕に向けている。マーニャが部屋の扉を背にしているのを見て僕は逃げ場が無いことを悟り、とりあえず笑ってごまかしてみることにする。
「ごまかそうったって無駄よ。昼間のアリーナとの会話は何?」
「ああ、あれのことか。冗談だってば。じゃれ合ってたんだよ。」
「なんで歳が近い真面目っ子の神官があんたとの同室を嫌がるの。」
 マーニャが形の良い眉をひそめる。やっぱ、引っかかったのはそこですか。確かに、今朝、クリフトは僕との同室を拒絶しようとした。
「気が合わないんだろ。」
「それなら逆にあんたが積極的に同室になろうとしているのも気になる。」
「それは……。」
省20
242: 告白 2/5 2012/01/31(火)22:23 AAS
 眠りから覚醒させられた私はぼんやりと目を開き、視線を動かして自分を抱き寄せている人物を捉えました。
「えっと…勇者さん、どうかなさいましたか?」
 勇者さんが私のベッドに腰掛け、私を抱き起こしていたんです。いつからそうしていたのか。その体勢にされるまで彼がベッドの傍らに座っていることも気付きませんでした。
ぼんやりと勇者さんを眺めていると、彼はふっと微笑みました。
「ごめん、クリフトがあまりに静かに眠ってるからさ、息してるのか心配になっちゃって。」
「ええ…?」
 だからって抱き上げるのはどうかとも思ったのですが、勇者さんとは出会って日が浅いこともあるし、私は先日まで高熱で病床にあった身です。彼なりに心配してくれたんだな、
と私は申し訳無い気持ちになってきて「ご心配かけてすみません。」と身を縮めて彼を見上げました。
「ううん。こちらこそ起こしてごめんね。」
 勇者さんの体の温かみがすっと離れて、私も体を毛布の中に戻し、再び眠りに付きました。
省27
243: 告白 3/5 2012/01/31(火)22:26 AAS
 私は時々くらいの感覚で言ったのですが、彼の孤独感はかなり深いようで、ほぼ宿で泊まる度に彼の体温を感じながら眠る事になりました。
しかも私が眠りに堕ちてから行動に移すから、いつも気が付けば正面から、または背面から体格のいい彼にがっしりと抱きしめられています。
顔を首元や胸元にうずめられていたりすることもあり、正直、気恥ずかしい気持ちなのですが、自分で言った手前、やめて欲しいとも言えず、私は無抵抗にされるがままになっていました。彼の動きが段々エスカレートしていることに気付かなかったんです。

 おかしいな、と思い始めたのは宿で鏡を見たときです。鎖骨にうっ血した跡が付いていました。その時は宿に虫でも居たのか、と気にも留めませんでしたが、日を追うごとにその数は確実に増えていきました。
 ある夜、思わず出た「うぁっ」という自分の声で目を覚ますと、勇者さんが背後から私のシャツの裾から手を入れて、私の胸をまさぐっていたのです。
「あ、あの、勇者さん、くすぐったい…。」
 私が訴えても、聴こえてくるのは規則正しい呼吸音だけです。まさか、と思い振り返ると勇者さんは目を閉じて眠っているようでした。しかし、手は私の胸や脇腹を触り続けています。
寝ぼけているのか、と思いました。昼間、勇者さんは我々をかばって大怪我を負っていましたから。戦闘後、慌てて私とミネアさんとで回復呪文を掛けましたが、宿に帰ってきても勇者さんはかなり疲労しているように見えました。
眠っているのを起こすのが申し訳ないような気がして、私は彼を起こさないようにくすぐったいのを我慢することにしたのです。しかし、勇者さんの手は胸元を中心に蠢くようになり、私の呼吸はどんどん乱れてしまって…。
 ダメだ、もう限界だ、と思ったとき、私の大腿部に、何か固いものが当たったのを感じたのです。ええ、それが何かは私も男ですから分かります。まさか、これって…と思って息を飲みました。
省11
244: 告白 4/5 2012/01/31(火)22:27 AAS
「ゆ、勇者さん、これ以上、何をなさるんですか…。」
「触れていいって言ったじゃない、クリフト。神官が約束破っちゃってもいいの?」
「でも、でも、これは……。」
「僕はクリフトの身体に触れているだけだよ。
 勝手に感じて腰砕けになってるのはクリフトの体が感じやすくてエロくできてるからじゃないの。」
「違うっ!私はそんな…ひっ!」
 勇者さんの手が私の足の付け根に伸び、ズボンの中へと入って、直接私のものを握りました。私の息が詰まるのを見て取ると、
「ほら、神官さん、気持ちいいんでしょ?反応してるもん。」
と勇者さんは愉快そうに笑い、そのまま私のものを擦り上げてきたのです。
「あっ、やめてください!やめっ…いやだ、いやだあっ!」
省28
245: 告白 5/5 2012/01/31(火)22:30 AAS
 以上が、クリフトの話だった。ああ、台詞部分は僕の回想も入ってるよ。さすがに自分がどんな喘ぎ声を出したのか、クリフトは知らないだろうし。
 クリフトの事は最初、ベッドの上で高熱にうなされているところを見た時から抱いてしまいたいと思っていた。エロいんだよな。色白神官が汗を浮かべて苦しんでるんだもん。
熱に浮かされ涙目で焦点も合わずに空間を見上げている姿にゾクゾクしたんだよね。
死なせるには惜しいと思って必死に薬を探したよ。本当に見つかってよかった。復活後に気恥ずかしげに礼を言ってくるところも儚げで可愛かった。病み上がりでまだフラフラしてるのに自分の病を治すのに結構な人数が巻き込まれたことを知って恐縮しまくって、馬車の外を率先して歩いてた。
だから宿屋でも疲れきってベッドに横になったら即行に静かな寝息を立てて寝てしまう。最初は本当に息してるのか不安で彼のベッドを覗き込んだだけだったんだ。何も知らず眠っているクリフトを見ていて、実はその時から色々身体に触ってたんだけどね。
 ある日、どうしても自分がこんな目に遭ってることに気付いたらどんな反応示すんだろう、と思ってわざと身体を抱き起こしてみたんだ。僕の気持ちに気付いてないクリフトの反応は、彼自身が話したとおりだ。面白くてどんどんエスカレートしちゃった訳だけど。

 マーニャはクリフトが止めようとしてるのに、2つのワイングラスを再び満たす。マーニャが美味しそうにワインを飲むのを見て、クリフトは渋々という調子で再度ワインに口をつけた。
「で、勇者クンの行動をやめさせて欲しいわけ?」
 マーニャがチラリとクローゼットに視線を走らせる。クリフトは以外にも「いえ、それは…」と言葉を濁した。
「え、続けてもいいの?もっとエスカレートするわよ。あのバカは。」
省28
246: 2012/01/31(火)22:31 AAS
以上です。ありがとうございます。
247: 2012/01/31(火)23:05 AAS
すごく萌える話をありがとうございます。
248: 2012/01/31(火)23:07 AAS
…途中送信してしまった
睡眠中に色々されるクリフトの独白が色っぽかったです
マーニャ姐さん、予想外の対応にびっくりしました
寸止めの先もぜひお願いします!
249: 2013/01/21(月)19:33 AAS
誰かおらんかねー
250: 2013/01/29(火)17:45 AAS
亀だけどおりますよー
神をまってる、いつまでも待ってる
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